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しもさんの「気になる一言」
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2010年08月05日(木)
空気と一緒にさっと描き込むんです

先日、私の大好きな絵本作家、いせひでこ(伊勢英子)さんが
隣町で講演会をするというので、駆けつけた。
演題は「七つ目の絵の具 木からもらったたくさんの物語」
冒頭、私のもっている絵本「ルリユールおじさん」とか
「大きな木のような人」とか「にいさん」などに関する、
制作秘話を話してくれた。
常に、クロッキー帳を持ち歩き、どんな時間でも、
どんな場所でも、描いているらしい。
「1つのクロッキーに要する時間は5秒〜10秒。
空気と一緒にさっと描き込むんです」
この台詞が、今回の気になる一言。
彼女本人が、自分自身のことを、
「現場の空気を知らないと絶対描けない人」と称しながら、
その場の空気を見事に表現している。
だけど「素晴らしすぎること」と「悲しすぎること」は、
スケッチ出来ないんです・・と苦笑いした。
「空気と一緒に・・」は、私にとっては「雰囲気と一緒に・・」。
その場にいた人しかわからない雰囲気(喜怒哀楽)を、
なんとか読者に伝えたくて、気になる一言を書いている。
いい言葉だなぁ・・「空気と一緒にさっと描き込むんです」
私もつられて「雰囲気と一緒にさっとメモするんです」(笑)



2010年08月04日(水)
迎えるより、迎えられる方がいいですね

第10回静岡県東部少年の船の帰着式に参列した。
東部3市3町、192名の中学生が、
1週間の北海道研修を終え、輝いた顔で帰ってきたのだが、
私の気になる一言は、前年までのわが町の担当者の台詞。
今年、人事異動で他課に配属され、担当を外れたが、
この事業に対する思い入れは強いらしく、
わざわざ、この帰着式に間に合うよう、会場に駆けつけてくれた。
バスが到着し、子どもたちとスタッフを拍手で迎えている時に、
彼は私に向かって、こう言った。
「迎えるより、迎えられる方がいいですね」
この事業に関わる、スタッフの大変さと喜びを知っているからこそ
この台詞は、私の心に残った。
今は、生涯学習課職員の特権と言うべきだろう。
しかし、逆に考えると、こんなに感動する事業であるならば、
課など関係なく、新人職員をはじめとした、
多くの若手職員に体験して欲しいとも思うのも、本音である。
会議室に缶詰の座学的な研修もいいけれど、
大自然に触れ、北の大地で宝物を見つけてくる研修は格別だろう。
貴重な「人材育成」の場として、彼の台詞をもう一度、思い浮かべた。
「迎えるより、迎えられる方がいいですね」
う〜ん、いい仕事したって証拠だな。



2010年08月03日(火)
お知らせさせていただきます

知人との懇親会で、ちょっぴりほろ酔い気分で帰宅したら
待っていたのは、同級生の訃報だった。
この秋、中学校の学年同窓会を開催する予定で、
万年幹事の私は、前回の通知先を頼りに、
案内通知を出すのだが、予想以上の「宛先不明」の返信に
いい加減にしろよ、と気分も落ち込む私であったが、
今回の返信は、さらに、私を悲しませた。
送付主は、同級生の母親。
同窓会案内のお礼を述べた後、息子が病気で他界したことを告げる。
そして「色々とお世話になりありがとうございました」と結んでいる。
さらに、悲しい気持ちを噛みしめながら「母より」と3文字。
こうやってキーホードを打っていても、涙が溢れてくる。
器械体操が得意で、彼に「バク転」を教わった回数は、数え切れない。
そんな彼との再会を楽しみにしていたのに・・。
息子の他界を、同窓会の通知とはいえ、返事を書くのは辛かったろう。
「お知らせさせていただきます」
このフレーズは、忘れることの出来ないものとなった。
知らせていただき、ありがとうございました。(涙)



2010年08月02日(月)
貧困とは「人間らしい生活ができない状態」になること

書籍「13歳から学ぶ日本の貧困」
(宇都宮健児著・青志社刊・110頁)から。
著者は、冒頭で「貧困について」定義している。
「貧困」=「貧乏」ではないことも。
「貧困」とは「貧しい暮らし」を指しているのではないと。
普通に働いて結婚し、子供を育て、家を買う、
そんな、ごくあたり前の人生を送ることが
出来なくなってきている日本は、
人間として生きていくのが困難な状態である「絶対的貧困」
とは別に、その社会のメンバーとして生きていくのが
困難な状態である「相対的貧困」と位置づけている。
人間らしく、いきいきと毎日を暮らせない状態のことを
「貧困」というならば、まさしく今の日本は「貧困」と
いっても過言ではないだろう。
「働いても働いてもちっとも収入が増えず、
いつまでたっても貧しい暮らしから抜け出せない。
そんな生活が長く続き、だんだんと体も心も疲れていく」と
幸せを感じられない人たちが増えたことを嘆いている。
「お金はなくても、私は幸せ」と感じられる人が増えること。
これが私たちに突きつけられた課題であると思う。



2010年08月01日(日)
スピンオフ作品

映画「人生のピンチを救うパフェおやじの7つの名言」
(福田雄一監督)から。
映画紹介によると「石原まこちん原作の同名人気ドラマ
『THE 3名様』のスピンオフ作品」・・とある。
ストーリーは、ファミレスで繰り広げられる人間模様を
温かくも冷静な目で見つめるパフェおやじが、
様々な名言を披露していく形で進められていくが、
私が気になったのは「スピンオフ」という単語。
英単語では「spin-off」
意味は「子会社や会社の一部門を独立の会社にすること」
「研究開発の(予期せぬ)副産物、派生技術」(波及効果)
また「(連続テレビ番組の)続編」とか「精神障害」等、
いろいろな意味があることを知った。
ある話がきっかけで、どんどん面白いことに繋がっていく、
そんなことはよくある。
予期せぬ展開に、思わず歓声をあげることも。
これからは「スピンオフ」という言葉を使おうと思う。
ちょっと、洒落ているから。



2010年07月31日(土)
正午、起床

こんなにぐっすり寝たのは久しぶりと、1日を振り返った。
4月からの環境変化、プレッシャーによる疲れの蓄積と、
地域住民とラジオ体操をする事業の成功を願って、
今週1週間は、なんと睡眠3〜4時間の日々、
さらに、昨日の大雨洪水警報による
ほとんど寝てない状態が重なり、帰宅してバタンキュー。
翌日、目が覚めたら、なんと正午。
日頃感じていた頭の疲れは、なぜかスッキリとして、
午後からはいつもの自分に戻り、
大好きな絵本作家・いせひでこさんの講演会に出向いた。
この感覚を、活字に残しておきたくて「正午、起床」。
睡眠は、やはり人間を回復させてくれる。
どんな薬より、睡眠が一番効く・・をこの年齢で実感した。
私のイビキで寝られない家族には申し訳ないけど、
これからも、疲れたら寝る・・を実践しようと思う。



2010年07月30日(金)
はなびは くろくんがいたから できたのさ

絵本「くれよんのくろくん」
(作・絵=なかやみわ・童心社刊)から。
くれよんの話である。(笑)
気になる一言は「黒色」の嘆きである。
真っ白な画用紙の上に、きれいなくれよんの色たちが、
自由気ままに、花や空や雲などを描く様子を見て、
自分も参加しようとしたら、
「きれいに かいたえを くろくされたら、たまらないよ」と
仲間はずれにされた「くろくん」。
悲しくなって、ぼそっと呟く。
「なんで ぼくって、こんないろなんだろう・・」
しかし、描くことに夢中になりすぎて、
くれよんたちの絵はめちゃくちゃになってしまうところから、
物語は、あらたな展開をみせる。
自分の色ばかりを主張するくれよんたちの色の上を、
「くろくん」が全部塗りつぶしてしまう。
そして、少しずつ、引っかいていくと、花火のように、
みんなの色が、調和して浮かび上がってくる結末に、
絵本とわかっていながら、心が動かされた。
きれいな花火ができたのは、みんながのけ者にしていた
「くろくん」のお陰と気付くシーン。
「はなびは くろくんがいたから できたのさ」の台詞を
今回の「気になる一言」として、残しておきたい。