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しもさんの「気になる一言」
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2013年11月14日(木)
文句があれば、麒麟に言え。

書籍「十二国記(月の影・影の海)上・下」(小野不由美著・
新潮文庫刊・上巻272頁・下巻255頁 計527頁)から。
SFファンタジーとわかっていながら、ハマってしまった。
わが課のスタッフに「まずは、これから読んでみてください」と
渡されたので「十二国記・導入編」として読み始めてみたら、
話に夢中になりながら、ファンタジー独特の設定・ルールを覚え、
その後は「なぜ?」「どうして?」という疑問が消え去った。
この世界、その国の王は、その国の神獣・麒麟が選ぶことになっている。
この設定に疑問を挟む余地はないし、その設定を楽しめばいい。
主人公の慶国の景王・陽子が、国民から寄せられる不平不満の対応を、
雁国の延王・尚隆に「名君になるコツ」として尋ねると、
彼は、こう言え、と答える。「文句があれば、麒麟に言え。
それでも不服なら、自分でやってみろ、と」。
一国の王として、またはリーダーとしての心構えを、
そんな感じで読者にもわかるように伝えてくれる。
ファンタジーの世界だけでなく、現実の社会でも通用する会話が、
散りばめられていて、私はメモ帳片手に読むことになった。
このSFファンタジー、ただものではない。(笑)



2013年11月13日(水)
ねっとり甘い「石焼き芋」

このところ、急に冷え込んできたからか
「石や〜きイモ〜」の声が恋しい季節となった。
帰宅途中にすれ違った「石焼き芋屋」さんの軽トラックに、
「ねっとり甘い」と書かれた看板を見つけ、
思わず「?」となってメモをしてしまった。
確かに、あの感触は「ねっとり」なんだけれど、
食べ物に「ねっとり甘い」という表現は、使うだろうか?
「ねっとり」とは「ねばねば」という意味もあるし、
「ものの粘りが強いさま」という意味もある。
物言いや態度が粘りつくようなさまを
「ねっとりとからむように言う」と表現するくらい、
私のイメージでは、あまり良い意味で使われない、
だからこそ「ねっとり甘い」という表現が気になった。
それに代わる言葉が思いつかないが、
「あま〜くて、ほっかほか」くらいの看板のほうが、
私の購買欲はそそられるんだけどなぁ。(笑)



2013年11月12日(火)
「AKB48」は「高校野球」

書籍「AKB48の戦略!」秋元康の仕事術
(田原総一朗著・アスコム刊、222頁)から。
たぶん、今まで読んできた書籍の中でも、
ページに対するメモの割合は、最高だと思うくらい多い。
「AKB48」に、まったく興味がなかったこともあって、
日本は、こんな若い女の子の集団に、朝から晩まで熱を上げて、
一体どうなっちゃったんだ、と嘆いていた。
しかし、朝まで生テレビでお馴染みの「田原総一朗」さんまでが、
夢中になっていると聞いて、これは何かあるな・・と感じた。
そこで、この本を手にして読み始めたら、なるほど・・の連続。
これでは、老若男女、夢中になるわけだ、と、
あらためて「秋元康さんの仕事術」に尊敬の念を抱いた。
「AKB48」の魅力を、野球に置き換えて説明してくれるからか、
とてもすんなり入ってきたのかもしれない。
「AKB48」は、平凡な内野ゴロでも全力疾走し、
一塁にヘッドスライディングする「高校野球」と表現したり、
野球のホームグラウンドのように、
それぞれのチームが地元ファンに熱狂的に応援してもらうように
広がっていきたいと、地名をアルファベットにしたチーム名?
名古屋栄(SKE48)・大阪灘波(NMB48) 博多(HKT48)にした話など、
何かを企画する時のヒントが溢れていた。
これから何度となく「気になる一言」に登場しそうな予感。
とりあえず「『AKB48』は『高校野球』」を残しておこうっと。



2013年11月11日(月)
会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ

文豪の恋愛短編小説を映画化したオムニバス・ドラマ(6編)、
「BUNGO ささやかな欲望」の1編。
映画「BUNGO〜ささやかな欲望〜鮨」(関根光才監督)から。
原作は「岡本かの子著『鮨』」、すし屋常連客の会話。
「私、歯医者さんが苦手で」と一般論を言ったつもりが、
「私は、あの歯医者さんが苦手で」と勘違いされ、
あやうく誤解を招く恐れがあるな、と感じた時、主人公が呟いた。
「どうも、会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ」
接ぎ穂(つぎほ)とは「接木をする時、台木につぐべき枝や芽」
「途切れた話をつなぐきっかけ」のこと。
この表現って、ちょっとオシャレだな、と思ってメモをした。
いつか使ってみたいと思うフレーズである。
自分の発言で、話が違う方向にいきそうになったら、
すかさず「どうも、会話の接ぎ穂(つぎほ)をしくじったようだ」。



2013年11月10日(日)
体力測定、1級、40〜44歳の体力年齢

「春の大人のスポーツテスト」で味わった
「懸垂1回」という汚名を返上するために・・、
いやいや、昔はすごかったという名誉を挽回するために
前日のアルコールを控えて「秋の体力測定」に臨んだ。
記録は「握力」(右55kg・左58kg)、立ち幅跳び(190cm)
反復横跳び(47回/20秒)、上体起こし(腹筋)(25回/30秒)、
長座体前屈(38cm)、20mシャトルラン(折返し55回)、
判定は、総合得点37点、1級、40〜44歳の体力年齢。
55歳を人生のピークに・・と願っていた私にとって、
神様からの嬉しいプレゼントをいただいた気がする。
もちろん、他人の記録と比較するのではなく、
自分の体力の現実を知るために、が目的であったから、
思わぬ好結果に、来年への期待が深まったのも事実だが、
これ以上の結果を求めるのではなくこの記録をキープする。
加齢からくる体力の衰えに、抵抗してみたい。
本当に私って、数字が好きだなぁ。

P.S.
明日、朝起きられるだろうか、それだけが心配である。(汗)



2013年11月09日(土)
年齢だけで「大人」と「子ども」を区分していいのか

町制施行50周年の記念イベント「消防フェスタ」に足を運んだ。
一日消防長に、絵本作家の「宮西達也さん」、
一日消防署長に、同じく絵本作家の「真珠まりこさん」を迎え、
時折、冷たい風が吹いていたが、多くの町民で賑わっていた。
絵本作家のふたりの周りに集る、多くの大人たちをみていて、
ある図書関係者と意気投合した意見を思い出していた。
それが「児童書と一般書と分ける理由がわからない」。
全国ほとんどの図書館でみられる大きな区分は「児童書」と「一般書」。
これは必然のように、フロアを分けている図書館もあるが、
私は、以前から、ちょっと疑問だった。
大人にとっても、絵や写真の解説があったり、文字が大きかったり、
児童書の方が、分かりやすいものも多い気がするからだ。
けれど建物の案内で「児童・一般」で区分されていると、
私のような55歳の男性が、長時間、児童書の前にいるのは気が引けてしまう。
もちろん、おふたりの「絵本」を何冊も読みたくなったときも同じ。
逆に、好奇心旺盛の児童が、小説や外国語文学、料理本のレシピや
難しい歴史書を読んだっていいと思うのだが・・。
だから、今回は私の長年の疑問として
「年齢だけで『大人』と『子ども』を区分していいのか」を残そうと思う。
昔から、そう区分してきたから・・では、とうてい納得できないから、
誰か、私が「なるほど・・・」と思う理由を教えて欲しい。
世界の図書館事情はどうなっているのか、これも調べてみよ〜うっと。

P.S.
お世辞ではなく、ふたりとも「消防の制服」、似合ってましたよ。
敬礼しながら、お辞儀するのには笑ってしまいましたが・・。
煙体験や、消火器の使い方まで・・お疲れ様でした。(笑)



2013年11月08日(金)
緊張島倉千代子

夕食を済ませ、さて、映画「オブリビオン」でも観ようかな、と
パソコンを立ち上げ、その前にネットでニュースを確認しようと
yahooのトップ画面を表示した時、目に飛び込んできたのは、
トピックスでみつけた「島倉千代子さん死去」という訃報。
彼女の人生については、また多くの関係者が語るだろうから、
私と「島倉千代子」さんとの関係を記録に残したい。
と、いっても面識があるわけではないし、特筆すべき関係もない。
ただ、長年続けている、この日記を「島倉千代子」で検索したら、
なんと「7日」もヒットした。
芸能人の中で、こんなに登場する女性も少ないかもしれない。
そのほとんどが、人名としてではなく「緊張しまくり」の状態の時、
職場の先輩に教えていただいた「緊張島倉千代子」という駄洒落で
彼女のお名前を使わせていただいているケースがほとんどだった。
それだけ「緊張しまくり」の状態があったということだろうか。
特にファンと言うわけでもないのに、妙に淋しい気分になったのは、
そんな心の動きがあったからだと思う。
日記では何度も登場していただき、お世話になりました。
ご冥福をお祈りいたします。合掌。

P.S. (これまた大好きなフレーズ)
「困った、困った、こまどり姉妹。しまった、しまった、島倉千代子」