初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2018年04月01日(日)
ウソをつかれているのを悲しんでる最中よ

(4/1 エイプリルフールだからという訳ではありませんが・・)
映画「プルートで朝食を」(ニール・ジョーダン監督)から。
女装が趣味の青年パトリックは、自分が孤児であることを知り、
母親を探す旅に出る。
彼(彼女?)には、誰にも打ち明けられないような秘密・悩みを、
親身になって聴いてくれ、いつも心配してくれる女友達がいた。
そんな友人を誤魔化すために彼は旅の途中に電話して
「こっちは、すべて順調よ、そっちはどう?」と話を振ったのだが、
相手は全てお見通しで「ウソをつかれているのを悲しんでる最中よ」
と応えたシーンが気に入ってメモをした。
相手の口調やトーンで、状態を判断するのは、電話でなければできない。
決して、メールなどでは分からないことである。
だから、こんな携帯メール全盛の時代でも、
映画やテレビでは、電話のシーンがよく使われるのかもしれないな。
以前「会話とは合って話すこと」と定義したが、
電話も含まれることと再定義したい。
このフレーズ、調子を崩している友人の、カラ元気を見破ったら、
使ってみようかなぁ、と思っている。



2018年03月31日(土)
サクラは「ピンク」だと思ったら「白」かったですね

我が町の友好都市である「台湾・苗栗(ミヤオリ)市から、
市長夫妻を始め、行政職員が多数訪れ、行政視察に対応した。
ゴミの分別から道路整備方法まで、多数の質問が飛びかい、
予定していた時間をオーバーするほど、熱心に訊きいっていた。
産業観光課は、国際交流の担当課とした、全体の調整が主だったが、
通訳さんを通じて、彼ら、彼女らと親しくさせていただいた。
前日は、三島市に宿泊して、三嶋大社の夜桜見物をしたことを知り、
日本のサクラの印象を訊ねたら、こういう答えが返ってきた。
「サクラは『ピンク』だと思ったら『白』かったですね」
「えっ、(八重桜だから)ピンクだったでしょ?」と訊き返したが、
やはり思っていたより、白かったらしい。
まさか、ヤマザクラを見たわけじゃないよね?とは訊けなかったが、
もう少しだけ話をしてみると、河津桜や熱海桜のように、
「濃いピンクのサクラ」をイメージしていたようだ。
そういう私も、2月くらいから「梅や桃」と間違うくらいの「桜」を
目にしているので、この時期に咲く「八重桜」に関心が薄くなった。
それでも、彼らには「皆さんはラッキーですよ、
例年なら、満開はあと1週間くらい後なんです」と付け加えた。
年度末と行政視察が重なって、実は大忙しかったけれど、
いろいろなことを気付かされた「国際交流」である。
日本の桜(花見)を楽しみにしている外国人って多いんだなぁ。



2018年03月30日(金)
意外と遠かった「伊東・熱川」

大学時代の先輩たちが「伊豆熱川」に集まり、
久しぶりに同窓会をするというので、飛び入りで参加を決めた。
ただ、河津桜見物の観光客で、渋滞が発生することを予測して、
車を諦め、三島から熱海、そして熱川へと電車で移動した。
一言で言うと「意外と遠かった」(笑)
特に、伊東駅からの伊豆急下田線は単線なので、
とにかく特急通過を始め、電車の待ち合わせ時間が多く、
待ってる間、車両の1カ所を除き、ドアも閉められる状態。
さらに、トンネルが多くて、インターネットが繋がりにくい。
観光客目線で旅をすると、不便なところが目についた。
東京オリンピックをはじめ、、伊豆半島ジオパーク世界遺産、
それを後押しするような、全国規模のJR最大キャンペーン、
DC(ディスティネーションキャンペーン)も間近なのに、
ちょっぴり残念なハード整備だった気がする。
いいのかなぁ、これで。(汗)



2018年03月29日(木)
良心と一騎打ちをしよう

映画「オリエント急行殺人事件(1974)」
(シドニー・ルメット監督)から。
新作の「オリエント急行殺人事件」を映画館で観てから、
まず図書館で本を探して一気に読み直し、
それでももの足りなくなって、本作をDVDで鑑賞し直した。
書籍でも、映画(新・旧)2作品でも、
「まだだめよ、全てが過去のことになってから」という台詞が
解決の糸口になっているのは、変わらなかった。
今回選んだのは、無事、殺人事件を解決したあと、
事件の顛末を警察に報告しなければならないのだが、
私立探偵エルキュール・ポアロは、こう呟く。
「警察の立場で考えるならば、第1の方法が喜ばれるだろう。
では警察への報告を苦心して作文し、良心と一騎打ちをしよう」
この殺人事件を、彼は最後どう処理するのか、
とても興味があるシーンだったので、印象に残った。
またこういった結末は、ストーリーの関係無いのか、
監督独自の発想なども加えられる部分として理解した。
原作の書籍も、新旧の映画作品も、少しずつ違っていて楽しめる。
この比較を楽しむのも、映画の醍醐味かも知れないな。



2018年03月28日(水)
知恵求む! 柿田川日量100万トンの表現方法

柿田川の魅力の1つに「豊富な湧水量」を挙げる人が多い。
けれど「日量100万トン」という量を、
何かに例えて表現する人は少ないのも事実。
観光ボランティアガイドさんたちが良く口にする
「小学校の25メートルプール、2000杯分」が、
本当にふさわしい表現なのか、実は私にはわからない。
「2000杯分」が、私の知識と経験から想像しても、
具体的なイメージが浮かび上がらないから。
だったら、これも、柿田川に関心を持ってもらうための
ソフト事業の一部として、活用したらどうだろう。
基本に戻って、柿田川に関心を持ってもらうことから始めたい。
それが、柿田川理解の第一ステップのような気がする。
さっそく、住民に向けて、問いかけてみようかな。
「知恵求む! 柿田川日量100万トンの表現方法」
面白い例えが見つかればいいなぁ。
私の最近のお気に入りは
「小学校の200メートルトラックを東京タワーの高さまで」



2018年03月27日(火)
議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です

映画「スノーデン」(オリバー・ストーン監督)から。
アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた、
元CIA職員エドワード・スノーデンの実話だから面白い。
まだ数年前に発覚した事件として記憶に新しいからだ。
どこまで事実に忠実なのかはわからないけれど、
会話の節々に、なるほどなと思うメモが増えた。
「人生で最も重要な日は?」「 9.11です」
「インターネットは世界中の人々が、
理解し合えるようにするテクノロジーです」
「テロを止めるのは、糾弾ではなく頭脳だ」
「20年後にイラクは見捨てられる。
テロは短期的な脅威だ、真の脅威は、中国・ロシア・イラン。
サイバー攻撃を仕掛けてくる」
「戦闘の第1ルールは?」「敵に悟られるな」
「もし1人でも外部の者や議会に知られたら?」「敵にも知られる」
「秘密保持が防衛だ、防衛が勝利に繋がる」などなど。
そして最後に「暴露は正解だった?」と尋ねられると
「もちろん議論を始めるために情報がなければ、僕らは迷子です。
権力がある人々が、全て機密にして隠そうとすれば僕らは糾弾します」と。
誰もが日々監視される可能性がある情報の世界、恐ろしい時代になったな。



2018年03月26日(月)
問題は解決されるために生まれる

4月1日付けの人事異動に伴い、事務引継書を作成し、
次期担当者へ説明しながら、仕事のバドンを渡していく。
異動があるたびに作成するわけだが、
年数を重ねるごとに、引き継ぐ事項も増えていく。
課長ともなると、事務だけでなく特命事項の申し送りなど、
マル秘の部分も併せると、けっこう多くの懸案問題が浮かび、
自分でも、こんなに問題があったかなぁ、と驚いた。
それでも溜息をつきながら、引継書を書いていたら
ある本にこんなことが書かれていたのを、ふと思い出した。
(ごめんなさい、情報源の書籍名をメモし忘れました。(汗))
「問題は解決されるために生まれる」
仕事をしていれば、なんらかの問題が生まれることは仕方ない。
それをいつまでも嘆いても、問題が解決するわけでもなく、
逆に、問題は次から次へと、無尽蔵に生まれてくる。
だから視点を変えて、この多くの「問題たち」は、
私たち職員に「解決されるために生まれてきた」と思ったら、
とても気が楽になった。
せっかく解決されるために生まれてきた問題なのだから、
しっかり解決してあげなくちゃ、悪いよなぁ。(笑)



2018年03月25日(日)
「LINEスタンプ」って、センスかも・・

先日、話題にした「LINEスタンプ」だけど、
少しでも、相手を喜ばせよう、楽しませようとすると、
やはり、自分の気持ちをそのまま言葉にするのではなく、
ちょっぴり工夫したくなる。
そのスタンプのメッセージで、相手が「くすっ」となったら、
私としては大満足、小さな幸せを感じてしまう。
最近では、Voice付きのスタンプもあり、選ぶのが楽しい。
そんな話を、夕食を囲みながらしていたら、妻がこう言った。
「『LINEスタンプ』って、センスかも・・」
イラストを選ぶのも、メッセージを選ぶのも、
更に、タイミングよく送るのも、全てその人のセンスだね、
きっとそんなことを言いたかったのだと思う。
もちろん単なる言葉遊びだけど、スタンプで表現する言葉。
私を支えている「言葉は力だ」を、今度は「スタンプは力だ」と
置き換えて紹介したい。
「一つのスタンプで喧嘩して 一つのスタンプで仲直り
一つのスタンプでおじぎして 一つのスタンプで泣かされた
一つのスタンプはそれぞれに 一つの心を持っている」
なるほど・・「LINEスタンプ」って、奥が深い。(汗)



2018年03月24日(土)
災害マニュアルはいつも役に立たないじゃないか

映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)から。
観賞後、この映画のストーリーから考えると、
「巨大不明生物」は「ゴジラ」でなくてもよかったのでは?
という単純な疑問が残ってしまった。
誰もがイメージしやすい巨大生物だから「ゴジラ」なのか、
「核の落とし子」として、共通認識を持ちたかったのか、
タイトルに「シン」が付いた意味も理解出来なかった。
テンポが良いと言うべきか、早口と言うべきか、
主人公の「ゴジラ」より、会議シーンが多くて驚いた。
その中に、内閣官房副長官(政務担当)のこんな台詞がある。
「速やかに巨大不明生物の情報を収集し、駆除、捕獲、排除と、
各ケース別の対処方法についての検討を開始してください」。
日本の場合、こうした怪獣に対しての対応は
「駆除・捕獲・排除」の選択肢が用意されているようだが、
駆除と排除の違いが、よくわからなかったのは私だけだろうか。
駆除とは「害虫などを追い払ったり、殺したりして除くこと」
排除とは「おしのけてそこから除くこと」
そんなに違いがあるとは思えないが、もしケース別の対処方法が
本気で検討されたなら、是非、見てみたい、と感じた。(汗)
でも・・こんな台詞もメモに残っていた。
「災害マニュアルはいつも役に立たないじゃないか」
う〜ん、どう評価していいのか、わからなくなってしまったな。



2018年03月23日(金)
メルマガ「6000号」、少なくともあと「763号」

毎日日記のように綴っていた「しもさんの『気になる一言』」を、
読者からの要望で、「メルマガ」でも配信しはじめてから、
毎日1号ずつを積み重ね、今回が区切りの良い「6000号」。
たしかに、嬉しくないと言ったら嘘になるけど、
続けるコツを覚えてしまうと、ネタには困らないから
あとは、体力と根気だけ。(笑)
目標はあくまで、故・大岡信さんが朝日新聞に書き続けた
「詩歌コラム・折々のうた」(6762回)。
日本を代表する詩人が積み上げた、足かけ29年の偉業に、
こんな私が、細々ながら挑戦しているからこそ、楽しい出来事。
以前、興味本位で計算してみたら、
その日(6763話)は「2020年4月24日(金)」、
この日の「気になる一言」だけは、感無量に違いない。
「誰でもできることを、誰でもできないくらい続ける」
これが平々凡々に生きてきた私の「生きた証」であり、
自分で自分を誉めてあげたい、と心から思うかもしれない。
東京オリンピック、パラリンピックを(2020年)開催の年、
一足早く「金メダル」を作っちゃおうかなぁ、自分用の・・。