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しもさんの「気になる一言」
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2014年12月11日(木)
「何族ですか?」「ツチです」「お友達も?」「私はフツよ」

巷では、ノーベ平和賞の話題で盛り上がっているが、
人種差別や民族間争いで、ふと思い出した映画がある。
映画「ホテル・ルワンダ」(テリー・ジョージ監督)から。
ルワンダ(アフリカ)の民族対立の凄さを痛感した。
私からみれば、同じに見える「ツチ族」と「フツ族」の戦い、
これが、ほとんど実話だというから、驚くばかりである。
国同士の戦争よりも、より残虐な気がしたのは、
銃などの武器というより、ナタなどの刃物が使われたこと、
さらに、女、子どもも容赦なかったこと。
それが「1994年」(まだ約20年前)の話だというから、
ショックという言葉しか浮かばなかった。
と言いつつ、映画の中でも、争っている民族同士でも
結婚したり、友達同士がいたことは救われた。
そのワンシーンが、このルワンダの抗争を取材に来た人が
カウンターで仲良く話している女性2人にインタビュー。
「何族ですか?」「ツチです」「お友達も?」「私はフツよ」
堂々と、自分の民族を口にしても、関係に変わりはない。
なんだか、ホッとするシーンだった気がする。
戦う残虐シーンばかりが目立った作品であるが、
逆に、この会話を選ぶことで、その凄まじさが蘇る。
「残虐行為の映像をみれば、必ず助けにくる」は思い違い。
「世界の人々は、あの映像をみて『怖いね』というだけで、
ディナーを続ける」という台詞には、さすがに参ったなぁ。



2014年12月10日(水)
結婚披露宴は「六種混合」(六酒混合)

最近では、予防接種の「三種混合(ワクチン)」も影をひそめ、
死語になりつつあるというのに、
先日、出席させていただいた結婚披露宴の写真を眺めていたら、
写っているいる写真のグラスの中身が、ほとんど違う。(汗)
結婚披露宴では「六種混合」(六酒混合)が健在であった。
もちろん、アルコールの話。
振り返れば、宴が始まる前に待合室で「ウィスキーの水割り」、
開宴して、乾杯で「シャンパン」、その後とりあえず「ビール」、
料理がお魚のときは「白ワイン」、お肉になると「赤ワイン」、
さらに宴が進むと「焼酎」の水割りやお湯割りにも口を付ける、
それも、ほとんど真っ昼間から、短時間で。
普段は、こんな数の「チャンポン」では飲まないけれど、
披露宴では、なぜか飲んでしまうから、不思議で仕方がない。
いくら食べ物に合わせて、と言い訳しても、それだけ飲んだら、
身体にいいわけないから気をつけなくちゃ、と
いつも反省するんだけれど、なぜか飲んでしまう。
あっ、これからの忘年会シーズンは、
これに「日本酒の冷酒やお燗」が加わるから「八酒混合」だな。
(梅酒や紹興酒は、あまり飲まないんだよなぁ。これが・・)
回数が多いから、少なくとも「三酒混合」くらいにしよ〜っと。



2014年12月09日(火)
人生の「トウガラシ」だ、分かるかね?

映画「大統領の料理人」(クリスチャン・バンサン監督)から。
フランスのミッテラン大統領に仕えた女性シェフの実話らしい。
彼女が男性社会の中で孤軍奮闘する姿は、拍手に値するが、
やはり「いじめ」は、精神的にイライラしていたようだ。
そんな時、彼女を是非と、仏官邸へ呼び寄せた仏大統領が、
自分も思うようにいかない国の政治で悩みながらも、
静かに彼女に声を掛けるシーンが印象的だった。
「最近、いじめられているな? 私もだ、逆境だよ。
だが、逆境だからこそ、私は頑張れる。
人生の『トウガラシ』だ、分かるかね?」と。
料理人の彼女は、頷いて「いい夜を・・」と返す。
この「逆境は、人生のトウガラシ」という表現が面白い。
それは、トウガラシだけでは辛いだけだが、料理によっては、
隠し味になったり、うま味を増す効果にもなる。
「いじめ」などの逆境も、長い人生に深みを与えるもの、
そう考えれば、この逆境もなんとか乗り切れるだろ?
そんな意味なんだろうと思うが、私の考えすぎだろうか。
分かり合える大人の会話だったなぁ。

P.S.
「デザートは『尼さんのおなら』(ペドノンノ)」はメモ対象。
私の住む町に「ペドノンノ」というケーキ屋さんがあるから。
そんな意味だったんだ、と可笑しくなった。



2014年12月08日(月)
日本開催の米好ツアー・ミズノクラシック

定期的に血圧の薬をもらいにいく病院の待合室で手に取った
ちょっと古めのゴルフ関連雑誌の特集記事。
「日本開催の米好ツアー・ミズノクラシック」
この見出しを眺めて、何も疑問を持たず、
日本開催だからって「米好き」なんて、あまりにもヒドい、
もう少し見出しの工夫ができないのかなぁ、とメモをした。
帰宅後「米好きツアー」をネットで調べたら、一人で吹き出した。
あまり記憶が確かでないけれど、このフレーズは縦書きだったから、
横書きのフレーズを縦書きにする時、この間違いは起きたに違いない、
たぶん「日本開催の米女子ツアー・ミズノクラシック」は、
「米(国の)女子(ゴルフ)ツアーとして、日本で開催される大会」として
大きな特集記事にし、紙面を割いていた。
横書きの「女子」が、縦書きでは「好」という一字に変化し、
まさに「米女子」が「米好」という単語に化けた。(笑)
どうせなら「米好き」が集るゴルフツアーを観たかったなぁ。(笑)
このハプニングは、しばらく、面白ゴルフネタとして使えそうだな。
昔は、ペンネームなどに、そういった言葉遊びをする人が多かった。
俳人「大野林火」は、焚き火の「焚」を「林」と「火」に分けたという。
そんな余裕が、妙に嬉しい年頃なのかもしれないなぁ。



2014年12月07日(日)
選挙と関ヶ原、比べるつもりだったのに・・

久しぶりの私のボヤキ。(笑)
1年間、観続けてきたNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」も、
今回で49回を数え、あと「最終回」を残すのみとなった。
衆議院議員選挙の投票日が、12月14日に決まった時点で、
恒例の時間変更は覚悟していたので、手帳にも時間を入れず、
ただ「軍師 官兵衛(最終回)」と記録しておいたのだが、
番組最後に流れる「お知らせ」で「最終回は21日です」の文字。
「せっかくこんなに盛り上がってきたのに、一週お休みですか?」
そう問いたいくらい、その判断には疑問が残る。
今までにも、国(衆議院・参議院)の選挙投票日が日曜日と重なり、
1時間前に時間変更した作品は何度もあったので、
今回もそうだと思い込み、油断した。
(ホームページで確認すれば、何てことはなかったのだが・・(汗))
確かに今考えれば、最終回は「時間拡大版」が常だから、
時間変更が難しいのかもしれないな、と気付くけれど、
これまた最終回のあと、総集編「前編」「後編」が控えているので、
まさか「1回休み」になるとは、やはり想定外だった。
さらに私の場合、14日は「関ヶ原の戦い」と「選挙の戦い」を比較して、
「気になる一言」を書こう、と目論んでいたので、当てがはずれた。
自分の思い込み・勘違いに腹を立てながらも、何年かして思い出すために、
今回ばかりは、ボヤキを一言に残そうと思う。
「選挙と関ヶ原、比べるつもりだったのに・・」
「関ヶ原」は結果が分かっているけど、さて「選挙の結果」は?

P.S.
大河ドラマ「軍師 官兵衛」最終回タイトルは「乱世ここに終わる」。



2014年12月06日(土)
紙の新聞は、感覚的な読み方がしやすい

同じ書籍で三度目ですが、書籍「日本人が一生使える勉強法」
(竹田恒泰著・PHP新書刊・237頁)から。
現在、私は毎朝、新聞の見出しを追う作業をしている、
ニュース自体は、前日のネットで読んでいるので、
目新しいニュースなく、確認作業に近いが、やめられない。
その理由を、彼が本書で端的に表現してくれていた。
「新聞のメリットは、情報(ニュースの価値)の強弱が
はっきりしていることです。
ヤフーなど総合ポータルサイト上のニュース記事は、
重大事件もそうでない事件も、同じ文字の大きさ、テンションで
時系列順に表示されます。これでは、情報の強弱が伝わりません。
新聞の見出しが白抜きになっていたり、二段になっていたり、
一面のトップニュースは、横見出しだったりと、
紙面を開いただけで、重大の強弱が、記事の大きさやタイトル、
リード文、小見出しなどを含めて、ビジュアルで分かります。
紙の新聞は、感覚的な読み方がしやすいということです」
まさしくこの通りで、ネットの世界で、大事件・大事故と、
芸能人の結婚・離婚などが同じ感覚で列記されていることに、
以前から違和感を覚えているからだ。
視覚から入った情報は意外とインパクトがあり、
文字としてではなく、イメージとして覚えているから。
ネット情報やテレビ・ラジオに比べて、情報速度が劣る新聞は、
やはり人間の視覚に訴えていく媒体になっていて欲しい。



2014年12月05日(金)
「日本国」より「日本人」を紹介する東京五輪に・・

講師「NPO法人・ユーラシア21研究所 吹浦忠正氏」

演題「オリンピック、パラリンピックと世界の国旗」から。
1964年の東京オリンピックに携わった経験から、
当時の自衛隊五輪の輪の裏話から、世界の国旗や
地球を結ぶわたしたちの旗について、語っていただいた。
オリンピックといえば、国の威信をかけて、日本という国を
全世界にアピールする絶好のチャンスだと思うが、
彼は「2020年の東京オリンピックは『日本』を紹介するより」と
言った後「『日本人』を紹介する大会になって欲しい」とまとめた。
単一民族である「日本人」という人種の素晴らしさは、
東日本大震災での礼節ある行動を示した高い道徳性や、
人種差別のなさを通じて「秩序ある社会」を築いてきた、
「日本人」というものに、スポットを当てた大会にして欲しい、
そんな想いが伝わってきた講演会であった。
「『日本国』より『日本人』を紹介する東京五輪に・・」を残したい。
まさしく「日本人のおもてなしに、世界が癒される大会」がいい。
翌年の「パラリンピック大会」まで、手を抜かず大会を盛り上げ、
「日本人」は、日本人であったことに誇りを持ち、
「外国人」は、日本人に憧れる、そんな大会を期待したい。

P.S.
日本国内で見かける国旗は、レストランの前に掲げられる
「イタリア」「フランス」が多く「日の丸」は少ないらしい。
「日本人」の誇りを持ち、祝日には「日の丸」を揚げよう。