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しもさんの「気になる一言」
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2018年05月21日(月)
朝日ににほふ

靖国神社参拝の帰り、遊就館(ゆうしゅうかん)に寄った。
NHK大河ドラマでは、なかなか語られない
「明治以降の日本の戦争・内戦において、政府・朝廷側で
戦没した軍人らを祀る神社、と言えばわかるだろうか。
そこでみつけた和歌は、本居宣長の作と言われているが、
「敷島の大和心を人間はば朝日ににほふ山桜花」。
意味は「日本固有の精神とはどのようなものかと問われたら、
朝日に照らされて香り立つ山桜の花の姿こそ、
大和魂であると答えよう」と解釈されている。
この大和魂を表わす和歌が、最初の神風特攻隊の名前に
使われていると知って、ちょっとびっくりした。
「敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊」
なんと奥深い名前の付け方なんだろう、とメモをした。
ただもっと驚いたことには、母校の小学校校歌の歌い始めが
「朝日ににほふ、富士の嶺の」・・だったこと。
「朝日に照らされて香り立つ富士の嶺」を想像しただけで、
とても神々しさを感じてしまった。
学校の校歌って、今頃になってその意味を知ると、
いい歌だなぁって思ってしまう私がいる。



2018年05月20日(日)
飲み会は「自らを解放する社会的儀式ですね」

映画「EMMA エマ 人工警察官」(アルフレッド・ロット監督)から。
驚異的な能力を備えたアンドロイドの活躍は、今でも笑いのネタ、
こんな世界がやって来ると思っていても、まだピンとこない。
ただ、アンドロイドからみた私たちの生活の定義は、参考になる。
例えば、飲み会について。
指導(研修)を任されたボス(上司)は、アンドロイドの彼女に
「毎週ここで集まってる、神聖なる木曜の飲み会だ」と紹介。
それを耳にした彼女が、即座に反応し、
「自らを解放する社会的儀式ですね」と言い返す。
彼は「そうかもな」と言い返すしかない。
「(おまえのこと)信じるぞ」と言えば、
「信じる、つまり道徳規範に従った信頼行為ですね、
裏切りなどないと疑わずに」と言い返す。
そのやり取りが面白くて、メモが増えた。
しかし、面白いだけじゃない。
最後に、こんなフレーズがあったことを付け加えたい。
「子どもの頃の夢が大人の自分を作る、と本で読みました」
それってどこで学んだんだ、と突っ込みを入れたくなった。
アンドロイドから観た人間の生態。
「酔う人は変になる」には笑うしかなかったけど・・。



2018年05月19日(土)
東京駅八重洲口マクドナルドのスタッフは、全員外国人だよ

カナダから帰国していた同級生が、面白い情報をくれた。
先日、東京へ行った時に気がついたことは、
「東京駅八重洲口マクドナルドのスタッフは、全員外国人だよ」
日本人の店員は誰もいないらしい。
東京は、もうそんな状況まできているのか・・と驚いた。
地方では、スタッフの1人や2人が外国人、はあり得るけれど
全員となると、なかなか思い浮かばない。(汗)
東京都民は、生活の中に自然と「英語」が入り込み、
本人が意識することなく、英語を始めとした外国語が、
常に耳から入ってくる環境になっている、と言うこと。
物怖じせずに、注文することが出来れば、自信がつくのだから、
地方こそ、そういった仕掛けが必要なのかもしれない。
大袈裟な身ぶり手ぶりでも構わない、
もしかしたら、言葉ではなく、メニューを指差すだけでもいい。
大事なことは、自分の欲しいものを伝えること。
先日「気になる一言」に書いた「I want」を使える環境、
それが、スタッフ全員が外国人のお店なのかもなぁ。
東京駅八重洲口マクドナルド店、上京した時に覗いてみたい。



2018年05月18日(金)
インプットだけしていてもつまらないから

インターネットのSNSである「mixi」「Twitter」「Facebook」
そして最近は「instagram」など、多くの国民が、
自分の身近にあるものを題材に、文字、写真、動画等を駆使して、
いろいろな場面で投稿している。
天の邪鬼の私は、どうして、そんなに流行るんだろう、
なにもそんなことまで、全世界に向けて発信しなくてもいいのに、と
思うこともしばしばだけど、その根底に流れている、
私たち人間の本能みたいなものが突き動かしているに違いない、
そんなことを考えながら、ネットを探していたら、
坂本龍一さんの言葉にぶつかった。
彼は、がんを宣告されてからも、なお音楽活動を続けている、
その理由を淡々と綴っていた。
「アウトプットなんてしなくてもいいんです。本来は」と、
前置きをしながらも、
「根底にあるのは、インプットだけしていてもつまらないから」
と、自身の気持ちを赤裸々に語っていた。
そうなんだよなぁ、人間って、自分の五感が感じたものを、
自分の生きた証として、貯めておくだけではつまらなくなり、
外に向けて、情報発信(アウトプット)することに意味を見いだした、
その結果なんだと感じることがてきた。
私なんて、その典型みたいなものだな、と苦笑い。
でも、インプットしたデータは、利活用しなくなるよなぁ。



2018年05月17日(木)
カネや女のために吹くやつは信用しない

映画「ブルーに生まれついて」(ロバート・バドロー監督)から。
1950年代のジャズ界で活躍したトランペット奏者
「チェット・ベイカー」その半生を描いた伝記映画、という紹介と、
「ブルーに生まれついて」というタイトルが気になり鑑賞した。
もちろん、演奏曲の1つ「Born to be blue.」は理解できたが、
何か意味があるのだろう・・と、メモ帳片手に字幕を追った。
曲ではなく台詞的には「今夜はブルーでいさせて」
「ブルーはいやだ」「青い部屋に引っ越そう」程度で、
あまり意味がなさそうだった。
鑑賞した方々の感想にも
「ブルーな世界からぬけだせない哀しみ」とか
「もがき苦しみながら奏でたブルーな響き」などの表現が、
あったけれど、やはりピンとこなかった。
今回は、ジャズ界の帝王「マイルス・デイビス」が、
若かりし「チェット・ベイカー」に厳しく呟やいた台詞、
「カネや女のために吹くやつは信用しない」を、
残しておこうと思う。
どんなことがあろうとも、麻薬に溺れてしまった彼を、
私は正当に評価できないな、と思ったから・・。
厳しい表現かも知れないが、それが私の本音である。



2018年05月16日(水)
「I want」から始めよう

永く外国に住んでいる人たちからみると、
日本の英語教育について、いろいろ気になるようだ。
先日も、カナダから帰国した同級生と話していたら、
英語が話せない、と言うよりも、自分の主張というか、
私は何をしたい・・という「I want 〜」を使う人が少ない。
話し相手の外国人からみると、逆にそれさえわかれば、
なんとか推察できるのに・・と思うらしい。
グローバルになると言うことは、外国語が話せることではなく、
今の自分の気持ちを、伝えることではないか、と気付いた。
「This is a pen.」で始まった私たち世代の英語教育は、
なんと無意味なことに時間をかけたことか、と可笑しかった。
子どもたちには「I want」に続く単語を教えるところから、
始めてみたらどうでしょう?、という話にまで発展した。
まさにそのとおりだな、とメモをした。
だから、ワンフレーズで「『I want』から始めよう」を
気になる一言に、残そうと思う。
それは、日本語でも同じ。
「私は○○したいんです」という表現を意識して使おうっと。



2018年05月15日(火)
生活スタイルに合わせてお読みいただければ・・

メルマガ「6000号達成」の記事を読んでいただいた方から、
嬉しい問い合わせのメールが届いた。
それが「毎日読む方法にはどんな方法がありますか?」
まずは、2001年01月18日(木) から始めた
WEB日記「エンピツ」に、ネットでアクセスしてもらう方法。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/40832/diary.html
次に、パソコン通信で配信している現在のメルマガで読む方法。
登録のメールアドレスに、ほぼ毎日届く仕組みになっている。
http://melma.com/backnumber_153501/
毎日配信のひと言を、10日に一度に編集しなおした形のメルマガ。
http://melma.com/backnumber_153500/
その他、SNSに参加している友達から依頼されたのを機に、
facebookページにも同じ内容をコピペしてあるので、
「いいね」又は「フォロー」していただければ読める形。
アクセス方法は、この3つだけど・・
「生活スタイルに合わせてお読みいただければ・・」と返信した。
主導権は、いつも読み手なんだよなぁ。

P.S.
紙(冊子)で読みたい方は、私宛に問い合わせください。
とりあえず、印刷物にしてありますので。



2018年05月14日(月)
あなたの人生に役立ちましたか?

映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(廣木隆一監督)から。
何年か前に読んだ「東野圭吾さんの同名ベストセラー小説」を
ボンヤリ思い出しながら、鑑賞することになった。
書籍と映画、違う箇所も多々あり、こうきたか・・と驚くことも。
ただ、メモを比較し、共通した台詞を探したら、
本の帯(表)には「あの時の回答は、あなたを救いましたか?」
映画では「あなたの人生に役立ちましたか?」がぶつかった。
あらゆる悩みの相談に(手紙で)答える、おじいさんが「浪矢さん」で、
「人の運命ってもんは、そう簡単に変えられるもんじゃねぇだろ!」と
思いつつ、一生懸命に回答をする。
例えば「子供を妊娠した。しかし父親はいない。さて、産むべきか?」
こんな相談には、こう答えている。
「大事なことは生まれてくる赤ちゃんが、幸せになれるかどうかです。
子どもを幸せにするためなら、どんなことにも耐える。
あなたにその覚悟がないのなら、生むべきではありません」とピシャリ。
どうして、こんな答えが出来るのか、それは、書籍に書いてあった。
「多くの場合、相談者は答えを決めている。
相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ」
あとは、背中を押してあげられるかどうか、の視点。
だから、相談を受ける側の心境は、いつもこうだ。
私の回答は「あなたの人生に役立ちましたか?」
誰かの人生の役に立つようなアドバイス、心掛けなきゃなぁ。



2018年05月13日(日)
投資しなきゃ客は来ないからね

「毎月80万円の広告宣伝費を使います」
そう教えてくれたのは、年商1億円を稼ぎ出す、
横浜中華街食べ放題の店を経営する、31歳の華僑。
ホームページの充実から、ネットを使ったクーポンなど、
すこしでも多くの人達に見てもらう工夫しなければ、
この厳しい世界でやっていけないと言う。
何も投資せずに、客を獲得することなんてできない、
大切な事は、何に投資すれば一番多くのお客に、
自分のお店の魅力を届けることが出来るか、
それが彼なりの「情報発信の戦略」なのかもしれない。
ネットの事は、よくわからない・・
SNSで炎上したらどうするか・・・
数多くの心配はあるけれど、そんなことを考えていたら、
何も前には進まない。
そんなことを教えられた気がする。
「知られているようで、意外と知られていない」
この現状を受け入れるかどうかが、情報発信の胆だなぁ。



2018年05月12日(土)
じゃあ、トロントで・・

結婚してカナダに居を移していた高校時代の友人が、
60歳の記念に、生まれ故郷の沼津で個展を開きたい、と
沼津御用邸を会場に開催して、大盛況のうちに幕を閉じた。
当然誰彼ともなく、帰国までに宴席、となるのが、同級生で、
数日後に帰国を控えた、土曜日の夜に急遽お呼びがかがり、
彼女の娘さんも同席して、話題は終始、映画ネタで盛り上がり、
4時間があっという間に過ぎた。
参加者、老若男女8人の映画に対する姿勢が見え隠れして、
「映画でまちづくり」の可能性を、肌で感じることとなった。
最後は「カナダ・トロント」の國際映画祭の話になり、
その独特の雰囲気を、親子二人でとても楽しそうに語ることで、
いつかは、国際映画祭に行ってみたいね、という気になる。
そんなホロ酔い気分のまま、帰路についたが、
電車の改札口、タクシー乗り場など、別れるたびに、
合い言葉のように「じゃあ、トロントで・・」と口にした。
このワンフレーズで、今日の日の楽しさは思い出せるに違いない。
本当に実現できる日を夢みて、眠りにつくことにしようっと。