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| 2017年06月15日(木) ■ |
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| チケット22枚。カードて払う、急いでくれ |
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映画「ストリート・オーケストラ」(セルジオ・マチャド監督)から。 「ブラジルのスラム街の子どもたちによって結成されたクラシック楽団 『エリオポリス交響楽団』誕生の実話を映画化」 この解説に、ストーリーも結末も予想がつくなぁ、と思いきや、 最後に大ドンデン返しの結末が待っていた。 偽造クレジットカード制作など、悪事を繰り返していた子どもたちが、 音楽(楽器演奏)を通じて、荒んだ心が次第に回復していく、 誰もがそう思うストーリー展開に、くさびを打ち込んだ結末かもしれない。 自分たちに音楽の素晴らしさを教えてくれた、バイオリニストの先生が、 演奏する音楽会は、もちろん高額のチケット代が必要になる。 しかし、なんとしても1度観てみたい・・その想いが強かったのか、 チケット売り場で交わされた会話が、 「こんばんは、チケット22枚。カードて払う、急いでくれ」 人間、そう簡単には変わらないし、逆に子どもたちの「したたかさ」に、 拍手を送りたくなったほど、印象に残ったシーンである。 上司の葬式の日、翌日からの意識改革を堅く誓った役場職員らが、 実は、翌日に職場に戻れば、また同じ仕事ぶりに逆戻りしてしまう、 そんな人間の心の弱さ、したたかさを描いた、 映画「生きる」(黒澤明監督)のラストシーンと似ていた。 実話だからこそ、この後のスラム街の子どもたちの様子が気になるなぁ。
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| 2017年06月14日(水) ■ |
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| 私がこの時代、この地に生かされている「意味」 |
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定年を2年後に控えた、この年齢(59歳)になって、 気付いたって言うのも恥ずかしい話だが、 「夢が叶っていく」時のパターンは、何か公式がある。 そんなことを感じたのは、柿田川と私の関係について。 幼少の時、この地(清水町)に引っ越してきて、 多感な時期(幼稚園〜高校)にこの地で育ち、 一端、大学で東京に出たものの、長男だから、を理由に この地に戻ってきて、地元の役場に就職。 幾つかの職場を経験しながら、生涯学習課長の時に、 柿田川を「国天然記念物」に指定する作業に携わり、 その後、都市計画課長の時に、柿田川公園の大規模改修工事、 さらには、産業観光課長として、柿田川を題材に情報発信をし、 あらゆる場面で、柿田川に関わりながら現職にある。 今振り返ると、この世に生まれて、変化してきた生活環境が、 全て「柿田川」と「私」を繋ぐため、と思えるようになってきた。 柿田川が、富士山世界文化遺産の構成資産候補になった時から、 まずは自分が柿田川のことを知らなくては・・と、 撮り始めた写真は、なんと12,000枚を超す。 スマホにしてからは、3,000本を越す動画も加わった。 それを自分の生きてきた証として、宝物にするだけでなく、 柿田川の魅力を世界に向けて「お裾分け」したい、と考えている。 その時その時に必要性を感じて始めた「データ、経験の蓄積」が、 単なる偶然ではなく、必然として繋がってきている感じがする。 私がこの時代、この地に生かされている「意味」を考えたら、 「柿田川を次世代にしっかり引き継ぐ」ことだと腑に落ちた。 残すところ、あと2年弱。悔いが残らないように過ごそうと思う。
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| 2017年06月13日(火) ■ |
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| 歩数、2日連続の「0」 |
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以前は「万歩計」を持ち歩いていたので、 毎日寝る前に、その日の歩数を手帳に記録していたけど、 Apple Watchにしてから、iPhoneの「アクティビティ」に 自動的にデータを送信され、さらに「ヘルスケア」へと蓄積される。 だから、手帳への1週間分の記録は、日曜日の寝る前、と決めてた。 もう1年以上、トラブルもなかったので安心していたら、 先週、水・木曜日の歩数データが送信されていなかった。 原因はわからないけれど、結果は「歩数、2日連続の『0』」。 数年前に歩数を記録しだしてからは、はじめてのこと。(汗) だけど「20,000歩」を2日続ければ、平均10,000歩になるし、 かえってモチベーションが上がってしまった。(笑) 時計とスマホの連動は、本当に便利である。 心拍数も、深呼吸の数も、入力する必要がなくなった。 あとは、体重と血圧が、Apple Watchで測定できれば、 文句なしなんだけどなぁ。 体重計、血圧計からスマホへの自動転送で我慢しようっと。
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| 2017年06月12日(月) ■ |
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| 目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ |
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映画「アキレスと亀」(北野武監督)から。 「なんだか、むずかしい映画だったなぁ」が感想だけど、 監督が、この作品を通じて何を伝えたかったのか、わからなかった。 パンフレットには「きっと、ふたりだからできることがある。 だからずっと一緒にいたい。」と書かれているが、 それが「結婚で良き理解者を得た」ということなのだろうか。 私が気になったのは、芸術に関する表現が多かったこと。 ・芸術とは、天才とそれを理解してくれるタニマチがいないと世に出ない。 ・これは、一歩間違えれば、銭湯にかかっている絵じゃないですか ・目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ ・芸術なんて、所詮、まやかしだ ・売れてない人の自画像なんて、誰が買うの? ・ちょっと狂ってきたけど、もう少し狂ってこなくちゃ ・あいつら、芸術、わかんねぇんだよ ・偶然でいいものは出来ないよ。などなど。 その中から、敢えて1つ選んでみた。 芸術の分野、売れているのは、ほんの一握りの人たち。 毎年、何千人と溢れる「芸大生」「美大生」「音大生」に向けて、 あるメッセージを伝えているような気がしたからだ。 「目の覚めない奴は、一生眠ったまんまだよ」、 厳しいけれど、これが現実なんだよなぁ。
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| 2017年06月11日(日) ■ |
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| お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか |
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カナダ・スコーミッシュへのホームスティ事前研修から。 質疑応答のタイミングだったかな、「お土産」の話題に、 講師のマイケル・トンプキン氏の口から、こんな話が・・。 「お土産の選択基準は、会話の道具になるかどうか」 自分が好きでもないのに、日本文化のお土産として 「こけし」や「日本人形」「扇子」などを選んで渡しても、 その後の会話が続かない、ということだろう。 そんなものよりも「自分が好きな小物」を渡して、 どうしてこれが好きなのか、と熱い想いで語った方が、 仲良くなれるからだろう。 そう言えば、私が今でも覚えているフレーズは、 「I hope you will like it.」 「この品物、あなたのことを考えながら選んだよ、 だから、気に入ってくれるといいな」という想いで渡すこと。 それから会話が始まり、相手と仲良くなるきっかけになれば、 「お土産」の役割は果たされる。 とにかく、自分のお気に入りを選んでみようっと。
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| 2017年06月10日(土) ■ |
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| 必ずやこの困難を乗り越えてみせます |
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映画「インデペンデンス・デイ2016」(ローラ・ベス・ラヴ監督)から。 またやってしまったぁ・・が、第一印象。 話題の映画「インデペンデンス・デイ」だからと観始め、 どうも様子が変だな、と気付いたのは、始まってすぐ。(笑) (観たかったのは「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」) 時々、タイトルに騙されて鑑賞し、時間をムダにする。 他人のレビューを読まないから、こういったケースが起きるが、 最近は、それさえも楽しむことにしている。 うぁ、これ最後まで観続けるのは辛いなぁ、と思っていたら、 画面では、副大統領だったレイニーが大統領に就任し、 アメリカ国民に向けて、こう呼びかけた。 「希望を捨てず、強い意志を持ち、 必ずやこの困難を乗り越えてみせます」と。 途中でやめようとしていた私に、訴えているようだ。 あまりにタイミングよく引き留められたので、可笑しかった。 その後も「どうすれば?」「おとなしくしてろ」 「判断を間違えた」「勝手なマネは、控えてください」など、 私に訴えてる?と思いたくなるフレーズが溢れ、 結局、最後まで観てしまった。これはこれで面白かったなぁ。
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| 2017年06月09日(金) ■ |
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| あなたの日本は、どんなですか? |
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わが町が姉妹都市提携をしている、カナダ・スコーミッシュへの 「中高校生・ホームスティ派遣事業」の事前研修会から。 講師のマイケル・トンプキン氏は、緊張気味の参加者に向かって、 こう語りかけた。 「日本」のことではなく「あなたの日本は、どんなですか?」 相手が関心があるのは、日本全般の文化ではなく、 今こうして目の前にいる「あなた」の生活する日本を知りたい、 そういう意味なのかもしれない。 また「カナダ」に行くから「カナダ」の勉強をするのではなく、 「外国」に行くからこそ「日本」の勉強をして欲しい、とも。 カナダという国は、多文化が混ざり合ったモザイクの国なので、 いろいろな意味で「オープン」でないと生きていけない、 裏を返せば「話さないと何も手に入らない」ということ。 だから「どんなことも、我慢しないでください」などと、 彼ら、彼女らにアドバイスを送った。 英語には、日本の「我慢」という意味の単語はみつからない。 そんな話に、私のメモは増えた。 説明の最後に「You build your experience.」のフレーズ。 あなたの歴史(人生・経験)は、自分で作るもの。 待っていても、誰も作ってくれないよ、そんな意味なのかな。
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| 2017年06月08日(木) ■ |
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| EU側が、手を差し伸べるかもしれない。 |
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平成29年度日大国際関係学部主催(上期市民公開講座) 統一テーマは「世界の『まさか』と日本」 (グローバリズムの修正と世界経済の行方) 講師「庄司克宏」氏(慶應義塾大学大学院法務研究科教授) 演題「欧州社会の構造変化とEUの行方」 (欧州ポピュリズムVSリベラルEU)から。 普段の生活ではあまり縁のない、国際情報・世界経済について、 特に、米国大統領のトランプ氏就任、イギリスのEU離脱など 世界は「まさか」が続いた衝撃的な一年だったため、 その背景にあるものを知りたくて、三島駅北口まで足を運んだ。 私たちが「まさか」と思っていることも、専門家によれば、 「ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭があり「まさか」では ないのかもしれない。 中でも「まさか」が起きた「英・米」は、 総所得における所得分布の下層40%と上層10%の比較すると 貧富の差が大きいことを示した棒グラフに納得した。 また一番訊きたかった「英国のEU復活はあり得ないか」は、 英国の総選挙結果を注視して見守るとしながらも、 「EU側が、ぎりぎりの段階で『本当にいいのですか?』と、 手を差し伸べるかもしれない」のいう回答に、なんだか、 欧州の連帯感みたいなものを強く感じて、ノートを閉じた。
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| 2017年06月07日(水) ■ |
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| 禁じられているということは、できるということです |
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映画「星を追う子ども」(新海誠監督)から。 「秒速5センチメートル」以来5年ぶりに手がけたオリジナル長編作、 その解説を読みながら、あれっ、こちらの作品の方が後なんだね、と ちょっと違和感を感じながら、観終わった。 映画「言の葉の庭」でハマった新海監督作品であるが、 やはり「繊細な心理描写と緻密な映像美」が少なくもの足りない。 「地下世界」のことを「アガルタ」というところから始まり、 いくつかの聞き慣れない言葉が、やや距離感を感じた理由であろう。 そんな中でも、私たちの生活でも応用できそうな台詞をメモに残した。 「アガルタ(地下世界)では、死者の復活は禁じられている」という老人に 「禁じられているということは、できるということです」と問いつめる。 その言葉尻を捉えた、明確な指摘だな、とメモをした。 「出来ますか?」と訊ね「出来ない」と言われれば諦めもつくが、 「禁じられている」と言われると「本来は出来るけれど」の意味を持つ。 言葉の使い方、その裏に隠された意味、もっと勉強しようっと。(汗)
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| 2017年06月06日(火) ■ |
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| ミリーの気まぐれに振り回されるな |
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映画「マイ・ベスト・フレンド」 (キャサリン・ハードウィック監督)から。 「乳がんが見つかったミリー」と「やっと子宝に恵まれたジェス」 この女性同士の友情ってよくわからないな、が観賞後の感想。 「長年つき合ってきた友達」の大切さを否定するわけではないが、 男の視点でこの映画観ると、感動するところがなかった。 突然、ガンが発見されて辛いのはわかるけれど、 それを理由に、浮気をしたり、ワガママし放題の行動には、 映画とわかっていても、納得いくものではなかったから。 「気付いてる? 私はガンなの」と悲劇のヒロイン的な発言に、 「気付いてる? あんたは横柄なガン患者よ。 周りの人が気を遣ってワガママを聞いているのに、 10代みたいに暴走して、もう巻き込まないで・・」と、 ジェスは一度はミリーを突き放すけれど、 彼女の「反省してるの」のワンフレーズで仲直りする。 そんな様子を見ていた、ジェスの夫の口にする嘆きに頷いた。 「彼女は大事なときに割り込むテレパシーか?」 「ミリーの気まぐれに振り回されるな」などなど。 どうしても素直に感動できない私は、やはり冷めているのかも、 邦題の「マイ・ベスト・フレンド」に振り回されたかな。(汗) (原題「Miss You Already」)
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