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しもさんの「気になる一言」
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2018年05月01日(火)
記録とは、全て情熱の産物だ

先日、鉄人・衣笠祥雄さんが他界した。
死球にも泣き言ひとつ言わずに、
「死球は野球をする上で、当然ありうること。
死球に腹を立てるのは野球に怒るのと同じ。
死球を避ける技術を磨くのがプロの務め」と言う。
また、2215試合連続出場の世界記録(当時)を樹立したとき、
「私の世界記録にファンが何かを感じてくれるとしたら、
2215試合という数字てはなく、私の情熱だと思う。
記録とは、全て情熱の産物だ」と言い切った。
そんな新聞記事を読み、胸が熱くなった。
私が目指している「気になる一言」の連続記録も、
単なる地方公務員でも、平々凡々な生活の中で見つけた言葉を
私という人間が、この世に生を受けた限り、
自分の生きた証として何かを残していきたい、という情熱が源泉、
そう考えたら、腑に落ちた。
記録は、その情熱が続く限り重ねていけることも、知った。
いつまでも、情熱を持ち続けたいなぁ。



2018年04月30日(月)
共にプロック責任者だ

映画「手紙は憶えている」(アトム・エゴヤン監督)から。
偶然にも、映画「ヒットラーの忘れ物」を鑑賞した後なので、
ナチスへの復讐をテーマにした作品が重なり、驚いた。
ヨーロッパでは、第二次世界大戦に絡んだ作品は、
必ずと言っていいほど「ナチス」の非道さと、
それをいつまでも忘れず、復讐に燃える人々が描かれる。
それも、ドイツ国が合作として関わることが多いから不思議だ。
さて、今回の作品を思い出すためには、2つのフレーズを用意した。
作品最後のシーンに登場する、
「いつか君が訪ねてくると思った」と「共にプロック責任者だ」。
そして「君は自分を『狼』(ゼヴ)と名付けた」で真実が明かされる。
愛する人、大切な家族を殺された記憶が、今もなお残っているし、
ナチスへの復讐とは、こうも根強く残っているのか、
その為には、驚くほど綿密に計画されているものなのか、
トリックが分かってから観直すと、また新しい発見があるのも本作。
どの時点で、見破れるか、これまた映画の楽しみである。
サスペンス作品の醍醐味はここにある、と言っても過言では無い。



2018年04月29日(日)
年間300万人 日本一の図書館のまち 大和市

東名高速道路を東京へ向かって走っていると、
目に飛び込んできた看板が
「年間300万人 日本一の図書館のまち 大和市」
私が気になっている「日本一の図書館」とは、
来館者なのか、利用者なのか、はたまた何を指して
「日本一」と定義しているのか、それが知りたくなった。
公立図書館は、どうしても比較できる指標を決め、
その数字を競っている気がしてならない。
「ゆるキャラコンテスト」の投票数を競っていた時、
県や政令市を挙げて応援している「ゆるキャラ」と、
人口3万人ちょっとの町では、その絶対数が違うのに、
なんのハンデもなく、投票数だけで競うシステムに、
立ち向かっていた時、規模の違う市町村で、
同じ指標を競うことに疑問を感じた時と似ている。
それは「1万人当たり」という数字に置き換えても同じ。
住んでいる住民が、他の町と比べるのではなく、
5年前、10年前、そう、以前の町と比べてどう変化したか、
それが大事な指標なんだと思う。
とは言いつつ、年間300万人の真相を探りにいきたいなぁ。



2018年04月28日(土)
そして人は今日も海を傷つけている

映画「ディープ・ブルー(2003)」(アラステア・フォザーギル監督)から。
「90分間、人であることを忘れる。
制作7年 撮影ロケ200箇所 撮影フィルム7,000時間」
こんな予告編に惹かれて鑑賞したが、ドキュメンタリー作品でも
映画「日本列島いきものたちの物語」のように、ストーリーが欲しかった。
どうやって撮影したのだろうか、驚異の映像は、勿論、私を魅了したが、
監督は何を伝えたかったのだろう、と考えた時、浮かんだのがこの説明文。
「これまで人は海の中よりも、星や月に目を向けてきた。
だが、私たちを絶えず、驚かせるのは海だ。
いまだ多くの謎に包まれている海、そこには地球最大の生物も住んでいる。
かって30万頭いた、シロナガスクジラ。
今はわずか1パーセントしか残っていない。
そして人は今日も海を傷つけている」
生物がどんどん絶滅しているのは「陸」に限らず「海」も同じこと。
海には宇宙と同じくらい、いや宇宙以上に可能性を秘めているのだから、
人間の都合だけで「海」を汚すのをやめようではないか、
そんなメッセージが聞こえてきそうな作品だった。
「嵐と雨と風と雲が、様々な力で海をかき混ぜる。
激しい攪拌は、新たな命を生み、太陽が表層にエネルギーを与える。
見渡す限り広がる青い水の砂漠だ」
こうして、生物は生まれ、進化してきたに違いないのだから。



2018年04月27日(金)
タブレットで施設予約システム

「インターネットで予約」ではなく「タブレットで予約」。
公共施設のオンライン予約ができるといいのになぁ、という
一町民の意見を耳にしてきたが、決まって
「高齢者がインターネットはできないから・・」と答えてきた。
その答えには、落とし穴がいくつもある、と指摘を受けた。
まず今の高齢者は、インターネットも簡単に使いこなすし、
仮に、もっと高齢の方でも、電車の切符は自分で買いますよね、
それと同じで、簡単なタッチパネルの操作する画面を表示すれば、
公共施設の予約システムも、難しくないと思いますよ」
言い換えれば「タブレット操作は、誰でもできるはずだから」
年齢、性別、日本人・外人の区別なく、公平かもなぁ、と感じた。
町内各地に、タブレットさえあれば、24時間どこからでも、
施設予約ができるってことかのかな。
まだまだクリアしなければならない課題は残っているけれど、
ちょっと、施設予約システムの視点が広がった気がする。



2018年04月26日(木)
夫婦関係は「バラ」と「庭師」さ

映画「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」
(レベッカ・ミラー監督)から。
「ニューヨークで暮らす男女の奇妙な三角関係を、
軽やかに描いたハートフルコメディ」との説明に惹かれた。(汗)
男女の三角関係に「軽やか」という単語が妙に違和感を感じたし、
一度、不倫で壊れた夫婦関係が元にもどる設定が気になった。
では、夫婦関係ってなんなんだ?と疑問に思っていたら、
作品中に、面白い例えをみつけた。
「夫婦関係は『バラ』と『庭師』さ。妻はバラだ」
「あなたは庭師?、へっぽこの。あなたがバラかも」
バラは華やかだし、自由自在に延びるけれど、
庭師がうまく剪定をしないと、トゲがある分、手入れが大変だ。
お互いが好き勝手にしていては、バラの良さはひきだせない。
だから、夫婦を「バラ」と「庭師」に例えて、どちらが欠けても
その魅力は半減してしまうことをつたえたかったのだろうか。
逆に言うと、この組み合わせが上手くいくと、
どちらも社会で評価されることになる、とも言える。
「夫婦関係って、楽しいけれど難しい」ではなく、
「難しいけれど楽しい」関係であって欲しいなぁ。



2018年04月25日(水)
いやいや、こんな日だからこそ歩きでしょ

昨晩から降り続いた雨、朝も引き続き降っていた。
家族は「こんな日は車でしょ?」と問いかけてきたが、
「いやいや、こんな日だからこそ歩きでしょ」と返した。
理由は、柿田川の面白いショットが撮れるから。
青空の広がる快晴や、曇天の天気では、
今頃、どんな景色が撮影できるか、がわかってきたから、
今まで、誰も撮らなかった景色が撮りたくなる。
今日のような雨の日は、インスタ映えはしないけれど、
とても面白いショットが撮れて、私は大満足となった。
いつだったか、富士山を撮らせたらこの人と言われる
写真家・大山行男さんと話していたら、
悪天候の時は、富士山が「俺を撮ってくれ」と言うらしい。
私の場合、まだまだその域には達しないけれど、
なんとなく、変わった様子が撮れそうな予感がしたので、
「革靴」を「長靴」に履き替えて、家を出た。
案の定、誰も撮らないような景色や、
雨傘に雨粒が激しく打ち付ける音が録音された動画、
そのうち、役に立つ、と信じて。(汗)



2018年04月24日(火)
己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ

映画「忍びの国」(中村義洋監督)から。
原作は「のぼうの城」「村上海賊の娘」の著者・和田竜さん。
彼が伝えたかったことは、作品ラストに凝縮されていた。
「最強VS弱小」の戦いが終わり、2年後の会話。
「滅びたな、忍びの国も・・」勝った織田信長軍が呟く。
「いや違う。斯様(かよう)なことで、この者どもの息の根は止められぬ。
虎狼の族(ころうのやから)は、天下に散ったのだ」
「天下に散った?」「虎狼の族の血は、いずれ天下を覆い尽くす。
我らが子、そして孫、さらにその孫のどこかで、
その血は必ず忍び入ってくる。
己の欲望のみに生き、他人の心など歯牙にもかけぬ、
その人でなしの血はいずれこの天下の・・・隅々にまで行きわたる」
それが現代の日本人だと、現代の映像とダブらせて警鐘を鳴らしている。
他人の気持ちなど考えず、自分中心の行き方をする人たちが増え、
日本人の大切な、思いやりや和の心がなくなる時、
日本という国は滅びてしまう、と言いたげだった。
それを防ぐのは、私達大人の役割かもしれないなぁ。



2018年04月23日(月)
「築地」のルビは「つきじ」?「つきぢ」?

先日、知人に誘われて、バス旅行に出かけた。
目的は「靖国神社」参拝、築地で「すし三昧」、
「川崎大社」の参拝であるが、飲みっぱなしだった。(汗)
座った位置が良かったのか、悪かったのか、
朝の午前6時の集合から、帰りの6時解散まで、
ほぼ12時間、アルコール漬けのバス旅行となった。
お昼のお楽しみ、築地で「すし三昧」の頃は、
もう飲めない、と思っていたが、ビールと冷酒を少し。
そんなほろ酔い気分の中で、私がメモしたのは、
大勢の観光客で賑わう「築地」看板表示のルビ。
なぜか「つきじ」もあれば「つきぢ」もある。
こんな有名な観光名所なのに、ルビが違うなんて・・と
これには正直驚いた。
「地」の読みは「ち」だから、本来は「つきぢ」だけど、
昭和61年に内閣告示された「現代仮名遣い」で、
「ぢ」「じ」は「じ」に統一されたらしい。
やっぱり、江戸の名残を残した「つきぢ」の方が、
なんとなく合っている気がするなぁ。



2018年04月22日(日)
柿田川が「ただの川」から「ただならぬ川」へ

「柿田川の魅力」を世界に向けて情報発したい、と始めた
Facebookページ「柿田川evol」が「いいね」1,000人を達成した。
スタートは、2014年5月11日。
それから約4年の年月をかけて、毎日毎日、写真や動画を中心に、
コツコツと投稿してきたので、達成感はある。
きっかけは、8年前、富士山世界文化遺産の構成資産をめざし、
国指定天然記念物に向けた作業をした時、
柿田川は町の宝だと言いながらも、自分が柿田川のことを、
あまりにも知らなかったことに気付いたこと。
さらに、柿田川公園の大規模改修に携ったり、
毎月の外来種駆除作業に参加させてもらいながら、
ますます、その魅力に触れて、何かをせずにはいられなかった。
そして思い付いたのが、この情報発信だった。
全国・世界からみれば「ただの川」だった「柿田川」が、
一本の川の風景写真・動画だけで、1,000人のファンを獲得した。
これこそ「ただの川」から「ただならぬ川」になった証だと、
私は思いたい。
しかしながら、まだまだ「柿田川」の知名度は低いから、
まずは1,100人の「いいね」を目標に、頑張っていきたいな。

P.S. スタート時の日記です。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=40832&pg=20140511