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しもさんの「気になる一言」
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2014年05月15日(木)
宇宙飛行士として、死ぬ覚悟がありますか?

若田光一宇宙飛行士が、船長という大役を無事に終え、
地球に帰って来たからというわけではないが、
(今日は満月だったし)、映画「宇宙兄弟」(森義隆監督)から。
現実的には「?」と思うシーン満載だが、
なぜか、グッとくるフレーズが多かった気がする。
宇宙飛行士の採用試験、いろいろな場面を想定して、
無理難題を押し付け、その対応を観察する。
「とにかくどんな状況でも、よく食べ、よく眠り、
平常心を保てるというのが、宇宙飛行士の最低条件」
これを試すための試験は、なかなか面白いなとメモをした。
しかし、私が選んだのは「最終面接の質問」。
試験官は、テスト生に向かってこう訊ねる。
「我々が用意している質問はたった一つなんだ。
全ての宇宙飛行士が、向き合うことになる問いです。
あなたは宇宙飛行士として、死ぬ覚悟がありますか?」
この答え方で、最後の合否が決まると言ってもいい。
大抵は「もちろん、あります」と答え、
死など恐れていません、という気持ちを表すのだが、
主人公は最初「もちろん、あります」と答えた後、
「嘘つきました、本当はないんです。死ぬ覚悟ないんです」
と言い直す。
それはまさしく、ギリギリまで「生きる」ことに執着し、
決して最後まで諦めないことを意味する。
生きることを諦めない強い気持ちこそ、宇宙飛行士に
求められる絶対条件だと強く感じた。
それがラストシーン「兄弟で宇宙へ」と続くから感激した。
見上げる「月」に兄弟がいたら、どんな気持ちなんだろうな。



2014年05月14日(水)
(モンタージュ写真は)抽象的な印象を伝えられない

書籍「祈りの幕が下りる時」(東野圭吾著・講談社刊・381頁)から。
いろいろな場面に、犯人を探すヒントが散りばめられていて、
知らない間に、グイグイ引き込まれてしまった作品である。
そんな中、この発想はどこかで使えるかな、と思えたフレーズ。
警察の犯人探しに、似顔絵が使われている理由。
「かつて、警察で頻繁に活用された、モンタージュ写真がすたれたのは、
あまりにも具体的すぎて、抽象的な印象を伝えられないからだ。
逆に、似顔絵は、目撃者の話を聞いた係官が、
イマジネーションを働かせて描くだけに、印象を優先させたものとなり、
見た人間の記憶を刺激しやすくするのだ」
ちょっとくらい顔かたちが違っていても、その人が持っている印象、
たとえば「明るい」とか「暗い」といった抽象的な印象のほうが、
犯人を探す場合に役に立つようだ。
それって、世の中の情報がデジタルになればなるほど、大切な要素であり、
機械とは違った、人間独特の勘みたいなものだろうか。
「第一印象」などという言葉もあまり耳にしなくなったけれど、
以外と、自分で感じた「印象」って当たっていることが多い気がする。
「客観的」な判断も大切だけれど「主観的」な意見も大事になってくる。
そうでなければ、みんな同じ考え方、同じ判断結果になってしまうから、
もっともっと「主観的意見」や「第一印象」を大切にしていきたい。



2014年05月13日(火)
テクマクマヤコン テクマクマヤコン 私にな〜れ

映画「映画 ひみつのアッコちゃん」(川村泰祐監督)から。
男の子でも夢中になっていたアニメだったから、
こんなおじさんになっても、変身する呪文は覚えている。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○にな〜れ」
「ラミパス・ラミパス・ルルルルル〜」
当時、何も考えず(今でも・・(汗))口にしていたフレーズも、
今ではネットで調べて、その意味さえわかる。
「テクマクマヤコン」は、
「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」の略。
「ラミパス」は「スーパーミラー」の逆さ言葉らしい。
知ってしまってなんだか空しくなってしまった私がいる。
さて、映画ならではの変身は「なりたい自分にな〜れ」、
監督が実写版で伝えたかったことだろうか。
大人になることに憧れた、綾瀬はるかさん扮するアッコは、
香川照之さん扮する鏡の精(笑)に、こう尋ねられる。
「大人ってなに? 一所懸命働く人? 心の痛みを知る人?
自分の身を投げだして、誰かを守る人のことか?
それだったら、魔法なんか使わなくても、
アッコちゃんはもうなってるんじゃないのか」と。
そして気付く、今の自分を好きだってことに。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン 私にな〜れ」
やはり、この変身が一番印象に残った。
子どもの頃、夢中でテレビの前で観ていたアニメとは、
全然、違う作品の仕上がりに、大満足であった。
時々「魔法使いサリー」と混同しちゃうけれど。(笑)



2014年05月12日(月)
「畑の一年を伝える」「畑の仕事をライブで伝える」

働く女性の会「A.T.G」の例会(講演会)、講師「松木一浩」氏
(数年前に「ビオファームまつき社長」を退任したらしい)から。
漫画「課長・島耕作」の作者「弘兼憲史似」の彼を紹介した
テレビ番組が流れ、まず肩書きに私のアンテナが引っかかった。
「農業家」(決して「農家」「百姓」ではない)、ここがポイント。
農業(有機栽培の少数多品目)の面白さを伝えることを軸に、
「畑の一年を伝える」「畑の仕事をライブで伝える」ことを
「ビオファームまつき」のコンセプトとしているところに、
共感を覚えた。(もちろん「現場第一主義」も・・)
農家でない人が、農地を借地して「農業の素晴らしさを伝える」、
「伝えるプロがいると、農家は助かる」と感じたからこそ、
その役を自分の使命として、活動していることが伝わってきた。
農業や水産業などの第1次産業が、食品加工(2次産業)・
流通販売(3次産業)にも業務展開している経営形態を表す
6次産業は、今、注目の産業であることは間違いないが、
1次産業の生産者がイニシアチブをとれるかどうか、が鍵となる、
そんな説明に、なるほどなぁ、とメモをした。
この説明に使われた数式は、(「1次+2次+3次=6次」
または「1次×2次×3次=6次」)。(なんと答えは同じ(笑))
でも、1次産業が「0」なら成果は「0」となる、掛け算が正しい。
さて私たちができることは、農業の素晴らしさを体験すること。
「野菜のデリバリー」を受けるもよし、富士宮のレストランを訪ね、
野菜の本当の旨味を味わうもよし。
とにかく「いい話を聴いた」だけで終わってはいけないな。



2014年05月11日(日)
「evol」って、往復するくらい「愛している」ってことらしい

働く女性の会、ATGネット例会の講演会は
「ビオファームまつきの松木一浩社長」だったけれど、
暗闇でメモしたので、明日、しっかり整理してから報告します。(汗)
というわけで、順序が逆だけど、二次会での話。
私を「facebook」に引っぱり込んだ張本人たち2人がそばにいたので、
「引きずり込んでくれたお礼」を込めて「スマホにしたこともあり、
やりたいことがあるんだけど、教えて欲しい」と、おねだりをした。
「えっ、なんですか?」と訊かれ「ほとんど毎日、柿田川を眺めているので、
その日の柿田川の様子を、写真に撮ってアップしたいんだけど、
どうやってやれはいいの?」と、設定の仕方を訊ねたつもりが、
「いいですね、是非、やってくださいよ」と言いながら、
私の「スマホ」を受け取り、素早く操作したかと思ったら、
あっと言う間に、私のやりたかった希望どおりに設定してくれた。
たぶん、以前の私なら「そこまでしなくていいよ、自分でやってみるから」と、
若い人たちの力に頼ることはしなかったと思う。しかし、今夜は違った。
明日からすぐ、自分のやりたかったことがスタートできる、という喜びが溢れた。
そのセットしてくれた「facebook」ページが「柿田川evol」。
私はてっきり「柿田川love」だと考えていたら、男性が「love」は照れくさい、
「evol」(エボル?)の方がカッコいい・・と彼らが命名してくれた。
「愛してる(love)」の反対だから「愛してない」という意味ではなく、
「evol」って、往復するくらい「愛している」ってことらしい、(笑)。
(宣伝)「『柿田川evol』(エボル)、誕生しました」
若い力は、変な意地を張らずに頼ってしまおう・・が、今日の気付き。
私が出来ることは、柿田川の様子をアップすることだけだな、頑張ります。



2014年05月10日(土)
あぁ、今日も楽しかった・・

昨晩はカラオケ大爆笑、朝起きたら腹筋が痛いのを感じながらも、
スマホで今日のスケジュールを確認し、楽しい一日のスタートを切った。
まずは、私のライフワークのひとつとなった、土曜日・午前中の
「柿田川に入っての清掃活動」で、可憐な「三島梅花藻」に癒され、
帰宅してからは、ぬるい湯舟につかりながら、読書三昧、
さらに、午後には妻と「緑のカーテン」の準備をした後、
母の日前日だけど、明日の夜はまたまた「懇親会(飲み会)」なので、
一日早い「母の日」として「お寿司」(今晩の夕食)の買い出しに出た。
夕食後の夜間は、月に1度の「中学校同級生の混声合唱団」練習、
今でも「男子」「女子」と呼び合いながら、音(声)がハモル楽しさを満喫し、
その後は、場所を移して、これまた、いつもの楽しいおしゃべり。
そして最後は、帰宅後、ちょっぴり熱いお風呂に浸かって、
一日を振り返りながら、缶ビール片手に、この日記を書いている。
ふだん、起床から就寝まで出来事を、だら〜っと書くことはないけれど、
今日は、朝から晩まで楽しかったから、記録に残そうと思った。
それを一言で表現すると「あぁ、今日も楽しかった・・」
そんなに特別なことをしたわけでもないのに、なぜか、楽しく感じられた。
以前、講演でメモして、実戦してみたら本当に効果があった、ということ。
コツは「お疲れ様」から「お楽しみ様」に変えるだけ。
なんでも「楽しい」という気分で行動すると、本当に楽しい一日が過ごせる。
さて、明日もきっと「楽しい一日」になるに違いない、
だって、本人がそう思っているのだから・・。(笑)



2014年05月09日(金)
まだ「水五訓」やってますよ

3月まで勤務していた職場のスタッフと呑む機会を得た。
まだひと月ちょっとしか経っていないが、もう遠い昔のようで、
なんとなく、新しい体制の様子を訊くのも、気がひけたが、
一番若いスタッフから、私を喜ばす嬉しいメッセージをいただいた。
それが「まだ『水五訓』やってますよ」
実は、どの課でも「朝の朝礼」として「あいさつ五則」を実施、
「おはようございます」「お世話になります」
「お待たせいたしました」「恐れ入ります」「お疲れ様でした」
「町歌」の音楽が鳴り終わると、課員がおもむろに起立して、
一日のスケジュール確認のあと、全員で「あいさつ五則」を唱和する。
何年も親しんできた朝の風景であり、仕事の始めに、大きな声を出す、
その習慣を否定するものではない。
しかし不思議なことに、誰も暗記しようとせず、課内の壁に貼られた
「あいさつ五則」を、淡々と読んでいるとしか思えない。
だから私は、以前の課では「あいさつ五則」は実施せず、
代わりに「水五訓」を、一日一つずつ唱和させていた。
「水の町」「柿田川の町」「清流の町」だからこそ、
「水」の性質に例え、仕事の姿勢、生き方を教えたかったからだ。
それを続けてくれると知って、嬉しかったので、気になる一言。
朝礼の「あいさつ五則」、その狙いは何か・・・もう一度、考えてみたい。

「水五訓」
一 自ら活動して他を動かしむるは水なり
一 障害に逢ひて激しくその勢力を倍加するは水なり
一 常に己の進路を求めてやまざるは水なり
一 自ら潔くして、他の汚濁を洗い 而して清濁併せ容るは水なり
一 洋々として大海を充たし、発して雲となり、雨と変じ、
  凍りては玲瓏なる氷雲と化して その性を失わざるは水なり