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しもさんの「気になる一言」
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2013年03月21日(木)
「製本教室」より「本の修理ボランティア養成講座」

十数年前と違い、カルチャー教室が街に溢れている時代、
行政が安い受講料で「講座・教室」を開設するのは、
民間企業・NPOの活動を圧迫するのではないだろうか、
最近、そんなことばかり考えている。(汗)
では、行政はどんな動きをすればいいのだろか、と
悩んでいたところ、
行政は「○○ボランティア養成講座」を開設し、
その育てた人材を活用する工夫をすればいい。
そんなことを耳にして、なるほどなぁ、と思った。
例えば、図書館で開催されることが多い、
「製本講座」や「手づくり絵本教室」なども、内容は同じでも
ちょっと視点を変えれば、男性参加が期待できる。
定年退職した男性が、図書館に入り浸って本を読んでいる話は、
全国的な動きなのだろう。
そういう高齢者の男性を巻き込むには、技術系の仕事。
本を分解して、またきれいに組み立てる。
それが、まちづくりに役に立ち、みんなに喜ばれるのだから、
是非、試してみたい。
これからは、高齢者の男性をどう巻き込むか、これに尽きる。
だから「製本教室」より「本の修理ボランティア養成講座」
来年度は「図書館長」も私の肩書きに加わりそうなので、
さっそく、試してみよ〜っと(笑)。



2013年03月20日(水)
まるでアザラシのようなナオミ

映画「痴人の愛(1967)」(増村保造監督)から。
谷崎潤一郎の同名小説ってこんな作品だったかなぁ、と
読んだ記憶はあるが、なかなか思い出せない。
単なるママゴトとしか思えない物語の展開に、
時代のズレを感じたが、1924年(約89年前)に書かれ、
1949年(約64年前)・1960年(約53年前)・1967年(約46年前)、
3回も映画化されたところを考えると、
その度に社会に対して、訴えるものがあったに違いない。
「ナオミ」という若い女性を自分の手で磨きあげ最後に結婚する、
日本版「プリティ・ウーマン」と言いたいところだが、
ほど遠い結末に、何か空しいものを感じて、苛立ちさえ覚えた。
しかし、じっくりメモしながら眺めると、意図して表現したのか、
制作者の遊びの部分なのか、思わず笑えるシーンがあった。
彼女の成長記録とでも言えそうな「ナオミ日記」は、
主人公のナレーションと、写真撮影当時のメモで表現するのだが、
水着姿のナオミの映像に被せたナレーションは
「ナオミ、ひと夏で泳ぎを覚えてしまう、実に美しくてたくましい。
まるでイルカのようだ」
しかし、映像に残された記録板に書かれたメモには、
「まるでアザラシのようなナオミ」と書かれていたからだ。
このギャップが何を意味するのか、私にはサッパリわからないけれど、
こんな発見は「メモ魔」としては、妙に嬉しいものとなった。
原作に書かれているわけないよなぁ、こんなシーン。



2013年03月19日(火)
ダブルスチールを行ってもいいというサイン

WBC(2013)も、あっけなく幕をとじたが、
ちょうど昼休みに、準決勝のプエルトルコ戦をテレビで観戦。
試合終盤のあのシーンを、ライブで観てしまった。(汗)
私なりのコメントは、翌日の新聞を読んでから・・と決めていたが、
ネットでは、やはり負けた真犯人探しをしている。
私が今回の重盗失敗の場面から学んだことは、
大事な場面の指示は曖昧にしてはいけない、ということであった。
山本監督、8回の走塁の指示は
「ダブルスチールを行ってもいいというサイン」だった、という。
「必ず重盗をしろ、しかしタイミングは任せる」という話もある。
その「サインの曖昧さ」を知って、やっばりなぁ・・と感じた。
トップは「待て」又は「実行」しか、指示を出してはいけない。
「行ってもいい」とか「行けそうなら行け」は、サインではない。
選手(部下)が求めているのは「YES」か「NO」かだけだから。
自分の判断で・・は、カッコいいけれど、失敗した時、
責任の所在が曖昧になることは、プロ野球の選手だけじゃない。
山本監督「サインを曖昧にした私の責任です」ってコメント、
私は期待しています。(汗)



2013年03月18日(月)
たしか、主人公は「八重」だよなぁ(汗)

最近のNHK大河ドラマ「八重の桜」を観ての感想。
確かに、時代が激しく動いている時であるが、
それにしても「八重」の出番が少なすぎるのでは?、と思う。
もう既に11回を数え、吉田松陰、佐久間象山が死んだ。
彼らが死んでなければ、日本の歴史はどうなってただろう、
そんなことを想像しながら、幕末の歴史を復習している。(汗)
「江」の時は、あまりにファミリードラマ風で途中で挫折した。
今回は、あまりに登場しなさ過ぎで、そろそろ飽きてきた。
正月早々、画面のキレイさに驚き、今年は必ず続けて観るよ、と
豪語した私の周りの女性陣は、興味が薄れてきたようだ。
仕方ないよなぁ、八重が出てこないもの。
そこで、気になる一言は、久しぶりに私の呟き。
「たしか、主人公は『八重』だよなぁ(汗)」
他の時代ならともかく、幕末の時代を題材に、女性を主人公として
1年間の大河ドラマを繋げていくには、難しいことがわかる。
これからが「八重」の出番だけど、その前に疲れてしまった。
土日にイベントが続く平成25年度(4月から)
大河ドラマの私の優先順位は、残念ながら低い。
今年は、大河ドラマから選んだ気になる一言、少ないかも・・。



2013年03月17日(日)
「主と朝寝がしてみたい」by石原裕次郎

映画「幕末太陽傳」(川島雄三監督)から。
落語好きには、もうたまらない作品である。
というよりも、この作品の脚本を書いた人たちが、
根っからの「(古典)落語」大好き人間に違いない。
フランキー堺さん扮する「居残り佐平次」をはじめ、
「品川心中」「三枚起請」「文七元結」「お見立て」・・
落語初心者の私でもわかる「名作」がずらりと挿入されている。
他にも「あれっ、これはあの作品かな?」と思うようなシーン満載、
大満足で観終えた。
気になる一言は「三枚起請」という落語で出てくる「都々逸」、
「三千世界の烏を殺し、主と朝寝がしてみたい」の一部。
(これを説明すると長くなるので、書かないが・・(笑))
この作者は、幕末に活躍した「高杉晋作」と言われている。
その「高杉晋作」を演じていたのが、若かりし「石原裕次郎」さん。
やはり、若い頃からオーラを放っていたのがわかる。
作品の中でも「それは俺が作ったもんだ、目の前でやられちゃ、
さすがに照れる」っていうお風呂のシーンが印象的だ。
だから「『主と朝寝がしてみたい』by石原裕次郎」
もうきっと忘れることがない都々逸となった。
今回ばかりは「落語の名作」を聴いてから、観ることをお薦めしたい。

P.S.
今日は沼津市出身の落語家、三遊亭橘也(二つ目)さんの独演会。
聴くたびに上手になっているな、と感じたのは私だけではなさそうだ。
「真打ち」(有名)になってから応援するのではなく、
「前座」「二つ目」など無名の時代から応援するのが、人づくりだもの。



2013年03月16日(土)
人生の一大事は「邂逅」(かいこう)

講師「地元中学校の山中敏弘校長」演題「学校の夢」から。
生徒・保護者は、校長先生の話を聴く機会が何度かあるが、
地域の人々は、子どもや孫が学校に通っていない限り、
ほとんど、先生の話を聴くことなんてない。
世の中は「学社連携・学社融合」から「学校支援」へと移り、
地域の人たちが、地域の子どもたちを、見守り育てるといった
「地域の子育て力」が必要となっているというのに、
その学校の校長が何を考えているのかも知らずに、
ただ闇雲に「子どものため」を理由に、
学校へ入り込むのはいかがなものだろうか?、そんな疑問を胸に、
「生涯学習講座」としてお願いしたら、快く引き受けてくれた。
「久しぶりに、授業ができるって感じ」と前置きしながら、
社会科の先生らしく「意外な暗記が身につく」と言い切る。
「本能寺の変はイチゴパンツ」(1582)と覚えさせた」なんて、
サラッと笑わせてくれたセンスが光っていた。
その中で、私が気に入ったメモは
「人生の一大事は「邂逅」(かいこう)」というフレーズ。
「邂逅」とは、人生の大事な出会い・偶然の思いがけないめぐり逢い。
「ヘレンケラー・サリバン先生」「坂本龍馬・勝海舟・西郷隆盛」
「ゴッホ・ベートヴェン・ロッシーニ」など、多くの例に納得した。
聴講者が少なく、企画側としては申し訳なかったけれど、
少なくとも私たちが、現役校長先生の授業を受けたという事実、
そして、さらにこうして出会ったことを「邂逅」と位置づけたい。
「割り箸で、風呂桶の水、かき混ぜませんか?」との投げかけ、
よ〜し、一緒にかき混ぜてみるか、そんな気になった話であった。



2013年03月15日(金)
サイクル・ホームランですね

結局、夢中になってしまった「ワールド・ベースボール・クラシック」。
注目のWBC・第2ラウンド・オランダ戦は、チームで6本のホームラン。
その本塁打も「ソロHR・2点本塁打・3点本塁打・満塁本塁打」あり。
7回表、坂本選手の満塁ホームランが飛び出したところで、
侍ジャパン公認サポーターのSMAP中居くんが、興奮しながら叫んだ。
初回から毎回数字が並ぶスコアボードを眺めながら、
「1・5・1・3・1・1・4」「毎回得点ですね」と言うのかと思ったら、
「サイクル・ホームランですね」
ははは、そういう見方もあるな、と思わず、メモをしてしまった。
長年、野球観戦してきたが、なかなか耳にしたことがない単語。
1人の打者が1試合で「ヒット・2塁打・3塁打・本塁打」を打てば、
「サイクル・ヒット」という単語で高く評価される。
チーム(複数選手)で「サイクル・ホームラン」ってのはあるだろうけれど、
WBCでは、あまり記憶がない。
私としては、ついでに「ランニング・ホームラン」も観たかったなぁ。
その時、中居くんがどんなコメントするか、知りたかったもの。(笑)
WBCもあと2試合、えっ、平日の午前中? どうすんだよ、仕事じゃん。(汗)