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しもさんの「気になる一言」
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2016年08月09日(火)
第98回全国高校野球選手権大会

「リオ五輪」と同じく、真夏の甲子園が始まった。
記事は小さいが「第98回全国高校野球選手権大会」の
文字と写真が、私の目に留まった。
気になったのは「98」という回数、あと2年で
「100回」という大きな節目を迎えることを意味する。
突然、100回を迎えるのではなく、1回ずつの積み重ねで
100回という数字があるからこそ、その重みが伝わる。
たぶん関係者は、どういった100回の記念大会を開催し、
「高校野球」というスポーツで、どれだけ多くの国民に
「感動」を与えられるか、を考えているに違いない。
今年の夏は「リオ五輪」、2年後には「高校野球100回大会」、
さらに2年後には「東京五輪」と続くこの4年間は、
スポーツ好きの私にとって、楽しみが続くことになる。
今年1年生の高校球児は、3年生の時に、100回を迎える。
今からすることは?・・ドラッカー著の「マネジメント」を、
監督以下全員で読むことかな。(笑)
無理なら、書籍「「もし高校野球のマネージャーが、
ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読むか、
同名映画を、鑑賞して欲しい。ヒントは隠されているから。



2016年08月08日(月)
4年後の「東京五輪」を意識してみる「リオ五輪」

先週の始めだったろうか、一通のメールが届いた。
「リオ五輪の、気になる一言を楽しみにしています」。
恒例のように、4年に一度この時期は、勝者・敗者を問わず、
オリンピックアスリートのコメントが、ピックアップされるが、
今年は、イベント(仕事)優先して生活リズムを組立てたため、
実は、開会式から今まで、新聞をゆっくり読んでいない。
今日から、じっくりコメントをメモするつもりだ。
さらに「イチロー選手のメジャー通算3000本安打達成」や、
天皇陛下の「お気持ち公表」なども加わり、
書きたいことは溢れている。
少しずつ整理しながら、自分の意見を書いていこうと思うが、
面白いことに共通項が見つかったので、とりあえず、
「4年後を想像しながらの毎日ですよ」と返信した。
4年後、東京五輪も、この暑さの中で繰り広げられる。
室内競技なら対応出来るが、陸上、野球、サッカーなど、
屋外のスポーツ種目は、本当に暑さとの戦いになるな、と嘆き、
イチロー選手は、東京五輪で復活した種目「野球」を、
どんな役割で関わるのか、それも興味がある。
さらに、天皇陛下・皇后陛下のお気持ちを察すると、
4年後のオリンピック開会式は、予想が出来ない。
そういう私も、定年延長さえなければ、退職をしていることとなる。
常に、4年後の「東京五輪」を意識してみる「リオ五輪」。
今までとは違ったアスリートのコメントに反応しそうだな。



2016年08月07日(日)
世界から注目されるって、こういうことか

以前「たった1本の動画に15,000超えのアクセス」と書き、
SNS拡散(シェア)の威力を体験した話を、取り上げた。
まだ、ほんの1ヶ月半くらい前のことだったが、
その後も国内・国外に拡散続け、現在では「165,000」を超えている。
もちろんその背景には、外国人の方々のシェアが加わって、
急速に「柿田川ファン」が増えたことは間違いないだろう。
最初、戸惑っていた私も、最近では、やや落ち着きを取り戻し、
逆に、これからは中途半端な写真・動画はアップ出来ないな、と、
心地よいプレッシャーを感じながら、楽しんでいる。
本当の意味で「世界から注目されるって、こういうことか」って、
実感出来た気がする。
まだまだ「偶然」レベルの投稿であるが、少しずつ増えていった
「柿田川evol」に「いいね」を押してくれた800人以上の方々に、
感動を与えられるような「投稿」をしたいな、と思うようになった。
こうやって、感性や技術って磨かれ、成長していくんだなって、
わかってきたのも、この経験を通してである。
「いいね」を押す感覚と「シェア」する感覚は、表現しにくいが
ちょっと違うことも、自分で経験してみて気付いた。
この感覚を大事にして、これからの「投稿」に活かしていきたいな。



2016年08月06日(土)
第69回全日本赤犬歌謡祭

映画「味園ユニバース」(山下敦弘監督)から。
申し訳ない・・あまり意味がわからなかった。
メモも、この作品を思い出せるようなインパクトはなく、
まさか「ポチ男ノート」では・・と前半焦った。
冒頭、バットで頭を殴られたら死んじゃうでしょ・・と
映画だと知りつつ、嫌な気分になったし、
記憶喪失になるにも、もう少し違ったキッカケはないの?と
暴力的なシーンが続く展開に途中でやめようか、と思ったが、
やはり気になってしまったのは「赤犬」という市民バンドの存在。
この、やる気があるのかないのか判らないような演奏でも、
意外と地域では市民権を得ていて、そこそこ人気がある。
それを象徴するかのような表現は、イベント名にあった。
「第69回全日本赤犬歌謡祭」
この、コテコテの「全日本○○歌謡祭」というネーミングだけでなく、
「第69回」という数字は、生半可な人気ではないことを物語る。
もしかしたら、この回数なんてのもいい加減で、
今回は「第34回」にしようとか、勝手に変えているかも、なんて
考えただけでも、面白いものがあった。
主人公よりも、インパクトがあった「赤犬」というバンドだけど、
なんと、大阪を拠点とする、本物のバンドだったとは・・、
参りました。(汗)



2016年08月05日(金)
ベンチの多いまち「清水町」って、いいな

ここ数日、帰路は町内の「ポケストップ」探し。(笑)
やはり歩き回ると、歩き慣れてる私でもさすがに疲れる。
どこがで一休み・・と思っても、意外と「ベンチ」が少なく、
ゆっくり腰を下ろせる場所がないことに気付いた。
柿田川公園は、ベンチもいろいろな形・高さがあり、
統一感はないけれど、高齢者から、子育て世代の親子まで、
老若男女の人たちが、楽しそうに座っていた。
(今は、スマホ片手の若者に占領されていることが多いけれど)
その光景を目にして、私が考えたのは、生活弱者に優しい
「町民参加型の町内ベンチ設置大作戦」。
ベンチは公園だけのものではなく、町全体に広がりを持ち、
統一感を持って設置されると、オシャレ感を醸し出す。
その周りには、花が植えられたり、本が置いてあれば、
バスを待っている時などにも座って読むことができる。
歩行者や車いすの邪魔にならない場所を選び、
寄付で集めた資金を活用し、作業所に発注して製作する。
行政に頼らず、住民の気持ちを「ベンチ」という形で、
まちづくりに参加してもらうのはどうだろう。
町民参加型って、イベントだけじゃない気がするけど、
わが町の町民って、意外とシャイだから、だめかな・・。
(シャチではありませんので、あしからず(汗))



2016年08月04日(木)
生きてるものは、み〜んな手間がかがるの

映画「海街diary」(是枝裕和監督)から。
鎌倉を舞台にして、3姉妹が異母の妹を迎え入れて
4姉妹として一つ屋根の下で共同生活をすることで、
家族の絆を確かめていく様子が、新鮮であった。
3人の姉は、やや歳の離れた妹に、
各々の立場にあったアドバイスをするのが、実に面白い。
「すずは、もう妹なんだから『ちゃん』はつけないわよ」と
他人とは違う親密感を伝えたり、「好きな子できた?
世界が変わって見えるよ」と恋愛の話をして、その理由を
「クソつまんない仕事も耐えられる」と笑った。
梅の木の手入れをしていて「毛虫とったり消毒したり、
生きてるものは、み〜んな手間がかがるの」と、
「おばあちゃんの口癖」を披露する。
慌てて食べる様子に「すず・・(ご飯を)かき込まない」。
中学生の彼女に「ペティキュア」を塗ってやりながら、
「男のためじゃなくて、自分のため。
きれいになると気持ち上がるよ」と女性らしいアドバイス。
これらは教科書には載っていないけれど、
多くの経験を積んできた3人の姉が、妹にしてやれるプレゼント、
そんな気がした。
姉からの助言を素直に受け止める妹って、異母とはいえ、
可愛いんだろうな。きっと。



2016年08月03日(水)
美しい川。よろしくお願いします。

「しもさんの『気になる一言』第10巻(縮刷版)」も、
なんとか希望者への配送が済み、
少しずつ「届きました」の連絡が届き始めた。(汗)
メールあり、葉書あり、封書あり、その形は様々だけど、
今回も、喜んでいただいただけで、とても嬉しい。
1巻から持っている人もいるし、10巻だけの人もいるが、
どれもが「もうひと踏ん張り」してみるか、と思わせてくれる、
素敵なメッセージで溢れていた。
誰かの言葉を紹介したいけれど、プライベートなことなので、
私の心に大切にしまっておこうと思っていた矢先、
女優・冨士眞奈美さんから、いつもながらの派手派手な葉書が届き、
失礼ながら、つい、彼女らしい・・と嬉しくなった。
彼女との交際は、私が広報を担当している時(10年以上前)に遡る。
わが町出身の彼女にインタビューをしたくて、新宿区の自宅を訪ね、
ジャイアンツ・長嶋選手の話題で盛り上がったのが最初だ。(笑)
その後も、誕生日や機会あるごとに連絡をして、繋いできたが、
個人的なメッセージとは別に、こう綴られていた。
「子供の頃は、夏休みは日が暮れる迄、柿田川で泳いでいました。
いい時代でした。美しい川。よろしくお願いします。」
最後に書かれたこのメッセージを読んで、
「はい、頑張ります」と独り言のように返事をしている私がいた。
やりたいことが見つかったので、あとは一直線だな。



2016年08月02日(火)
エジプトのバスってね

映画「スープ・オペラ」(瀧本智行監督)から。
監督の伝えたいことではないかもしれないが、
この作品を思い出すのは「エジプトのバス」の例え。
何かをしようと思うけれど、今はその環境にないから・・と
言い訳をする人にとっては、ヒントになったかも知れない。
「エジプトのバスってね。停留所がないんだよ。
しかも、いつ来るかもわからん」
「どうやって来るの?」
「大通りで待つのさ、ところが、これがなかなか来ないんだよ。
諦めた頃に、突然、やってくるんだ。
でも、来ても停まってくれないよ」
「乗れないじゃない・・」
「ちょっと減速してくれるの。そこを、えいって飛び乗るわけ」
時代の流れは、わざわざ、あなたのために止まってはくれない。
ただ、ちょっとスピードダウンしてくれるから、
あとは、それに飛び乗る勇気と、絶対乗れるという自信があれば、
エジプトのバスには乗れる、ということを感じた。
これは、仕事に限らず、恋愛でも、趣味でも同じこと。
全て整ってますから、さぁ、どうぞ・・なんてありえない。
大切なのは「このバスに乗りたい」と、本気で思うかどうか、
そんなことをメモしながら、観終えた。



2016年08月01日(月)
すぐそこまできているのに、もったいないね

以前、この「気になる一言」で紹介したように、
柿田川公園には「ボケストップ」が集中しているらしく、
スマホ片手に、多くの若者たちが集まってきている。
今まで、来場したことのない人たちが、これをきっかけに
柿田川・柿田川公園に興味を持ってくれるのならば、
それはそれで、観光資源になるな、と感想を書いた。
その言葉が本当に正しかったのか、確かめたくて
日々、第一展望台で「湧き間」を案内している方に、
「最近、どうですか?」と訊ねたら、返ってきた台詞が、
「上には、スマホ持った人たちがいるみたいだけど・・、
下には降りてこないね」
上とは、公園入口のエントランスや、ボケストップ周辺。
下とは、階段を下りて、柿田川の最上流部(湧き間)が、
目の前で見ることができる、第一展望台。
「すぐそこまできているのに(この風景を観ないなんて)、
もったいないね」と返したら、
「ほんとだねぇ」と言いながらも、残念そうではなかった。
柿田川を知るきっかけは「ポケモンGo」でもいいが、
せっかく繋がった、彼ら・彼女らに、
「柿田川」という川の素晴らしさを伝えるのは、
私たちの仕事なんだよなぁ、きっと。



2016年07月31日(日)
せっかく来てくれたんだから、畑から

映画「あん」(河瀬直美監督)から。
主役を演じる「樹木希林さん」自身がガンを患い、
全身に転移したにも関わらず演技している姿を見るにつけ、
映画と知りつつ、胸が熱くなってくるのを感じた。
彼女の生き方と重ねると辛くなるが、
「小豆」から「あん」を作る工程で、こうアドバイスする。
「しずかに、しずかに・・」「少しずつ、少しずつ・・」
「ここが肝心よ。そんなに忙しくやっちゃだめよ」と。
他愛無い台詞なのだが、私はメモをした。
そこには、豆に対して「もてなす」という姿勢があり、
「せっかく来てくれたんだから、畑から」という台詞が光る。
そして、ラストのシーン、こんな手紙が読まれる。
「あの日の満月は、私にこう呟きました。
おまえに見て欲しかったんだよ。だから、光っていたんだよって。
ねぇ店長さん、私たちはこの世を見るために、
聴くために生まれてきた。だとすれば、何かになれなくても、
私たちは、私たちには生きる意味があるのよ」
役として、ライ病患者の悲哀と切なさを綴ったのかもしれないが、
名女優「樹木希林さん」という彼女の生の声として、
メモを読み直したら、涙が自然と溢れた。
狛犬の「あ」と「ん」のように、全ての言葉を包括している
「あん」という言葉の食材は、私たちの疲れを癒し、
笑顔にしてくれる魔法の食べ物かもしれない。
あぁ「どら焼き」が食べたくなってしまった。