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| 2017年07月15日(土) ■ |
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| 定年後の自分のライフワークになると信じて・・ |
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水曜日から木曜日は、富山県、福井県にいた。 そして金曜日から日曜日までは、愛媛県。 どちらも「水」(柿田川)に関することで、足を運んだ。 59歳として疲れていない、と言ったら嘘になるけど、 移動中の時間の使い方も、なんとなくわかってきたし、 体力的な疲れとは別に、ストレスはあまり感じていない。 大学時代に、全国を旅してまわった経験が、 35年以上経った今、こんなところで活きている気さえする。 先日も書いたが、若い頃からのいろいろな経験が、 この時のために蓄積されていたのか、と嬉しくなった。 当初、2週に分けて予定されていたのだが、 来週に、どうしても外せない会議が入ったため、 今回のような、ハードスケジュールになったが、 それさえも、きっとなにかの「経験」と捉えたい、と思う。 周りは、そんなに無理をしなくても・・とか、 誰か、替わりの人を・・とアドバイスもいただいたが、 地方公務員として、私に残された時間は、あと僅か。 2年を切った退職のとき、後悔したくないから、 もう一踏ん張りして、全国を飛び回ってみたい。 その経験・気付きから、何かが掴めるような気がする。 定年後の自分のライフワークになると信じて・・。
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| 2017年07月14日(金) ■ |
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| スマホ・バッテリーを使わなかった旅 |
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7月最初の「東北・福島県(1泊)」から 「北陸・富山県・福井県(1泊)・「四国・愛媛県(2泊)」まで、 振り返ると、私の予想を完全に覆したのは、 「スマホ・バッテリーを使わなかった」ということ。 もちろん、列車の中や宿泊先では「充電」したけれど、 それでも移動中に、バッテリー切れが怖くて、 バックに忍ばせておいた、重たいスマホ・バッテリーは、 結局一度も使うことなく、存在感を発揮する場面がなかった。 私の予想以上に、充電する場所が増えているのと、 「ポケモンGO」を始めとした、GPSを使ったアプリを、 あまり起動しなかったことが理由だろう、と分析する。 旅行中は、文庫本などを読む、アナログの世界に浸るか、 車窓から眺める、四季折々の日本の季節を楽しむことが、 ストレスを貯めない方法だと再認識した。 まだまだ「電源を切る」まではいかないけれど、 そのうち、必要な時だけしか電源を入れないかもしれない。 退職したら、そんなスマホとのつき合い方も出来るんだよなぁ。
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| 2017年07月13日(木) ■ |
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| 前が見えないほどではなかったですね |
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昨日・今日の2日間、富山県魚津市、福井県大野市を訪ねた。 今、私たちが取り組んでいるある施設の先進地視察であるが、 さすが、私たちの発想にはなかった視点や、気付きも多く、 この内容は、機会を分けて報告していきたいと思う。 気になる一言は、夕方、新幹線で三島駅に着き、 タクシーで帰宅する際の、運転手さんとの会話の一部。 今や、スマホさえあれば、全国のどこで大雨が降ったか、 雨雲の様子で、一目瞭然になる時代であり、 福井市にいながら、静岡県東部の集中豪雨が気になっていた。 メールでは、妻に自宅周辺の様子を確認したが、 やはり、仕事柄か、豪雨による被害が気になり、 現地で一番天気にも敏感なタクシーの運転手さんに尋ねた。 「集中豪雨だったようですが、実際はどんな具合でしたか?」 返ってきた答えが「ワイパーをしても」と前置きをしながら、 「前が見えないほどではなかったですね」だった。 「ただ『三つ目ガード』は冠水したようですよ」など やはり情報ネットワークをもっている業界らしい言葉だった。 インターネットではわからない、地元の(被害)状況は、 やはり、アナログで、聴き取りが一番だよなぁ。
P.S. 「北陸」から帰宅したばかりだが、明日からは2泊で「四国」へ。 また3日間、留守にします。「気になる一言」も順延です。(汗)
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| 2017年07月12日(水) ■ |
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| 除草剤「テデトール」が一番効くね |
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農家の人が集まった会合は、私の知らない世界で面白い。 今、全国で困っている鳥獣被害対策の話や、 取っても取っても成長著しい雑草に効く除草剤の話、 さらには、農作物泥棒の話まで。 残飯が残った袋をかぎ分け、ゴミ置き場を荒らすカラス、 これには困っています、と口火を切れば、 「ヒヨドリ、すずめは、カラスより悪い」と言い切る。 「除草剤はなにを使ってる?」などと話しながら、 自分が今使っている製品名をあげたかと思えば、 「いろいろな雑草に効く除草剤ってないですかね」と訊ねれば、 「『テデトール』が一番効くね」と真面目な顔をして答える。 あとで「手で取るのが一番だよ」と、種明かしをしながら。 さらには、夏野菜の時期になると、野菜泥棒が増えるらしい。 捕まえてみると、彼らのお決まりの台詞 「あんまり美味しそうだったので、ほんの出来心で・・」。 「真夜中に、ハサミとビニール袋を持ってても、こう言う」と まるで、落語でも聞いているようにオチまである。 普段、一人仕事だから、こういう時は楽しくてね・・と呟いた 農家の人々、これからも、面白いネタお願いします。
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| 2017年07月11日(火) ■ |
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| 1万円で、こんな遠くまで来れるのかぁ |
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今月は、仕事、プライベートを含め、 県外に出かけることが多く、意外な気付きが増えた。 今月初め、大学時代のクラブ同窓会で訪れたのは、 福島県いわき市の「スパリゾート・ハワイアンズ」。 驚いたのは、三島駅から東海道新幹線で品川駅、 品川駅から、常磐線(特急ひたち9号)で湯本駅。 時間にして、約3時間13分。(乗換は1回のみ) まずは、こんなに近いのかぁ、と驚いたが、 福島県は東北、東北は、遠くてなかなかいけない・・が、 私の先入観にあったからだろう。 それよりも驚いたのは、運賃。 全て特急を利用し、快適な空間を味わいながら10,370円。 特急ひたちは、全席(指定席)で車内販売まであるし、 もちろん、全席、コンセント付きでスマホ充電OK。(笑) 普段、生活をしていると、いろいろな飲み会で、 祝儀も含め1万円、なんてことはよくあるけれど、 その額で福島まで行けると知って、ちょっと焦った。(汗) 今回の「福島県への旅」の気付きとして、 「1万円で、こんな遠くまで来れるのかぁ」を残したい。
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| 2017年07月10日(月) ■ |
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| 「無事、下山」なんて、誰が読む?三面記事だ。 |
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映画「アイガー北壁」 (フィリップ・シュテルツェル監督)から。 ドイツ・オーストリア・スイス合作と知って、 へぇ、ヨーロッパもすごい作品をつくるな、と感激した。 前人未踏のアルプス連峰の難所・アイガー北壁に挑んだ若者が、 途中のアクシデントで、登頂を断念して下山することに・・。 それを知った途端、マスコミは取材をやめ撤退を指示して叫ぶ。 「記事になるのは、栄光か、悲惨な結末だ。 『無事、下山』なんて、誰が読む?三面記事だ」と。 しかし、下山にも登山に匹敵する真のドラマが待っていた。 マスコミ関係者の上司は、登山が始まる前、部下にこう言う。 「(我々が)悲しいのは、真のドラマはみられないってことだ。 記者や読者の宿命だ。我々は、登頂前の騒ぎを報道する。 登頂後も同様だ。しかし、肝心の中身は、想像するしかない」 その真のドラマを「下山」という地味な行程の中で見せつけられ、 その、生死をかけた生きざまに、愕然とさせられることに・・。 悲しい結末に胸が締め付けられて、息苦しくなるほどの緊迫感、 今回ばかりは「無事、下山」という記事が読みたかったなぁ。
P.S. ラストシーン「ベルリンへ戻ろう」と声を掛けられた主人公の女性、 さっきまでの悲しみをすぐ忘れてしまう上司に向かい、ピシャリ。 「もう戻りません、たくさんです、あなたみたいな人たちは」 この台詞で、胸がす〜っとしたことを付け加えておきたい。
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| 2017年07月09日(日) ■ |
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| 想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。 |
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映画「ほしのこえ」(新海誠監督)から。 作品に関する前提知識なしで鑑賞するのが、私流であったが、 この作品だけは「監督が個人制作したフルデジタルアニメーション」 という情報を知った上での鑑賞となった。 このわずか「25分」という長さに、彼がどんな想いを詰め込んだか、 それが知りたくて、映画「君の名は」を除く全ての作品を観てから、 何回もDVDを停めながら、丁寧にメモを取った。 その中で、浮かび上がった台詞は 「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。 もう少し詳しく書くと「ねえ、ノボルくん。 私たちは、とおくとおく、すご〜くとおく離れてるけど、 でも、想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない。 ノボルくんは、そういうふうに思ったことはない?」 今回は、メールの送受信が、何日も何年もかかる「宇宙」の距離。 そして、これに続く新海作品を振り返ると、 彼の根底を流れている、アニメを通じて表現したいものは、 「想い」「時間」「距離」に集約されている気がしてならない。 どの作品でも、どの主人公が口にしても通じるフレーズが、 「想いが時間や距離を超えることだってあるかもしれない」。 今考えると、自分が拘っている考え方とピッタリだったから、 こんなにも、アニメ映画にす〜っと入り込めたのかもしれないな。 いや「アニメ映画」というより「新海作品」が好きなんだ、きっと。
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| 2017年07月08日(土) ■ |
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| 「制限」の中に「自由」を探す楽しみ方 |
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最近、柿田川について、多くの方と話す機会が増えている。 どの方も「柿田川」という資源をどう扱うべきか、 (なぜか)私に、訴えかけてくる人が多くて嬉しい。(笑) 「自然保護・保全のために手を付けない方がいい」 「観光資源として、もっともっと活用すべきだ」 どちらも極端すぎて、やや違和感があるのも事実だ。 「護るところは護る」「活用できるところは活用する」 そんな中途半端な・・と思うかもしれないが、 ほぼ毎日、写真・動画を撮影している私が感じることは、 「活用に制限」があるからこそ楽しい、と思う。 「いつでも、どこでも、誰でも入っていい」という自由でなく、 「いつでも、どこでも、誰でも入れないからこそ」の楽しみ方、 それを模索していると言ってもいい。 長い歴史を持つ、俳句や短歌、川柳、都々逸のように、 字数という「制限」があるからこそ、その中で表現しようとする、 その楽しみ方と、似ている気がする。 文字遊びとして「折り句」(あいうえお作文)や「はめ字文」など、 制限があればあるほど、人は夢中になる。 そう言った意味では「『制限』の中に『自由』を探す楽しみ方」、 今の私の心境にピッタリしたフレーズだよなぁ。
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| 2017年07月07日(金) ■ |
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| ごめ〜ん、明日、イベントだから・・ポケモンの。 |
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昨晩のこと。 ある仕事で激論を交わし、気付いたら8時過ぎていたので、 夕食も兼ねて、情報交換会と称した「飲み会」となった。 そこでも夢中になって話していたら、10時半を回っていた。 そろそろ切り上げよう、と思い、私の口から出たのは、 「明日はイベントだから早く寝なくちゃ」。 以前、飲み会の切り上げ方として、 「ごめ〜ん、明日、ロケだから・・、台詞はないけど」 「ごめ〜ん、明日『地引網』なんだ・・」 「ごめ〜ん、『時差ボケ』だから・・」など、 多くの「ごめ〜ん」を考えてきたが、また新しい一言。 「ごめ〜ん、明日、イベントだから・・」 「7月7日(七夕)」のイベントと言えば、夜だし、 変なこと言うな・・と思ったかもしれない。 しかし、本当に、1周年イベント第2弾の開始がある。 「海外の情報によると日本時間の7/7(金)朝5時からリリース」 この記事を見つけて、言い訳にした。 だから「ごめ〜ん、明日、イベントだから・・ポケモンの」 当然「え〜、まだやってる人、いたんだ」「朝5時から?」と の驚きの声に包まれて、帰路についた。 私が「ポケモンGO」を始めたのは「昨年の7月23日」だから、 まだ1年も経っていないのに・・と、ほろ酔い気分で床についた。 「ポケモンGO」は、言い訳には向いてないなぁ。(笑)
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| 2017年07月06日(木) ■ |
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| 施設に愛着を感じてくれ、リピーターが多いんです |
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土日などの休日、近隣市町のヒジターセンター見学をしている。 話を伺ったのは「環境省・田貫湖ふれあい自然塾」(富士宮市) チーフインタープリター・通称「チョビ髭」こと、小野塾長。 彼のアドバイスは「建物を建ててからこうしよう、ではなく、 こういうものを見せたいから、こういう建物」という視点。 「施設に愛着を感じてくれ、リピーターが多いんです」 嬉しそうに語った後「場があるからなんです」と纏めた。 「環境共生型」の施設らしく「建物が地味すぎて目立たない」と これまた困ったようにしながらも、楽しそうだった。 注目は、この施設の大事にしているステップ。 「自然の価値に気付く」「自然の理解を深める」 そして「人の暮らしと自然のかかわりを知る」を説明してくれた。 一言でいえば「環境教育」を通しての「意識改革」のようだ。 「ターゲットは、次世代を担う子どもだけではない」と言い、 「子育ては親の影響が大きい。親子で参加できるプログラムを」と ソフト事業の充実を訴えていた。 とにかく愛着を感じるためには、そこに触れる回数以外ない。 年に1度、月に1度、1週間に1度、そして毎日・・・。 良きにつけ、悪きにつけ、関わっている頻度が愛着に繋がる。 そう教えられた気がして、ハッとさせられた。
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