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しもさんの「気になる一言」
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2013年11月28日(木)
蕎麦は「ツルツル カメカメ」

落語の演目には「蕎麦」が出てくるシーンが多い。
有名なところでは「時そば」や「そば清」など。
噺家が、扇子を箸に見立てて、美味そうにすするシーンは、
落語ファンでなくても、目にしたことがあると思う。
もちろん「探偵うどん」「時うどん」等の演目もあるが、
やはりイメージしやすい「蕎麦」が多い気がしていたら、
噺の導入部といえる「マクラ」で、ある噺家が話題にしていた。
蕎麦は「つるつる」と食べ、あまり噛まないけれど、
本当は「噛め噛め」と言いたいのか、
それとも「鶴は千年、亀は万年」の語呂あわせで
「ツルツル カメカメ」と口にしているのかわからない。
けれど、蕎麦を食べる時に、ふっと思い出して、苦笑いした。
こういうことは誰かに教えないと、いつまでも頭に残るから、
敢えて「気になる一言」にしてみた。
そうだ、「食育」として、子どもたちに教えちゃおうかなぁ。
蕎麦は「ツルツル カメカメ」だぞって。(笑)



2013年11月27日(水)
うつは、エネルギーが枯れきっている状態

書籍「仕事休んでうつ地獄へ行ってきた」
(丸岡いずみ著・主婦と生活社刊・223頁)から。
「うつ病」って病気は「心の風邪」なんて言われるけれど、
それは「早期受診を促すために使われていた」ことを知り、
「うつ病は心の風邪ではない」ことを、再確認した。(汗)
うつ病は「脳の病気」なので、誰にでもなる可能性はあるし、
焦れば焦るほど、集中力や判断力も、いつしか気力すら失って、
思考が完全にフリーズしてしまうことも、あるようだ。
自分が(たぶん)「うつ病」ではないから、
その気持ちが100%、理解できたとは言えないが、
「あっ、私、一線を越えた・・」と思う瞬間があり、突然、
叫び出してしまいそうだったり、暴れ出してしまいそうになる、
不安定な気持ちになることは、わかった。(気がする)
「一日一日『なんとか今日も生き抜いた・・』そんな感じです」
「東京にひとりでいたら、間違いなく死んでいました」などの
メッセージは、重い気持ちでメモを残すことになった。
誰かにわかりやすい言葉で説明したいな、と考えていたら、
「うつは、エネルギーが枯れきっている状態」という表現を見つけ
ちょっとだけ「うつ」に対する理解が深まった。
最近多いと言われる「新うつ病」は、また違うのかな?



2013年11月26日(火)
前の列、お疲れだった

映画「コーラスライン」(リチャード・アッテンボロー監督)から。
踊りのオーディションはもとより、
多くの若者が目指す職業というものに無縁なのか、
その選考の仕方は、驚くしかなかった。
ものすごい数の人たちの中から、一瞬で才能を見極めなければならず、
そんな甘っちょろいことはいってられない、と思いながらも、
冒頭「その他はお疲れ」「他はそこまで」・・等、容赦ない台詞に
不満を口にするシーンを想定したが、誰ひとりいなかった。
オーディションとは、そんなものなんだろうな、とまたまた驚いた。
気になる一言は、そんな選考の喜びと落胆をうまく表現していたので、
多くのメモから、選んでみた。
最終選考のシーン、名前を呼ばれた人は前へ・・と言われ、
呼ばれた人は、満面の笑顔で一歩前へ進む。
呼ばれない人は、落胆の色を浮かべ、じっと堪えている。
そして・・この一言。「前の列、お疲れだった」
天地がひっくり返った瞬間の、それぞれの表情が印象的であった。
それにしても「人間」って鍛えれば、こんな振りの難しいダンスを覚え、
短時間に出来るようになるのかな、と感心するばかりである。

P.S.
私は、AKB48「恋するフォーチュンクッキー」さえ、
まともに踊れないというのに・・(汗) 



2013年11月25日(月)
必要に応じて、冷蔵庫を開ける

書籍「AKB48の戦略!」秋元康の仕事術
(田原総一朗著・アスコム刊、222頁)から。
秋元康さんの企画術と私のメモ、との共通点を発見。(笑)
以前「どうしてこんなことまでメモするの?」と訊かれて、
しっかりと答えられなかったが、その答えが見つかった。
本文に、こんな内容を見つけたからだ。
「日常で気付いたことをどんどん『リュックサック』に放り込んでいく。
ポストイットみたいな付箋を貼っていくようなもの。
『付箋を貼る』とは、目的なしにスーパーのカゴの中に、
いろんなものを入れるようなものです。
それを冷蔵庫にどんどんしまっていく。
友達が来て『腹減った。何かないの』と言えば、
冷蔵庫を開けて、何か作れそうなものを考える。
いま必要でなくても、なんかこれ面白そうだな、と思ったときに、
冷蔵庫に入れる。そして・・どこかのタイミングで、
必要に応じて、冷蔵庫を開ける」
私が、くだらないことまでメモする意味が、ここにある。
この役に立ちそうもないメモが、いつか使われるかもしれない。
ちょっと人間関係に疲れた時など、私の「冷蔵庫」を開けて、
元気がでそうなメモを取り出して、食べてくれればいい。
今まで貯めてきたメモの意味、自分でもスッキリと整理された。



2013年11月24日(日)
小さいことを重ねることが、ただ一つの道

楽しみにしていた「2013ゆるキャラグランプリ」の結果発表。
「栃木県佐野市『さのまる』が逆転日本一」
この見出しをみつけて、頭に浮かんだフレーズがある。
「小さいことを重ねることが、ただ一つの道」
実は、イチローが、2004年大リーグ年間最多安打記録「262」を
打ち立てた年の言葉として、私が大切にしていた一言である。
正確には「小さいことを重ねることが、
とんでもないところに行く、ただ一つの道」。
言い方を変えれば「みなが驚くような、とんでもないことも、
小さいことの積み重ねだ」と理解できる。
何もせず、突然人気が出ることもないし、
苦労もせず、新しい技術が出来ることもない。
それは、どんな分野でも言えることであるからこそ、
この言葉の重さが伝わってくる。
小さいことを重ねることは、好きでなくてはできない、
最近、特に感じていることだ。
とんでもないことにならなくてもいいから、
小さいことを積み重ねていく快感を、自ら知ることが出来れば、
それは人生にとって、大きな一歩だと言えそうだ。
そのためには「時間と根気と覚悟」が必要になってくるけど・・。

P.S.
わが町の「ゆうすい君」は総合184位。(静岡県内で5位)
評価はそれぞれだろうけれど、毎日毎日、投票した日が懐かしい。
来年のために、ファンを増やすことを今日から始めようっと。
浜松市の「出世大名家康くん」、職員に足を引っぱられた・・と
コメントしなければいいけどなぁ。(笑)



2013年11月23日(土)
中学の時の先生がさ

映画「ボクたちの交換日記」(内村光良監督)から。
場面設定は違うけれど、夢を追いかけ、夢に破れたり、
夢がかなったり・・そこに生まれる多くのドラマが、
こういった映画となる。
ラストシーン近くに語られる「17年後」の姿、
漫才のコンビを解散した一方が、自分の娘に語る台詞、
「ずっとずっと追い続けてきた夢を諦めるって辛いんだぞ」
「お金で済むなら、夢を諦めるな」
「もし、夢を諦めてもいい時があるとしたら、
その夢を諦めてでも幸せにしたい人が出来た時だ」などは、
メモはしたけれど、どうも私の心にぴったりとこない。
結局、選んだのは「中学の時の先生がさ」で始まる、
人生訓だった。「中学の時の先生がさ、
『やろうと思っていた』と『やる』の間には、
実は大きな川が流れているんですよ、って言いやがって。
当時は、うぜ~なって聞いていたけど、今はわかる」。
中学生の時の先生の言葉って、歳を重ねてから振り返ると、
意外といいことをサラッと言っていたりする。
ストーリーには関係なくて申し訳ないけれど、
このフレーズって「本で読んだんだけど・・」とか、
「映画で観たんだけど・・」より、より現実的であり、
なぜか説得力がある気がしてならない。
昔の先生って、そんな話をよくしてくれたかも・・(汗)。



2013年11月22日(金)
家庭の幸福は、妻への降伏。

なんと情報源は「首相官邸」のFacebookで発信された記事。
「11月22日は、『いい夫婦の日』。『家庭の幸福は、妻への降伏。』
これが我が家の夫婦円満の秘訣です。
家族の支えがあってこそ、男性も女性も良い仕事ができます。
日本の元気は、元気な家庭から。強い日本を取り戻すベースです。」
安倍夫妻の仲睦まじい写真とともに掲載されていた。
なんと「安倍晋三」という個人でも同じ記事が・・・。
「妻への降伏」が単なる語呂合わせなのか、気になって調べてみた。
「降伏」とは「戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。降参」
「ごうぶく」と読めば別語。では別の意味の「降伏」は
「神仏の力や法力によって悪魔や敵を防ぎおさえること。調伏(ちょうぶく)」
なるほど・・少しでも前向きに解釈すると、
夫婦の戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。(笑)
たしかに辞書によれば、あまり良い意味ではないけれど、
「戦いは抜きとして、妻に従うこと」が、夫婦間にとっては大切で、
あまりムキになって言い争いをすることは「いい夫婦」とは言えない。
そんな意味に解釈すればいいのかなぁ。
そういう私の妻は、いい夫婦の日に「私の友達の妻たちと飲み会」。(汗)
どんな話になっているのやら・・とほほ。