初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2017年07月05日(水)
「私に才能があるなら」「それは他人が教えてくれる」

映画「キャロル」(トッド・ヘインズ監督)から。
設定は、女性同士の同性愛の話だけど、
作品を通じて感じたのは「予告編」で見つけたフレーズ
「心に従って生きなければ、人生は無意味よ」
しかしながら、この1行では、この作品を思い出せない。
だから選んだ台詞は、まだ出会ったばかりの2人の会話から。
「あなたの夢なの? 写真家が」
「そうです、私に才能があるなら」
「それは他人が教えてくれる。あなたは努力し続ければいい。
正しいと思うことをやり、流れに任せて」
「そうですね」・・・の一部を拝借した。
誰でも「目指す分野で、自分に才能があるか、どうか」は、
気になるところであるが、短い人生の中で迷い悩む時間は勿体ない。
もし才能があれば、知らずと他人が評価してくれて、
気がついた時は、注目を浴びているはずだから、
始めたばかりで、才能があるか、ないかを心配するよりも、
とにかく、夢中になり続けなさい、とアドバイスしている。
あなたのとった行動が、世間の常識と違ったっていい、
歳を重ねて人生を振り返った時に、後悔しないためにも、
その時その時に、自分の心に従ったか、を判断基準としたい。
最近、同じようなことを考えていたので、妙に心に残った。



2017年07月04日(火)
鳴き声のサンプルは外では聴かないルール

週末の楽しみの一つに、近隣市町に設置されている
ビジターセンター訪問が加わっているが、
最近の施設は、図鑑やパンフレットだけでなく、
鳥の名前をペンタッチするだけで、鳴き声が聴ける。
私は、柿田川公園内を通勤路にしているため、
毎日、季節に応じた、鳥の声を耳にしているので、
今度は、そのシステムを使って、鳥の名前を調べようかな、
と考えていたら、環境に詳しい方に止められた。
「実は、暗黙の了解かもしれないが・・」と前置きをして、
「鳴き声のサンプルは外では聴かないルール」を教わった。
「えっ、どうしてですか?」、私の疑問は膨らんだが、
野外で鳴き声のサンプルを聴くと、野鳥が本物と勘違いして、
近寄らなくなったり、意外な行動をする可能性がある。
だから、野鳥の生態系を崩すことになりかねない、と。
なるほどなぁ、便利になっても、してはいけないこと。
人間の興味関心だけで、動植物の生態系を壊してはいけない。
そんなことを学んだ「自然界のルール」である。



2017年07月03日(月)
1人に憧れていたのに・・つまんない。

映画「ロスト・バケーション」
(ジャウム・コレット=セラ監督)から。
監督は、この作品を通じて、何を伝えたかったのか、
正直、わからなかった。(汗)
前半は、美人のサーフィン映像満載でウキウキし、
後半は映画「ジョーズ」を彷彿させる、
海、サメの恐怖なんだろうけど、ドキドキしなかった。
満潮・干潮の時間を意識し、サメの動きを観察しながらも、
岩礁の上で、一人ぼっちの夜を過ごす主人公の心の変化が、
遺書とも思えるビデオレターに込められている。
「パパ、クロエ(妹)」と画面に向かい話し始め、
出来るだけ人との接点を避けていた彼女が呟いた、
「1人に憧れていたのに・・つまんない」と。
「本当は一人じゃないわ、カモメが友達になってくれた」とも。
若い人たちは時には「家族」「恋人」「兄弟姉妹」「友人」などの
人間関係が煩わしく感じられて、1人になりたがる。
それを否定するつもりは毛頭ない。
しかし、最後には「人間は一人では生きられない」と気付く。
この作品は、その気付きだけで、いいのかもしれない。

P.S.
あんな怖い目にあったのに「1年後、テキサス」で、
「父親の見守る中、妹と波乗りに海に向かうシーン」に、
一気に冷めてしまった私がいる。リアル感ないなあ。



2017年07月02日(日)
ハワイアンズで遊んで来ました。

楽しかった「大学時代のクラブ同窓会」、
いろいろなことをメモしたので、気付いたことはまた後日。(汗)
ちょっとほろ酔い気分で書いている「気になる一言」は、
週末に遠出ししたので、課員へのお土産を選んでいる時だった。
福島名物の特産品もいっぱいあったし、試食もさせていただき、
課員の数も数えながら、決め手となったのは、
包装紙のキャッチコピー。「ハワイアンズで遊んで来ました。」
施設概要とフラガールの写真とシルエット。
明日、職場へ持参し「はい、お土産」というに相応しい気がした。
実は、お土産を選ぶヒントとして、味はもちろんだけど、
どこへ行ってきたのか、説明がいらないフレーズが好きだ。
「ディズニーランドへ行ってきました」
「東京ドームへ行ってきました」などと書かれた包装紙に弱い。
実は、そこから会話が続くし、雰囲気がわかるから。
特に今回は「行ってきました」たではなく「遊んで来ました」。
それだけで「楽しかったんだろうなぁ」と想像できるから。
これをわが町の柿田川に当てはめると、
単なる「柿田川に行ってきました」という報告ではなく
「柿田川で癒されてきました」「柿田川で元気になりました」
みたいな、感性に訴える言葉が浮かんできた。
何度も言うけど「味はどうでもいい」というわけではないが、
その雰囲気が伝わる、お土産のキャッチコピーって、いいなぁ。



2017年07月01日(土)
もしかして、俺の知ってる下山か?

大学時代、ユースホステルクラブに所属していた私は、
平日は、大学の学食等でアルバイトをし、お金を貯め、
長期休暇となると、バックパックを背負い、
日本全国を、ユースホステルなどの安宿に泊まりながら旅していた。
その仲間のひとりが、大学卒業後、連絡先はぷっつり途絶え、
消息不明だったが、ある日突然、
「もしかして、俺の知ってる下山か?」とfacebookにメッセージが届き、
その後、チャット状態でメッセージの送受信をしながら、
お互いの無事を確認して、35年ぶりの(PC上の)再会を喜んだ。
それからというもの、当時のクラブ仲間にも声を掛け、
facebookのグループを開設し、ネットでの会話を楽しんでいる。
ニュージランドに拠点を置き、世界を飛び回っている彼に、
日本に来ることがあったら会おうよ、と約束したら、これまた偶然、
6月下旬から日本に来ることになったらしく、遂に、温泉に浸かりながら、
昔話に花を咲かせることになった。
場所は、これまた当時の仲間の1人が手配してくれた、(福島県)
スパリゾート・ハワイアンズ。(昔の「常磐ハワイアンセンター」)
さて、どんな話が飛び出すことやら。今から楽しみである。

P.S.
そんな訳で、7月1日〜2日は、留守にします。



2017年06月30日(金)
細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。

映画「インフェルノ」(ロン・ハワード監督)から。
「スイッチがある。それを押すと・・人類の半分が死ぬ。
押さないと、人類は100年以内に絶滅する。君ならどうする?」
こんな問い掛けで始まり、生物学者ゾブリストが、
人類増加問題の解決策として、恐ろしい伝染病を作り出し、
それを世界に広めようとする。
「人類は、自らの体内に発生したガンなのだ」と言い切り、
今、人類が直面している問題の多くは、人口が減れば解決する。
一見、無茶苦茶に思えるその理屈に、妙に頷いてしまった。(汗)
さて、その人口を減らす計画を実行に移すのは今しかない、と
主張する生物学者の説明に、またなるほどなぁ・・とメモをした。
「1分ごとに増殖する細菌をビーカーに1つ入れる。
最初の細菌を11時に入れた場合、ビーカー一杯になるのは12時。
だが、細菌が半分の量になる時刻は?、11時59分。
今が、その時刻だ。真夜中まで、あと1分だ」
人類は、まだまだ大丈夫なんて思って行動しないけれど、
実はあっという間に、限界に到達してしまう。
だから、ビーカーの半分の量の時に、課題を対処しなければ、
手に負えなくなる、という視点は、参考になった。
ダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」のからくり・謎解きは、
私にとっては、あまり意味がなかったかも・・(汗)



2017年06月29日(木)
What do you do in your free time?

外国人との話題に困ると、
ついつい「What are your hobbies?」と口にする。
しかし、私たちでも「特に・・」「別に・・」と答えるのに、
なぜか、訊いてしまう。(汗)
これって、間違いではないけれど、ニュアンス的には
「拘っているもの、ある?」に近いらしい。
私が知りたいのは、会話の話題したいだけだから、
「余暇はどうやって過ごしている?」の問いの方がピッタリ。
「What do you do in your free time?」
このような発想ができると、英会話も幅が広がり、
会話も弾み、笑顔が増えるのだろう。
「趣味はなに?」「特になにも・・」(沈黙)
「暇なとき、何してる?」「映画を観てるかな」
「えっ、どんな映画?」・・と、会話が続く。
外国人と話す時は「音楽・料理・スポーツ・映画」の知識は、
欠かせないな・・と最近、気がついた。
逆に、このジャンルについて、ある程度話せれば、
なんとなく会話が続いていくことも、体験で知った。
実はこれって、外国人だけでなく、同じ日本人同士でも言える。
最近、若者とのコミュニケーションがうまくいかなくて・・と
悩んでいる暇があったら、どれかに興味をもってみよう。



2017年06月28日(水)
なんだぁ、こんな遠くから観るんだね

土日などの週末、柿田川公園を訪れる人たちの会話が
私にとっては、とても参考になるシリーズ。(笑)
(勝手に、シリーズ化していますが・・)
今回は、若い女性おふたり。
会話に耳を傾けると、どうやら「湧いているところ」が
近くで見えると思ってきたらしい。
(東京から伊豆に旅行に来たって感じでした)
第一展望台降りてきた2人、まず発したのが
「なんだぁ、こんな遠くから観るんだね」。
写真や動画で調べて、砂が勢いよく吹き上がる様子を
間近に見えると思ったらしい。
だけど、大きな湧き間に驚き、持参した双眼鏡片手に、
しばらく言葉も発せず、眺めていたのが印象的だった。
観終わった後「生きてるって感じだね」と呟き、
大満足の様子で「次、青い湧き間、見に行こう」と、
第一展望台を後にした。
もらったヒントは、もう少し近くで見られる工夫か、
誰でも使用可の、常設望遠鏡かな。(汗)



2017年06月27日(火)
似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。

映画「東京オアシス」(松本佳奈・中村佳代監督)から。
知らない間に、30分が過ぎてしまう・・そんなストーリー。
「僕は悪い人かもしれませんよ」と呟く加瀬亮さんに、
小林聡美さんが明るく言い返す。
「こんなにたくさんのレタスの段ボールを積んだ人に、
悪い人はいませんよ」
あれっ、映画「かもめ食堂」の「ガッチャマンの歌を
完璧に覚えている人で、悪い人はいませんからね」と同じ?と
メモを取っていて、思わず笑いが・・。
今回選んだ一言は、まったり流れる場面が続く中で、
撮影現場から逃げ出した女優トウコ役の小林さんに対して
動物園で出会った、(たぶん美大を)5浪している女性の台詞。
「似顔絵描くの、すごく難しい顔してます。
ここがポイントだっていう部分がないんです。
だからって、印象が薄いってわけじゃないし・・
なんというか、捉えどころがないんですよね」
さすが美大受験生、常に絵の対象になってしまう観察力が、
私を驚かせた。
でも、なんでも「気になる一言」の対象にしてしまうから、
驚かれたことがある。
いい映画なんだけど、あまり印象に残らないってことも、
それと同じ感覚なのかなぁ。



2017年06月26日(月)
彼は、私のパートナーだから

わが町の海外姉妹都市である「カナダ・スコーミッシュ市」から
女性市長(Mayor Patricia Heintzman)が、来町した。
2日目、私とともに同行した課員から「翻訳アプリ」を教わり、
まったく話せなかった初日に比べ、飛躍的に会話が増えた。
自分の伝えたいことを、スマホのマイクに向けて話すだけで、
「日本語」から「英語」に変換してくれる。
滑舌の悪い私のことだから、時々、誤変換があるけれど、
それでも、これを英語にするにはどうしたらいいのだろ?という
極度のストレスから、解放されたから。
箱根案内の車中では、お互いの国歌をアカペラで紹介したり、
(私の「君が代」(アカペラ)を知らない間に、録音されてた(笑))
食事の前はも手を合わせて、必ず「いただきます」を教えたり、
和やかな雰囲気が包まれて、会話が楽しくなった。
夜は、前日の「晩餐会」とは少し趣きを変えて、
彼女にとって初体験の「回転寿し」で食事を済ませ、
ちょっとお洒落な場所で「カラオケ」を楽しんだ。
もちろん、彼女のおもてなしが目的だから、英語の歌を数曲。
さらに、調子に乗って「How about duet?」と私。
2人は、カーペンターズになったつもりで
「トップ・オブ・ザ・ワールド」を酔いにまかせて熱唱。(汗)
そんな関係になって、彼女の口から最高の賛辞が。
「彼は、私のパートナーだから」(たぶん、カラオケの・・)
でも、本当に嬉しかったな、このフレーズ。