
|
 |
| 2017年01月06日(金) ■ |
 |
| 抜け駆けの功名は、手柄にならん |
 |
映画「七人の侍」(黒澤明監督)から。 遠い昔(笑)鑑賞したが、なぜか急に観たくなったのは、 映画「二つ星の料理人」で、主人公がこんな台詞を言う。 「『七人の侍』を観た?、あれは俺の理想だ」。 映画好きであり、好奇心旺盛の私にとって、 どの部分が理想なのか、知りたくなったからである。(汗) 言い争いのシーンにも、うぐいすの鳴き声や琵琶の音が BGMに使われていて、そのギャップが妙だったが、 作品を貫いているものは、チームワークの大切さ。 仲間集めから始まる、強いチームの作り方も参考になったし、 一人ひとりは個性的だが、自分の与えられた役割を意識し、 たった七人で、40人近い野伏せに立ち向かう設定も面白い。 「抜け駆けの功名は、手柄にならん。 いいか、よく聞け。戦は一人だけでするものではない」 志村喬さん演じる、浪人の野武士が言い放つ。 強い相手に立ち向かっていくとき、必ずと言っていいほど、 個人成績より、チームの勝利が優先される。 それは、戦国時代の戦だけでなく、現代の野球やサッカー、 チームスポーツには欠かせない考え方となっている。 それはまさしく、三つ星の称号を手にいれる料理の世界も同じ。 いい映画を作るのも、やはりお互いを信じあえる団結力。 そして、それをまとめあげる「リーダーの先見性」。 学ぶべきことは、いっぱいあったなぁ。
|
| 2017年01月05日(木) ■ |
 |
| しもさんの「2016年(平成28年)の成果指数」(公表) |
 |
先日、少しずつ続けてきたものを止めていこうと思う、と書いたら、 同じ頃「しもさんへ、平成28年の集計できましたか?」という、 私の成果指標を楽しみにしてくれている人からメールが届いた。 そこで例年のように、自分の成績表として報告していた 「しもさんの2016年(平成28年)の成果指数」公表したい。 万歩計・4,365,843歩。(目標366万歩) 読書・29冊、映画・100作品、講演会・24回、コンサート等・16回、 美術館・7館、献血・5回、新聞投稿(掲載)・1回。 1年の成果としては、驚くほどの数字は残せなかったけれど、 成果指標の1つずつに対して、メモを取り整理してあるから、 読み返すだけで、その時の様子が甦ってくるから不思議だ。 もっと若い頃から、この成果指標を考え、コツコツ貯めていれば、 きっと今頃は、全国を講演して回っていたな。 「誰でも出来る事を誰でも出来ないくらい続ける」をテーマに。(笑) それでも、今年は長期的目標にしていた、ある数字に届くチャンス。 それは、映画「累計1000作品」のレビュー。 観た映画作品の感想を「気になる一言」にしているだけだが、 現在952作品だから、あと48作品で1000作品となる。 月4作品のペースで鑑賞すれば、なんとか達成できそうだ。 さて、記念すべき1000作品目は、どんな作品になるだろうか。 これまた、今年の楽しみがひとつ増えたなぁ。
P.S.退職してからの楽しみは、 新聞投稿(掲載)100回。(現在85回) 献血100回。(現在62回)
|
| 2017年01月04日(水) ■ |
 |
| あんなきれいだったら魚も楽しいだろうね |
 |
仕事始めの今日、一番言われた台詞が「『嵐ツボ』見た?」。 1月3日の午後「嵐ツボ」なる番組で、柿田川が紹介されたらしい。 (御覧になった方、いるでしょうか?(汗)) それも「まだ決まっていないランキング」というコーナー、 「日本のきれいな川 水中絶景ランキング」1位だったようだ。 番組録画していた「嵐ファン」の妹が、DVDにして届けてくれた。 帰宅後、じっくり鑑賞したら、開始46分ころから始まり、 世界の水中を撮影しているプロのカメラマンが選び、紹介し、 その映像を見た「嵐」のメンバーが、コメントをしている。 3位「徳島県海部川」2位「熊本県矢形川」1位「静岡県柿田川」 どれもきれいだったが、わが町に流れる「柿田川」の水中を見て、 メンバーの会話が面白すぎた。 「川はあんまり見たことなかったけど、なにか、 いっぱいああいうの生えてるもんなんだね。緑っていうか」 「ああいうところに生えてるんだね」 「それもすごいし、あんなきれいだったら魚も楽しいだろうね。 何でも見えちゃうんでしょ、あれ」 「透明度がとっても高い川たちでした」・・・ 「唯一魚の気持ちになって見てたんですね、VTRを」 「そうそうそう、あれは初めて見た」 どれが誰の発言なのか「嵐オンチ」の私には、わからないけれど、 「魚も楽しいだろうね」という発言は、嬉しかった。 観光客の視点ではなく、魚の視点って、とても大切だと思うから。 鮎などの魚たちは、この絶景を見ながら楽しみながら泳ぎ、 カワセミなどの鳥は、この川に首を突っ込みエサを採るんだよなぁ。
P.S. 後から確認したら「大野君」の発言とのことでした。
|
| 2017年01月03日(火) ■ |
 |
| 試してみたのは「1日10000歩を達成しないこと」 |
 |
続けることには、何の抵抗もない私が、 いざ「止める」ことに対しては、けっこう努力がいる。(汗) 長年の経験から、なんでも「続けるコツ」を掴んでしまったのか、 一度、始めるとなかなか止められない現実が、私を苦しめている。 基本となるWEB日記「気になる一言」は、 2001年01月18日(木)から、ほぼ毎日(17年)続けているし、 その後友人の勧めで始めたメルマガも「5500号(15年)」を超えた。 数年前から、健康のために、と始めた、万歩計・1日10000歩以上も、 平日、往復4キロの徒歩通勤と、昼食後の散歩を兼ねた町内探検、 さらには、週末早朝の柿田川の写真・動画撮影が加わり、 最近では、あっという間に、10000歩に達成してしまう始末。 その上「ポケモンGO」を楽しみながら、ちょっと遠回りをすると、 知らない間に「万歩計」の数字は、驚く数字を表示している。 実は、1日10,000歩以上は、昨日(1/2)で、100日連続を達成。 (2017/9/25〜2018/1/2までの100日間、max 34,793歩) そこで今日、試してみたのは「1日10000歩を達成しないこと」。 意識的に、続けないって、こんなに大変なんだ、と苦笑いしながら 「箱根駅伝のテレビ観戦」と「DVD映画鑑賞」に没頭している。 なんとか、目標が達成しそうだけれど、こうでもしなければ、 自分の体が悲鳴をあげているのも気付かず、続けてしまうから。 これから、少しずつ、続けてきたものを止めようと思う。 定年まで、あと2年。そんな「断捨離」を心掛けたいな。
|
| 2017年01月02日(月) ■ |
 |
| 平成29年の書き初めは「一所懸命」 |
 |
数年前から書き始めた「書き初め」。 上手、下手に関係なく、今年はどんな年にしたいか、 どんな気持ちで1年を過ごしたいか、なんて考えながら その想いを、筆文字にしているのだが・・。(汗) 平成25年「日日是好日」、平成26年「自分に厳しく他人に甘く」 平成27年「刺激しあう」、平成28年「柿田川三昧」と、 年頭の行動宣言みたいなつもりで書き続けてきた。 そして、平成29年の書き初めは「一所懸命」。 「一所懸命」とは「中世(鎌倉時代の頃)の武士たちが、 将軍様から預かったり先祖代々伝わっている所領(土地など)を 命懸けで守ったことに由来しているのは、ご承知の通り。 私にとっては「一生懸命」との違いなど、どうでもいい。 残された2年の公務員生活をどう過ごそうか、と考えた時に、 この「四字熟語」がばっと頭に浮かび、書き初めにした。 職場て与えられたポスト(役割)を自覚して、 守るところは守る、攻めるところは攻める、を念頭に置きたい。 (決して「守りに入る」と言うことではなく・・・) ちなみに、辞書によると「懸ける」とは、 「大切なものを失う覚悟、強い決意で行動する」の意。 それくらい切羽詰まった状態に自分を追い込みながら、 適度なブレッシャーを感じながら、それを追い風としたい。 不思議なことだが、書き初めなど、何度も書き直し書いてみると、 自然と、自分の潜在能力が覚えているのかもしれない。 そのためには、どう行動すればいいのか、 きっと「改善点」ではなく「改善策」を書き出すことだな。
|
| 2017年01月01日(日) ■ |
 |
| 「2016の熟語」・・「ポケモンGO」に決定 |
 |
9年前から、年末恒例の世相を表す「漢字1字」に対抗して、 プライベートながら、1年を表す「熟語」を考えている。 元旦に、大晦日まで使いきった、昨年の手帳を開きながら書き出した、 2016年・月別の熟語は 1月・Family Drive (週末は、家族行動が多かった) 2月・iMovie (動画編集の面白さにハマった) 3月・団体・人間ウォッチング (一緒に行動するとわかることがある) 4月・切り株 (ブックフェス用の準備が楽しかった) 5月・ブックフェス (イメージどおりのイベントができた) 6月・映画「三島食堂」 (初めて制作したショートムービー) 7月・15万超えリーチ (柿田川evol.1本の動画アクセス数) 8月・ポケストップ巡り (楽しみながら清水町を知る機会) 9月・京都グリーン車旅行 (往復グリーン車、ゆったりした時間) 10月・ボケモンGO (1日平均15,000歩超、陰の立役者) 11月・北海道清水町災害復興支援 (毎週イベントで特産品販売) 12月・8/11 議会答弁 (11人中8人の質問に答弁。補佐に感謝)
選考委員長(私自身)の弁 一番驚いたことは、何気なく投稿した「柿田川」の1動画が、 「いいね」「シェア」の連続で、海外からもアクセスが続き、 最終的には、168,623のアクセスを受けた。 情報発信のヒント・コツを掴んだ気がした出来事であり、 その後も、毎日500〜1,000件のアクセスが続いている大ヒット。 しかし、2016年の熟語は「ボケモンGO」を選んだ。 たぶんスマホでゲームなどはしないと思っていた私が、 平日は、職場への通勤往復時に、週末は柿田川撮影の合間に、 スマホ片手に、楽しく町内を歩き回ったこともあるし、 そのお陰で、毎日計測している万歩計がグンと伸びて、 「1日平均15000歩超」という記録まで達成してしまった。 (実は12月は、1日平均17000歩超という、大記録まで・・) まさしく、私のライフスタイルの変化をもたらした、 「ボケモンGO」を、1年間を代表する標語、として残したい。 「2017年」を代表する熟語は何だろうなぁ、 「ボケモンGO」、2連覇もありえるから、面白くなりそうだぞ。
|
| 2016年12月31日(土) ■ |
 |
| ビジョンとは「先見性・未来像・夢・幻想」 |
 |
最近「ビジョン」という単語が頭から離れない。 (「ポッポ」の進化形は「ピジョン」(笑)) これを実施するといった細かな計画ではなく、 もっと大まかな、方向性を示すと理解している 「ビジョン」という単語をもう少し理解したくて、 多くのメモを整理していたら、この走り書きにぶつかった。 「ビジョンという言葉には、視覚や画像という意味だけでなく、 先見性や未来像、そして夢や幻想といった さまざまな意味が込められています。」 あれ、どこで書いたメモだったかなぁ、と記憶を遡ったら なんと、以前、静岡で開催されていた「スターウォーズ展」の 入り口に書かれていた「ビジョン」の定義だった。 そうか、決まった定義がないのか、と胸を撫で下ろした。 しかし「言う人」と「聞く人」で解釈が違うこともあり得る。 共通認識のつもりが、意外と、全然違う認識だったりして、 話がかみ合わないことも・・。 「自分のビジョンが正しいから、あなたたちが考え直せ」 そう、声高に叫ぶ人たちもいるとか・・。 う〜ん、この話題は、今、深く触れない事にしようっと。 新しい年から、嫌ってほど口にすることになるだろうから。
P.S. 私の中では恒例になっている 「大晦日の夕陽に向かって手を合わせ、今年他界した人を偲ぶ」 今年は6人。職場の先輩や親戚、隣組など、身近な人が亡くなった。 あらためて「ありがとうございました」そして「お疲れ様でした」
|
| 2016年12月30日(金) ■ |
 |
| そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・ |
 |
映画「ブルージャスミン」(ウッディ・アレン監督)から。 人間って、精神が不安定になるとこんな感じになるかという様子を、 主演、ケイト・ブランシェットさんが見事に演じてくれた。 第86回アカデミー賞で主演女優賞を受賞、納得の演技だった。 アルコールの力を借りなければ、精神が安定しないのは、 「私の抗うつ剤は6種類のミックスで、通称『カクテル』、 でも効くのは、ウォッカ・マティーニだけ」の台詞でわかる。 さらに、自分の現在の状態を知られたくないために、ウソをつく。 しかも「ウソがばれたのかもよ」と軽い気持ちで話しかけると、 「ウソって言葉を使わないで!」と興奮して言い返し、 「そりゃ脚色もしたし、都合の悪い事柄も隠したけど・・ 感情や考え方がユーモア、それこそが私でしょ?」と言い訳をする。 このシチュエーションは、映画の中だけの話ではなく、 誰の周りにも起きていることなのかもしれないな、とメモをした。 何度か口にする名曲「ブルームーン」は、カクテルの名前でもある。 菫(スミレ)のリキュールを使った薄紫色らしい。 ただし、このカクテル「ブルームーン」には、 「できない相談」「叶わない恋」などの意味があるという。 「月が青っぽく見える現象」も稀だけど、 「ひと月に2回満月になる時の、2度目の満月」もブルームーンと呼ぶ。 こんな意味から「めったに起こらないこと」「あり得ないこと」の例え、 そんな視点でこの作品を観ると、また面白い。 主人公が「再び華やかな世界へと返り咲こうとする展開」は、 「ブールームーン」(できない相談)なのかもなぁ。
|
| 2016年12月29日(木) ■ |
 |
| 「会議室ではない場所で会議する」特別感 |
 |
あるまちづくりの会議で、 「ユニークベニュー」という単語を耳にした。 聴き慣れない単語に、私のアンテナが引っ掛かった。 (業界では、もう聴き慣れた単語なのだろうが・・(汗)) 一言でいえば「会議室ではない場所で会議」をすること。 そこでは「日常とは違うアイデアが浮かぶ」らしく、 「そういう価値のわかる人は、そういう場所を探している」 そんな説明に、帰宅後、ネットで検索してみた。 「ユニークベニュー」とは「歴史的建造物、文化施設や 公的空間等で、会議・レセプションを開催することで、 特別感や地域特性を演出できる会場のことを指す」 例えが「東京シティビュー」「名古屋能楽堂」「京都二条城」 「日本平ホテル」「沖縄美ら海水族館」「東京国立博物館」等、 国内でも、超有名な場所なので比較にならないが、 「特別感」が出せる場所で会議をすることの効用は理解した。 町の全景が「360度」見渡せる山に登り、城主になったつもりで、 まちづくりについて語る会議を開催してもいいし、 滔々と流れる川を眺めながら「環境保全」について語るもよし。 賑やかになるイベントばかりが注目されるけれど、 そんな場所の提供も、ひとつの地域資源になるのかもなぁ。 我が町にも、いっばいあるぞ!!
|
| 2016年12月28日(水) ■ |
 |
| 人類の寿命かもしれない |
 |
映画「オートマタ」(ガベ・イバニェス監督)から。 ストーリー的には、人工知能をもったロボットが、 絶対破れないはずの「第1プロトコル 生物への危害を禁ず」 「第2プロトコル 自他の改造を禁ず」を破り、 人類が滅亡の危機に陥る、といったよくある設定であるが、 人類とロボットが戦い殺し合うのとはちょっと違う。 「人類が核活動を実行した」結果、環境が破壊され住めなくなり、 「そこでは何百年も、有機体の生存不可能だ。 行けるのは、私たちだけ」と、ロボットが言う。 そして「人間にとって、死は自然なサイクルだ」 「人生は、時の一部でしかない。」「人類の寿命かもしれない」 「どの生命体も永遠ではない」「私たちが人類を受け継ぐ」 「私たちを通して、人類は存在する」など、 これから地球を支配するのは「人間」ではなく「ロボット」だと。 それは、人類が核活動を実行し、招いた結果でしょう?、 と言わんばかりに、ロボットが人類を諭すシーンが印象的だった。 観賞後、製作国が「スペイン・ブルガリア合作」と知って、 核保有国に対する批判なのかなぁ、なんて考えてしまった。
|
|