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しもさんの「気になる一言」
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2013年11月21日(木)
「勝手に県民の日」(花やしき)

先月、出張で訪れた東京の宿泊先は、浅草。
江戸の風を感じたくて、いつものように早起きし、
浅草の街を歩き回った。
スカイツリーを遠目に見ながら歩く浅草の中で、
私のメモ対象は「花やしき」だった。
もちろん、開園前の静けさはあったが、
チケット売り場の近くにあったポスターを見て笑った。
「勝手に県民の日」(花やしき)
勝手に「○日から○日までは、○○県の日」と決めて、
入場料なんてのを安くしちゃう、そんな企画だったが、
「正式な○○県民の日」でないところが、私を喜ばせた。
「東京は全国から集まる人たちの街」は、誰もが承知、
だからこそ「○○県人会」の結束が固くなるのもわかる。
そんな雰囲気を察してか、「○○県民の日」と言われると、
つい、行きたくなてしまう心理が働くのは常だろう。
でも、この「勝手に県民の日」の企画を、
多くの人たちが知らないと意味ないんだよなぁ。
東京都民は、みんな知っているのだろうか?(笑)



2013年11月20日(水)
踏み込んで お椀に注ぐ心地よさ 外に漏らすな 松茸の露

私の気になる一言、長い期間、文字だけで書いているからか、
Yahooやgoggleなどの検索画面から、飛んでくるケースがある。
ある単語や台詞で引っかかり「しもさんの気になる一言」が
1ページ目になることもあるようだ。
その代表格が、居酒屋などのトイレに書かれている短歌。
「急ぐとも 心静かに手を添えて 外に漏らすな 松茸のしずく」
「耐え忍び 心静かに舵をとり 左右に散らすな 貝のしたたり」
誰か同じ人が全国に拡げたのだろう、と思っていたら、
先日、あるトイレでも発見し、ここにも・・と驚いていたら、
上の句のニュアンスがちょっと違うな、と感じ、その場でメモして帰宅。
「踏み込んで お椀に注ぐ心地よさ 外に漏らすな 松茸の露」
案の定、以前紹介した句とは「上の句」が明らかに違った。
じっくり読み込むと「お椀」という単語が気にかかる。
もしかしたら、これって「洋式便器編」かもしれないと思ったら、
思わず、吹き出していた。(笑) 
そう言えば、メモしたときも、様式便器だった気がするなぁ。
私もよく怒られるんだよ、洋式便器になってから。



2013年11月19日(火)
昨日ははるか昔の遠い遠い過去なんだ。

映画「メン・イン・ブラック3」
(バリー・ソネンフェルド監督)から。
40年前にタイムスリップするSFアクションコメディで、
私にメモを取らせるような台詞は少なかったけれど、
「幸せの秘訣は『嫌なことは尋ねない』」とか、
「奇跡は起こらないようで、よく起こる」
「苦い真実は、甘い嘘に優る」
「身動きできない時は、運を天にまかせろ」など、
要所要所では、面白いフレーズが登場した。
その中で、私が選んだのは、
「振り返って考えると、昨日ははるか昔の遠い遠い過去なんだ」
何十年前でも昨日でも、過去は過去であり、
「遠い・近い」という感覚は、人間が勝手に作り上げたもの。
もう戻ってこないし、変えることもできない。
そういう意味では「昨日もはるか昔の遠い遠い過去」という
何気ないフレーズに、正直、唸ってしまった。
逆に、明日も何十年後も、はるか先の遠い遠い未来なんだ、と
理解したら、自分が出来ることは「今」しかないとなる。
SFコメディの作品で再認識した「過去・現在・未来」である。



2013年11月18日(月)
キーワードは、危機感です。

「北海道・清水町」が、NHK番組(BSプレミアム)の
「めざせ!グルメスター」に登場すると聞いて嬉しくなった。
その名も「十勝清水・牛玉ステーキ丼」。(略して「牛玉丼」)
地元の牛を使ったサイコロステーキと、それを包み込むふわっふわの卵、
出演者を「まいう〜」「100点」と唸らせた味は、
昨年秋、妻と出かけた北海道旅行で味わっていたので、納得済み。
だからと言うわけではないが、グルメ番組にもかかわらず、
「まちづくり」という、違った視点で視聴してしまった。(汗)
数年前まで「清水町」という町名の繋がりで、全国4つの「清水町」で
姉妹縁組を結んでいたから、今でも「第二の故郷」の感覚が残るけれど、
この開発メンバーの一人からいただいたメッセージは、
「キーワードは、危機感です」。
さらに続けて「静岡(の清水町)も他人事ではありませんよ〜」。
たしかに、番組ではサラッと流してしまったけれど、
このきっかけは、北海道内の大都市が「高速道路」がつながり、
自分たちが住んでいる愛すべき「北海道・清水町」が、
このままでは「通過される町」になってしまうという危機感から、
何とかしなくては・・という地元を愛する有志たちが集まり、
この「絶品どんぶり!」が誕生したという秘話は、聞き逃してはいない。
そうなんだよなぁ、伊豆へ向かう高速道路は着々と整備が進んでいるし、
近隣市町にも、大型商業施設進出の話が具体化されつつある。
その時になって慌てるよりも、今から危機感を持って準備することの必要性、
そんなことを教えてもらった気がする。
「変化は突然やってこない」というフレーズを思い出した。
順調なときほど、危機意識を持たなくちゃいけないんだよなぁ。



2013年11月17日(日)
企画してくれてありがとう、のお礼です

第6回を迎えた「水と緑のコンサート」は、
「琉神」と「柳清本流柳清会静岡支部」による琉球芸能の饗宴。
サブタイトルは「おきなわの風に乗って」。
あっという間の2時間に、私も含めた観客は大喜びだった。
その帰り際、いつものように、施設の出口でお見送りをしていたら、
何人かに「よかった、感激しました」と握手を求められたので、
「私は出演していませんよ」と笑いながら答えたら、
「わかってますよ、企画してくれてありがとう、のお礼です」。
もちろん「琉球芸能の饗宴」にも感激をしたけれど、
この何気ないフレーズに、私は「大感激」を受けてしまった。
よ〜し、そんなに感激してくれるなら、また喜ばしてあげよう、
と思ってしまう私ならではの単純さだけど、それでいい。
観客が思いっきり楽しんだ姿や、満足感いっぱいで興奮している姿が、
目の前で広がって、こちらも嬉しくなったもの。
出口でお見送りしてくれる出演者に、感激の想いを伝えるのも大切だけど、
企画した人たちへのお礼も大事だな、と実感した。
これからは、各地で開催されているコンサートなどで、心が震えたら、
出演者だけでなく、企画してくれた人たちへのお礼を言おうっと。
それがまた、新しい企画への原動力になるのだから。

P.S.
この日記を書いている途中にも「今日はたくさんの元気をいただきました、
ありがとうございました」のメールあり。
これだから、コンサートの企画はやめられないよね。(笑)



2013年11月16日(土)
人口減少。人が住みたいところを選べる時代。

先日、町制施行50周年記念として開催された「経済講演会」、
講師は「岩崎清悟」氏 (静岡ガス代表取締役会長)
演題は「活き活き清水町への期待」
サブタイトルは「経済界でのさまざまな活動経験から、
故郷清水町の明日への期待を語る」。
前半、わが町の魅力を数字で説明しながら語ってくれたが、
後半は、とても厳しいご指摘もあり、実はとても参考になった。
主催者側のマイナス面は、なかなか言いにくいところ、
ズバッと指摘するあたり、さすが「経済人」だな、と感じた。
特に「ふと感じる物足りなさ」は、長く住んでいた静岡市と比較し、
まちとしての成熟度、未熟さを「よそ者」の視点で助言をされた。
以前から、これからのまちづくりは、
「よそ者、若者、ばか者」の話をしっかりきこう、と
言い続けてきた私にとって、講師の話は耳の痛い話だったが、
なぜか素直に受け入れられた。
特に「これからは、全国どこでも『人口減少』になってくる」と
前置きし、「ということは・・」と話を展開したかと思ったら、
「人が住みたいところを選べる時代になる」とまとめた。
個々の事例は別としても、このまちに住みたいと思わせる魅力、
そんなものが「ふと感じる物足りなさ」だったのだろう。
「住民が、住民サービスによって住む場所を選ぶ」なんて視点は、
「人口が右肩上がりに増加」の時には考えつかなかったけれど、
これからは、この視点が「まちづくりの基本中の基本」になるな。
選んでもらえるように、私たちも頑張らなくちゃなぁ。



2013年11月15日(金)
「決意」は口に出して言う。

先日、ある先生が「わたしの主張発表大会」の講評で、こう言った。
「『決意』は口に出して言う」
一人ひとりの発表に触れながら、彼ら彼女らが主張の最後に、
「自分はこうしたい」という決意があることを喜んだ。
多くの同級生の前で、自分の「決意」を口にすることは、
その思いを行動へ移す「第一歩」として捉えていい。
例えば、悩んで、悩んで、悩んだあげく・・
「私は、あなたを愛してます」と口にすることも、
「あなたを幸せにします」という決意の表れ、と言える。
そんな話をしてくれた後、最後にビシッとまとめてくれた。
「『決意』は、その人間の勝負だと思います。」と。
口に出さない「決意」は、いつでも中断できるし、
誰も知らないのだから、言い訳だってする必要がない。
しかし、他人に向けて口にした、自分の「決意」は、
それを邪魔する「誘惑」との戦い、勝負なんだ、と私は理解した。
まずは、覚悟をもって「決意」を口にすること。
これって、本当に大事なんだよなぁ。