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しもさんの「気になる一言」
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2013年10月31日(木)
この秋 ミステリアス・ラブを あなたに

映画「配達されない三通の手紙」(野村芳太郎監督)から。
「手紙」をキーワードに作品を選んだら、
1978年日本アカデミー賞作品「事件」のスタッフ(監督・脚本)らが
製作した作品にぶつかった。
今では、2時間ドラマになってしまいがちだが、当時としては、
外国小説を原作とした映画化として話題を呼んだと思う。
場面場面では、突っ込みどころ満載で笑える部分もあるが、
豪華キャスト・スタッフの名に驚くしかなかった。
片言の日本語で、外国人を表現したり、
「味の素のマヨネーズ」や「もやし一袋32円」と書かれた
商店街の貼紙に、その時代の生活感が記録されていた。
今回の気になる一言は、この作品の「予告編」。(汗)
キャッチコピーとしても、作品全体をあらわすフレーズとしても
「この秋 ミステリアス・ラブを あなたに」は上手い。
特に「ミステリアス・ラブ」には、唸るしかなかった。(笑)
単なる、殺人の推理小説だけでなく、また恋愛小説でもない。
日本語では、文字にしにくいジャンルを、
「ミステリアス・ラブ」という単語は、表現している。
ただ「mysterious」とは、本来「神秘的なさま。不可解なさま」の意。
事件や犯罪の問題解決への捜査を描いた推理小説「ミステリー」を
知らなければ「神秘的な愛」「不可解な愛」となるが・・。
まぁ、それでも意味は通じるかなぁ、今回の場合。

P.S.
「脚本(新藤兼人)」「スタイリスト(原由美子)」の名前を見つけ、
こんな作品に関わっていたのか、と嬉しくなった。
エラリー・クイーンの小説を「災厄の町」と訳した早川書房も天晴れ。



2013年10月30日(水)
野球が好きだ。

東京の出張が現地解散だったので、私が一番先に考えたのは、
そのまま帰るのも、ちょっともったいないってこと。(笑)
そう、プロ野球本シリーズの第4戦(東京ドーム)へ足を運び、
雰囲気だけでも味わって帰ろう、と考えた。
以前は、年に何回も訪れた場所だけに、懐かしさが私を包み込む。
東京ドーム周辺のスピーカーから流れる「闘魂込めて」をBGMに、
少しずつ集ってくる人たちを眺めていたら、
不思議と、こちらも嬉しくなってしまったのは、どうしてだろう。
どうせ観戦チケットはプレミアで、手に入らないだろうし、
出張の疲れもピークに達していたので、
試合観戦は帰宅後のテレビと決めて、新幹線で早々帰宅した。
そこで待っていたのは、打撃の神様・川上哲治さんの訃報。(涙)
今日は負けられない試合になるな、と思っていたら、
序盤から大量失点で、やや重苦しい試合展開だが、
諦めずに応援しようと思う、だって野球が好きだから。
気になる一言は、ドーム周辺の壁に貼られていた
「adidas baseball 野球が好きだ。」のワンフレーズ。
ドーム周辺で感じた、独特の雰囲気は、巨人・楽天ともに
野球好きが集ってきたからだな、きっと、居心地が良いもの。

P.S.
試合開始から1時間経ってもまだ2回が終わらなかった。(汗)
もし観戦していたら、新幹線の最終に間に合わないかも。



2013年10月29日(火)
最近のマイブームは「十二国記」(書籍・DVD並行活用)

職場のスタッフに勧められて読み始めた
小野不由美さん著の書籍「「十二国記」シリーズ。
以前、漫画「ワンピース」を途中で挫折した私にとっては、
今度はじっくり読める作品をリクエストしていたが、
これなら課長向きです、と「本とDVD」のセットで勧められた。
なるほど・・これは面白い、とハマってしまったのは、
NHKでアニメ化されたDVDと書籍を交互に楽しんでいるからだろう。
実は、内容がファンタジーの世界だけに、文字だけでは理解しにくい、
さらに登場人物や用語など、なかなかイメージできず、
たぶん、文字だけでは途中で意味がわからなくなり、
苦手なジャンルとして、投げ出していたかもしれない。
しかし、今回は暇さえあれば、頁をめくり、切りのよいところで、
DVDを観て、自分の感覚を確認することが出来るためか、
不思議と疲れない。
「読書離れ」を無理やり戻そうとするよりも、
読書と映像を巧みに活用して、少しずつ「読書」に関心をもたせる。
今回の出張中は「読書」三昧。帰宅したら「DVD」で確認しようっと。



2013年10月28日(月)
「酔っぱライター」から「コラムニスト」へ

毎日が充実し過ぎて「気になる一言」が追いつかない。(汗)
実は、これが私のいまの心境である。
いままでも、何十年も「書くネタ」に困ったことはなかったが、
最近の悩みは、書きたい話題が多すぎて日記が追いつかないこと。
映画は、今年も約3時間の時間を確保しながら鑑賞しているが、
それでもすでに年間100本を超えている。
読書は、最近、風呂・トイレにまで持ち込んで読んでいるが、
メモしながら読んでいるからか、そのメモ整理が出来ていない。
講演会は、仕事や公開講座で聴講しただけでも多数で、
アップするタイミングがなかなか掴めない。
そのうえ、イベント開催での気付きや、個人的な呟きも含めると、
今年は、採れたての話題を、そのまま読者に提供することが不可能、
そんな状態で毎日を過ごしている。
だからこそ、単なる書くことが好きな「酔っぱライター」から、
社会に対して意見が語れる「コラムニスト」にギアチェンジして、
世相や事件・事故に合わせた話題を提供したいと思うようになった。
自分の意見も「言う」から「語る」へシフトしたい。
その為には、もっともっと勉強しなくちゃ・・。
「酔っぱライター」から「コラムニスト」へ。
そろそろ本格的に始動の準備を始めようっと。

P.S.
明日は泊まりの出張なので「気になる一言」は後日です。



2013年10月27日(日)
(巨人VS楽天) VS (反町隆史VS綾瀬はるか)

余程のことがない限り、日曜日の午後八時の私は、
NHK大河ドラマ「八重の桜」をじっくり観ているのだが、
今日ばかりは、テレビのリモコンを頻繁に駆使して、
画面は、チャンネルに合わせて動き回った。
一番忙しかった時間帯を文字にすると、
「(巨人VS楽天) VS (反町VS綾瀬)」となった。
もちろん、プロ野球日本シリーズは「巨人VS楽天」の第2戦。
今シーズン負けなしの楽天エース・田中将大投手が、
満塁のピンチを迎えている時、
大河ドラマでは、薩摩出身の大山役、反町隆史さんと、
会津出身の八重役、綾瀬はるかさんの腕相撲のシーンだった。
実際には勝負になるわけないとわかっていながら、(笑)
2人の腕相撲を観ている間に、満塁のピンチを脱出し、
チャンネルを変えて「鹿鳴館」のシーンを観ているうちに、
楽天が先制点を挙げていた。(汗)
どちらも中途半端で、自分の「優柔不断」を嘆いたが、
いつもは「臨機応変」の対応で評価されるのになぁ、と苦笑い。
綾瀬さん扮する八重が呟いた「負け戦が嬉しいのは初めてです」は
日本シリーズで、どういう結果になるのか、
大事な試合だからこそ、ミスジャッジだけはご勘弁を。
(今回は「ライブ」で書いていることがわかる日記だなぁ・・)



2013年10月26日(土)
合唱は、心を合わせることだ

私の芸術の秋(2013)は、合唱三昧。(笑)
11/2、地元中学校の生徒に混ざって、
「思い出がいっぱい」「ふるさと」「大地讃頌」を歌う。
11/4、町芸術祭で、町制50周年記念合唱団として
「清水町歌」「ふじの山」「ふるさと」でお祝いする。
さらに、恒例の中学時代の同級生混声合唱「風の会」として
「あの素晴らしい愛をもう一度」「花は咲く」を披露する。
老若男女が参加でき、人間の声だけでハモル「合唱」は、
練習からコツコツ参加すると、その上達ぶりが実感できて楽しい。
雨の中、足を運んだ地元中学校の音楽室に貼られていたフレーズは、
私が頷きながらメモしてしまった「音楽は心で聴き心で歌う」。
上手・下手の技術ではなく、心がこもっているかどうかが、
聴いていてる人を感動させるのだと思う。
特に「合唱」は、人間の声だけで曲を作り上げていく。
その秘訣は?と考えていたら、指導していた先生が説明してくれた。
「合唱は、心を合わせることだ」と。
練習回数の多い・少ないではなく、参加したメンバーが1つの曲に
「心」を合わせられるかどうかなんだ、と理解した。
その考えは、2人でも何百人でも同じなんだと。
これって、合唱だけでなく、仕事やイベントにも同じことが言える。
心を合わせてやった時、そこにはきっと満足感が残るに違いない。
今年の秋は「合唱」の楽しさを、体中に浴びることになりそうだ。



2013年10月25日(金)
お母さん 僕が親孝行するよ。

今日が私の母親の79歳の誕生日だから・・という訳ではないが、
映画「裸足のギボン」(クォン・スギョン監督)から。
実話を基に、母と息子の心の絆を綴った人情ストーリー。
幼少期に高熱病を患い、年齢は40歳なのに
知能は8歳で止まったままの主人公・ギボンと、
彼の行為を全て受け入れる母との関係は、涙腺が緩んだ。
韓国と言えば「男女の純愛」というイメージがあったが、
「親子の愛」もしっかりと表現されていて嬉しかった。
こういう映画は、残念ながら日本では難しいだろうな、と
ちょっぴり、羨ましくもある。
実は、ラストシーンに、こんなメッセージが綴られている。
「お母さん 僕が親孝行するよ。
楽に過ごせるように、しわが増えないように。
硬くなった手の節、やせ細った肩
ごめんなさい、ありがとう。お母さん 愛してる」
母親から息子への無償の愛は、(なんとなく)理解できるが、
息子から母親への愛は、言葉として難しい気がしていた。
それをさらっと言い残したこの作品は、天晴(あっぱれ)である。
作品の冒頭に語られるメッセージ
「全ての人生は神様の手で書かれた童話のようである」
全体を通じて貫かれていた考え方なのかもしれない。

P.S.(バッティングセンターのシーン)
「イ・スンヨプの打率、3割2分7厘」が韓国映画らしかった(笑)