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| 2013年01月10日(木) ■ |
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| 人間は変わろうという気持ちになれるかが大事 |
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ちょっと間延びしてしまいましたが、 箱根駅伝で総合優勝した日体大の監督、別府健至さんが 時の人として、インタビューを受けた時のコメント。 「人間は変わろうという気持ちになれるかが大事。 最も変わったのは私かな」と苦笑いしたようだ。 多くのコメントの中、私にとってはこの台詞が輝いていた。 どんなに素晴らしい言葉に出会っても、 どんなに的確なアドバイスを受けたとしても、 本当に「変わりたい」という、本人の欲望がなければ、 簡単に変わることは出来ない。 今までの自分を「捨てて」、新しい自分に「変わる」ことは 多くの環境変化を生む。 その変化に耐えるためには、誰のアドバイスでもなく、 自ら「変わろう」と決意することが大事だ、と 彼は言いたかったのだと私は思う。 その欲望こそが、考え方や日常の生活行動を変える。 日体大の監督から選手まで、見事にそれをやってみせた。 おめでとう、30年ぶりの箱根駅伝総合優勝。
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| 2013年01月09日(水) ■ |
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| レースの大きなターニングポイントとなる区間 |
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毎年、箱根駅伝の10区間と比較しながら、区間ごとの走り方を参考にし、 私なりの箱根駅伝、もうひとつの楽しみ方をしている。 「10巻・20年」を目標に掲げて書き続けている「気になる一言」、 既に8巻(16年間分)を冊子にし、昨年17年目「9区前半」の走りを参考にした。 昨年の気になる一言は「スピードをコントロールした走りが必要」。 「9区は、タスキを受けてすぐ下り坂。ペース配分が難しい。 9区は下り坂となり、スピードをコントロールした走りが必要になる」 そのアドバイスを胸に秘め「毎日歩く」ということで、リズムを整えた。 振り返ると「まずまずの走り」が出来たのではないか、と思う。 今年1年も同じ9区だから「体と心のコントロール」を意識して過ごしたい。 しかし、こういうアドバイスもある。 「判断力と実行力が求められ、レースの大きなターニングポイントとなる区間」 私の地方公務員人生で「大きな転機となる1年」ということも言えそうだ。 町制施行50周年記念の年、大所高所からの的確な判断力が求められるし、 さらに、リーダーシップを発揮し、私自ら、もうひと踏ん張りの実行力も・・。 悔いが残らないような走り(1年)を、していきたいな。
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| 2013年01月08日(火) ■ |
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| 捨てたくない・・みんな腐らせちゃうんだよ |
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映画「のんちゃんのり弁」(緒方明監督)から。 キーワードとなる単語は「意表」だった。 「意表」とは辞書によると 「考慮に入れていないこと。思いの外。意外」 「意表を突く」とは「相手の予想外のことをする」。 「どうして君はこう意表をつくかなぁ」がメモされた。 しかし私が選んだのは、優柔不断の主人公の彼女に 一喝した、岸部一徳さんの台詞。 「奥さん、責任とるってなに?あんたの言う責任って、 一体、なんなの?何かの責任をとるってのは、 だいたい他の何かを放ったらかしにしなきゃできねぇんだ。 捨てたくないからって、全部、抱えていたら、 みんな腐らせちゃうんだよ。あんた、それ、わかるかい?」 字幕じゃないから、正確じゃないかもしれないが、 そんな話をした。 みんなにいい顔していたら、結局は何も残らないんだよ。 逆に、その優柔不断さが、みんなに迷惑をかけるんだ。 そう諭しているようで、胸に響いた。 あとは、勢いだけではじめた「お弁当屋」さん、 長く続くことを祈るだけである。
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| 2013年01月07日(月) ■ |
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| 剛毅果断・水滴石穿 |
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今年届いた、年賀状の中からご紹介。 共に汗を流してきた、我が課のスタッフからだった。 「本年もどうぞよろしくお願いいたします」と印字された文字の横に、 本人の手書きで「四字熟語」が書かれてあった。 「剛毅果断・水滴石穿」 「剛毅果断」(ごうきかだん)とは、 不屈な意思で思い切りよく決断すること。 自らの信念に従って大胆に事を決すること。 剛毅は意思が強固で不屈であるという意で、 果断は事を決する潔い決断力を示す」 「水滴石穿」 (すいてきせきせん)とは、 「水したたりて石をも穿(うが)つ」とも言われ、 力が足りなくても何事もあきらめずに根気よく努力すれば、 必ず成し遂げられるという意味で使われる。 この「四字熟語」が書かれた年賀状は、 (差出人本人の、私に対する表明なのかもしれないが・・) 私の仕事に対する評価と希望、そう理解して仕事に臨みたい。 常に「軸がぶれないこと」を意識し、時には、壁・障害に対しても 本気でぶつかっていく勇気は、少しながら彼らに見せてきたつもり。 「今年も、この姿勢を貫いていきましょう」とエールをもらった、 そんな嬉しいメッセージでもある。 「上が闘ってくれるなら、私たちは下でとことん支えますよ」 いつだったか、こう言われたことを思い出していた。 よ〜し、今年も「剛毅果断・水滴石穿」でいきますか!!
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| 2013年01月06日(日) ■ |
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| ならぬことをなるようにする女性 |
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今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」が始まった。 楽しみにしていた分、今回の私の評価は微妙。(笑) 「ならぬことはならぬ」のフレーズがあまりにも多用され、 耳につき過ぎたのか、ちょっと言葉に疲れてしまったのは事実。 会津藩「什の掟」に書かれている「ならぬことはならぬ」が 今回の大河ドラマの根底に流れている考え方だとすると、 主人公・八重は「ならぬことをなるようにする女性」であるから、 その解釈も難しいなぁ。(汗) 福島県会津には、大学時代の友人がいるし、 主演の女優・綾瀬はるかさんはデビューの頃、 ある番組のエキストラで参加した時、彼女を間近に見て、 その場で好きになったから、個人的には応援したいけれど、 1年間続けて観るかと問いには、やっぱり微妙だな。 基本的に、映画でもなんでも「鉄砲・ビストル」で撃ち合うシーン、 好きじゃないんだよな、私の場合。
P.S.(おまけ) 昼間、御殿場市に開園している、秩父宮記念公園へ行ってきた。 秩父宮雍仁親王・勢津子妃は松平容保の孫にあたる方なので、 記念館で、徳川の葵御紋と会津の葵御紋の違いを勉強したばかり。 ドラマ内で確認、確かに違った・・妙に嬉しい。(笑)
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| 2013年01月05日(土) ■ |
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| たまたまが一生になることもある |
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書籍「ロクヨン 64」(横山秀夫著・文藝春秋刊・647頁)から。 今年の年始3日間で一気に読み切ったが、メモを整理したら この台詞が妙に気になった。 事件に直接関わる刑事部から警務部の広報官へ異動して、 中途半端な気持ちで仕事をしている感じがしていたが、 刑事部の大先輩に言われた、このアドバイスは主人公に響いた。 「(持ち場に帰れ。)たまたまが一生になることもある」 人事異動の季節、不平不満を口にする人たちに 「蒔かれたところで咲きなさい」と諭すこともあるけれど、 それは私自身が「たまたまが一生になることもある」と 実体験で感じているからかもしれない。 今の職業だって、最初からなりたかったわけではないが、 多くの「たまたま」が重なり「一生」の仕事になった。 仕事に限らず、そういったことはよくある。 その「たまたま」をプラスとして受け入れるか、 自分には向いていないとはねつけるか、それだけのこと。 そう考えれば、すべてが「たまたま」の積み重ねかもしれない。 たまたま出会った人が、一生のお付き合いになることもあるし、 たまたま読んだ「ロクヨン」が、一生を決めることだってある。 警察内部のドロドロした抗争として話は展開するけれど、 仕事に対する矜持が随所に感じられて、本当に面白かった。 長篇作品って、あまり時間をかけずに一気に読み切るにかぎるな、 充実感・満足感が明らかに違うもの。
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| 2013年01月04日(金) ■ |
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| ドラえもんみたいな国 |
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新年の新聞には、私のアンテナに引っ掛かる 企業のコマーシャルが目白押しであるが、 今年、気に入ったのは「トヨタ」。 「トヨタ」の文字はなく、トヨタのマークと 「Re BORN」と「FUN TO DRIVE,AGAIN.」 そして、北野たけしさんとキャッチコピーのフレーズ。 「『頼れる、しかも、愛される』。 世界にとって、ドラえもんみたいな国に なれるといいな、ニッポンは」 国でも企業でも人物でも、この2つの要件を満たすことは難しい。 「恐れられたり、頼られる」と同時に「愛される」ってことは、 本当に人物として魅力がないと、成り立たない。 中国・三国志の「諸葛孔明」みたいな人ってことだな。(汗) どちらか一方なら簡単なことでも、両方となると至難の業だ。 でも逆に、目指してみたいな、今年55歳の生き方として。 「頼れる、しかも、愛される、ドラえもんみたいな人物」ってのを。 日本も目指して欲しいな「ドラえもんみたいな国」。
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