
|
 |
| 2014年02月06日(木) ■ |
 |
| 人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ。 |
 |
橋下大阪市長が、市内24区で開かれている「区民まつり」に 出席する考えを明らかにした時のメモが出てきた。 市長選前に橋下市長は、前市長の区民まつりへの出席を 「実態は選挙運動」「大都市経営者の仕事ではない」などと 批判していたのに・・。 そんな彼の心変わりした行動を厳しく批判した記事が、 「人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ」だった。 そんなことをしなくても、しっかりと市政を運営していれば、 評価している人は評価している。 敢えて「顔見せ」的要素の強い、地域のお祭りへと 出席する時間があるなら、もっと大きなことを考えてほしい、 そんな期待も込めたフレーズと理解した。 24区、すべて出席するとなると、その時間も半端ではないし、 一日に何カ所も回るとなると、その場にいられるのはわずかな時間。 じっくり市民と対話する時間さえないだろう。 だから、パフォーマンスと言われかねないのに、今度は「出直し選挙」。 もう一度、じっくりこの記事を読み直してみたいな。
|
| 2014年02月05日(水) ■ |
 |
| やなせメソッド |
 |
昨日「メソッド」という単語が登場したので、 書籍「わたしが正義について語るなら」 (やなせたかし著・ポプラ出版刊・158頁)から。 「メソッド」とは、その人が独自に開発した方法、と理解していたが、 「やなせメソッド」を例に、「メソッド」その作り方を伝授している。 と言っても「虚仮の一念、とにかくやり続ける」ことしか教えてくれない。 「そのことばかりやっていれば、なんとかはなるものです」 「そうして多くやっていると、ひとつのメソッドが出来てきます。 自分のメソッドがある時にできるわけ」 「ぼくもあれやこれややっているうちにやっと、 やなせメソッドができてきました。 それを見つけるにはどうすればいいかというと、 それはたくさんやるより仕方がない、 いくつもいくつもやっているうちにできてくるんですね」 「本人独自でいろいろ開発していくわけ」 「メソッドを作る簡単な方法はなくて、やってやってやりまくっているうちに、 いつの間にか、できてくるんですね」と。 自分でも気がつかないうちに、その人のカタチ、 その人らしさが滲み出てくるらしい。 私も「しもさんメソッド」と呼ばれる、メモの取り方でも、出来たらいいな。 それが自分の武器になり、 失いかけていた「自信」をもつ契機になる気がするから。 平日・1日の過ごし方も、ある程度のパターンが出来ているから、 「しもさんメソッド」と呼べるかもしれない。 自分の好きなことで、 何か一つ武器(メソッド)を持たなくちゃいけない時代かもなぁ。
|
| 2014年02月04日(火) ■ |
 |
| 健康で、努力家の人であれば・・ |
 |
映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)から。 お気に入りの内田監督と、大好きな俳優3人 (堺雅人さん・香川照之さん・広末涼子さん)を中心に 展開するドラマは、とてもありえないような展開でも、 なぜか納得してしまう面白さがあった。 広末さん扮する水嶋香苗という女性は、結婚する相手も決まっていないのに 「プライベートなことですが、私、結婚することにしました」と 職場で宣言し、皆に驚かれるが、好きなタイプを訊かれ 「健康で、努力家の人であれば・・」と答える。 この「努力家」という単語がキーワードで物語は進む。(笑) また香川さん扮する殺し屋・コンドウは、お風呂場で転倒し、記憶をなくしたが 常に完全犯罪をするために、体も鍛えているようだし、 以前からいつもメモを取り、前向きに技術を磨く癖がついている。 だから「健康で努力家」。 記憶がなくなった不安いっぱいの中でも「努力してみます」と答える そのフレーズに、胸キュンしたのが、広末さん扮する水嶋香苗という女性。 「大事なのは、これからどうするかってことだと思うんです」と 記憶喪失者の何気ない台詞で、もう完全に惚れたようだ。 コメディタッチだけど、異性に求めるタイプとして多くの人が口にされる、 一番人気の「優しい人」より「健康で努力家」の方が具体的で、私は気に入った。 これって、男性が求める女性のタイプでもある気がする。
P.S. 堺さん扮する、オンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、 主役なんだろうけれど、あまりインバクトがなかったなぁ。
|
| 2014年02月03日(月) ■ |
 |
| 不幸せになった時「幸せだった」とわかるもんなんです。 |
 |
書籍「希望のありか・何のために生まれてきたの?」 (やなせたかし著・PHP研究所刊・118頁)から。 昨年94歳で他界した、やなせたかしさんの考え方。 もちろん、アンパンマンの作者として有名だけど、 私としては「詩とメルヘン」の発行者というイメージがある。 35年以上前、妻と付き合い始めた頃から読んでいた。 実は、最後のページに「メッセージ」を書く欄があって、 毎月1冊、何か一言を書いて渡していた思い出が蘇った。 娘が生まれてから、そのプレゼント相手は娘に代わった。(笑) けっこう長く続けていたが、突然、廃刊になり 寂しい想いをしたことは、今でも覚えている。 「詩は、読んでわからなくちゃいけないと思うんです。 詩は、教養で読むもんじゃないって思うんですよね」 そうか、そんな考え方であの本を発行していたのか、と 嬉しくなった。 そのやなせさんが、幸せについて語った箇所を見つけた。 「幸せの中にいる時は『幸せ』はわかりません」と前置きをして 「不幸せになった時『幸せだった』とわかるもんなんです」。 そうなんだよな、どうして人間って、こんな大切なことに 気付かないんだろうって思ってしまうな。
|
| 2014年02月02日(日) ■ |
 |
| 組織診では、悪性所見は認められませんでした。 |
 |
大腸ポリープ切除後の一週間、不安を抱え、禁酒しながら、 待ち望んでいた(?)「精密結果報告書」が届いた。 おかげさまで、そこに書かれていた文字は 「組織診では、悪性所見は認められませんでした。」 実は、この一週間、いろいろなことを感じながら過ごした。 「もし・・」「万が一・・」が何度も頭をよぎり、 まぁそれも運命かな、なんて開き直ったり、弱気になったり。(汗) 更に、1月中旬から、映画「永遠の0」を契機に、 「太平洋戦争」に関する映画、書籍を鑑賞・読み漁り、 命の大切さを考えるとともに「死に様」なども真剣に考えた。 妻は「病院から手紙が来ているよ」と言いながら、ちょっぴり怖くて、 私が開封し結果を確認するのを傍でじっと見ていたようだ。 「とりあえず、大丈夫たったみたいだな」の声に、 やっとホッとした顔で「よかったね」と安堵の声を出した。 死に直結するような病気の検査結果って、予想以上に緊張する。 だからこそ、私にとって貴重な一週間だった気がする。 これからも、毎日を大切に、一所懸命に生きなくちゃなぁ。
P.S. 読者のみなさんにも、心配をかけてしまいました、申し訳ない。 ただ、もうしばらくアルコールは控えたいので、ご容赦を。(笑)
|
| 2014年02月01日(土) ■ |
 |
| 一月の計は朔(ついたち)にあり |
 |
正月の一言で「一年の計は『1月2日』にあり」と書いた。 この時「一年の計は元旦にあり」は諸説あることも話したが、 中国の書物「月令広義」以外の説に、毛利元就の言葉説がある。 彼も、家臣に向かって「年の初めに一年の事をじっくり考える。 それが本当の祝いというものである」と言ったとされるから。 彼が家臣に伝えた台詞は、 「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、 一日の計は鶏鳴(一番鶏が鳴く早朝)にあり。」 今回の注目は「一月の計は朔(ついたち)にあり」であり、 毎月1日に、その月の計画や準備が大切であることを教えている。 う〜ん、私の場合、前月の末日まで精一杯生ききり、 1日は前月のふりかえりと反省をしながら、改善点をみつけて 2日から新しい月のスタートとして考えたいのだが、 こんな高度情報社会で、そんな悠長なことは言ってられないから、 毎月1日の午前中に振り返り、午後に計画を立てることにしたい。 でも「一年の計は『1月2日』にあり」だけは譲れないな。 それくらい、じっくり時間を掛けて前年を振り返って欲しいから。
|
| 2014年01月31日(金) ■ |
 |
| 風吹不動天辺月 |
 |
映画「清須会議」(三谷幸喜監督)から。 三谷幸喜作品に限らず、掛軸などに書かれている言葉が作品のキーワード、 そんな視点で、多くの作品に使われている文字を暗闇でメモしてきた。 ほとんど「禅語」関連が多いけれど、今回もみつけて嬉しくなった。 今回は「風吹不動天辺月」 やや崩れた書体だったけれど、何度か登場したのでなんとか読めた。(笑) 読みは「かぜふけども どうぜず てんぺんの つき」 禅語なので解釈はいろいろあるだろうけれど、 雲は風によって流されるが、天上の月は流されることなく堂々と輝いている。 微動だにしない心を持つことの大切さを、監督は「清須会議」を通して 伝えたかったのか・・と自分なりに解釈した。 どんな誘惑にも惑わされない、強い信念や意思こそが、 世の中を引っぱっていく気がしてならない。 この禅語、ネットで調べたら実は、対になっている。 「雪圧難摧澗底松」(ゆきおせども くだけがたし かんていのまつ) 谷あいの厳しい環境の中で生え育った松は大雪でもびくともせず、 堂々としている、転じて前述のように、強い心の大切さを表現している。 三谷作品なら、きっとどこかにセットされていてもいいんだけどなぁ、 私の見落としか・・DVDになったら、また観直してみたい。 「会議も戦」と考えて臨んでいた秀吉、本当に動じなかったなぁ。天晴れ。
|
|