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しもさんの「気になる一言」
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2013年05月09日(木)
「音楽好き?」「飯よりね」

映画「奇跡のシンフォニー」(カーステン・シェリダン監督)から。
主人公の少年が「音楽」を通じて父母を探す物語。
(まぁ、これだけでは意味がわからないと思うが(笑))。
物語全体に「アコースティク・ギター」の響きがあり、
コンサートではないのに、その音の魅力に癒された。
さて、今回の気になる一言。
本当に「音楽」が好き、という意味を感じた台詞だった。
アメリカにも「三度の飯より好き」という言葉があるのだろうか、
翻訳者が「日本版」に直したのだろうか?
あまりにタイミングよく、またリズムよく会話されたので、
メモしてしまった。
音楽(音)とは・・みたいなメモが多かった気がする。
「音は、心の耳で聴くものだ」
「音楽は、教科書では学べない、外でだ」
「音楽があれば、感情を捨てられる」・・・。
人間の発明した中で、音楽が一番の発明だ・・と
伊坂幸太郎の「死神の精度」の死神が言っていたっけ。



2013年05月08日(水)
政府、危機管理のなさ、露呈。

今回も、長嶋監督、松井選手の国民栄誉賞授賞セレモニー、
東京ドームでの始球式のワンシーン。
巷では、安倍首相の「背番号96」が、第96代内閣総理大臣の意味か、
憲法96条改正のアピールか、と同じような視点で大騒ぎしているけれど、
長嶋監督の本気が、誰にもわからなかったということか。
始球式前の打合せでは「空振りをする」ことになっていたらしいが、
それは長嶋監督のこと、もしかしたら、とテレビ観戦していた国民の多くは、
バットを左手1本で持ち、右打席でピタっと構えた瞬間、
あっ、これは打つな・・と直感したはず。
今までも、始球式なのに本気でヒットを打ってしまった選手もいるし、
私の記憶の中では、漫画「ドカベン」の岩鬼も打っている。
しかし、キャッチャーを努めた原監督も、審判を務めた安倍首相も、
マスクもせず、無防備そのもの。
おいおい、本当に打ってファウルチップ、首相の顔に当たったら、
誰が責任をとるんだよ・・と内心ヒヤヒヤものだった。
まさか「想定外でした」なんてコメントできないだろうし。(汗)
こういう何気ない場面だからこそ、こう見出しを付けたいと思う。
「政府、危機管理のなさ、露呈。」
私なら、(もちろんマスクを付けて)捕手は現役4番打者・阿部選手、
審判は現巨人監督・原監督、そして投手・松井選手、打者・長嶋監督。
すべて、巨人軍生え抜きの4番打者で揃えたら、凄かったのになぁ。

P.S.
もしかしたら、本気で長嶋監督に打たせたかったのだろうか、
投手だった松井選手が、誰かに「もう一球」って人差し指を立て、
要求したのを私は見逃さなかった。思い出しただけでも、また涙が・・。



2013年05月07日(火)
どんな時でもバットを振りなさい

「国民栄誉賞、長嶋監督&松井選手のW表彰式」の番組は、
多くのシーンで、2人の「師弟愛」を感じさせるものがあった。
特に、松井選手の長嶋監督を体調を気遣う仕種は、
一朝一夕には身につかないものばかりだから、
常にそういった姿勢で生活をしていたことが画面からもわかった。
また栄光とは別の次元で「2人だけの練習」も披露され、
マスコミが作り上げた、一種独特のキャラクターではない、
長嶋さんらしい、細やかな心遣いが感じられた内容に、拍手を送った。
例えば、松井選手がジャイアンツ入団当時に与えたアドバイスは、
「野球選手は努力をしなさい」「どんな時でもバットを振りなさい」。
子どもたちに(国民に)夢と希望を与える職業なのだからという「プロ意識」と、
野球選手(打者)として基本中の基本である「素振りの大切さ」を伝える助言。
プロ野球の選手だからそんなの当り前でしょ、と言う人は多いけれど、
その当り前がなかなか出来ないからこそ、敢えて言葉にしたのだと思う。
この「どんな時でも」は、実は非常に難しい。
ついつい「今日1日くらいいいだろう」とか「明日、2倍やればいいや」等、
自分の言い訳として、逃げ道を作ってしまうのが常だから。
「バッティング技術」とか「心の持ち方」などは、教わったことがないと言う。
しかし「どんな時でもバットを振りなさい」のワンフレーズが、
全てを教えていることになっていたことに、改めて気付いた。
小さい頃、お父さんから渡されたという、松井選手を支えた言葉
「努力できることが才能である」という考え方を軸に、
長嶋監督からいただいた「野球選手は努力をしなさい」で再確認し、
その方法は「どんな時でもバットを振りなさい」だったということだろう。
この一言が、松井選手を大打者に育てた・・と言っても過言ではない。



2013年05月06日(月)
欠席なのに、楽しい雰囲気、伝わる、伝わる

GW最終日、高校時代からの友人で集う、仲良しクラブの懇親会。
私の場合、スケジュールは先着順だから、
連休前からこの飲み会は楽しみにしていたのに、
なぜか、数日前の焼き肉で、タレにニンニクを入れすぎたのか、
体調を崩して、2日間、下痢状態。(笑) (食事中の人、ごめんなさい)
午後からの講演会参加を終え、夕方帰宅してPCに繋げたら、
懇親会の様子が、タイミングよくフェイスブックにアップされていて、
集ったメンバーの顔から、その場の楽しい雰囲気が伝わってきた。
まだ全快していないお腹の具合を気にしながらも、
アップされた写真の向こうから、私に向けて「お〜い、元気?」
という声が聴こえてきそうだった。
今までは、こんな写真をアップして、何が楽しいんだろう?と
思っていたのに、今回、楽しませていただき、その面白さがわかった。
フェイスブックってこんな使い方があるんだな、と感心。
私以外にも、仕事や遠方にいる友人たちが、
「いいね」を押したり「コメント」を書き込んだりしている。
参加できない人たちとの距離が一気に縮まった気がして嬉しい。
この感覚を文字にすると、こんな感じである。
「欠席なのに、楽しい雰囲気、伝わる、伝わる」
今日はこんなに暑いのに、みんなで鍋囲んでるのか・・(汗)



2013年05月05日(日)
「粋な計らい」(東京ドーム)と「NGワード」(アンチ巨人)

プロ野球・巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんと、
巨人や大リーグで活躍した松井秀喜さんの国民栄誉賞の表彰式が
東京ドームで行われ、その光景はテレビとはいえ、生中継で放映され、
忘れられないものとなった。
2人の顔が画面に映し出されるだけで、涙腺が緩み、
そして2人の握手で胸が熱くなり、涙がこぼれたのはどうしてか、
私自身でもコントロールできない感情が、込み上げてきた。
その要因は、国民栄誉賞表彰式の会場が、東京ドームだったこと。
首相官邸以外の場所で行われるのは初めてとあって、
私は、安倍首相の「粋な計らい」を高く評価したい。
しかし、残念なことにお祝いのスピーチで「私は『アンチ巨人』で」と
東京ドームでは絶対に使ってはいけない単語「NGワード」を
口にしたことだけは、申し訳ないけれど、評価できない。
「文句なしの国民栄誉賞」と2人の功績を讃えただけでよかったのに。
わざわざあれだけの演出をしながら、残念で仕方がない。
何年か前に、東京ドームの始球式をした、人気女子プロゴルファーが
投げ終わった後のインタビューで「実は私、アンチ巨人です」と話し、
ネットの世界が炎上した光景が蘇った。
「口は災いの元、舌は災いの根」とも言う。
猪瀬東京都知事の発言も含め「NGワード」は、それだけ怖いことを
ネット選挙解禁ならば、知っておくべきだろう。
今日の気になる一言は、記録として
「『粋な計らい』(東京ドーム)と『NGワード』(アンチ巨人)」とした。
主役の2人については、また後日、ゆっくり語りたい。



2013年05月04日(土)
「自然発生的なリーダー」(emergent leader)

NRI(野村総合研究所)発刊「パブリックマネジメントレビュー」より。
巻頭にこんな記事が掲載されていた。
タイトルは「強い緊張感と高い志を持つリーダーに期待する」
ペンシルバニア大学・R.J.ハウス氏の3つのリーダータイプが引用され、
私の目を引いた。
「自然発生的なリーダー」(emergent leader)
「選挙で選ばれたリーダー」(elected leader)
「任命されたリーダー」(appointed leader)
その中で、安倍首相に触れ、確かに「選挙で選ばれたリーダー」であるが、
高い志で課題が山積みの日本を導き、良くしていこうとする姿勢や営みが
国民の尊敬を自然に集めるようになること、言い換えれば、
「自然発生的なリーダー」になることを期待している。
また、リーダーは「常に緊張感と危機感」を持ち続ける必要性を
国づくりに実践した元英国首相・トニー・ブレアを例に説明されていた。
選挙に圧勝しても気を抜かず「常に緊張感と危機感」を持ちつつ、
高い志で尊敬を集める人こそ、国民の支持を得られることを語っている。
これから夏に向けて、静岡県知事、参議院議員選挙が続く。
どちらも、誰もが認める、自然発生的なリーダーだといいな。



2013年05月03日(金)
平和を愛するが、戦いを恐れはしない

映画「七人のマッハ!!!!!!!」
(パンナー・リットグライ監督)から。
タイには、目の前で人が虐殺されようが、自分が人質となろうが、
どんな状況でも、国民を奮い立たせる歌があった。
それが「タイ王国の国歌」。
日本語の訳があっているかどうかはわからないけれど、
作品中にメモしたフレーズを紹介しておく。
「人民の血と肉により、このタイ王国になる。
この大地すべては、我ら人民の一部。
それを支え、守れるのは、人民全員が団結し、調和しているから。
平和を愛するが、戦いを恐れはしない。
誰にも自由を奪わせはしない。血の一滴までも、祖国に捧げよう。
タイ王国に栄光あれ。(万歳! 万歳!)」
鑑賞後、ネットで調べたら「毎日朝8時と夕方の6時に
公共施設、公園、広場、テレビやラジオで流される。
国歌が流れる間、起立して敬意を表わす」と書かれていた。
苦難の時、国民に「勇気」を与える国歌の存在って凄いな、と思う。
日本の国歌は、どんな役割をしているのだろうか。
もう一度、しっかり理解して、みんなに伝えたいな。