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| 2016年08月29日(月) ■ |
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| ひとりぼっちになった粒は、惨めだ |
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書籍「まく子」(西加奈子著・福音館書店・253頁)から。 彼女の作品は、一気に読み終える楽しさを持っているな、 それが読後の感想である。(笑) 前半に気になったフレーズが、後半で輝いてくるから、 メモしていても、とても楽しい。 「どの煙も、大体似たようなものだった。 初めは、勢いよく煙突から溢れ、やがて勢いをなくして、薄く、 限りなく透明に近づいてゆく、ただの煙だった」の表現に、 人の一生を例えている気がしたし、 「永遠に続きがないから、きっと素敵なんだよ」 「それって、まくこととも関係してる?」 「うん、してる。全部、落ちるから素敵なの。全部落ちる」 の会話に、高齢になることをタブらせてみると、 歳を重ねることも悪くないな、と思わせてくれた。 今回の私のお気に入りの部分は、 「少しでも、時間が経つと、米粒は硬くなってしまう。 おにぎりするとあんなに美味しいのに。 ひとりぼっちになった粒は、惨めだ。 ただべったりと皿にはりついている」という表現だった。 人間の魅力を引き出すのは、やはり人間関係だな、 コミュニケーション能力は、大事にしようっと。
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| 2016年08月28日(日) ■ |
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| 4年後は何が消費されるのか? |
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リオバラリンピックが始まる前に、リオオリンピックを総括すると、 予想以上の日本人の活躍に、寝不足になり体調を崩した。(汗) それでは、今回のオリンピック開催の経済効果がわかりにくい。 実は、今回の「リオ五輪」の消費拡大するものを大会前に予想したが、 ものの見事に、ことごとく外れた。(笑) 私は、エコノミストにはなれないな、と再認識させられた。 私の予想は、4K高画質のテレビや、ブルーレイレコーダー、 より鮮明な、迫力あるシーンを求め、購買力が進むだったが、 しかし、日本国民は違うものを消費したようだ。 日本人の活躍により、出場選手と同じ「公式ウェア」などの スポーツ用品は、大いに売れたらしい。 また時差による深夜観戦が増えたため、唐揚げやスイーツなど、 小腹の足しになる軽食なども含め、24時間営業のコンビニ商品も 売り上げを伸ばした、という。 なるほど・・と頷きながら、私の関心はすでに「東京五輪」。 では「4年後は何が消費されるのか?」に興味が移っている。 読者の皆さんも、予想してみて欲しい。 たぶん、私の予想とはまったく違ったものが売れる予感がしている。 外国語が、その場で通訳される「ヘッドフォン」とか、 競技会場にいるような、臨場感たっぷりの「映画館」とか・・ 4年間の技術の進歩に期待しようっと・・楽しみだなぁ。
P.S. あっ、その前に、定年退職している私は、どこで何をしているのかな?
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| 2016年08月27日(土) ■ |
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| じゃあ、この人も危ないね |
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仕事の帰り道、いつもと違ったルートを通った。 暫く歩くと、高校生だろうか、スマホ片手に 下を向きながら歩いている男子学生とぶつかった。 以前から「危ないな」と気になっていたので、 「スマホとか見ながら歩くのは良くないよ。 特に下を向きながらでは、危ないからね」と声を掛けたら、 「じゃあ、この人も危ないね」と答えが返ってきた。 彼が指したのは、昔からお馴染みの「二宮尊徳像」、 槇を背負いながら、下を向いて本を読んでいる。(笑) わが町の面白風景の一つで、暑い季節は赤白帽子を被り、 寒い冬には、誰かがマフラーを巻いている。(ようだ) 悪意で考えると、二宮尊徳をバカにしている、となるが、 善意で考えると、その像を見るだけで、ホッコリする。 その像の前で「夢中になって下を向いては危ない」と 注意したのだから、もう笑うしかなかった。 まさか「本はいいけど、スマホはダメだ」なんて、 理由にならないからなぁ。(汗) それに、私も「ポケモンGO!」にハマっているから、 今度は、周りの様子を見ながら、注意しようっと。(汗)
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| 2016年08月26日(金) ■ |
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| 「家族」って、時間をかけて煮込むもの |
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映画「惑う After the Rain」(林弘樹監督)から。 三島市を中心に、ロケ地先行試写会で鑑賞させていただいた。 「日本の家族制度が抱える光と闇を描いた人間ドラマ」 このワンフレーズでは片付けられない「家族」という キーワードが、頻繁に登場する。 「いわゆる、幸せの家庭というものを私は知らない」という フレーズは、性別、時代を超えて何回も登場したが、 「家族」と「家庭」の使い分けがされているのか、気になった。 「私の家の養子になりなさい、家族になろう」 「根無し草じゃない、家族になった」 「いつの間にか、日記のつもりが家族史になったな」 特に「例えるなら、家族ってなに?」の問いに 「おなべ・・考えるものではなく、味わうもの。 時間をかけて煮込むもの」という会話が心に残っている。 その美味しいお鍋の隠し味は「家族の笑顔と会話」とまで、 持っていけると、もっとよかったのになぁ。(笑) せっかく近くで撮影されたのだから、ロケ地を訪ねたりしながら 何回でも観てみたい。 きっと、観るたびに感想が変わるんだろうなぁ。
P.S. 冒頭の「檸檬 梶井基次郎」のページをめくるカットと、 時々画面に登場する「意味不明」な掛け軸の文字。 これが気になるので、今度、関係者に訊いてみようっと。
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| 2016年08月25日(木) ■ |
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| 物事は、すべてトレードオフであり、例外はない。 |
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書籍「本音で生きる」(堀江貴文著・SB新書刊・191頁)から。 一気に読み終えて感じたことは、彼の意見に頷くことが多かった。 冒頭、こんなフレーズがある。 「バンジージャンプは、誰でもできる。ただ、跳ぶだけだ。 世の中の多くは、それと一緒。 「できないと思っているだけで、跳んでみたら誰にでもできる」と。 彼の考え方は、とてもシンプルでわかり易い。 「物事は、すべてトレードオフであり、例外はない」、これに尽きる。 辞書によれば「トレードオフ」とは、 「何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない関係のこと」 「エキサイティングな人生を送るとは、何かを犠牲にして、 何かを没頭することなのだ」と定義したあとで、 「『今の自分を変えたくない』が、『ちょっとしたコツ』で、 『エキサイティングな人生を送りたい』なんて、虫のいい話」と纏めた。 今あるものを手放せないのなら、それなりの人生で我慢しなさい、 そう言われているような気がした。 自分の人生だから、どちらが正しいと言うわけではないけれど、 「心躍る体験を味わおうとすれば、そのために費やす時間も必要になるし、 失敗のリスクもある」と前置きをしたあと、先ほどの 「物事は、すべてトレードオフであり、例外はない」と言い切っている。 まずは、何かを犠牲にしてでも達成したいことを見つけることかな。(汗)
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| 2016年08月24日(水) ■ |
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| 「オオカミには気をつけろ・・」「おじさんよりマシよ」 |
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(久しぶりの水曜日ネタです)(笑) 映画「イントゥ・ザ・ウッズ」(ロブ・マーシャル監督)から。 う〜ん・・ミュージカルは、どうも感情移入ができないな、 そんな感想で、観終わった。 私の固定概念が邪魔をしたのか、私の頭の中で 「シンデレラ」と「赤ずきん」、そして「ジャックと豆の木」が、 交互に入り乱れて、ストーリー自体が滅茶苦茶になってしまった。 その中で、メモしたフレーズから選ぶとしたら、 「「オオカミには気をつけろ・・」「おじさんよりマシよ」の会話。 子宝を授かるには、魔女に魔法を解いてもらわなければならない、 そのためには「血のように赤いずきん」が必要だった男は、 おばあさんの住む家へ向かう少女を、森の中で襲う。(笑) そして「オオカミには気をつけろ・・」と忠告するのだが、 少女は「おじさんよりマシよ」と言い返す。 そりゃそうだ・・と、メモしながら思いっきり笑ってしまったが、 「怖さは刺激的、優しさには裏がある」というフレーズもメモ。 「恐いもの見たさ」という言葉があるように、怖さは刺激的で、 人間を興奮させる要素が含まれている。 (「スター・ウォーズ」では「怖さ」は、暗黒面だが。) 逆に、取って付けたような優しさには、何か「裏」(目的)があり、 「赤ずきんちゃんとオオカミ」を、違った視点で観察できた。 やはり、ディズニーは、アニメの方がいいな。
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| 2016年08月23日(火) ■ |
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| あなたを幸せにする甘い魔法 |
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(「リオ五輪」が閉幕したので、バラリンピック開幕まで、 また元の「気になる一言」に戻ります。(汗))
職場のスタッフが、厚生休暇で家族と出かけたのだろうか、 休み明け、お土産にいたただいたのが、 「KOBE Morry mama(神戸モリーママ)の Earl Grey(アールグレイ(紅茶))という「ラスク」。 しかし、味について細かく語るつもりはない。 私のアンテナはお洒落な箱に書かれていた「キャッチコピー」 「あなたを幸せにする甘い魔法」が気になった。 これだけで、なんだか手を伸ばしたくなるのは、不思議だ。 この「あなたを幸せにする・・」は、応用がきくから面白い。 その後ろに「形容詞」+「名詞」を付けるだけで、 いろいろな商品のキャッチコピーが出来上がる。 「あなたを幸せにする温かい言葉」とか 「あなたを幸せにする優しいボランティア」など、 食べ物に限らず、仕事や活動にも使えるところがさらにいい。 さて、職場のスタッフに教えようかな。 「あなたを幸せにする厳しい仕事」(笑) うそうそ「あなたを幸せにする楽しい仕事」。
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| 2016年08月22日(月) ■ |
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| 五輪は2回でなければダメだ |
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リオ五輪の閉会式を迎え、溢れたメモを整理していたら、 前半に行なわれた、競泳女子400メートルリレーに出場した 松本弥生選手の記事が目に止まった。 前回のロンドン五輪を終え、引退を考えていた矢先、 先輩から、こんなアドバイスを受けたと言う話。 「五輪は2回でなければダメだ」 1回目は、勢いや運も重なると出場できることもあるが、 2回連続となると、実力と4年間の努力がなければ難しい。 だからこそ、2回出場した人は、アスリートとして、 周りからも評価される、と伝えたかったのだろう。 彼女自身も「1回目の五輪は、浮かれ気分だったけど、 2回目はしっかりと戦う」と心に誓って臨んだようである。 結果は、8位だったけれど、先輩のアドバイスが 彼女には効いたようで、迷いなく4年間が過ごせたようだ。 各種目、これだけレベルが上がると、今回初出場で、 メダリストになれなかった選手にとって、これからは 国内の代表選考レースさえ、大きな壁となってくるだろう。 その時こそ、この言葉を胸に刻み、思い出して欲しい。 「五輪は2回でなければダメだ」 次を目指して頑張る人たちを、私たちは応援していく。 それが私たちの役目であり、楽しみだから・・。
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| 2016年08月21日(日) ■ |
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| 高瀬さんと藤光さんの先輩2人に感謝したい |
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「リオ五輪・男子陸上・400メートルリレー・銀メダル」 日本陸上界、いやオリンピックの歴史に名を残したのは、 ご存知「山県・飯塚・桐生・ケンブリッジ」選手の4人。 多くの記事に目を通して、一番気に入ったのは、 飯塚選手のコメントだった。 「(出られなかった)高瀬さんと藤光さんの先輩2人に感謝したい」 実際、調子が上がっていた高瀬選手を使うかどうか、 最後まで悩んだという関係者の言葉を耳にすると、 この銀メダルは、6人で掴んだものだな、と思った。 リオ五輪が終わり帰国しても、スポットは4人ばかりに当たる。 補欠の選手に光が当たることはほとんどない。 けれど、彼ら2人が万全の体制で準備を整えていたからこそ、 走った4人が思いっきり力を発揮できた、と感じるからだ。 チームは、出場したアスリートたちだけではない、 それを支える控えの選手まで含めて、チームなんだと。 高校野球でも、箱根駅伝でも、当日まで同じ練習をしてきた。 だからこそ、控えの選手に向けた「感謝」のメッセージは、 今までメモしてきたメダリストのコメントよりも、輝いていた。 こういった視点で練習をしてきたからこそ、銀メダルなんだな。
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| 2016年08月20日(土) ■ |
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| 日本の得意種目は「チーム(団体)戦」 |
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あと数日で終わってしまう「リオ五輪」だが、 予想以上のメダルラッシュに、関係者だけでなく、 毎日、テレビ観戦をしている私でも、正直、驚いている。 東京五輪でさらにメダル数を増やすにはどうしたらいいか、 なんて酔っぱらいながら(汗)考えてみたが、思いついたのが、 柔道、レスリングなど、個人個人の戦いにも、 なんとかチーム(団体)戦を考えて加える、だった。(笑) もちろん4年後の日程も、競技種目も決定しているから、 無理なことは承知しているが、それでも、と言いたくなるくらい、 「日本の得意種目は『チーム(団体)戦」』だから。 何度も耳にした「○○さんを手ぶらでは返すわけにはいかない」とか 「個人戦の悔しさを団体戦で」という台詞が印象的だったから。 日本人のモチベーションは、自分以外の「誰かのために」。 「他喜力」という単語を使う人もいるほど、日本独特の力の出し方、 そんな気がしてならない。 「和」(チームワーク)を大切にすること」が、こんなに爆発力を生む、 これは、古くから日本人が大切にしてきた考えであり、 聖徳太子が「十七条憲法」第一条に「和をもって貴しとなす」としたのは、 ただ単に誰とでも「仲良くしなさい」ではなく、 「お互いの違いを認めた上で、助け合いなさい」だと理解している。 それは「他人を思いやること」に通じるんだな、とも。 誰かのために頑張る、って気持ち、日本人が活躍する理由だな、たぶん。 私も常に「チームワーク」を大切にして、仕事をしていきたいな。
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