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しもさんの「気になる一言」
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2018年02月20日(火)
地方新聞が、スポーツ新聞になっている

前半、メダルに一歩届かない種目が続き、
韓国・ピョンチャン冬季五輪を楽しみにしている
日本国民の溜息が聴こえてきそうな雰囲気だった。
それを払拭したかのように、中盤からメダルラッシュ。
それはそれで嬉しいことだが、私の違和感は、
地方新聞の「一面」記事が、写真で埋め尽くされたこと。
フィギアスケート男子の「羽生、宇野」選手や
スピートスケート女子の「小平」選手の写真の大きさは、
今まで目にしたこともないレイアウトで、
まさしく「スポーツ紙」と変わらない一面であった。
ネットやテレビで、何度も何度も目にした写真を、
大切な一面を大幅に割いて、カラー写真を掲載することに
違和感を感じたのかもしれない。
韓国・ピョンチャン冬季五輪の陰に隠れてしまって、
実は、日本の政治や経済の動きがよくわからない。
日本国民として金メダルが取れて嬉しいのはわかるけど、
地元の地方新聞が、全国のスポーツ新聞のようになるのは、
個人的には反対なんだよなぁ。



2018年02月19日(月)
完璧な人間は変われない。夫は常に向上し、強くなっていった

映画「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」
(パブロ・ラライン監督)から。
今まで「JFK」をテーマにした映画を何作か鑑賞したが、
この事件をファーストレディの視点から描いた作品は初めてだったので、
内容はどうであれ、へぇ、こんな事が起きていたのか、と新鮮だった。
「元大統領夫人ジャクリーン・ケネディ」が、
夫「ジョン・F・ケネディ」を単なる伝説の大統領にはさせない、
そんな意気込みを感じさせる作品だった。
車の中で、彼女が問いかける「ジェームズ・ガーフィールドをご存じ?
ウィリアム・マッキンリーを知ってます?
2人とも在職中に暗殺された米国大統領よ」という台詞が印象的、
もちろん「リンカーンは何をした人か知っています?」という台詞も。
「暗殺された大統領」としてでなく、リンカーンのように、
アメリカ史に残る偉大な大統領として、夫を誇ろうとしていた。
ネットで検索すると、第35代アメリカ合衆国大統領で、在任中に
キューバ危機などさまざなアメリカの問題に立ち向かった一方で、
マフィアとの繋がりやマリリン・モンローはじめとする数多くの不倫など
批判も多い大統領」という文字が見つかった。
物語の中で、事件後インタビューを受けた彼女の口から、
それを裏付ける、こんな台詞がある。
「大統領の欠点は何か」と尋ねると・・
「完璧な人間は変われない。夫は常に向上し、強くなっていった。
時には独りで荒野に踏み入り・・悪魔の誘惑に身をさらした。
でも、いつも愛する家族の元へ戻ってきた」
悩み苦しむ彼女の感情が、伝わってきたインタビューシーンだった。
精神的に強そうに見える彼女の弱さが見え隠れするシーンの数々、
どこまで実話なんだろう・・と思わずにはいられなかった。



2018年02月18日(日)
落語の面白さは、イメージを広げられること

翌日の「柳家花緑」独演会に先がけて、前日の夜、
第208回泉のまちカレッジ「花緑のよもやま話」と題して
彼の落語に対する想いを始め、生き方に関することなど、
緊張せず、ゆる〜い感じで、耳を傾ける機会に恵まれた。
書籍も出版している彼の生き方については、後日紹介するとして
やはり「落語について」のメモを紹介したい。
800人のうち25人しか、二世の落語家がいないということ、
落語家は、募集もしないし、師匠選びから始まる職業、ということ、
また、半分の落語家に弟子はいないという事実など、
ちょっと変わった視点で、落語という世界について話してくれた。
その講演の中で、私が質問したかったことを簡潔なフレーズで表現し、
思わず、これこれ・・とメモしたのは「落語の面白さ」について。
彼は、9歳で始めて人前で話し、現在の46歳までずっと楽しそうに、
そして、その話芸で周りを幸せにしてくれた経験をもとにこう語った。
「落語の面白さは、イメージを広げられること」
逆に言うと「その絵(場面)が浮かばないと、客は飽きる」と言い切った。
確かに「絵(情景)が見えてくると、どんどん引き込まれていく」。
みんなが、テレビや映画のように同じ映像を見ているのと違い、
それぞれの知識・経験から、思い浮かべる絵(場面)が違う中、
一人ひとりの頭の中に、そのイメージを広げられるという話術は、
落語家ならではの醍醐味というか、まさしく「話芸」と言えそうだ。
その意味を、翌日たっぷり実感することになったことを付け加えたい。



2018年02月17日(土)
直接会って「ふるふる」が一番安全ってこと?

60歳直前で「iPhone-5s」から「iPhone-SE」に変えた。
バッテリーの寿命なのか、顕著に膨らんできたので、
完全にダメになってしまう前に・・が第1の理由。
第2の理由は、私にとってピッタリサイズの「SE」にしたくて。
さらに、妻も娘も「iPhone」にすれば、使い方も教えられるし、
充電機器など、すべて兼用できる・・のメリットも考慮して、
家族3人とも「au」から「UQ-mobile」に切り替えた。
そう、今までよりも安く、快適に・・が目的でもある。
ただ、データの移行をしてくれないらしく、
大がかりな引越し作業が強いられた。(汗)
問題は、以前のメールアドレスが使えなくなること。
もちろん想定していたので、携帯番号のショートメールや、
Yahooやgoogleなどのメールなどで対応しようと考えていたが
予想以上に、面倒くさかった。
そこで、今まで封印していた「LINE」に挑戦しようと思い立ち、
ネットで調べたり、知人に聴きながらのスタートとなった。
今更、多くの人たちに教えたくはないけれど、
今までメールで連絡していた人達には教えたい、このモヤモヤから、
いろいろ試していたら、なぜか一気に広まってしまった。(らしい)
「年寄りの冷や水」として、反省の意味をこめて残したいが、
うまい言葉がみつからず、私が知人に尋ねた
「直接会って『ふるふる』が一番安全ってこと?」にしたい。

P.S.
そんな訳で、以前のアドレスで、私にメールしても届きません。
ショートメールか、facebookのメッセージが確実です。
あとは「直接会って『ふるふる』」ですかね。



2018年02月16日(金)
自分の感情を抑えないと

映画「午後8時の訪問者」
(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟監督)から。
私の感性が試され、撃沈した感じの作品だった気がする。
作品がサスペンスであれ、有名な兄弟監督の作品であれ、
淡々と進むストーリーや、少ない台詞に対して、
どう評価してよいのか、分からないまま観終わった。
気になったのは、作品冒頭に流れる、
主人公の女医・ジェニーと研修医との会話。
「あなた、研修医よね、一つだけ見直すべき点を言うわ」と
アドバイスを送ったのにも関わらず、
振り向きもせずPC操作する研修医に我慢出来ず
「手を止めて」と語気を強めた後、冷静さを装い、
「診断の下し方よ、患者の痛みに反応しすぎるの」と言う。
なのに研修医は「直りません」の一言で片付けてしまう。
そこで最後に「自分の感情を抑えないと」と、
自分に言い聞かせるようなフレーズを口にするシーン。
そのあとの続く、いろいろな憶測に「反応しすぎ」だと思うし、
「自分の感情を抑えている」とは思えない行動が続いていた。
刑事でもなんでもない若い女医が、大勢の診察などをしながら、
関連情報を集め、事件を解決していく、と言うことなのか。
兄弟監督は、この作品を通して、何を伝えたかったのだろう、
やはり、私の理解度不足かな? (フランス映画は難かしいなぁ)



2018年02月15日(木)
「ボードゲーム選手権」はいかが?

全国、どこの市町村にも「囲碁」「将棋」の愛好者がいて、
「囲碁大会・将棋大会」が開催されている。
しかしながら「チェス」や「オセロ」などを愛好者もいるのに、
「チェス大会」「オセロ大会」などは、あまり耳にしない。
また「囲碁」「将棋」は難しくて出来ないけれど、
碁石を使った「碁並べ」、将棋の駒を使った「挟み将棋」など、
ルールも簡単だし、幼児から高齢者まで、誰でも参加できる
「碁並べ大会」「挟み将棋大会」だって面白そうだ。
私たちが小さい頃に夢中になっていた、
「ダイヤモンドゲーム」や「軍艦将棋」など、
「ボードゲーム」は、いつでも手軽に出来るのだから、
いろんな「ボードゲーム」を集めて、一斉に開催する
「ボードゲーム選手権」はいかが?
世界には、まだまだ楽しいボードゲームも沢山あるからね。



2018年02月14日(水)
きっと、あなたも79%の一部ね。子どもを亡くして離婚した夫婦よ。

映画「素晴らしきかな、人生」(デビッド・フランケル監督)から。
賛否両論のある映画として、解釈もいろいろ。そこがまた面白い。
題材となっている「愛」と「時間」と「死」については、
「この3つが地球上のすべての人をつなげる要素だ。
誰もが求めたり、避けたいもの。誰もが買ってしまうもの。
なぜなら、人は常に、愛を渇望し、時間を惜しみ、死を恐れるからだ」
主人公が冒頭に説明するシーンのこの台詞で、理解できる。
この3つに宛てた手紙の内容は、ちょっと理解しにくい。
また商品のキャッチコピーとして引用された
「殻を脱げば、人生は変わる・・それは脳に響く感じ。
殻を脱いで、人生を変えよう・・心に響く」が意味ありげに存在する。
そんな中、私が選んだのは、主人公がある女性に言われた台詞。
「きっと、あなたも79%の一部ね。子どもを亡くして離婚した夫婦よ」
この一言は、鑑賞後に書き出したメモの中で一番光っていた。
ラストシーンは「どんでん返し」という表現で片付けるのではなく、
もう一度、場面設定を確認して観直してみると、新しい発見がある。
「気になる一言」に選んだフレーズも、二人の関係性が変わると、
こんなにも意味が違うのか・・と、脚本に拍手を送りたくなった。
この作品、2回観ないとその面白さがわからないかもなぁ。



2018年02月13日(火)
まわる、まわるよ、お酒がまわる

敏感な読者はお気付きのことと思うが、
中島みゆきさんの曲「時代」を気持ちよく歌っていた女性が
酔っぱらい過ぎたのか、マイク片手にこう歌った様子が
おかしくて、メモしてしまった。
その後、弾け過ぎたのか、フラフラになって自席に辿り着き、
しばらくすると、コテっと寝てしまった。
文字にすると、なかなかうまくその場を表現できないが、
少し酔いが冷めて、ハッと起きた時、
替え歌のことは覚えているのだろうか?と不安になった。
彼女は「まわる、まわるよ、目がまわる」だったな。
誰かに伝えないと、この光景が頭から離れないから、
「気になる一言」に登場させてみた。
今度誰かが「時代」を歌った時に、思い出さずに済むかな?



2018年02月12日(月)
この世界の片隅に、うちを見つけてくれて

映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)から。
学校の歴史では学ばないが、太平洋戦争で被害を受けたのは、
原爆投下された「ヒロシマ」や「ナガサキ」だけでなく、
全国各地で、空襲を受けた海軍・陸軍の拠点は、凄まじいものがあった。
作品舞台の「広島県呉市」は「戦艦大和」を造り上げた海軍の拠点として、
敵国から集中砲火を浴びた場所である。
終戦直前の空襲は、特にはげしく、1日に何十回と繰り返され、
その様子は市民らの「警報、もうあきた」の台詞で表現されている。
そんな中、タイトルの「この世界の片隅に」の意味が知りたくて、
メモ帳片手に、観続けた。
主人公の「すず」に、こう投げ掛けた幼なじみの台詞がある。
「お前だけは、最後まで、この世界で普通で、まともでおってくれ」
戦争で、いままでの生活も人間関係も少しずつ荒んでくるが、
そんなことに負けず、お前らしく生きて欲しい、
それが、みんなの励みになるから・・と、言いたげだった。
しかし、タイトルの「この世界の片隅に」は、作品の最後に現れた。
「この町では、皆誰かを亡くし、探している」
「周作さん、ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて。
ほんで、もう離れんで、ずうとそばにおってください」
この時代、どの国に産まれ、誰と出会うか、ではなく、
この世界の片隅で、誰かに見つけてもらえて嬉しい、という気持ちが
伝わってきて、ホッとした。
いろいろな大切なものを失ってきた「すず」が呟いた台詞、
私の心にも響いたなぁ。



2018年02月11日(日)
こんないい場所で子育てしているんだよ

以前は、子育て環境の充実で、移住・定住する人たちが増えた。
そんな時代も、全国各地で「子育て支援」を競い合い、
「こども医療費の無料化」がどこまで進むのか気にはなるが、
今では、あまり差がなくなってきたのを実感する。
そこで気になるのは、どんな理由で、移住・定住を決めるか、
考えてみたら、やはり「子育てを終わった」先輩の言葉ではなく、
今現在、子育て真っ最中の、同じ環境の人たちの言葉だろう、と
誰もがわかる。
それは、講演会等の話ではなく、SNSの呟きに近いコメント、
またはリアルにランチをしながらの会話だったりする。
ではでは、その会話の中で、どんなフレーズに反応するのか、
そんなことも気になって調べてみたら、
(私ね)「こんないい場所で子育てしているんだよ」。
その場所で子育てをしたら、こんなに楽しいんだよ、
こんな人たちが支えてくれるんだ、こんなことが得られるの、
だから、子育てで悩んでいるあなたたちも、
この場所で子育てしてみたら?、というメッセージが込められている。
これって応用すれば、どの世代にも使えるフレーズかもしれないな。
「こんないい場所で老後生活を過ごしているよ」
う〜ん、住んでみたいな、確かに・・(汗)。