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| 2014年07月10日(木) ■ |
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| 「自分史」できました。 |
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ここ数日の間に、立て続けに同じセリフを耳にした。 それが「『自分史』ができました」 高齢の女性が、わざわざ職場まで届けてくれたので、 気になる一言に残そうと思う。 以前から「生きた証を形にして残しましょう」と言い続け、 「自分史の書き方」なども、アドバイスをした記憶が蘇った。 今回、ある女性は、出版という方法で「形」にし、 またある女性は、すべて手作りで印刷・製本するという方法で みごと「形」として残してくれた。 「未完成作品をたくさん持っているより、完成品をひとつでも もっている方が素敵ですよ」という話をしたことを思い出した。 嬉しかったのは、それを報告に来てくれたこと。 「先生が、後押しをしてくれたから・・」そんな台詞もいただいた。 アドバイスを実行するかしないかは、助言を受けた方の勝手だから、 私は、ただ見守るだけだったのになぁ。 いや今度は、作品を読んで、感想を伝える楽しみが出来た。 もっともっと「自分史」を書いてくれる人が増えるといいな。
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| 2014年07月09日(水) ■ |
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| 生3つ。からあげ、枝豆、串盛り、ああ、煮込みも。 |
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映画「ある夜のできごと」(鈴木聖史監督)から。 主人公が誰なのか、何を伝えたいのか、いろいろな意味で わからないことが多い作品だった。 男3人が故郷で集まっても、よほどのことがない限り、 平凡に、そして普通に、なんとなく時間が過ぎていく。 どこにでもある風景を切り取ったに過ぎない気がしてならない。 だからこそ、32歳の男3人の居酒屋の会話を、一言にした。 畳に座って、おしぼりをいじりながら、メニューを見る。 たぶん、メニューを見なくても、店が違ってもこの台詞だろう。 「生3つ。からあげ、枝豆、串盛り、ああ、煮込みも」 「このラインナップは外せないよね」 「玉子焼き、漬物の盛り合わせ。シーザーサラダ」 メモしながら、自分でも可笑しくなった。 私たちも、ほぼ同じパターンの会話をしているからだ。 55歳は歳を重ねた分、ビールのお代わり時に、 「もう一杯ビール」「俺は、焼酎に変える」「冷酒」と分かれ、 あとはマイペースで注文していくのであるが・・。 う〜ん、だからタイトルが「ある夜のできごと」なのかな。
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| 2014年07月08日(火) ■ |
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| 七夕前日の雨を、洗車雨(せんしゃう)と呼ぶ。 |
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京都・貴船神社のfacebookで知った「七夕」ネタ。 (「七夕」と「ネタ」って、なんだか形が似ているなぁ) 今年の「七夕前日」(7月6日)も、雨が降っていたが、 この記事を読んで、前日の雨も悪くないなぁ、と感じた。 「七夕前日の雨を、洗車雨(せんしゃう)と呼ぶ。 彦星が織姫を乗せる牛車を、 一年に一度の逢瀬に備えて洗っているのだ、という。 その激しい水しぶきが、貴船神社にも降り注いでいる」 私も、週末ドライブに行く前に「洗車」したいタイプ。 せっかく行くのだから・・という想いが先に立つから。 ただ車は洗車するのに、自分の服装はビショビショで、 出かける前に、もう一度、着替えることもしばしば。 私が気になっているのは、そんな男性(彦星)の気持ちが、 女性(織姫)に伝わっているだろうか、ということ。 ファッションだけでは語れない、男のこだわりの部分、 男って、意外なところに時間とお金をかけるんだよ。 ドライブ用に彼女の好きな曲を編集してテープに吹き込む、 なんて、今じゃ考えられないんだろうなぁ。きっと。
P.S. 「洗車雨」って、俳句の季語になっているだろうか。
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| 2014年07月07日(月) ■ |
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| 「サラダ記念日」に「俳句」の話題ですか? |
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「やっぱり、気がつきました?(笑)」って返信したけれど、 コアな読者がいるもんだなぁ、とひとりで苦笑いとなった。 夕食後は、NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」を観るだろうし、 今日は早目に「気になる一言」を書いちゃおうとPCを起動。 フレーズだけを「瞬間冷凍」した、ネタの倉庫を探ったら、 目についたのが、昨日の「俳句ネタ」。 毎回メモしたフレーズを整理しながら、言葉に肉を付けて、 なんとか、読んでもらえる程度の「一言」に仕上げるのだが、 実は、俵万智さんの有名な短歌 『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』 をモチーフにして、何か書こうと思ったけれど、思いつかないし、 私が作る「短歌」って、どうしても説明になってしまい、 自分が口にしても面白くない。だから敢えて(こっそり) 「俳句ネタ」にしてみたら、気付かれてしまった。(汗) 届いたメールが「『サラダ記念日』に『俳句』の話題ですか?」、 私のことだから、きっと「短歌ネタ」ではないかと期待したら、 フェイントをくらい笑っちゃいました・・と付け加えてあった。 そうか、それなら今日は「七夕ネタ」を予想してるんだろうな、と またまた、外そうと思う。(笑) だけど、そんな読み方をしてくれる読者がいることは、嬉しい。 「気になる一言」のネタを予想して、当たれば喜び、外れれば苦笑い。 私は、こういう読者に支えられて、20年も書いているんだなぁ。
P.S. (メールのお礼に「短歌」のつもりが「都々逸」になってしまいました) 「顔も名前も 知らないけれど 「メル友」という 友がいる」
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| 2014年07月06日(日) ■ |
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| 俳句は、引き算の、余白の文学です。 |
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ある新聞で見つけた「俳人・黛まどかさん」のインタビュー。 同じ俳人の鈴木真砂(まさじょ)さんが、 「俳句は、懸命に日々を生きる庶民の傍にいつもある」と 記したことも紹介し、俳句が身近な文学であることを伝えていた。 そして、私がメモしたコメント。 「俳句は、引き算の、余白の文学です。 今の日本は、利便性を追求し、経済優先ですが、 それが本当の豊かさだとは思いません。 日本の『引き算』の文化を世界に発信すべきだと思います。 儲かればいい、という発想が支配的ですが、 足し算で日本は取り戻せません」と。 う〜ん、なるほど・・俳句は、世界で一番短い文学だけど、 それは、削りに削って、その想いを17文字に込める、 その文字間・余白にも、雰囲気・情感が感じられる それを「引き算の文学」と表現したところが、素晴らしい。 その「俳句」に代表される日本の文化も「引き算」と例え、 今の日本に必要なのは、イケイケどんどんの「足し算」ではなく、 本当に必要なものを慎重に吟味して残し、 あったら便利だろうな、というものを削っていくこと。 そこに残ったものが、きっと明日の日本を支えてくれる。 そんなことを感じて、この記事を読み終えた。
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| 2014年07月05日(土) ■ |
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| 「戦争反対」・・「だから、賛成」「だから、反対」 |
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「集団的自衛権の行使」について、日本国内が揺れている。 気になっているのは「戦争反対」という想いは同じなのに、 「だから、賛成」という人と「だから、反対」という人がいること。 昨日紹介した「軍師 勘兵衛」の決め台詞「道は一つではありません」、 富士登山道も、幾つかの方向から頂上を目指すのと似ている。 誤解ないように前置きすると、私が心配しているのは、 多くの国民の一方的な「賛成・反対」の主張ではなく、 マスコミ各社の論評がほとんど「だから、反対」ということ。 どこかのマスコミが「だから、賛成」という主張をするのであれば、 論議の対象となるが、一方的な偏った報道は、情報操作を疑いたくなる。 へそ曲がりとはいえ、元来、議論とはそういうものだと認識している。 そんな考えを前提に、私は「だから、賛成」派。 判断の基準は、2014年04月24日(木) の日記に書いた 「アメリカ抜きに『戦後日本』は成立し得なかった」に基づく。 書籍「『永遠の0』と日本人」(小川榮太郎著・幻冬舎新書刊・259頁)で 著者が「我々日本人は『平和憲法』のおかげで、平和が続いたという フィクションを信じ込んでいる」と主張する考え方に近いからだ。 さらにこう続く。「平和を守っているのは、その平和主義とは全く関係のない アメリカの核兵器だ。そして、アメリカの軍事力に信用を与えているのは、 アメリカが世界中で保安官の役割を担い、アメリカの若者が絶えず、 外地で死に続けている事実だ。つまり、邪悪な兵器であるはずの核と、 アメリカの若者の血が、日本に平和を与えている、これが現実なのである」 この解説が、今の私の気持ちに近い気がする。 今の時点で「戦争反対。だから、賛成」という立場に一票を投じたい。
P.S. 「語る」ということは、人の意見をそのまま「言」うにするのではなく、 一度、自分で呑み込んで「吾」の考えを加えるから、漢字が示すように、 「語」という字が出来上がっている。是非、自分の意見を語って欲しい。
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| 2014年07月04日(金) ■ |
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| 道は一つではありません |
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NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」から。 「平清盛」や「八重の桜」の時もそうだったが、 毎回メモしていると、なんとなくであるが、 全体を貫いている考え方が見えてくる気がする。 前半は「命を無駄にするな」「命を粗末にするな」 「生き残ってこそ」・・などの台詞が多かったが、 軍師・官兵衛として、調略する時の決め台詞は、 「道は一つではありません」 「調略」とは、辞書によれば 相手を味方(あるいは中立)にするための働きかけ。 相手を陥れるためにする働きかけ「謀略」とは違う。 この「調略」こそ、軍師の大切な役割であり、 敵の裏をかく奇抜な戦略で戦を勝ち抜いていくのとは ちょっとわけが違う。 そう考えて、今までのメモを読み返してみると、 意外と「道は一つではありません」を使っている。 目的は同じ、ただ、それを得るための手段が違うだけ。 そういえば「目指すところは同じだよね」という視点、 私も、よく使う気がする。(汗) 会話から想像すると「軍師向き」なのかなぁ。(笑)
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