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しもさんの「気になる一言」
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2014年03月06日(木)
その頃の僕の典型的な1日はこんな感じです

講師「鈴木光司」氏(作家)
講演「新しい家族のあり方(パートナーシップと子育て)」から。
隣町で開催された「男女共同参画啓発講演会」の一コマ。
2月開催にもかかわらず、Tシャツで登場した時に、
これは面白そうな話が聞けそうだな、という予感がした。(笑)
奥さんが学校の先生だったこともあり、子育ては夫の仕事。
冒頭、自分の(自分に関わる人の)運の良さを話しながら、
「最大の運の良さは、子育てに関われたこと」と口火を切った。
一日の中でも、子育て中は一切仕事をしないと決め、
生後4カ月から保育所に入れた話からはじまり、
朝起きた時から寝るまでのエピソードは、説得力があった。
話し始めは「その頃の僕の典型的な1日はこんな感じです」。
知識で得た「子育て論」よりも、一日の様子を聞くだけで、
「あぁ、この人は本当に楽しんで子育てをしたんだな」とわかる。
「お父さんが一人で子育てをしていると、世の中のおばさんたちが
なぜか親切にしてくれる」話は、メモも笑い転げていた。
「お父さん、頑張るんだよ」と励まされるまではいい、
そのあと、おもむろに、ちっちゃな子供に向かって
「ところで、あなたのお母さん、どこへ行っちゃったの?」(汗)。
男性が必死に子育てをしていると、こちらが説明もしないのに、
「哀れみをもってみられる」のは、メリットなのかもしれない。
その他、妻との家事の分担方法、子どもの教育方針など、
彼らしい発想と視点は、新しい子育ての幕開けの予感がした。



2014年03月05日(水)
せきとうおうりょくせいらんし(赤橙黄緑青藍紫)

「まだ小雨が降っているので気を付けて帰って下さい」と
終礼の挨拶をして、しばらく机上の整理をしていたら、
「お疲れ様でした」と帰ったはずのスタッフが、
「ものすごく大きな虹が出ています」と嬉しそうに戻ってきた。
急いで屋外に飛び出したら、見事な虹が目の前に広がっていた。
端から端まで、約180度の虹が大きな半円カーブを描いている。
これは誰かに教えてあげよう、という気持ちになるのもわかる。
それも大声をあけで喜ぶのは、子どもだけでなく、
最近、空を見上げることの少なくなった大人たちのほうが、
無邪気にはしゃいでいる姿は、なんとも微笑ましい。
さらに「虹の色も全部言える?と訊かれて、
昔、覚えたよなぁ、と記憶を遡ってみたが、思い出せない。
そんな時「せきとうおうりょくせいらんし」とリズムを付けて、
教えてくれた人がいる。
「せきとうおうりょくせいらんし」
何遍も口の中で呟いてみると、意外と記憶に残った。
もちろん「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の意味。
「九九」「春の七草」「いろは文字」の覚え方と同じで、
普段は忘れているけれど、最初の単語が浮かべば、
芋づる式に単語が続くから、人間の記憶は不思議だ。
そう言えば、もう一つ思い出したことがある。
日本では「7色」だけど「フランスでは、虹は5色」という話を
2002年12月19日(木)に書いていた。(笑)
せきとうおうりょくせいらんし・セキトウオウリョクセイランシ
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
3回も繰り返せば、もう忘れないだろうな、きっと。(汗)



2014年03月04日(火)
「太平洋戦争」って不思議なことばかりだなぁ

映画「永遠の0」を契機に「太平洋戦争」のことがもっと知りたくなり、
関連映画・関連書籍を、片っ端から鑑賞・読み漁った。
映画は「永遠の0」「終戦のエンペラー」「凛として愛」「日輪の遺産」
「聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実」「出口のない海」
「226」「真夏のオリオン」「太平洋の奇跡・フォックスと呼ばれた男」
「男たちの大和 YAMATO」「俺は君のためにこそ死ににいく」
書籍は「永遠の0」「日本史の七つの謎」「あの戦争は何だったのか」・・
史実に基づいた作品もあれば、フィクションもあるようだ。
いろいろな立場から「太平洋戦争」を語っているが、深めれば深めるほど
まだ戦争体験者が生きているというのに、わからないことばかりだ。
どうして始まったのか、どうしてなかなか終わられなかったのか、
そして一番不思議なのは、どうして「8月15日が終戦記念日」なのか。
降伏文書に調印したのは「9月2日」(ミズーリ号船上)なのに・・。
私たちにとって、一番近い日本の歴史なのに、知らないことが多い。
そういえば、歴史の授業って「昭和・太平洋戦争」まで勉強したのかな、
それさえも記憶がない。(汗)
だから「『太平洋戦争』って不思議なことばかりだなぁ」を残そうと思う。
正直、もう少し、調べてみたくなった「太平洋戦争」である。

P.S.(その他にも以前に鑑賞した映画は・・)
「明日への遺言」「私は貝になりたい」「硫黄島からの手紙」
「父親たちの星条旗」「最後の早慶戦」
「エクレール・お菓子放浪記」「戦場にかける橋」
「戦場のメリークリスマス」など。



2014年03月03日(月)
葉っぱがあるとないんでは、料理が違うて見えるな

映画「人生、いろどり」(御法川修監督)から。
「徳島県上勝町」で実際にあった話に基づいて、製作された。
全国各地で、自然しか資源のないまちでは、過疎が進み、
残るのは高齢者ばかり、そんな話を耳にするが、
ちょびり参考になる「まちおこし」と言えそうだ。
山に行けばいくらでも手に入る「葉っぱ」を売るビジネスが、
生き甲斐のなかった高齢者の女性によって花開いたから。
いろいろな料理に添えられた葉っぱを称して「つま」と呼び、
「まぁ、ないより、あったほうがまし」と冷やかすが、
その「つま」は、実は主役の料理を大いに引き立たせている。
その雰囲気に驚かされた男性がぼそっと呟く。
「葉っぱがあるとないんでは、料理が違うて見えるな」。
そんな呟きを聞いて、女性はしやきっと答えた。
「脇役だけど、主役を引きたてる役目を果たしとんのよ」
(徳島の方言が、ちゃんと文字になっているか不安ですが・・)
「主役の料理と葉っぱのつま」の関係は、
切っても切れない夫婦を関係に似ているな、とメモをした。
「(葉っぱビジネスを続けることで)、誰に何を言われてもいいん、
ほなけん、お父ちゃんだけは嫌いにならんといて」と妻、
「みそこなうな、何十年、夫婦やってきたと思うんじゃ」と夫。
この喧嘩みたいな会話が、さらに夫婦の関係を輝かせる。
この光景を見ていた若い人恋人たちは、
「夫婦って、ようわからんもんやな」と男性が呟き、
「私も、あんな夫婦になりたいな」と女性が笑顔で返す。
まちおこしの話だと思っていたら、夫婦の話だったなぁ、この作品。



2014年03月02日(日)
「目次」を押してみてください

先日、私がネットで書き続けている日記について質問があった。
最近流行の「ブログ」ではなさそうですが・・と前置きしながらも、
「日記の内容は『カテゴリー』に分かれていないのですか?」。
私の返信は「申し訳ないです、そんな機能はないんです」と説明し、
「そのかわり日記の上段にある、『目次』を押してみてください、
月別に以前書いた日記は、簡単に読み直せるし、
気になる単語やフレーズを『検索機能』一発で探せますから」。
実はこの機能、私が一番利用している。
以前に書いたことがある内容かどうかの確認や、
ちょっとした挨拶文の参考に「夫婦」「人生」等の単語を入れて、
以前の日記を呼び出すことに使っているけど、カテゴリーでなく
書いたことを、タイミングよく、それも素早く呼び出すには、
この機能に勝るブログを私は知らない。
(実は、人前での「挨拶」の資料に、一番役に立っています)
映画・テレビの「観っぱなし」、書籍の「読みっぱなし」、
講演会やコンサート・ラジオの「聴きっぱなし」などをなくしたい、
さらに、日記の「書きっぱなし」もしたくない・・
そんな私の生き方にピッタリの「WEB日記」といったところだろうか。
情報源は出来るだけ正確に記録する、自分の感想も入れる、
そんなルールを自分で決めて、マイペースで書いているからか、
後で整理し易いし、自分にとって使い勝手がとてもいい。
後は、ブログでもない「WEB日記」がいつまで続くやら・・が、
私の一番の不安材料かな。



2014年03月01日(土)
全員を好きだってことは、誰も好きじゃねぇってことだ。

書籍「十二国記(魔性の子)」
(小野不由美著・新潮文庫刊・491頁)から。
「十二国記」の物語がはじめて読者に提示された作品だが、
その世界観・スケールの大きさに、驚くばかりである。
しかし、読んでない人にはまったくわからず、意味不明。
だからこそ、未読者にもわかる一言を選んでみた。
自分が存在すること原因で、同じ中学校の生徒が、
次々と殺されていくのを悩む、主人公。
同級生みんなに助かって欲しい、と呟く彼に、
担任の先生は、やや興奮気味に諭す。
「誰だって全部の人間に良くしてやれるもんならそうしたいさ。
しかし、順番を決めなきゃいけないときもあるんだよ。
全員を好きだってことは、誰も好きじゃねぇってことだ」
みんなに愛されたいって願望は、人間なら誰にでもある。
しかし、そんなことは不可能だから、こう言ったのだろう。
言い方を変えれは、いろいろな場面で応用できる。
「どこ行きたい?」「どこでも」という会話があったら、
「どこでもいいってことは、どこにも行きたくないってことだ」
「なにを食べたい?」「なんでも」という会話があったら、
「なんでもいいってことは、何も食べたくないってことだ」
こんな会話してませんか?



2014年02月28日(金)
「のび太」から「映画『風立ちぬ』の主人公」へ変身

何年振りかに、眼鏡を換えた。
プラスチック・レンズの傷が目立ってきたのが大きな原因だけれど。
丸い縁のメガネ(アン・バレンタインのデザイン)は、
丸顔の私には絶対に似合わないと思い、かけてこなかったが、
妻や娘のアドバイスもあり、思い切ってチャレンジすることにした。
丸い縁のメガネは「ジョン・レノン」や「大江健三郎」さん、
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」の主人公「堀越二郎」さんなど
個性的で、ちょっぴりオシャレな感じがするけれど、
丸顔に丸いメガネは、ドラえもんの「のび太くん」や、
サザエさんのお父さん「磯野波平さん」が代表的。(笑)
私たちの世代は「丸出だめ夫」や「大村崑」さんも、その仲間。
案の定、評価は真っ二つに割れている。
顔を合わせて「あれ、眼鏡、換えた?」までは同じだが、
「へぇ、今回は、オシャレだね」から「なんか、変!」まで、
様々な意見をいただき、恥ずかしいというのが本音。
今まで、眼鏡を換えても、誰も気付かれなかったのに、
面白いものだなぁ、と思う。
私にとって眼鏡は、小学校の頃からのお付き合いだけど、
こんなに形やデザインを意識したことはなかったなぁ。
記録に残したいから、一言にしてみた。
「のび太」から「映画『風立ちぬ』の主人公」へ変身