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しもさんの「気になる一言」
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2011年04月02日(土)
かたつむりのあゆみのように

映画「食堂かたつむり」(富永まい監督)から。
心因性失声症になってしまった倫子役は、女優・柴咲コウさん。
作品の中でも、ほとんど台詞はない。
しかし、なぜだか、彼女の表情に、いろいろな声が聴こえた。
特に「おいしかった・・」と言われた時の、彼女の幸せそうな顔は、
手垢のついた「嬉しい」「幸せ」では表現できないほどだ。
静かな映画だが、観終わって、こちらも幸せな気分になれる作品。
気になる一言は、彼女が開いた「食堂かたつむり」の意味。
たぶん、ほんの少ししか画面には出ない、看板に書かれた文字。
「おっぱい村のめぐみを、かたつむりのあゆみのように
ゆっくり時間をかけて、お届けしたいと思います。
ご希望をお聞かせください。」
1日1組のお客のために、どんな料理を作ったら幸せになるか、を
じっくり考えながら、料理を作ると言う意味なのだろう。
この作品、女性が観たら、また違った感想なんだろうな、と思うが、
料理を作っている時の女性(妻)って、美しいな・・って感じたのは、
きっと私が男だからだろうな。
料理って、不思議な力があるな、と実感した作品である。



2011年04月01日(金)
大切なのは、焦らないこと

映画「めがね」(荻上直子監督)から。
主役は「もたいまさこさん」と勘違いしてしまうほど、
そのキャラクターといい、素敵な台詞が溢れていた。
その彼女が、何度も口にする「氷、ありますよ」や
「おはようございます、朝です。今日もいい天気ですよ」は
不思議と、何度耳にしても、飽きることがなかった。
さて、そんな中でも「かき氷」に使う「小豆」を、
じっくりじっくりと煮込むシーンがある。
それを興味津々に、眺めようとした、主人公・タエコに、
南の島のペースに戸惑っていることを察し、こう呟く。
「大切なのは、焦らないこと」
そして「焦らなければ、そのうちきっと・・」と続け、
じっくり煮込んだ小豆を、微笑みながら手渡す。
せっかく、この島に来たというのに、なぜか、
人間関係に疲れ、焦っているようにみえたのだろうか、
このアドバイスは、彼女にとって、素敵なプレゼントだったはず。
スローライフとは、ゆっくり生きることではなく、丁寧に生きること、
そう感じさせてくれた作品である。



2011年03月31日(木)
見返りを求めない応援が力になるんです

2008年11月16日(日)、この日の「気になる一言」で
新垣結衣さん主演の映画「フレフレ少女」を採り上げた。
読み返してみると、なかなかいいことを書いている。(笑)
ストーリーは、学校の応援団の話だったが、
今は、災害を受け、全国民が被災者に向けて、応援団となっている。
そして私は、当時のメモに、改めて光を当てることになった。
「私も頑張らないと、人に頑張れなんて言えないんですよね」
「他人を応援することは、自分を応援することだと思うんです」
「人間の無限の可能性を引き出すのが応援団」
「見返りを求めない応援が力になるんです」・・
こんなところで、私のメモが役に立ったのかと思うと、
ちょっぴり嬉しいが、支援する私たちの心構えを、再確認した。
あとは、本当に最後まで、「見返りを求めない応援」が出来るかどうか。
相田みつをさんの有名なフレーズ、
「あんなにしてやったのに・・『のに』がつくとぐちが出る」を
思い浮べながら、これからの支援活動を続けていきたいと思う。

PS.
4/1から、またもとの「気になる一言」に戻ろうかな、と考えています。



2011年03月30日(水)
「暑さ」は、我慢できないからなぁ

妻と「計画停電」について話していて、気付いたことだけど。
今は「寒さ」との戦いになっている停電だから、
被災者のことを考えると、我慢しなきゃ・・と厚着をする。
それでも寒ければ、もっともっと着る。(汗)
しかし「これが夏まで続いたら、大変だよね」と呟いた妻。
「どうして?」という私の問いに、彼女はさらっと言ってのけた。
人間、寒さは我慢できる。しかし、暑さは、イライラしやすいし、
我慢できない人が多いと思うよ、と。
そうか、「暑さ」は、我慢できないからなぁ。
寒さと違って、素っ裸になったら、それ以上、脱ぐことはできない。
クーラーは勿論、扇風機さえ動かない。頼りは、団扇のみ。
今の日本人、停電時間は、今までと同じ「3時間」でも、
電気なしで、昨年のような夏を乗り切れるか、気になるところ。
それでも我慢しなきゃね、そう言う私でさえ、自信がない。
停電の間、水温15度の柿田川の水に、足を突っ込んでいるしかないな。
身体の芯から冷やすしか、今は思い浮かばない。



2011年03月29日(火)
募金貧乏・募金恐怖

東日本大震災以後、街全体は自粛ムード。
人が多く行き来するところは「義援金募金」の活動が並ぶ。
この傾向からシュミレーションすると、
せっかく、ある場所で義援金の募金をしたのに、
また違うところで「募金お願いしま〜す」と声を掛けられる。
狭い町内、出歩けば、必ず顔見知りに出会い、
「ごめんなさい、あちらに義援金を入れてきました」と
しっかり意思表示が出来なければ、またまた募金することに。(汗)
これが続くと「保険貧乏」ならぬ「募金貧乏」になる。
そのうち「募金箱」の前を通れなくなる「募金恐怖」が襲う。
半分、誇張して書いているけれど、半分は本音。
これから長期戦になるだろう「被災者支援活動」だからこそ、
街頭募金は、どこかで見切りを付けないと・・と思う。
みんなの善意が、しっかりと、そして長い間、集まる仕組みづくりを、
私たち、生かされた人たちが考えなければいけないのだろう。
これはブームでは終わってはいけないことだから。



2011年03月28日(月)
朝青龍「日本に募金を」モンゴルで呼び掛け

世界各国で、今回の震災に対して、募金活動が行われている。
有名なアーティストやスポーツ選手も、惜しみもなく・・・。
そんな中、私のアンテナに引っ掛かったのは、ある新聞の見出し。
「朝青龍『日本に募金を』モンゴルで呼び掛け」
大相撲の元横綱・朝青龍が、母国のモンゴルで
被災者へ向けた義援金を募る活動を開始しているとのこと。
一時代を築いた横綱を、日本人は、彼を袋だたきのようにして
引退させてしまった気がしていたので、心が痛んでいた。
しかし、彼は、そんなこととは関係なく、
人生の半分近くを過ごした「日本」に対して、応援している。
マスコミは、徹底的に彼を悪役にして、非難したにもかかわらず、
今度は、その美談を掲載する。
私には、その変わり身の早さに驚くばかりであるが、
これを私たちはどう捉えるか、とても大切なことだと思う。
どちらが本当の「朝青龍」なのか、今後の彼の行動で、
自分なりの判断基準を持ち、しっかり見極めたい。



2011年03月27日(日)
スポーツショウ行進曲 (古関裕而(ゆうじ))

東日本大震災チャリティコンサートに参加した。
演奏者は「亀工房」(ハンマーダルシマー&ギターのデュオ)の夫妻、
わざわざ、長野から駆けつけてくれたという。
14曲にも及ぶ演奏プログラムの中に
「スポーツショウ行進曲(古関ゆうじ)」の文字を見つけ、
もしや・・と思っていたら、私の想像どおりの曲であった。
そう、NHKプロ野球や全国高等学校野球選手権大会など、
NHKで放送されるスポーツ中継番組のオープニングテーマ曲。
彼らは、この選曲を、演奏前にこう説明している。
この曲の作曲者・古関裕而さんは、福島県出身であり、
いわき市に演奏で招かれると、必ずリクエストされる曲だという。
だからこそ、復興支援に繋がるチャリティコンサートである今日は
この曲に祈りを込めて演奏したい、という気持ちが伝わってきた。
帰宅後、インターネットで調べてみると、
古関裕而さんは、驚くほど多くの応援歌、行進曲の作曲を手がけている。
早稲田大学第一応援歌「紺碧の空」、慶應義塾大学応援歌「我ぞ覇者」、
全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、
阪神の応援歌「六甲颪」、ジャイアンツの応援歌「闘魂こめて」、
東京五輪のオリンピックマーチなど、今までに何度も耳にした曲ばかり。
これら「応援歌」や「行進曲」は、なぜか涙を誘うほど、毅然としている。
東北地方の被災者にエールを贈る曲として、私はこれらの曲を推薦したい。