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しもさんの「気になる一言」
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2014年11月27日(木)
日本人は「うらやましい」、欧米人は「お気の毒」

書籍「日本人が一生使える勉強法」
(竹田恒泰著・PHP新書刊・237頁)から。
「竹田君」なんて呼ぶと、多くのファンに怒られそうだが、
まだ彼が有名になる前「竹田共生塾」なるものを通して、
一緒に勉強させてもらった経験から、彼の著書は、
ほかの方の著書より、ちょっぴり優先順位が高い。(汗)
読むたびにメモは増えるので、たぶん今回も1つには選べない、
何回かに分けて、紹介したい。
まずは「働くこと」に対する、日本人と欧米人の価値観の違い。
「八十歳になって、まだ現役で働いている人をみて、
日本人は『うらやましい』、欧米人は『お気の毒』」。
「働くことについての価値観が全く違います」と言い、
その基本的な考え方が違うのに、欧米人が書いた「成功法則」を
読み漁って実践しても、得られた結果に「不満」となる、
そんな視点で「働くこと」について、語ってくれた。
「世のため、人のために」働けることに感謝する日本人と、
「神から与えられた罰」と考える欧米人との価値観の違いを
指摘したうえで「日本人バージョンの成功哲学」を示している。
80歳になった母が、シルバー人材センターから依頼された仕事を、
喜んで受けて出かけていく意味が、理解できた気がする。
「いくつになっても働ける喜び」・・なるほどなぁ。



2014年11月26日(水)
電車で行けば?

黒人青年を射殺した白人警察官の不起訴に反発して
住民の一部が暴動を起こし、大きな打撃を受けた
アメリカ・ミズーリ州の町のニュースを見ながら、
すぐに思い出した映画があったので、ご紹介。
映画「フルートベール駅で」(ライアン・クーグラー監督)から。
2009年の元日、一般市民の黒人青年が警官に銃殺された
実在の事件をもとに、映画化された作品として、多くの話題を呼んだ。
「フィクション」と「ノンフィクション」なのか、
物語だけではわからなかったけれど、キーになる台詞は、
新年のお祝いを車で行くと言った息子に対して、
母親が気をきかして「電車で行けば?」と促したこと。
「みんなも飲めるし、ゆったり楽しめるわよ」と付け加えて。
さらに「電車を待ってるのはかったるいよ」と反発する息子に、
「(車は)渋滞してて、行きも帰りも、大変だわ」と諭す。
これが事実ならば、悔やんでも悔やみきれない会話となって、
母親が、自分を一生責め続けることになるだろう。
妻も「私が、トイレを行きたいなんて言わなければ・・」
電車の中で「オスカー」と声を掛けた女性だってやりきれない。
全てのシチュエーションが「運命」で片付けたくないが、
こういった悲しい事件が起きると「たられば」が口を付く。
「あの時、〜しなかったら」「私が、〜してれば」は、
言ってはいけないことなのだが・・やはり残酷だ。
本当に偶然なのか、本当は必然なのか、神のみぞ知る。

P.S.
アメリカは、また同じことを繰り返したのか、と残念に感じたが、
黒人差別のテーマで数多くの映画が生まれると言うことは、
未だに、この問題は解決していないってことだな。
やっと黒人のオバマ大統領が誕生したと言うのに。(汗)
「黒人の」というフレーズを使うこと自体が差別なんだよなぁ。



2014年11月25日(火)
勝つときの方が辛いときだって、あるんだよ。

映画「ひとり交換日記」(元村次宏監督)から。
短い作品だが、脚本、原作がしっかりしている分、
とてもわかりやすい作品だった気がする。
中学生の頃、交換日記をしていた私としては、
「ひとり交換日記」の面白さも理解できるし、
今ならリアルに「ひとり交換日記」が出来ると思う。
自分の悩みを打ち明け、異性のアドバイスを受けて、
問題解決していくストーリーなら、いくらでも書ける。
本当に短い作品だから、私のメモも少なかったが、
それでも、選ぶとしたらこれだな、というフレーズ。
「勝った奴に負けた奴の気持ちなんてわかるわけない」と
言い放った主人公に、仮想の交換日記相手が呟く。
「さっき、勝った人間に負けた人間の気持ちはわからないって
言ったけど、そんなことない。
勝ったらね、次も勝たなきゃいけない、
負けた人の思いも背負って勝ち続けなくちゃいけない。
勝つときの方が辛いときだって、あるんだよ」と諭す場面。
自分とは違う視点をこんな風に言ってくれる異性って、
年齢関係なく、大事なんだよなぁ。



2014年11月24日(月)
「フード・フェスティバル」は、小銭持参で参加できるイベント

紅葉まっ盛りの「静岡県東部と伊豆半島」、
この連休は、晴天に恵まれて、どこもかしこも大賑わい。
観光客というより、近隣に住む人たちが楽しめるイベントが多かった。
中でも、今全国的に人気のある「フード・フェスティバル」は、
近隣市町で先週から「パン(マルシェ)」「(ご当地)メンチカツ(サミット)」
「(全国)コロッケ(フェスティバル)」など、庶民に人気のメニューが続き、
近場で「食欲の秋」を満喫できる。
どれも私の自宅から歩いていける距離で開催されていて、幸せ。(笑)
開催会場まで、ウォーキング、ジョギング、ランニング、と
食べるものによって、カロリーと運動量を考えながら、
より「健康」を意識しながら、全国や地元の「美味」を味わった。
この「フード・フェスティバル」で気付いた共通点は、(たぶん・・)
全国からの観光客をターゲットにしていない、ということ、
かといって、自分の住むまちの市民・町民対象だけでもないこと、
さらには、大型ステージを利用した予算たっぷりの催しではないこと。
この近隣市町からの来客を狙った「フード・フェスティバル」は
好きな時間に、老若男女、誰でも楽しめる気軽さがあるうえに、
お昼代わりに・・小銭持参で参加できるイベントとして、
これからも、全国各地で増えてくるに違いない。
この流れに乗るか、それとも何かに拘るか、思案のしどころである。

P.S.
今日の三島大社は、テレビドラマの人気や、七五三のお祝いとも重なって、
凄い人出だったなぁ。楽寿園の紅葉も、見応えあったし、最高でした。



2014年11月23日(日)
この気遣いが出来るから、6年連続の金賞なんだな

昨晩、ある団体の方々と飲んで、帰宅後PCのスイッチを入れ、
メールを確認したら、なんと待ち望んでいた『吉報(朗報)』が届いていた。
メールの主は「都留文科大学合唱団」渉外担当の女性である。
実は、今夏、全国合唱コンクールで5年連続で金賞に輝いている
「都留文科大学合唱団」を招いて、2日間の「合唱公演」を開催した。
例年の夏期合宿とは別で、リズムを崩す無理なお願いをしてしまったな、と
言い出しっぺの私は、全国大会の結果を、とても気にしていたが、
嬉しいことに、それはいらぬ心配だった。
こちらがインターネットで結果を確認する前に、渉外担当の彼女から、
「こちらは、今、全国大会が終わりました。
おかげさまで、6年連続となる金賞、及び文部科学大臣賞をいただきました。
今回は5年ぶりの1位金賞をいただき、団員一同喜びでいっぱいです。
これも、清水町での貴重な経験、みなさんのご声援、ご支援のおかげです。
本当にありがとうございました」のメールが送られてきていたからだ。
これって、簡単なようで、実はなかなか出来ないことだと思う。
最高の栄誉を得て、その日ぐらいは苦楽をともにしてきた団員たちで、
思いっきり、喜びを分かち合う方が優先されてもいいのに、
その日のうちに、お世話になったから、とお礼のメールをくれる、
「この気遣いが出来るから、6年連続の金賞なんだな」と感じた瞬間である。
これこそ、次代へ次代へと繋がっていく「伝統」の強さに他ならない。
「支えてくれた人たちに感謝したい」という言葉を口にする人は多いけれど、
こういった、ちょっとした行動がサラッと出来てしまう若者たちは少なく、
それだけで、胸がいっぱいになってしまった。
この喜びは、なかなか言葉や文字に出来ないけれど、本当に嬉しい。
彼らと出会えて、私は幸せ者だな、本当に。彼らの輝かしい未来に「乾杯」。

P.S.
やっぱり「合唱でまちづくり」したいなぁ、町民に一体感が出来るし。



2014年11月22日(土)
柿田川って、温かいんですね

今日は、月に1度正々堂々と「柿田川」の中に入れる日。(笑)
1年を通して可憐な「ミシマバイカモ」を外来種から守る活動である。
先月は「秋のみどりまつり」と重なり参加できなかったので、
2ヶ月ぶりの「柿田川」満喫体験となった。
さすがにこの時期、外来種「オオカワヂシャ」の成育も鈍り、
柿田川の浅瀬に座り込み、小春日和の天候を楽しむ形となった。
ボランティアで参加していた人たちが、驚いたようにこう呟いた。
「柿田川って、温かいんですね」
春、夏には「冷たい」と感じていた「15度」という水温が、
秋、冬には「暖かい」と感じるのは、全てが富士山からの伏流水、
湧水ならではの「感覚」であろう。
実は作業が終わって、水から上がった時が、一番寒かった。
その後、ポカポカの陽射しの中で飲んだコーヒーと、
焼きたての「おかき」が美味しかったなぁ。
遡上してきた鮎と、それを狙って飛来する白鷺が間近に観られる。
暖かい時期の柿田川も魅力的だが、柿田川の緑と青空の色合い、
その中で、紅葉がアクセントをつける晩秋から初冬の景色もまた、
私の好きな柿田川の景色である。

P.S.
現在、エントランスと遊歩道を整備していますが、
待ち合わせの場所になって欲しい・・そう思っています。



2014年11月21日(金)
未来先取りの判断基準

書籍「HAPPY(しあわせ)ルールセラピー
部屋が変われば人生が変わる。(片付けの新法則)」
(山口ヒロミ著・王様文庫刊・189頁)から。
今までも、いろいろな片付けのマニュアル本を読んできたが、
なかなか実践できず、右にあったものを左へ、
下にあったものを上に動かすことで、片付いた気になっていた。
特に、もったいない・・の気持ちが先行し、
ハッキリとした「捨てる基準」「持っている基準」が不明確、
だから、思うように片づけが進まないでいた。
しかしこの本で、自分に合った基準等が見つかった気がする。
「未来の理想の自分は、これを持っているか?使っているか?という
未来先取りの判断基準で『残す』『手放す』を決めていきます」
「部屋を片付ける『本当の目的』は、片付けたあと
『どう生きるか』です」のフレーズで目が覚めた。
今の自分が基準ではなく、未来の自分が基準で判断する、
この視点が私にはシックリきた。
では、どんな気持ちの整理で、使ってきたものを捨てるのか、
その答えも、しっかりメモをした。
「がんばっていた過去の私、ありがとう。さようなら」
明日から、この判断基準と気持ちの整理で、片づけをしようっと。