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しもさんの「気になる一言」
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2013年09月05日(木)
君、そのまま走り続けて

芸能人の関根勤さんが、人気爆発の新人を励ました台詞。
(私の残したメモには、そう書かれていたが、
新人芸能人が誰なのか、は記録がなく忘れてしまった)
突然、人気が出て、テレビでも引っ張りだこの新人の場合、
どうしても、調子に乗って、天狗になりがちであり、
周りの先輩たちは、ついつい嫉妬も含めて、
「いつまでもこの人気が続くと思うな」的な助言をするらしい。
しかし、芸能活動にもいつも余裕が感じられる、関根勤さんは
「君、そのまま走り続けて」と助言したそうだ。
声を掛けてもらった新人は、とても嬉しかったとその時を振り返る。
芸能界の大御所というよりも、身近な上司という感覚の
声の掛け方が爽やかに感じられたので、メモをした。
若いパワーで、いけるところまでいけ、というアドバイスは、
時には無謀にも取られるけれど、私はそれでいいと思う。
それこそ若さの特権であると思えるし、
疲れてきたな、と感じたら、手を差し伸べればいいのだから。
自分も、頑張っている後輩たちに向かって、
そんな言葉を掛けられるようになりたいな。



2013年09月04日(水)
思ったこと、なんでもそのまま口にするよねぇ。

書籍「空中庭園」(角田光代著・文春文庫刊・281頁)から。
集まったメモを整理していて気がついたこと。
作家・角田光代さんはたぶん意識していると思うが、
表現を変えて、同じような内容が何回か登場する。
「タカぴょんってさぁ、ほんと思ったこと、
なんでもそのまま口にするよねぇ」
「思ったことを思った瞬間に思ったそのままに口に出す、
わかりやすく順序だてたり、言いにくいことだから遠慮したり、
聞かせてはいけないことだがら言わずにいたり、
そういうフィルターの役目を果たす脳味噌の部分が
欠落しているのだ。だぶん、生まれつき」
「なんでもかんでも、脳味噌をつかわずに話して
楽になろうとしないでよ!」
どうやら、周りがどう考えるかなんて考えず、
誰かに話したという事実が自分を満足させる行為が、
気になって仕方がないようだ。
それは、老若男女に限らず・・といった様子。
ストーリーには、直接影響はないのだろうけれど、
これだけ登場するとやはり気になる、が私の本音。
う〜ん、これがどういう意味をもつのか、
もう一度、読んでみなくちゃダメかなぁ。(汗)



2013年09月03日(火)
「エレベーター調節中」ではなく「エレベーター調整中」

先日、講演をしていただいたの眼科の先生から
「老視」は「調整力の低下」ではなく「調節力の低下」よ。
こんな指摘を受けて、嬉しくなって調べてみた。
小説「舟を編む」(三浦しをん著)の主人公になった気分で・・。
辞書によると、
「調整」とは、ある基準に合わせて正しく整えること。
過不足などを正してつりあいのとれた状態にすること。
「調節」とは、ほどよく整えること。つりあいのとれた状態にすること。
「物事に手を加えて、適切で安定した状態にすること」という、
共通した意味が存在していることに気付いて、ますます面白くなった。
振り返ると、自分はあまり意識して使い分けをしていなかった気がする。
それなら英語にした方が、わかり易いだろう、と調べてみたが
「調節する」は〔規制する〕control; 〔規準・条件などに合わせて〕regulate;
〔機械などを〕adjust
「調整する」とは〔望ましい状態にする〕adjust;
〔一定のレベル・状態に保つ〕regulate 再調整する readjust
似たような単語が書かれていて、ますます、わからなくなってしまった。(汗)
しかし、先生は私の日記を読んで、咄嗟に違和感を感じたのだろう。
眼の働きとして、妥協点を見つけるような「調整」ではなく、
きっちりと焦点を合わせるといった「調節」が正しい、と。
ここまで調べてみて、私たちの感覚を持ち出すのもおかしいが、
エレベーターの点検作業中を示す立て札が、その悩みを解決してくれた。
「エレベーター調節中」と書かれていて、違和感を感じたら、たぶん正解。
必ず「エレベーター調整中」と書かれているはずだから。
今度、街でエレベーターの点検を見つけたら、報告願います。(笑)



2013年09月02日(月)
季節外れの風鈴ほど、悲しい音はないもの

映画「あなたへ」(降旗康男監督)から。
今回は、オーソドックスに気になる台詞を選んでみた。
作品冒頭、夫婦役の高倉健さんと田中裕子さんの会話。
「いい音だ」と、風鈴の音に感激する夫。
「でも、秋になったら忘れずにはずさなきゃね。
季節外れの風鈴ほど、悲しい音はないもの」と妻。
この会話が核となって、物語は展開する。
「いつもでも自分のことを思い出してくれるのは嬉しい、
だけど、時が来たら、私のことを忘れて、
あなたの人生を歩んでください」
そんなメッセージを伝え、妻は病気で死んでいった気がする。
ラストシーン間近に、夫が悟るシーンを発見して頷いた。
「女房にとって、自分はなんだったんだろうって、
そればっかり考えながらここまできました」と悩み続けたあと、
「あなたにはあなたの時間が流れてる、そう言いたかったんだと」
だから、墓に埋めずに「故郷の海へ散骨」という方法を、
「あなたへ」と書いた、夫宛てのはがきを残したに違いない。
全体には切ない物語だったが、夫婦とは?・・と考えさせられた、
静かだけど胸にしみた作品である。



2013年09月01日(日)
眉間を見ると、無理してるな、とわかる

「働く女性の会(ATG)」の9月例会だった。
講師は「木村眼科医院・木村裕子さん」
講演テーマは「アラフォー世代からの眼のエイジングケア」。
眼科の先生らしい視点で、私の今までの知識を覆させられた。
冒頭「どちらが良い眼でしょうか?」の問いがあり、
(A・・遠くがよく見える眼 B・・近くが楽に見える眼)
自信をもって(A)を選択したが、
講演終盤には、なるほど(B)だな、と思い直した。(笑)
「老視」とは「調節力の低下」を意味することも知ったし、
70歳になると、水晶体がなかなか膨らまないことも理解できた。
また「涙」の役割を知り「涙は優れもの」という名文句が、
私の耳に残った。
だから、眼にとって害になるものが眼に入ったときなど
「余程のことがない限り、眼は洗わない」方がいいらしい。
多くのメモから、迷った挙げ句、私が選んだのは、
スマホとか携帯電話の画面を見ている人たちの
「眉間を見ると、無理してるな、とわかる」。
年齢を重ねれば重ねるほど、近点は遠くなってくるから、
画面を凝視する緊張感、言い換えればムリして見ていることになる。
だから自然と「眉間にシワを寄せて」、疲れ目の原因となる。
「今は、近くのものを見ることが多いから・・」という説明に、
妙に納得してしまった私がいた。
小さい頃から、眼鏡をしている私にとって、55歳になって
「目的に応じた眼鏡の使用をする」という発想は新鮮だったし、
それこそが、冒頭の問いにあった「近くが楽に見える眼」、
言い換えれば、ストレスが溜まらない生活の仕方と言えそうだ。
「疲れ目よ、さようなら!!」は、眼のストレスを取り除くこと。
そのためには、眼の環境に悪い現実に眼を向けることかもなぁ。



2013年08月31日(土)
覚馬の発案、槇村の決済、明石の実行

NHK大河ドラマ「八重の桜」から。
オープニングの画面が変わったことまでメモして、
ここ数回を振り返り、気になる一言を選んでいるのだが、
なかなかタイムリーな話題がなく、ご無沙汰している。
だが、メモを整理したら、面白いフレーズにぶつかった。
京都のまちづくり(近代化)が、他の地域と比べて、
素早く上手くいった原因だと思えるフレーズ。
「覚馬の発案、槇村の決済、明石の実行」
八重の兄・薩摩の山本覚馬が発案(企画)し、
京都府知事の槇村が判断・決断を下し、
明石博高が、実行に移して形にしていく。
その役割分担は、見事なものだったと言える。
何でもかんでも1人の力でやろうとすると、
そこには大きな壁が立ちはだかり、頓挫してしまう。
しかし、この3人は自分の役割を認識し、
決して、異を唱えないところにあった気がする。
信頼し合っていた、と言っても過言ではない。
この後、いろいろあって決裂するけれど、
この当時の京都には、面白いネタがいっぱいだったな。
このフレーズ、自分の住むまちに当てはめてみてはどうだろう。



2013年08月30日(金)
心臓ガンがないのは、細胞分裂しないから

書籍「ゴボウ茶を飲むと20歳若返る!」
〜Dr.ナグモの奇跡の若返り術〜(南雲吉則著・
ソフトバンククリエイティブ(株)刊・151頁)から。
まずもって、20歳若返ろうと思っていないから、
話題本という程度の認識で、サラッと読み流したけれど、
医師らしい説明はメモに値するものもあった。
その中でも、なるほど・・と思ったことは
「ふくらはぎは、第二の心臓。ウォーキングは、
ふくらはぎを鍛えることになる」という事実と、
「『心臓ガン』がないのは、細胞分裂しないから。
心拍数は、誰でも20億回」という視点。
誰もが「ウォーキングが健康にいい」と言うが、
どうしていいのか、は、実はあまり理解していなかった。
下半身へ流れてきた血を、心臓へ送り返す力は、
ふくらはぎが担っている、この説明、妙に納得できた。
また心臓は、他の臓器のようには細胞分裂しないから、
ガンにもならないけれど、止まる回数が決まっている。
それが「20億回」というわけ。
心拍数(100回/1分)は、1年52,560,000回。
一生の20億回で割ると、38年しか生きられない。
しかし寝ている時間は、心拍数も減るから、平均すると
(50回/1分)は、1年26,280,000回、76年、
(40回/1分)は、1年21,024,000回、95年。
病気や事故で死なない限り、心拍数のあがらない生活こそ、
長生きの秘訣とも言えそうだ。  
心安らかな生活が、それを実現可能にしてくれる。