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しもさんの「気になる一言」
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2013年09月26日(木)
やられたらやり返す。恩返しだ!

Facebookをはじめ、ネットの世界で広がりつつあるフレーズ。
「やられたらやり返す。恩返しだ!」
誰の発想なのか、誰が言い始めたのか調べたけれど、
なかなか見つからず、借用願いも出せず、のままですが・・(汗)。
爆発的な人気ドラマとなった「半沢直樹」の名台詞
「やられたらやり返す。倍返しだ!」が一人歩きをし、
流行語大賞・・なんて話も耳にするが、私としては、
「倍返し」という単語の使い方が、気になっていた。
私の感覚では「愛情」「感謝」「お詫び」の意味で使う単語であり、
「憎しみ」や「復讐」などでは使いたくない、と思っているからだ。
また、言葉としても「インパクトが強すぎる」気がする。
テレビ番組を観ていないので、それ以上コメントできないが、
子どもたちが、意味も理解せず、ただ流行言葉として
「やられたらやり返す。倍返しだ!」という会話をしていると思うと、
ちょっぴり、悲しくなってしまう。
その点「やられたらやり返す。恩返しだ!」は、
言葉としては依然強い口調であるが「恩返しだ!」の単語で、
思わず、ニッコリしてしまう雰囲気がある。
多くの方がこのフレーズを採り上げて、日本全国に広がり、
今年の「流行語大賞」になったらいいな。



2013年09月25日(水)
「華奢な体格」は「スリムな体格」?

最近、町内で会う人たちに、不思議と同じことを訊かれる。
「新聞投稿、やめちゃったんですか?、楽しみにしているのに」。
そこで「そんなことはないけれど・・」と前置きをして、
「新聞投稿欄は私のプライベートな場所ではないから、
まぁ私のペースで、忘れられない程度に投稿しますね」と答えている。
先日、全国に大きな被害をもたらした台風18号が過ぎた翌日に、
思うことがあって投稿した記事が、今朝、地元紙に掲載された。
自分で書いた文に、加筆・修正された部分がわかるのは、
自分のリズムや独特の言い回し、さらに私の勘違いが原因である。
「若いレポーター」は「若いリポーター」の勘違いだったし、
「茶色い水が勢いよく流れる」は「濁った水が勢いよく流れる」と、
なるほどなぁ、と思う修正で、実は嬉しかった。
ところで自分でも笑ってしまったのは「華奢な体格をした女性」が
「スリムな体格をした女性」と変わっていた部分。
確かに、今は「華奢な体格」とは言わず「スリムな体格」だな、と
感じながらも、自分のもつイメージがちょっと違うのに気付いた。
華奢とは「姿かたちがほっそりして、上品に感じられるさま。
繊細で弱々しく感じられるさま」
スリムとは「ほっそりしたさま。細身できゃしゃなさま」
調べてみると、意味はほとんど同じだし、今更ながらに考えてみると、
台風の中、中継している女性が弱々しいとは限らず、
「スリム」の表現が正しいな、と納得したが、この微妙な感覚の違い、
誰か、賛同してくれる人、いないかなぁ。(笑)

参考・本日掲載文
http://www.enpitu.ne.jp/usr3/39016/diary.html



2013年09月24日(火)
大阪の女は、男が何をやってるか、全部知ってるの。

書籍「プリンセス・トヨトミ」(万城目学著・文藝春秋刊・504頁)から。
指でピストルの形をつくり「バーン」とやると、芸人でなくても、
何人かが「やられた〜」と倒れるらしい、という話を耳にして、
以前から「大阪」という街に興味があった。
その「大阪という町の性格を決定づけた」のは、
「太閤秀吉の陽性な気質に大いに共鳴していた」からという表現は、
妙に説得力があった。
静岡県民の私には、まったく異質な県民(府民)として感じていたからか、
この物語が、フィクションとわかっていても、もしかしたら・・と
ちょっぴり期待している自分が、可笑しかった。
物語に登場する大阪の男は、自分たちの行動が誰にも知られていない、と
思い込んでいるが、それを支えている大阪の女の方が、一枚上手だったから、
面白くてメモをした。
「みんな知ってるの・・大阪の女は、男が何をやってるか、全部知ってるの。
だから、何も言わへんの。どうぞ、そっとしておいてあげなさい。
何かやってることに気付いても、見て見ぬふりをしてあげなさい・・って。
これは女だけの大事な秘密」
その包容力の大きさこそ、大阪のおばちゃんイメージにピッタリしている。
大阪の男は、大阪の女の手の平の上で、踊らされているんだなぁ。(笑)

P.S.
冒頭、静岡の地名が出てきたので、メモをした。
「一年のうち、富士山がまともに見えるのは、百十日くらいなんだ、
あとは雲に隠れている。さっき通過した三島に実家があるんだ。
沼津を越えるとそろそろ見える頃ですよ」
えっ・・三島駅からも富士山、見えるんだけどなぁ。



2013年09月23日(月)
ごめん、今日『半沢直樹』があるからもう帰る

長年、日記を書いているからか、時々ですが
「継続力」「持続力」の話をしてくれませんか?という
お誘いを受けることがある。
系統だてて、理論的に話せることもないし、
単なる「継続するコツ」ならば、いくらでも話せるけれど。(笑)
先日も、ある飲み会でそんな話になったので、こう切り返した。
「みんなだって、継続していることあるでしょ?」と前置きして、
「『あまちゃん』や『半沢直樹』を続けて観てるじゃないですか」。
実は真面目な「継続力」の話になるちょっと前まで、
爆発的な人気テレビドラマ「あまちゃん」や「半沢直樹」の話題で
大盛り上がりだったから。(その時は、私だけ蚊帳の外(汗))
「あまちゃん」を観るためには、一日に何回か放送される時間帯を、
自分の生活リズムに組み込んでいるようだし、
「半沢直樹」を観るためには、日曜日の夜には用事を入れないか、
午後9時前までに済ませるか、自分で段取りを組んでいるはず。
それこそ「継続するコツ」なのである。
また、そのためなら少しくらい周りからどう思われようと構わない、
「ごめん、今日『半沢直樹』があるからもう帰る」と言える力、
今までなら、せっかく盛り上がっているのに、悪いかな・・と
遠慮して言えなかった台詞の中に、そのヒントがあるとも言える。
自分が続けていることを、他人に宣言してしまう、というのは、
継続するコツの大切な要素であろう。
宣言されたら「ほら、そろそろ帰らないと、始まっちゃうよ」と、
サポートするな、私なら。

P.S.
話題の人気番組が、終わっちゃうんですってね。
この数ヶ月で身につけた「続けるコツ」、他にも活かして欲しいな。



2013年09月22日(日)
叩いて叩いて叩きこむこそ、教育の本質

書籍「13歳からの道徳教科書」
(道徳教育をすすめる有識者の会編・育鵬社刊・291頁)から。
実は、最近「道徳」にはまっている。(笑)
「偉人伝」を子どもたちに伝える、という動きは賛成だが、
あまりにも、現代の大人たちとのギャップが大きく、
13歳の生徒たちに伝わるだろうか、そんな疑問も持った。
ただし、「道徳心」を育むためのヒントはいただいた気がする。
私の好奇心に引っかかったのは「池田潔さん」を紹介している章、
イギリスのパブリックスクール(私立中等学校)が登場する。
簡単に言えば、
「英国紳士を育てるための厳格な規律ある学校生活を経験する場」
そこは「極めて制限された、物質的な可薄な生活であり、
主眼が、精神と肉体の鍛錬におかれている場」でもある。
その根底を流れる考え方が記されていたので、メモをした。
「よい鉄が鍛えられるためには、
必ず一度はくぐらねばならない火熱であり、
この苦難に耐えられない素材は、到底、その先に待つ、
さらに厳格な人生の試練に耐えられるものとは、
考えられないからなのである。
叩いて叩いて叩きこむこそ、教育の本質であり、
これが生涯におけるそのような時期にある青年にとって大切」とある。
徴兵制度には賛成しないけれど、若者の心と体を鍛える施設は必要、
そんなことを考えながら、本を閉じた。
このような教育を受けずに社会に出た、
私たちの忍耐力が弱いことは、自分でも自覚しているから・・。



2013年09月21日(土)
どうして、そんな余計なことするの?

映画「白夜」(小林政広監督)から。
フランス・リヨンの赤い橋の上で出会った
見ず知らずの女、その女の不倫相手を捜し出して、
彼女がここで待ってると、伝えてくる・・と走り去る男。
そんな彼に、彼女が呟く。
「どうして、そんな余計なことするの?」
私がこの台詞を残そうと思ったのは、実は訳がある。
監督を始め、制作スタッフに訊き直したいから。
作品全体的に、そう呟きたい衝動にかられてしまった。
意識的なのか、撮影カメラの固定をしていないのか、画面が揺れる。
特に、リンゴを食べるシーンは、酔いそうになった。
また、時々挟まれるのモノクロームの画像の意味もわからない。
出演者は、驚くことに、本当に2人だけだったし
舞台の「ふたり芝居」を観ているようだった。
撮影の甘さに「経費が足りなかったんだな、きっと」と思わせる
そんな素人っぽさだけが、残った。
この作品の良さがわからない、のは、私だけだろうか。
だとしたら「う〜ん、難しすぎる」

P.S.
「小さな親切、大きなお世話」と同じ意味かもしれない。
校長名(50音順)だけの公表を、市町別・学校名まで掲載した地元紙。
タイミングがよすぎるけれど、こう呟きたい。
「どうして、そんな余計なことするの?」



2013年09月20日(金)
ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ?

映画「ポテチ」(中村義洋監督)から。
「人気作家・伊坂幸太郎さんの同名中編小説を映画化」と聞き、
とても楽しみにしていた作品である。
今回は、野球のホームラン関連の台詞を拾ってみた。
「ホームランってさ、ただ打球が遠くへ飛んだってだけでしょ?
そんなに大騒ぎすることじゃないよね」
「お前と同じ年の人間がホームランを打って人を喜ばせてるよって」
「だいたいホームランを打ったとして、何かが変わるのか?
人は、救われるのか?」「そうですよね」
そんな会話をしていたのに、ラストシーンは激変の台詞。
野球場で応援していた尾崎選手がホームランを打った。
もうそれだけで、大粒の涙とともに感激する。
それを横で見ていた男が言う。「どうした?」
彼女は答える、「だって、ただのボールがあんなに遠くに・・」。
そうそう、だからみんな興奮するんだよ、と言いたかった。
この違いは「ポテトチップの『コンソメ味』と『塩味』くらい」違う。
そうでも考えなきゃ、この作品タイトルで笑えないもの。(汗)
「ポテチ」のシーンは、たった一回だからなぁ。

P.S.
今年、王貞治選手が持つ、年間ホームラン55本の日本記録が、
ヤクルト・バレンティン選手によって、更新された。
ホームランって、ただ打球を遠くへ飛ばすだけじゃないんだよなぁ。