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しもさんの「気になる一言」
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2014年07月17日(木)
大人の家族旅行の形、見つけました

早々と厚生休暇をいただき、妻・娘と3人で、久しぶりの家族旅行。
目的地は京都、そう、祇園祭に合わせて1泊2日、京都の旅。
もちろん、メモ魔の私は書きたいことがいっぱいあるけれど、
一番の収穫は「大人の家族旅行の形、見つけました」ってこと。
子どもが小さいと、子ども中心に計画された旅行になるけれど、
子どもが大きくなるにつれ、なかなか家族旅行もままならない、
そんなモヤモヤがあったけれど、今回の旅行でヒントを掴んだ。
娘と親は当然「年齢」が違い、妻や娘と私は「性別」が違う。
もちろん、3人とも性格や行動パターンも同じとは言えない。
そんな些細なことが原因か、必ず、誰かがイライラしたり、
ケンカ腰の会話になってしまったりして、どこか負の部分を抱え、
思い出話に花が咲かないのが、今までのパターン。
だからこそ、今回は楽しかったねと言える旅行を、と考えていた。
「1日目はみんな一緒に行動し祇園祭を堪能し、先斗町辺りで夕飯。
2日目は、別行動。帰りの新幹線のホームで待ち合わせね」
そんな旅行ができるのも、大人だけの家族旅行ならでは・・と
気付いた。(結局は、妻と娘は一緒に行動したらしいが・・(汗))
帰りの新幹線で、これまた自由に買ってきた駅弁や夕食を、
口に運びながら「今日はどこへ行ってきたの?」と訊かれ、
写真や動画を見せながら、得意げに説明することも出来た旅行。
このパターンの家族旅行、もう少し続けてみようかな。



2014年07月16日(水)
同じ話でも、テーマが違うと気付きも違う

隣町で「男女共同参画社会」関連の講演会があり、
講師が「ビオファームまつき 松木一浩さん」、
演題「自分らしい生き方を見つけよう!」だったので、
夜7時からだったが、参加させていただいた。
ほんの数ヶ月前に彼の話を聴いて、多くの気付きをもらい、
「畑の一年を伝える」「畑の仕事をライブで伝える」という
コンセプトの話題で、気になる一言を書いたばかりだったのだが、
彼の気さくな話し方に惹かれ、もう一度聴きたい、と会場に入った。
そこで私は、今までにない経験をすることになった。
講演前に「前回のお礼」を含め、軽い挨拶を交わした時、
「前回と同じ話ですよ」という彼の言葉を信じず、有機農法といった
全く違うジャンルをどう結びつけるのか、とても関心があった。
もちろん、話す時間も対象者もテーマも違うのだから・・という
私の思い込みもあったが、彼は前回と同じく、笑顔を絶やさず、
ほとんど同じ内容を、丁寧に話してくれた。
そして帰宅後、メモを整理し講演内容を振り返ってみると、
前回とは違ったフレーズのメモが溢れていた。
この驚きは、何十年前に楽しんだ、映画や書籍の感想と、
現在鑑賞し直したり、読み直した時に感じる違和感とは、
明らかに違う気がする。まだ数ヶ月前に聴いた話だから・・。
だから「同じ話でも、テーマが違うと気付きも違う」を残そうと思う。
今日の講演の気付きは、また近いうちに取り上げたい。
講演会って、聴講する側の意識が、大切ってことなんだなぁ。
また1つ、面白い「講演会」の楽しみに気付いちゃった。(笑)



2014年07月15日(火)
約1000年間、芸術のモチーフになっている「富士山」

日本大学国際関係学部・市民公開講座(平成26年度上期)
統一テーマ「富士山 世界遺産登録とその魅力」
講師「日本大学国際関係学部教授 神山眞理氏」
演題「絵画にあらわれる富士山」から。
様々な年代の様々な画家の富士山をスライドで紹介しながら、
「発見しながら、観てもらいたい」と話し始めた。
配布された文字資料は「家に帰ってから思い出すため」と
会場の電気を暗くして観た「富士山の画像」は迫力があった。
鎌倉時代の富士山図から現代まで、本当に多くの画家が、
自分の想いを筆に託して、描き続けている。
江戸時代を代表される、葛飾北斎・歌川広重などの版画も含め、
どのように「富士山」を表現したのか、大変興味があった。
もちろん、絵画だけでなく、文学・音楽・工芸等、
その表現方法は、多角的に広がっている。
近年では、写真や映像といった「デジタル表現」も加わり、
その魅力は、これからも続くと思われる。
「約1000年間、芸術のモチーフになっている『富士山』」は
世界にも珍しい山と言えそうだ。
これが「世界文化遺産」となりうる根拠であり、
日本人の誇りとして、これからも作品が残されていくだろう。
文化芸術の専門家が残した
「日本の場合、四季が文化を作ってきた」のフレーズは、
一年中、文化が堪能できることを気付かせていただいた。



2014年07月14日(月)
柿田川で、冷た〜いと思うの、すごく大事だと思うよ。

講師「地元出身の絵本作家・宮西達也氏」
演題「絵本の世界を通じた豊かな心づくり」から。
母校での講演は初めてなんですよ、とちょっと照れながら、
1部「低学年(1〜3年)」2部「高学年(4〜6年)」を対象に、
自作の絵本の読み聞かせを交え、楽しい時間を過ごした。
作品「うんこ」では、「みんなで、ここでしてみようね」と言い、
「せぇの・・う〜ん」と大声で、その真似をしてみせた。
そんな話の中で、彼の作品のほとんどは、自分が小さいころに
遊び親しんだ、柿田川をはじめとした清水町の自然が、
大きな影響を与えていることを、子どもたちにもわかるように
丁寧に、そしてゆっくりとこう話した。
「柿田川で、冷た〜いと思うの、すごく大事だと思うよ」
「きれ〜い」ではなく「冷た〜い」という感覚の大切さ、
これをしっかり伝えていて、すごいなぁ、と感じた。
柿田川の河岸を教材園としてもつ小学校だからこそ、
この言葉は、子どもたちの心に残っていて欲しいし、
大人になった時、自分の原風景として、柿田川を思い出して欲しい。



2014年07月13日(日)
親分のいない「Remyの会」

妻の知人が出演するというので、一緒に足を運んだ音楽会。
ピアノ演奏を中心に、ソプラノ独唱・ハープ演奏などもあり、
久しぶりに、生の楽器の音を耳にして、癒された。
メンバーは、音大を卒業してから、結婚・子育てといった、
普通の生活に追われながらも、音楽を身近に置き、
今は指導する立場になっても、いつまでも勉強しましょうよ、
そんな前向きな気持ちを持った女性たちばかり10人。
私が気になったのは「Remyの会」という会の名前。
「レミー」と言えば、映画「レミーのおいしいレストラン」を
思い浮べたが、音楽家たちが「レストラン」というのも妙だし、
きっと「どこか外国の作曲家?」程度の想像しか出来なかった。
ところが、演奏終了後に「Remyの会」の説明があった。
音楽家だから「ドレミファソラシド」という音階の一部らしい。
それなら「ドレミの会」でも良さそうだが、そこで一ひねり。
「ド」という音符の親分みたいな存在がいない、
みんなで切磋琢磨して、一生勉強していきましょうという意味で
「レミの会」・・「Remyの会」と名付けたようだ。
う〜ん、奥が深いなと、嬉しくなってメモをした。
会の名前は、飲食店の名前と同じくらい興味関心がある私は、
「何か意味があるんですか?」とついつい訊いてしまう癖がある。
そう言えば、私が長年、賛助会員として参加させていただいている
「働く女性の会 A.T.G」も「明るく、楽しく、元気よく」の略。
会の名は、参加メンバーを想像させる大切なファクターだな。

P.S.
「音符の『ド』は親分的存在」って発想、これには笑えた。
私には、この視点は全くなかったから・・(汗)



2014年07月12日(土)
カタカナの「ト」の字に「一」の引きようで

自分の名前に関係しているからか、以前から気になっていたフレーズ。
「カタカナの『ト』の字に『一』の引きようで
『上』になったり『下』になったり」・・・
文字数からいうと「短歌」なんだけど、川柳のように、
ちょっとひねくっているところが好きある。
最初に耳にしたのは、落語の演目「目黒のさんま」だったかなぁ。
上手いことを言うなぁ、とメモしたのを覚えている。
だから「世の中は「中」がいい。「中」という字は口を書いて、
上下へ棒が抜けてます。だから上下へ口がきける」と解釈するのだろうが、
「一」の字は、心の置き場所、という言い方も出来る。
自分が、どこに「一」を置くかによって、その人の気持ちが表現される。
「ト」の字の上に「一」を引いたら「下」、下に「一」を引いたら「上」、
この正反対の結果が、私には面白くてメモをした。
本人は、上から目線のつもりでも、周りの者からは「下」の評価、
逆に、自分の心を下に置くと、周りの者からは「上」の評価が得られる。
「実るほど 頭(こうべ)を下げる 稲穂かな」
「下がるほど 人は見上げる 藤の花」
昔の人は、こんな表現が本当に上手く、いつも感心させられることばかり。
「上の人は下の気持ちがわからない」「下の人は上の気持ちがわからない」
そんな使い方だけは、したくないなぁ。



2014年07月11日(金)
カードを読め、賭けをするな

映画「ラスベガスをぶっ飛ばせ」
(ロバート・ルケティック監督)から。
私には、その仕組みがどうもわからなかったけれど、
ラスベガスのカードゲームで儲けるには、
掛けてはいけないようだ、「カウントする」らしい。(汗)
(本当に、最後まで理屈がわからなかった)
「カードを読め、賭けをするな」
ラスベガスへ行って「賭けをするな」ってフレーズが
どうも気になって・・。
どうやら、ご法度を破った戦法らしい。
「負けは許す、失敗は許さん」この言葉が、裏付けている。
勝ちっぱなしもおかしいし、相手のカードによっては、
いくらカードを読んでも、負けてしまう。
だから「負けは許す」。
しかし、儲けるために組織で動いているのだから、
感情に左右された個人の「失敗は許さない」。
「ブラックジャック」の深さが、ちょっとわかってきた。