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しもさんの「気になる一言」
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2012年11月01日(木)
愛情というのは、育むもの

書籍「秘密は日記に隠すもの」
(永井するみ著・双葉社刊・180頁)から。
「トロフィ」「道化師」「サムシング・ブルー」「夫婦」
どの章にも気になる一言はあったけれど、
今回は「道化師」の一部から、愛情に対する考え方。
実は、本文はもう少し長い。
「私は、愛情というのは、勢いで燃え上がるものではなく、
育むものだと思っている。そのためには、時間が必要だと」
辞書によると「愛情」とは「相手にそそぐ愛の気持ち、
深く愛するあたたかな心」「異性を恋い慕う感情」とある。
勢いで燃え上がるものは「恋」、育むものが「愛」
そんな区別でもいいのかもしれない。
結婚30年を迎えようとする今頃になって、
夫婦は「愛を育む関係」なんだな、と理解できた。
「えっ、今頃になって?」と言わないで欲しい。
この年齢で気付いただけでも「良し」としなくちゃ。
まだ、夫婦生活は長く続くのだから。(笑)



2012年10月31日(水)
元気ですかぁ?

映画「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督)から。
「命の大切さ・命を繋ぐ」をテーマにした作品として、
「遺品整理専門業」という職業は興味深かったが、
映画「おくりびと」の二番煎じというイメージは拭いきれない。
この映画を思い出すには、単純にこの会話。
あの時の命がなかったら、今の私はないの。
あの時の命が・・私を救ってくれたの。
彼女がそんな想いに沈んでいたら、主人公の彼が突然、
「『あの時の命』って言ってみて」と切り返す。
「アノトキノイノチ」「アントキノイノチ」・・
「プロレスの人になっちゃうんだよねぇ」と笑いながら
「元気ですかぁ?」と海に向かって叫ぶ。
このシーンが印象に残っているから「元気ですかぁ?」と叫ぶと、
「アントニオイノキ」「アントキノイノチ」・・を思い出す。
それにしても、冒頭の岡田将生さんの裸シーン、
どうしても意味がわからない。誰か教えて。



2012年10月30日(火)
いつの時代に生まれても同じ負担になるように

日大国際関係学部主催の市民公開講座(平成24年度下期)
統一テーマ「日本はどこへ行くのか」
講師「日本大学国際関係学部教授 吉田克己」氏
演題「わが国の税制改革の視点と方向」から。
なかなかわかりにくい税の話を、簡単にまとめてくれた。
特に印象に残ったのは、
「課税(租税)原則:税制が備えるべき望ましい条件」
(公平性・中立性・簡素化・国際的整合性)
その中でも「公平性」についての説明が参考になった。
公平性には、水平的公平・垂直的公平・世代間の公平があり、
■水平的公平「同じ条件なら同じ税金」
■垂直的公平「多ければ多く、少なければ少なく払う」 
■世代間公平「いつの時代に生まれても同じ負担になるように」
最後の「世代間公平」にハッとさせられたのは言うまでもない。
今を生きるのが一所懸命で、つい忘れがちな視点であるし、
税金だけでなく、いろいろな分野で同じことが言えるから。
「次世代に負の遺産を残さない」というフレーズばかりが
一人歩きをしている感があるが、
「公平」とは、今を生きている人だけでないことを知って、
公務員の仕事の重要性を改めて認識した。
「年金問題」も、この視点が大切なんだよなぁ。



2012年10月29日(月)
その言葉を掛けられますか?同じ行動がとれますか?

講演などでは「人権」を考える機会があっても、
日ごろの暮らしの中で「人権」という問題に対して、
考える機会が少ないな、と感じていたが、
ある方に、そのヒントをいただいた。
「判断の基準は、自分の一番愛している人に(大切な人に)
その言葉を掛けられますか?同じ行動がとれますか?」
なるほど・・そう考えると、わかりやすい。
男女共同参画・パワハラ・セクハラ・いじめなども、
「人権」と考えてみれば、同じ判断でいい。
自分の一番大切な人に、同じことが出来ないとすれば、
それは「人権」を犯していることになるかもしれない。
それくらい「人権問題」は、難しい。
民間では利益に繋がらなく、カルチャー教室では難しい
「人権教育」「政治教育」「障害者教育」などを、
住民に、根気よく丁寧に伝えていくことこそ、
「行政」の本来の仕事である、私はそう思う。
ただし、イデオロギーと紙一重なので、充分注意しながら。



2012年10月28日(日)
くたばれ、Facebook (面目丸つぶれ)

映画「素敵な人生の終り方」(ジャド・アパトー監督)から。
シモネタ満載のこの作品、140分はちょっと長すぎた感がある。
お笑い芸人(スタンダップコメディアン)として成功を収めたのに、
不治の病に冒され余命1年未満の宣告を受けたところから
ストーリーは意外な方向へ・・と思っていた。
しかし「一度死にかけていろいろとわかったんだ」と呟いたのは
ほんの一瞬であり、付き人(アシスタント)からは呆れられ
「あなたは死の恐怖を味わって、どんどんタチが悪くなってる」と
告げられる。
どうしてこの作品に「素敵な人生の終り方」というタイトルがつくのか、
私には理解できなかった。
鑑賞後、映画データを確認したら、原題は「Funny People」。
直訳したら「奇妙な人々」。この邦題の方がしっくりする。(笑)
気になる一言は、作品の中で何度か登場したお笑いネタ。
「くたばれ、Facebook」(面目丸つぶれ)
Face(顔・面)を引っ掛けた駄洒落のようだ。
今、日本でやっと浸透してきたが、この作品は2009年製作だから、
ある意味、これから流行る映画なのかもしれないな。



2012年10月27日(土)
全員で最後の山を越えていこう

プロ野球日本シリーズ第1戦、
予想外の展開で、ジャイアンツが8-1で圧勝した。
珍しく試合前のミーテングの様子がテレビ放映され、
私の好奇心はくすぐられた。
原監督は厳しい顔で、選手にこう伝えた。
「日本シリーズは短期決戦と言われるが、長丁場だから」
の台詞になるほどなぁ、と妙に納得しながらメモ、
最後に「全員で最後の山を越えていこう」と気合いを入れた。
私たちの仕事でも、朝礼の大切さは感じているが、
なかなか、気合いを入れていくフレーズが浮かばず、
モヤモヤしていたが、そうか、こういうことでいいのか、と
気になる一言に選んでみた。
いろいろ苦労して、ここまで登ってきたが、
一番大切なのは、これから・・そんな想いが伝わってきた。
その山(日本シリーズ)は、1人では登れないかもしれない、
だから、全員で力を合わせて登ろう・・そういう意味だろう。
私の場合、この台詞はまだ先に残しておこうかな。

P.S.
解説の水野さんが呟いた。(4勝した方が優勝なのだが・・)
「日本シリーズは3敗してもいい、そう考えられるかどうかです」
この視点って、ちょっと新鮮だったなぁ。



2012年10月26日(金)
「ばらまき」から「種まき」へ

数年前「コンクリート」から「人」へ、
そんなキャッチフレーズが話題になったが、
私は、当時からわかりにくいなぁ、と感じていた。
そして、いろいろな政策で税金を「ばらまき」。
「ばらまき」は即効性の人気とりに効果はあるが、
ばらまくものが無くなった時点で、人気もなくなることは、
誰でもわかりそうなものなのに、目の前の成果に喜ぶ。
以前話題になった、米沢藩「米百俵」の話は、
今の幸せよりも、将来のことに使ったということだったのに。
もう一度、その頃の気持ちを思い出したい。
そう考えていた時、思い出したのが、麻生首相の
「『ばらまき』から『種まき』へ」というフレーズ。
これこれ、今の日本、今の行政に必要なのは・・とメモをした。
具体的には書かないけれど、国・県・市町、どのレベルでも
選挙を意識してか「ばらまき」政策は多い。
そろそろ「種まき」政策に転換して欲しいなぁ。
成果は、すぐでないかもしれないけれど・・・。