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しもさんの「気になる一言」
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2014年03月29日(土)
「97歳」「104歳」

暗号みたいな「気になる一言」で申し訳ないが、
私にとって、長寿の秘訣を教えていただいたお二人が、
2月、3月と続けて他界し、お通夜に参列させていただいた。
そのお二人の思い出を記録・記憶に残すために、
敢えて「97歳」「104歳」と年齢だけにしてみた。
不思議と、この数字だけで誰のことか思い出せるし、
おふたりとも、元気な頃の姿が蘇ってくる。
1人は男性、若輩の私に「企画係」の係長を任せてくれた方、
その御恩は、言葉では言い尽くせない。
また最近では「敬老会」出席のために、
福祉課課長補佐として車で送り迎えした車中では、
「ショートホールをドライバーで打ってオンする」話を聴いて、
シュートアイアンでも難しいのに、と大笑いしたのを覚えている。
そしてもう1人は女性、100歳のお祝いに、ご自宅へ伺い、
「何でも食べること」「相撲が好き」なんて話を、
友達のように楽しそうに話してくれたのを思い出した。
共通して伝わってきたのは、人生を楽しんでいるってこと。
そして(当然だけど)しわくちゃな顔が、可愛く感じられたこと。
私たちが書籍でしか知らない「明治・大正」に生まれ、
幾つかの戦争を乗り越えてきた精神力の強さが感じられる。
おふたりの体を支えてきた「細胞」の1つひとつに、
本当に長い間お疲れさまでした、と伝えたい。



2014年03月28日(金)
「原作」に忠実な映画が観てみたい「清須会議」

書籍「清須会議」(三谷幸喜著・幻冬舎刊・272頁)から。
完全に「原作」の勝ちである。(笑)
映画を先に観て、なかなか面白かったから、後に原作を・・。
不思議なことは、原作者も映画監督も、三谷幸喜さんなのに、
どうして「原作」に忠実に映像化しなかったのだろう、ということ。
それくらい「原作」が面白いと感じたからだが、非常に残念である。
原作は、最初から最後まで、登場人物の心の声だけが、延々と綴られ、
その心理描写ときたら、出演者同士が「音」として会話するより、
雰囲気そのものが目に映るようだった。
一人ひとりの心の声だけで、その場「清須会議」の緊張感が伝わるし、
かえって、くだらない場面説明もしなくてするからか、楽しさが倍加した。
映画のほうだって、演技力のある俳優さんたちが勢揃いしたなのだから、
今までにない新しいタイプの作品として評価されたのに・・と感じるし、
そのまま、ラジオドラマとして放送しても、違和感がないであろう。
原作者と映画監督が違うのであれば、私だってこんなことは書かない。
ただ、映画を観てから原作を読んだ後の感想として
「『原作』に忠実な映画が観てみたい『清須会議』」を残したい。

P.S.
映画作品がDVD化されたら、もう一度、借りて比較してみようと思う。
私の感覚が正しいかどうか、確かめるためにも。



2014年03月27日(木)
これで田村さんの味付けをして

先日紹介した、講師「田村映二」氏(ジオラマ・アーティスト)
演題「Tam-Tam worldを確立するまで」
(世界的なアーティストになれたその理由は)から。
売れっ子イラストレーターだった田村さんの講演で、
なるほどなぁ・・と感じてメモしたことがある。
実は私、田村さんの話を聞くまでは、
「画家」と「イラストレーター」の違いがわからなかった。
お得意の絵を描くことには、商業デザインも絵画も同じだろう、
そんな程度の認識だったが、大きな違いがあった。
「簡単に言うと、カレーライスを作るとするよね、
画家は、まずはどんなカレーにしようかな、と考え、
カレーの具材を選ぶところから始める。
しかし、イラストレーターは、タマネギ、人参・ジャガイモ・・と、
具材を渡されて『これで田村さんの味付けをして』と依頼を受ける」
この例えは、ものすごくわかりやすかった。
クライアントに言われたものを作る形(味付け)から、
(具材もなにも全部選びながら)自分の作りたいものを作りたい。
そんな気持ちの変化が「作家意識」を目覚めさせたのだと思う。
自分もいつか「創作」(作家)の仲間入りがしたいな。



2014年03月26日(水)
自己教育が教育の前提である

書籍「読書について」(小林秀雄著・中央公論新社刊・187頁)から。
さすが、批評家・小林秀雄氏、目から鱗の気付きを与えていただいた。
教育関連の本を読み漁ると、学校・家庭・地域の連携からはじまり、
子どもたちの教育を地域の人たちが支える、といった形まで、
さまざまな方策が展開され、どれも、なるほどなぁ〜とメモし、
さぁその中から一つ選んで「気になる一言」を書こうとすると、
途端に、何か大事なことを忘れているような気がしていた。
そのヒントは「読書について」書かれた著書で見つけた
「自己教育が教育の前提である」というフレーズである。
いくら周りが支援しようとしても、自ら学ぼうとする意欲がなければ、
血や肉にはならないということ。
「子どものため」を理由に、無理やり雑巾を口に詰め込んだところで、
受け手がその心構えがなければ、その効果は半減する。
今、私たちがしなければいけないのは、学習環境の整備だけでなく、
「学ぶことの楽しさ」を教えることではないだろうか。
そしてそれは、自分で自分を教育することに他ならない。
どんなことであれ、学ぶことの楽しさを知った人は、
息を引きとるまで「学ぶこと」をやめることはないだろう。
学ぶ方法は、人それぞれだけど、自己教育が前提にあれば、
軸がぶれずに、人生を謳歌できる気がしている。
「自己教育」という単語、もう少し普及させなくちゃなぁ。



2014年03月25日(火)
肌に触れ、声を聴きながら、語りかけ、この笑顔をみていたい

妻の誕生日だから選んだというわけではありませんが、
映画「アンカーウーマン」(ジョン・アヴネット監督)から。
主人公の男性が、ある仕事で遠くへ行くことを決めるのだが、
「私といたくないの?」と彼女、「君と離れたくない」と彼。
そして、優しい声でこう語りかける。
「いつも君の肌に触れ、君の声を聴きながら、君に語りかけ、
この笑顔をみていたい」と。
メモをしていて、ちょっとグッときてしまった。(照)
単なる「愛しているよ」より、リアル感があるし、
五感をフル活用し、体全体で君のことを好きだよ、と伝えている。
それに対して、主人公の女性の気持ちだろうか、
エンドロールと一緒に流れる歌には、こんなフレーズがある。
「今の私があるのは、あなたが愛してくれたから。
あなたはいつもそばにいてくれた。私を運ぶ優しい風、夜の帳。
私の人生を輝かせてくれる光。あなたは私の求める星、
ゆるぎない真実の愛。あなたのおかげで私は生きていける」
やっぱり私は男性だな、さっきの表現のほうがしっくりくる。
文字にしてみると、非常に文学的表現になっている気もするし・・。
さらに、ここに「嗅覚」(匂い・香り)が入ると
「肌に触れ、声を聴きながら、語りかけ、君の香りに包まれながら、
この笑顔をみていたい」となるのかなぁ。
なぜか、ちょっと艶っぽい口説き文句になってしまうから不思議。
えっ、これってニオイフェチの私だけの感覚かな。(汗)



2014年03月24日(月)
まだまだ向上していきたい

講師「田村映二」氏(ジオラマアーティスト・沼津市在住)

演題「Tam-Tam worldを確立するまで」
(世界的なアーティストになれたその理由は)から。
「生まれてはじめて、父親になりました」と切り出し、
待望のお子さんが生まれたことを、嬉しそうに報告してくれた。
その気持ちを「まだまだ成長しなきゃと感じました」と、
素直に話してくれた時、私も素直に「楽しみだな」と感じた。
私なんかにも、いつも気さくに接してくれる田村さんは、
人生の節目節目で、その後の活躍に続く人と出会っているから、
一言で言うと「この人は運が強いな」と思う。
もちろん、本人の明るい人柄が、何かを引き付けるのだろうが、
それにしても、ラッキーでは片付けられない何かをもっている。
「この曲がり角を曲がったら何がみえるんだろう」という好奇心と、
「すぐ遊びに行っていいですか?」という「人なつっこさ」が、
まわりの人を温かい気持ちにさせてしまう不思議な人だ。
世界的にも有名になった彼が、今後のことを話し始めたら、
「これで終わりにする気はなくて・・」と前置きをして、
「まだまだ向上していきたい」と強い決意みたいなものを口にした。
子どもが生まれたから、という責任感からの言葉だけでなく、
もっともっと自分の可能性を試してみたい、という想いが伝わり、
「田村さんって、本当はこんなに真面目なんだ(笑)」と感じた、
私にとっても、とっても貴重な講演会だった。



2014年03月23日(日)
絶対、あとあとおかしいことになるって

映画「ラヂオの時間」(三谷幸喜監督)から。
「人間に想像する力がある限り、
ラジオドラマには無限の可能性がある、僕はそう思う」
冒頭部分にあるこのフレーズをメモして納得したが、
視聴者に想像力を任せて、どうにでも設定を変えられる、
という怖さもある。
原作の設定は、日本の熱海なのに、声優のわがままで、
場面がニューヨークやシカゴになることもできるし、
平凡な主婦が、女弁護士になったり、漁師がパイロットに。
まぁ、ハチャメチャに変わる設定に、イライラしていたら、
唐沢寿明さん扮する、ディレクター・工藤が叫んだ。
「これは無理だよ、設定を元に戻して方がいいって。
絶対、あとあとおかしいことになるって」
その場しのぎのアイデアや思い付きは、あとあとになって
おかしくなってしまうことは私たちの生活でもよくある。
先の先まで考えて変更することの必要性、
ダメだと感じたら、途中でも元に戻す勇気も必要だろう。
そんなことを考えながら鑑賞したが、
監督はこの作品で何を伝えたかったんだろうか、不明。(笑)

P.S.
戸田恵子さん扮する主演女優「千本のっこ」のインパクトが
強すぎた気がするなぁ。
なんたって「千本のっこの新曲」は「渡りに舟」だからね。