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| 2016年08月19日(金) ■ |
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| 自分がここからどう変わっていくか |
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柔道女子63キロ級の田代未来選手。 序盤からメダルラッシュに沸く、日本チームの中で 柔道という種目でメダルに届かず5位にとどまった彼女は、 人目を憚らず「情けない、ただ、弱かった」と号泣。 ただ、ほろ苦い経験を積んだ22歳の彼女は、 確実に4年後の「東京五輪」での雪辱を誓ったはずだ。 「自分がここからどう変わっていくか」 そうコメントを残した彼女を、4年間見守っていきたい。 単純に、体力が足りなかった、心が弱かった、などといった 一般論ではなく、徹底的に自分を見つめ直す機会を持ち、 もしかしたら、一度、なぜ私は柔道をやっているのだろう、 なぜ、五輪でメダルが欲しいのだろう、というところまで戻り、 わからなくなってしまうこともあるかもしれない。 それを乗り越え、自分に何が足りなかったのか、気付いたとき、 また一歩、東京五輪のメダルに近づく気がしている。 長いようで短く、短いようで長い4年間を、どう過ごすか、 楽しみに4年後を迎えたいと思う。 もう既に彼女は前を向いているはずだ。名前も「未来」だから。
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| 2016年08月18日(木) ■ |
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| オリンピック=ありがとう(「支えてくれて」+「感動を」) |
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4年に1度のオリンピック。 メダリストも、メダルが取れなかった選手も 発せられたコメントを纏めてみると、共通項が見えてきた。 感謝する相手は、コーチ、親、兄弟(姉妹)、仲間など様々だけど、 オリンピックに出場するまで陰日向で支えてくれた人に対して、 必ずってほど「支えてくれて、ありがとう」を口にする。 そして、その気持ちを「メダル」を取るということで、 恩返ししようするが、メダルには限りがある。 日本人だけでなく、全世界のオリンピック出場者が、 同じことを考えているからだ。 そこで立場を変えて、応援する側のコメントも読むと、 これまた、勝っても負けても「感動を、ありがとう」と口にする。 言い換えれば、両者で「感謝し合う」大会、と言ってもいい。 普段はなかなか口に出して言えない「ありがとう」を、 この期間だけは、誰の目も気にすることなく、心から言える機会が、 オリンピックなのかもしれない。 開催中、毎日のように、新聞、テレビ、インターネットで溢れる 「ありがとう」のシャワーを耳にして、私たちも幸せに気分になる。 今回は短いフレーズを選べなかったので、私なりの数式にしてみた。 「オリンピック=ありがとう(「支えてくれて」+「感動を」)」 文系で不安ですが・・これであっているだろうか・・・(汗)
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| 2016年08月17日(水) ■ |
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| なぜ、このタイミングなんだ? |
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人気グループ「SMAP」の解散が。まだ話題になっている。 いや、わざと話題にしようとしているのでは? へそ曲がりの私は、つい疑いたくなってしまう。 「なぜ、このタイミングなんだ?」と。 朝から晩まで、日本国中で盛り上がっている「リオ五輪」、 その最中での「解散発表」。 事件・事故ならまだしも、このような発表は、 どうしても今でなければ、という緊急性も感じられないし、 逆に、その裏に隠されている「何か」が気になる。 もし何も意味がなければ、よほど空気が読めない人たち、 そう言わざるを得ない。(汗) そもそも、グループの「解散宣言」や、 スポーツ選手や政治家などの「引退宣言」って、 何のためにやるのか、私にはちょっと理解できない。 以前のような人気がなくなったのならば、誰にも気付かれず こっそりと身を引いていくのが「引退」ではないのか。 戦国時代の切腹こそ「生きることの引退」として輝く。 「今から切腹します」なんて周りに公言して、 切腹する武士はいなかったと思うから。
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| 2016年08月16日(火) ■ |
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| 負けたことに負けるな |
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リオ五輪、陸上・女子マラソンに出場した 福士加代子選手(ワコール)の走りを応援しながら、 解説者の増田明美さんが紹介してくれた、 高校時代の恩師から言われたアドバイスが、 妙に私のアンテナに引っかかった。 「負けたことに負けるな」 勝負の世界だから、誰かが勝って、誰かが負ける。 それは、いつの世でも仕方がないことだけど、 「負けた」ということをいつまでも引きずっていても 何の成長もしないから、それを受け入れなさい、という 意味だろうか。 周りから期待されればされるほど、負けた時の記憶が 鮮明に残り、自分が弱かったから・・と自らを責める。 勝者には「勝って兜の緒を締めよ」などを始め、 勝ったからといって油断するな、気を引き締めろ、と 昔からの名言が残っているが、敗者に向けた名言には、 なかなかぶつからないな、と思っていたところ、 このフレーズを耳にした。「負けたことに負けるな」 今回のオリンピックでも、この一言を知って欲しい、 そう思う選手が多くいる。 今回負けたということに、負けないで欲しい。 4年後に勝てばいい。楽しみにしています。
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| 2016年08月15日(月) ■ |
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| 4年後の8月恒例行事との調整は? |
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終戦記念日の今日、4年後の東京五輪はどうするのだろう? 毎年続けてきた、半旗を掲げ、正午の黙祷は、どうするんだろう、 そんなことが気になって、日程を調べてみたら、 開会式は、7月24日午後8時から、 閉会式は、8月9日午後9時からと知り、安堵した。 前回、秋晴れの昭和39年(1964年)10月10日と違って、 酷暑が予想されるし、さらに終戦記念日(8月15日)と重なったら、 スポーツに政治が絡まりややこしくなるな、と感じたのは、 私だけではないだろうから。 もちろん、日程はしっかり外していたけれど、 8月6日広島、8月9日長崎の原爆投下された日は、 五輪期間中なので、どう対応するのかちょっぴり不安が残る。 以前、紹介したように「4年後の東京五輪」を意識し、 今回の「リオ五輪」を観察すると、課題も見えてくる。 テロ対策や治安も大切だけど、8月、子どもたちは夏休み中、 「第102回全国高校野球大会(夏の甲子園)」だってある。 地域によっては、夏祭りが花盛りの時期である。 だから「4年後の8月恒例行事との調整は?」を残したい。 他の行事との調整って大切なんだよなぁ、本当は。 ちょっと考え過ぎかな?(汗)
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| 2016年08月14日(日) ■ |
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| 五輪は記録じゃなくて順位 |
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リオ五輪、重量挙げ女子48キロ級銅メダルを獲得した 「三宅宏美選手」(いちご)が発したフレーズ。 「五輪は記録じゃなくて順位」 たしかに、選手紹介は「○○五輪、○メダル」が多い。 私たちの記憶のなかでも、記録は一切浮かばない。(笑) 誰と誰が競って、どちらが金メダル、もう一方が銅メダル。 そんな記憶は、おぼろげながら浮かぶし、 「オリンピック記録を目指している」というコメントよりも、 「金メダルを獲りたい」の方が、わかりやすく意気込みが伝わる。 それが「4年に一度のスポーツの祭典」と言われる所以だろう。 過去のアスリートが出したオリンピック記録との戦いというより、 その時その場にいる、同じ環境で競っている人間との比較。 だから、心理作戦があったり、レースの駆け引きがある。 そこが、オリンピックの魅力であり、私たちが寝不足覚悟で ライブ映像を見ようとする理由である。 「感動」の瞬間に立ち会った、という感覚を大切にして、 その時の心の動きや気持ちを、どれだけ日常生活で活かせるか、 そして何かにつまずいた時にも、その「感動」の瞬間を思い出し、 「私も、もう少し頑張ろう」って思えるか、なんじゃないかな。
P.S. 「いちご」って、三宅選手が所属する 「いちごグループホールディングス」のことだったんですね。 ずっと気になっていました。(笑)
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| 2016年08月13日(土) ■ |
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| トップアスリートは「3度目の正直」と考えます |
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元体操選手・オリンピックのメダリストである池谷さんが、 五輪出場するような、トップアスリートの心構えを、 内村選手の「鉄棒」を例に出しながら、テレビで解説していた。 今回の「内村選手」は、団体の予選・決勝の2回とも、 得意とされる「鉄棒」で落下やミスをしているのを受けて、 「2度あることは3度ある、と不安にならなかったのかな?」と 質問を投げ掛けたら、自信を持って、否定された。 彼らは、たぶん私たちが驚くほどの練習を重ね、 ほぼ完璧に成功してきた、という経験から、 2度も続けてミスしたのだから、もう失敗はない、 だから、今度は必ず成功する、と確信できるようだ。 池谷さんは「トップアスリートは『2度あることは3度ある』と 考えず『3度目の正直』と考えます」と説明した。 その「3度連続のミスはありえない」という考え方があるから、 プレッシャーがかからず、いつものように演技が出来たようだ。 (腰痛をこらえていたのは、後で知りましたが・・) 4年に1度のオリンピックは、好奇心旺盛な私にとっても、 自分の心のアンテナを磨くいいチャンスだと捉えて、 「気になる一言」に紹介しなくても、書き留めておきたいな。
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| 2016年08月12日(金) ■ |
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| 王者が奇跡を起こしました |
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男子体操の内村選手が、個人総合、最終種目の「鉄棒」で、 大逆転の優勝を飾った。 実況中継は何度も「絶対王者」「王者の着地」と大声を挙げ、 優勝が決まった瞬間「王者が奇跡を起こしました」と絶叫した。 歴史に残る戦いとして、今後も何度も目にするシーンとなるが、 へそ曲がりの私は「王者は泰然自若として何事にも動じない」から、 「奇跡」という言葉は「王者」には相応しくないな、と感じた。 「王者」という言葉を使うのであれば、この結果は「当然」であり、 そんなに大騒ぎすることではないのでは・・とメモをした。 辞書によれば「奇跡」とは、 「常識で考えては起こりえない、不思議な出来事・現象」のこと。 だから、今回の内村選手の個人総合優勝は「奇跡」ではない。 「常識で考えては起こりえないことでもないし、 不思議な出来事・現象でもない」と感じるからだ。 それなのに、マスコミを含め、多くの関係者が「奇跡」と言う。 「奇跡」という単語の連発は、感動の押し売りに近いのでは、と思う。 同じ人間がやることだから、そう簡単に「奇跡」は起こらないし、 今回も「やはり最後は、王者が実力を発揮しました」くらいかな。 (「結婚して守るものが出来たから、優勝出来た」という解説も、 なんだか、無理やりこじつけたみたいで、笑えたなぁ)
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| 2016年08月11日(木) ■ |
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| 8月11日は「(下)山の日」 |
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今年から施行された、国民の祝日「山の日」。 制定の意義は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」 林野庁キャッフレーズは「感じよう、山の恵み、森の恵み」。 日本人にとって「山」は心の拠りどころにもなっています、 そんな説明をメモしていたら、何を間違ったか、意識的か、 「山の日」を「下山の日」と、打ち間違えた。(笑) 制定の意義も、パロディで打ち間違えれば、 「(下)山に親しむ機会を得て、(下)山の恩恵に感謝する」 私と親しむ機会を得るのは、(先着順だから)意外と簡単だけど、 私が、皆に感謝されるような「恩恵」を与えているか?と問えば、 まだまだだなぁ・・と言わざるを得ない。(汗) ただ、せっかく出来た「山の日」だから、 まずは「山の恵み、森の恵み」を感じることに時間を使いたいな。 (私の場合、もちろん「富士山の恵み・柿田川」だけど・・) その上で、さらに「感じるだけでなく、守り、伝える」ことをしたい、 それが私に与えられた役割ではないかと思う、今日この頃。 子どもたちにとっては、夏休み中だから関係ないけど、 社会人にとっては、酷暑の疲れをとる8月の貴重な祝日でもあるし、 1日増えた休暇をどう過ごすかは・・本人次第だけど、 今日だけは「山の日」としいうことを、意識した1日にしたいな。
P.S. メダルラッシュで湧く「リオ五輪」ネタの「気になる一言」は、 書いてはいるけど、たぶん紹介し切れないな、多すぎて。(笑)
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| 2016年08月10日(水) ■ |
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| 「僕のことを必要としてくれますか」「必要だよ」 |
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「体操男子団体総合12年ぶり金」の見出しが、新聞を飾った。 優勝の勝因が気になって、新聞を読み漁ったら、 田中選手と内村選手の会話にぶつかった。 世界選手権などの大きな大会で失敗を繰り返し、 精神面の弱さを露呈していた田中選手はホテルに戻った夜、 内村選手に聞いた。「僕のことを必要としてくれますか」 内村選手は迷わず答えた。「必要だよ」。 田中選手は短い言葉に救われたという。 「他の人とは重みが違う。希望を持たせてくれる言葉だった」 勝因は数あれど、私が選んだ理由はこの会話だった気がする。 誰よりも自信をなくしかけていた彼を救ったのは、 チームのリーダーである内村選手の言葉だった。 「リオ五輪で金メダルを取るには、おまえの力が)必要だよ」 そんな意味だったのではないだろうか。 そして、田中選手は期待に応えて、出場した3種目でいずれも チーム最高点をたたき出した。 それは「(予選・決勝)×6種目、計12回」演技した内村選手への プレゼントだったのかもしれない。 大きい仕事をする時って、こういった信頼関係が大切だな。
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