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しもさんの「気になる一言」
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2013年08月08日(木)
沼津駅から富士駅まで、東海道線は、ほとんど一直線

先日、午後からの出張で富士市へ。
それも午前中の会議が長引いたため、公用車ではなく、
東海道線を利用して、沼津駅から富士駅へ。
車内は空いていたけれど、一番前の車輛の一番前、
そう、運転席の真横で、進行方向を眺めていたら、
驚く光景を目にした。
「沼津駅から富士駅まで、東海道線は、ほとんど一直線」
富士駅に到着する直前で、左に少しカーブするが、
それまでほとんど一直線。
これって、乗ってみなくてはわからないことだが、
なにか、まちづくりのヒントにならないかな、と思う。
自動車ばかり乗っているから気付かないことも、
電車や船、飛行機などによって(視界)視点を変えてみると、
意外な発見がある。(座らないで立っていることも・・)
新幹線の利用で、乗ることが少なくなった東海道本線だけど、
たまには、鈍行で静岡に行くのもいいな。
もっといろいろな発見がありそうな気がする。
このまっすぐな線路、きっと役に立つよ。(笑)



2013年08月07日(水)
広島の被爆は人類の未来に大きく貢献するだろう

(昨日、紹介しようかどうか迷ったので、一日遅れですが・・)
映画「核の傷 肥田舜太郎医師と内部被曝」
(マーク・プティジャン監督)から。
「映画」というより、画像を使った「講演会」という感じ。
肥田先生自身の被ばく体験と、長い間、医師として、
被ばく者の治療と核廃絶運動に献身してきた話なので、
なにも映画にしなくても・・という感想がつきまとう。
今では、BOOKにも、DVDやCDが貼付されているし、
より多くの人に伝えたければ、映画はあまりに負担が多いから。
今回の気になる一言は、なるほど・・と思った視点。
「日本は、子どもたちに原爆はなぜ落とされたのかは教えない」
いつ、どこに落とされ、どれくらいの人が死んだか、という結果は
多くの資料に記されているが、どうして落とされたのか、
どうしてこの日・この時間だったのか、という大切な部分は、
あまり語られることはない。
それが「原爆の人体実験&ソビエトへの威嚇」であり、
「夏の暑い日、広島という都市で、一番、屋外に人がいる時間を調べ、
その結果を確かめてから落とした」とも言われている。
だから「8時15分に落とすことが大事」だったという説明は、
今までに聴いたことがなかった、ヒロシマへの原爆投下の裏側である。
もちろん、一方的に信じることもしないが、あり得るな、とも思う。
冒頭、アメリカに残されている記録に書かれている文面の紹介がある。
「広島の被爆は人類の未来に大きく貢献するだろう」
しかしながら、人類の未来に貢献しているだろうか、
戦争兵器「原爆」のかわりに、電気を生み出す「原発」を作って、
その結果、人類を絶滅の危機に追いやっている気さえする。

P.S.
実はこの映画、2006年、原子力発を推進している、フランスで製作。
発せられたメッセージを私が読み間違えたのだろうか。(汗)



2013年08月06日(火)
100年経てば皆死んじゃう、これが「無常」だ

映画「リトル・ブッダ」(ベルナルド・ベルトルッチ監督)から。
チベット仏教を中心に多くの悟りが散りばめられている作品で、
へぇ〜と思うことも多く、メモは定義集となった。
「心が満たされれば、空虚感などない」は監獄で悟る教え。
シッダールタは「善をもたらす者」という意味。
「チベットでは、魂と肉体を、容器と中身と考える。
タオルに吸われても、お茶はお茶のまま」・・
シュダールタが世に広めた「中道」という考え方。
「弦は張りすぎると切れてしまい、緩すぎると音を出さない」
「『学ぶ』とは変わることだ。悟りは、道の真ん中にある、
極端と極端の間にあるものだ」など、メモは増えた。
その中でも、今までなかなかわからなかった「無常」について、
わかりやすい例えだと感じたので、ご紹介。
「周りの人間たちを見なさい。世界中の人々がこの瞬間に生きているが、
100年経てば皆死んじゃう。これが『無常』だ」
だからこそ、いがみ合ったり殺し合うことは意味がない。
そんなことをしなくても、100年経てば皆死ぬのだから・・そう理解した。
「最も大切なことは、他者に対して憐れみをもつことだ」
「死は生の一部だ。呼吸するのはいつか死ぬからです」・・
チベット仏教の奥深さを、再認識させられた作品であり、
もう一度、観たい、と思わせてくれた作品でもあった。



2013年08月05日(月)
男の気持ちと女の意地がぶつかり合った「八重の桜」

NHK大河ドラマ「八重の桜」から。
「わけ」という単語が飛びかった第31回であった。
八重の夫、川崎尚之助から「離縁之書」が届いたとき、
八重は気丈にしながらも、明らかに動揺した。
「私(なにか)まずかったべか?」と、そのわけを考えるが、
愛する妻を不幸にさせたくない、という夫の気持ちは伝わらない。
義姉は八重に「会えば、なんか、わかんべぇ」と慰めるが、
逆に、夫・山本覚馬が京都で生きていたと知って喜んだ義姉が、
確かに生きていたけど、夫を世話をしてくれる女性がいて、
その女性との間に、子どもが生まれた、と知って落ち込む。
今度は「誰にだって何だって、わけがある。
話してみなきゃわかんねぇ」と、義母が嫁に諭す。
女性にとって、わけがわからない男の行動には、わけがある。
ただそれを、いちいち説明したくない。
説明しなくても、わかって欲しい・・それが男心ってもの。
また「廃藩置県」(身分制度の廃止)で200万人の武士が職を失った時、
妻に「(何も言わず)実家に帰れ」と命令した武士も多かったはず。
勿論、これも苦労させたくない気持ちの裏返しなのに、
それを妻は「別れるのは、イヤでございます」と言い返す。
さらに「無理言うな、俺は抜け殻だ」と背を向けて涙する・・。
これら多くのシーンに、私は「うんうん・・」と頷いた。
男の気持ちと女の意地がぶつかり合った「八重の桜」だったなぁ。



2013年08月04日(日)
白ワインのグラスは、小さくて太い

先日、二次会で寄らせてたいただいた、
「ITALIAN FOOD&WINE 弐/弐(にぶんのに)」
一次会で、結構たらふく食べたので、気分を変えてワインを選んだ。
まずは「赤ワイン」を、続いて「白ワイン」(汗)。
ワイングラスを白ワイン用に小ぶりの形に変えてくれたが、
持った瞬間、違和感を感じた。
それは、ワイングラス特有の手に持つ部分が、太いのである。
お店の人に尋ねたら、白ワインは冷やして飲むことが多く、
ワインの形と同様に、手の温度で温まらないような配慮らしい。
ワイン通でない私でも、ワイングラスは何種類もあり、
ワインの種類によって、形や大きさ、高さなどが違うことは、
多少の知識として知っていたが、手に持つ脚の部分だけは
「細い」と決めつけていたためか、新鮮な驚きがあった。
そこで「白ワインのグラスは、小さくて太い」と記録に残したい。
二次会で、それもビールや泡盛で盛り上がった後に飲んだ、
グラスワインに、そこまで気をつかっていただいたなんて、
誠に申し訳ない・・そんな気にもなった。
今度は、ちゃんと一次会から利用したくなったお店でもある。
酔ってたから、もう一度、行けるかなぁ。(汗)



2013年08月03日(土)
目利きとは、本物か偽物がわかることではない

日本全国で「お宝探偵団」ブームである。
(実は番組名は「開運!なんでも鑑定団」なのだが・・)
本物だと信じていたら、実は偽物だった、というパターンが
番組を面白くさせている要因であるが、
それは本来の鑑定(目利き)ではないことを覚えておきたい。
今の時代、偽物が本物と間違えるほどの出来であるから、
そんなことが起きるのだが、昔は偽物という感覚はないはず。
だがら「目利き」と言えば、本物の中でも「上・中・下」、
いや「最上・上」の違いがわかる人が「目利き」と評された。
だから「目利きとは、本物か偽物がわかることではない」を残したい。
これを知ってから「鑑定番組」などを観ていると、
この人は「目利き」、この人は「物知り」ということもわかる。
そうか「美人」の評価も、女か、ニューハーフかを
見極めるのではないんだよなぁ。(汗)
でも・・作られたニューハーフの方が、女性らしかったりして。
難しいもんだな、目利きって。(笑)
ただ、この考え方を知ってから、目利きの役割がわかってきた。
時間がかかってもいいから、本物の目を持ちたいと思う。



2013年08月02日(金)
「カンナミ・ユーイチ」と「クサナギ・スイト」

映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」(押井守監督)から。
アニメなのに、妙なリアル感があり、楽しめた。
吹き替えに、声優ではなく俳優を抜擢したことで話題になったが、
たしかに、その効果はあった気がする。
さて、今回の気になる一言は、主人公の名前。
戦闘機のパイロット「函南」、基地の女性司令官「草薙」。
静岡県民でないと、何とも思わないかもしれない。
どちらも静岡県にある地名で、エンドロールで気が付いた。
「田方郡函南町」「静岡市駿河区草薙」(草薙球場)・・
メモした台詞より、この名前に引っかかってしまった。
是非、監督に「主人公の名前」の由来を聞いてみたいと思う。
日本の映画なのに字幕が出て、
「了解」をわざわざ「諒解」とした意図も聞いてみたい。
エンドロール後に、また新たな物語の展開が・・。
終わった・・と思って帰ったり電源切ると損します。お気をつけて。