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| 2014年04月24日(木) ■ |
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| アメリカ抜きに「戦後日本」は成立し得なかった。 |
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アメリカからオバマ大統領が、来日しているから・・ と言うわけでもないが、書籍「『永遠の0』と日本人」 (小川榮太郎著・幻冬舎新書刊・259頁)から。 本書の中で、同時期に制作された「太平洋戦争」の 戦前「風立ちぬ」戦中「永遠の0」戦後「終戦のエンペラー」 この3作品を比較する視点は面白かった。 冒頭「戦争や軍人や、当時の軍部を、 平和の今日の立場から見過ぎている」という指摘は同感である。 「戦場での男たちが概して暗い。 明るく晴朗でたくましい空気が、感じられない。 兵士たちは、生命力と気魄と明るさに満ち溢れていなければ、 心身共に持たない。戦争の明るさは、戦争の心理学の絶対条件である」 どうしても、暗くなりがちな「戦争映画」、 いや、明るい兵士を映像化したら、避難されるからだろうか。(汗) さて、もうひとつは、なるほどなぁ、と感じた視点。 「アメリカ抜きに『戦後日本』は成立し得なかった」。 「我々日本人は『平和憲法』のおかげで、 平和が続いたというフィクションを信じ込んでいる」という。 「平和を守っているのは、その平和主義とは全く関係のない アメリカの核兵器だ。そして、アメリカの軍事力に信用を与えているのは、 アメリカが世界中で保安官の役割を担い、アメリカの若者が絶えず、 外地で死に続けている事実だ。 つまり、邪悪な兵器であるはずの核と、アメリカの若者の血が、 日本に平和を与えている、これが現実なのである」という主張。 「憲法改正反対」を声高に叫ぶ、日本国民。 この著者の主張に、どう反論するのだろうか?
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| 2014年04月23日(水) ■ |
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| 正義なんてのは、胸に秘めておくぐらいがいいんだ。 |
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映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(本広克行監督)から。 コメディ映画?と勘違いするほどのギャグ満載、 「事件は会議室で起こってるんじゃない、現場で起こってるんだ」 という名文句を残した映画のFINALにしては、 ちょっと、突っ込みどころが多すぎた。 しかしながら、私のアンテナには、ちゃんと引っかかった 「正義なんてのは、胸に秘めておくぐらいがいいんだ」 というフレーズは、なるほどなぁ・・だった。 映画「図書館戦争」でも「正義を武器にしてはいけない」という フレーズを「気になる一言」として残したが、 「正義」を振りかざして、あるいは「正義」を理由に抵抗するのは、 一見、カッコいいけれど、どうも青臭い。 本当に「正義」を貫きたかったら「胸に秘めておく」、 このスタンスは、参考になる生き方だな、とメモをした。 「人情だけじゃ食ってけないんだよ」 「情けってのは、人の栄養じゃねえか」という会話も面白かったし、 「俺のバックがなんだかわかってんのかぁ、こらぁ、 「俺のバックはな・・」「ああ、バックもってるから大丈夫ですよ」 という怒りのかわし方も、メモしてしまった。 「余計な情報は、捜査の混乱を招く」 「組織にいる人間は、書類の中で生きているんです」 「現場が正しいと思うことを出来るようにする」のフレーズは、 仕事にも使えそうだなぁ。 「全捜査員に告ぐ、バナナだ」には、負けるけれど・・。(笑)
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| 2014年04月22日(火) ■ |
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| 世界を変える「清水町」 |
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先日聴講した(わが町の教育関係者を集めた)「教育総会」の基調講演。 講師「臼井博文」氏 ((株)サンリ取締役能力開発研究室長) 演題「夢を実現する法則〜子どもが変われば未来は変わる」から。 講演を聴いて体感した「気付き・揺さぶり・感動」は、 たぶん、その場にいないと伝わらないだろうと感じたので、 溢れたメモは、私だけの「夢を実現するサポート」として、 これからも、大切に、そして何度も読み直して利用していきたい。(笑) 私が、この講演会を「気になる一言」で纏めるとしたら、 彼が私たちのために準備してくれた、プレゼンテーションの1ページ目、 なんと大きな文字で「世界を変える『清水町』」。 このワンフレーズは、講師が私たちに向けて発したメッセージと受け取った。 講演を聴いて、ほとんどの人が「気付き・揺さぶり・感動」をする、 大切なのは、この後の行動なんだよ、という想いが伝わってきたからだ。 わが町が、本気で子どもたちを、そして未来を変えようとしたなら、 町全体(学校・家庭・地域)で、超プラス思考に意識を変えてみよう。 そうすれば、町は変わる、静岡県が変わる、日本が変わる、世界が変わる、 清水町から「世界に誇れる取組み」をしてみませんか、 こんなインパクトのある言葉を、講師からプレゼントされた気がする。 まずは私から動いてみることだな、きっと。
P.S. さっそく「お疲れ様でした」の一言をやめてみました。 つい口癖で、出てしまいますが・・(笑)
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| 2014年04月21日(月) ■ |
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| 「8.11」の「山の日」は、もっと慎重に |
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平成28年から、8月11日を「山の日」とする祝日法改正案の話題。 山の日の意義を「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」とするが、 私には、どうもピンとこない。 ただ、私が異議を唱えているのは「8月11日」という日。 意識しているのかいないのか、それさえも定かではないが 「○.11」という日付は、相応しくないと思えるからだ。 偶然とはいえ、あまりに大きな事件、災害が起きている。 「2.11」と言えば「建国記念日」 「3.11」と言えば「東日本大震災」 「4.11」と言えば「スマトラ地震」 「7.11」と言えば「新潟県上越地方の集中豪雨」 「8.11」と言えば「静岡沖地震」 「9.11」と言えば「NY・同時多発テロ事件」 「11.11」と言えば「安政の大地震」 事件・災害を短い言葉で表現すると「○.11」という日付を使いたくなるが、 関係者にとっては思い出したくない日付ではないのだろうか。 「○.11」という単語で、凄まじい光景がフラッシュバックし、 泣き出してしまった人を見たことがあるから、よほど慎重に選んで欲しい。 「海の日」に対抗して「山の日」、8月は祝日がないから・・なんて、 簡単な理由で設定して欲しくないな。 「『8.11』の『山の日』は、もっと慎重に」を一言に残そうっと。
P.S. もしかしたら次は「6月」だな、祝日がないのは6月だけになるから。(笑)
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| 2014年04月20日(日) ■ |
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| 「家栽の人」って知ってる? |
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「春のみどりまつり」の打ち上げで、思わぬ台詞をいただき、 嬉しさが溢れ、やや興奮気味に、この一言を書いている。 なんと、小学館ビッグコミックオリジナルに連載された 「家栽の人」という漫画の主人公、桑田義雄に似ている、と。 週末2日間のイベントを検証し、隣で杯を交わしているうちに 突然「『家栽の人』って知ってる?」と訊ねられた。 もちろん、主人公は私の長い間、憧れていた存在であるし、 実はそうありたいと、異動を機に、何年ぶりかに「眼鏡」も変えた。 (これは、誰にも内緒だったはずなのに・・) 4月から勤務先が変わったにもかかわらず、柿田川公園を通って、 園内の樹木を観察している私の姿を見て、 「家栽の人」の主人公に似ているな・・と感じていたらしい。 「家栽の人(かさいのひと)」は、毛利甚八作・魚戸おさむ画の漫画。 主人公が家庭裁判所判事なので「家裁の人」と誤記されることがあるが、 栽培するの「栽」で裁判の「裁」ではない。 漫画「家栽の人」を知っているだけでも嬉しかったのに、 その憧れの人に、どこか似ていると言われ、私は舞い上がった。 もちろん、まだまだ人間的に足りないところはあるけれど、 雰囲気だけでも、似てきたと言われた私の喜びは、隠し切れない。 漫画であれ、なんであれ、憧れの人に似てきた、と言われた瞬間、 えっ、わかってくれる人がいたんだ、という笑みが込み上げてきた。 興味ある方、是非、読んでみて欲しい。 私が憧れている人物像が、はっきりするはずだから。
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| 2014年04月19日(土) ■ |
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| 作物の世話をするように、国の世話をするだけ |
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都市計画課の大事なイベント「春のみどりまつり」の初日、 「春野菜の植え方」を教わりながら、思い出したフレーズを 書籍「十二国記(華胥の幽夢)」の中の(冬栄)、 小野不由美著・講談社X文庫刊・365頁)から。 冒頭「お役目とお仕事は違うものですか?」 「仕事は自分で選ぶものです。お役目は天が下すものです」 この会話で頷きながら、あることが浮かんだ。 国づくりは「仕事」ではなく「お役目」なのかな、と。 ある国の王は「作物の世話をするように、 国の世話をするだけでいいんだろう」って考えていた。 「木は勝手に伸びます。そんな風に国も勝手に伸びるんじゃないかな。 一番いいやり方は、木が知っています。俺はそれを助けるだけなんです。 葉が萎れていたら、水が欲しいっていう合図なんですよ。 だから、俺は水をやる。国もたぶん、そんなふうなんだと思うんです」 積極的に、他の国より良くしようとするのではなく、 自国の民が生活に困らないように見守る、それが王の役目。 私にとっては、新しいまちづくりのヒントになった気がする。 「俺は国を見守っています。 悪いことの先触れはないか、足りないものはないか見守っている。 それが世話をする者の役目だからです」 なるほど・・これからは、こういう視点が大切かもなぁ。
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| 2014年04月18日(金) ■ |
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| (仕事は)楽するものではない、楽しくやるのである。 |
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今日、聴講した講演会と同じ感触を受けたので、 書籍「稲盛和夫 常にあかるく前向きに『仕事は楽しく』」 (鍋田吉郎著・小学館刊・191頁)から。 全体を貫いている考え方であり、なるほど・・とメモをした。 「(仕事は)楽するものではない、楽しくやるのである」 実は本の帯にも、こう書かれている。 「今の仕事を好きになる。そこから未来が開けます。 仕事を好きになる努力をして、仕事を楽しくしなければ、 あなたの人生、そのものが失敗になってしまいます。 仕事を好きになる努力で『仕事は楽しく』なる。 人生の大半を費やす『仕事』、だから楽しくなる。」 そして「それは創意工夫である」と言い切っている。 仕事で接する人は「辛い思い」をしている人であっても、 働いている私たちまで、気分を暗くする必要はない。 私は、そう解釈してメモを続けた。 だからといって「楽しよう」と手を抜くことは、 「創意工夫」とは言えないことも、肝に銘じたい。 仕事を「幸せ」という尺度でダイレクトに測っている稲盛氏に、 多くの気付きをいただいた、感謝したい。
P.S. 今日の講演会は、メモを整理してから紹介したいと思います。 お楽しみに・・(笑)
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