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しもさんの「気になる一言」
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2016年07月30日(土)
ボランティアができる場所があるって、幸せだよね

「湧水保全の会」主催で柿田川公園清掃活動が行われた。
来週末に、第34回を迎える「清水町湧水まつり」を控え、
また子どもたちは夏休みに入り、全国から訪れる観光客に対し、
少しでも気持ちよく、柿田川公園に来て欲しい、
そんな気持ちがあったのか、とても多くの町民が集った。
朝9時から約2時間、柿田川には入らず、遊歩道周辺に繁茂している
外来種駆除や、竹などの伐採、倒木処理などに汗を流したが、
熱中症にならぬよう、途中、こまめに水分補給をしながら、
休憩中に交わされた会話が、印象的だった。
定年後の高齢者にとって、生き甲斐探しをしているのか、
私の発想にはなかった台詞が耳に入り、私を喜ばした。
「(年に一度の清掃活動だけど)
ボランティアができる場所があるって、幸せだよね」
高齢者になったから、地域社会のために何かをしたい、
だけど何をしたらいいのかわからない、そんな話を耳にする。
けれどわが町は、世界に自慢出来るボランティア活動がある、
それが出来るなんて、私はこの町に住んでよかった、と言われ、
正直、胸が熱くなり、涙が溢れそうになった。
嫌々、やっているのかと思ったら、思いもかけない台詞で、
以前紹介した「さぁ、柿田川を磨こう」が確信に変わった。
今度は、小・中・高校生を巻き込みたいな。
柿田川を護り、磨く活動が、町民の誇りになることを願って。



2016年07月29日(金)
「Yosomon Go」「Ichamon Go」・・

世界中で「Poke’mon Go」が大流行し、賛否両論ある中、
便乗商法よろしく、商魂逞しい商品が次々と発表されるのを、
私は、次はどんな新しいアイデアが出るのか、楽しみに眺めている。
もちろん、商品だけでなく、言葉(単語)としても、
響きやリズムにインパクトあり、その活用を探っていたら、
日本各地に散らばった「地域おこし協力隊員」が発した、
「Yosomon Go」(よそもん)が、一番受けた。
「よそ者でしか」いや「よそ者だから」気付く、地域の魅力は、
「Yosomon Go」で、しっかりと情報発信されている。
「寄添者」(寄り添う者)という言葉も、作り出していた。
それに比べ。本人は何もしないのに、成功事例に対して
「何かと文句(いちゃもん)をつけたがる」人は、
「Ichamon Go」で、情報発信すればいいと思うのだが(汗)。
「あわてもん」「お調子もん」「ちゃっかりもん」「うっかりもん」
思い付く「〜もん」って意外と多いなぁ。
それらに共通しているのは、まったくしょうがないなぁ・・と、
周りから言われながらも「憎めないキャラクター」。
もっともっと「〜mon Go」が出てこないかぁ。



2016年07月28日(木)
公園の芝生広場は「バドミントン」がお似合い

一日に何度も足を運ぶ「柿田川公園・芝生広場」。
職場への通勤経路となっているので「朝・晩」の2回、
そして、昼食後の散歩も兼ねて、様子を覗くと、
観光客に混ざって、ピクニック気分の人たちがいたり、
親子、恋人同士、同性同士で、気持ちよく遊んでいるが、
そのほとんどが「バドミントン」であるのが不思議である。
ネットもなく、点数を競っているわけでもなく、
ただ、何回も打ち返しているだけの「バドミントン」だが、
眺めている私の方が、なぜかニコニコしてしまう光景。
疲れたらベンチや芝生に座り、適当におしゃべりが始まり、
また、誰かが立ち上がったら「バドミントン」がスタート。
そのゆるさが、公園の芝生にはピッタリなのであろうか。
幼稚園児のサッカーやキャッチボールも、観ていて面白い。
とりあえず「公園の芝生広場は『バドミントン』がお似合い」を
気になる一言に残しておこうっと。



2016年07月27日(水)
誰も私の体に、長い間、触っていないから。

映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」(ジョン・タトゥーロ監督)から。
正直、作品の意図がよく理解出来なかった。(汗)
鑑賞後「個性派俳優ジョン・タトゥーロが監督・脚本・主演」と知って、
ますます、何を伝えたかったのか、判らなくなってしまった。
「ジゴロ」と表現しながら、美人女優たちとエッチするシーンも、
監督・脚本・主演も本人とあっては、すべて思いのまま、ということか。
物語の解説は、脇役のウッディアレンが要所を捉えてする展開となり、
特に印象的だったのは、セックスシーンではなく、
主人公がある未亡人に、オイルマッサージをするシーン。
その直前に「人は触れ合いが必要なんだ。みんな愛を求めてる」と、
ウッディアレンが呟く。
そして場面が変わって、ジゴロが未亡人へ施すマッサージへと続く。
温かい手で、ゆっくり、そして優しく触れられた瞬間、彼女の体は
ピクンと反応し、その後、涙が溢れ、うつ伏せになりながらこう呟く。
「誰も私の体に長い間、触っていないから。誰も私の体に触ってない」。
その時「人は触れ合いが必要なんだ」というフレーズが蘇った。
女性が求めているのは、男性的な荒々しいセックスではなく、
傷付いている心を包み込んでくれるような静かな触れ合いなんだと、
そう気付かせてくれた気がする。
作品内で何度か登場する「愛とは、痛みを伴うもの」というフレーズは、
ちょっと手垢がついた表現だったなぁ。



2016年07月26日(火)
子どもは、みな黄金だってことだ。

映画「アウトサイダー」
(フランシス・フォード・コッポラ監督)から。
ある方の自己紹介に、好きな映画「アウトサイダー」とあり、
興味を持って観始めた。
私が映画を選ぶきっかけの一つに、尊敬する人や気になる人が
お勧めしている作品を選択することがよくある。
小さい頃からの夢を追いかけ、地道な努力の結果、手にした人が
どんな映画作品に興味があるか、知りたいからだ。
作品解説には、こうある。
「どこにも行き場のない少年たちの姿、行動を描くドラマ」。
確かにストーリーとしては間違いないけれど、きっと、
彼の琴線に触れた部分があるに違いない、と探すことも楽しい。
今回は、物語の最後のフレーズに集約されていた気がする。
「子どもは、みな黄金だってことだ。
子どもの目には、すべては夜明けのように新しい。
夕焼けをながめる心が黄金だ。その心をもちつづけて。
ダラスにも、夕焼けを見せてやれ。この世は素晴らしい」
小さい頃の夢を実現した人って、今でも子どもの心をもっている。
そして、その黄金の輝きを失っていない気がする。



2016年07月25日(月)
「ポケストップ」は観光資源かもなぁ

職場の若いスタッフが発した「産業観光課長としては、
今流行っているものは知らなきゃマズいでしょ?」
そんな言葉にそそのかされて(笑)、
週末にダウンロードした、スマホアプリの「ポケモンGO」。
私の場合、ポケットモンスターに、全然興味がないためか、
スマホを観ながら、歩いて操作することはほとんどない。
お目当ては「ポケストップ」と呼ばれている、
観光名所、石碑、銅像、神社仏閣、掲示板、公民館等をはじめ、
私たちでも首を傾げるような変わったスポットに近づくと、
ポイントがゲット出来る仕組み。(ポイント数も実は関心がない)
特に、先週末から学生たちが夏休みに入ったためか、
その「ポケストップ」を探して、町内をスマホ片手に、
ウロウロする人たちの何と多いことか・・。(汗)
通勤路となっている柿田川公園内、往路の朝7時半には、
いつもは見かけない若い人たちが5人、スマホをかざしていた。
驚いたのは、帰路の午後6時前後、若者が50人ほど、
エントランスの部分を囲んで、溢れている光景を目にした時。
確かに、柿田川公園周辺には、ポケストッブが8カ所も集中し、
彼らにとって、魅力的なゾーンになっているのだろう。
「『サントムーン柿田川(大型商業施設)』で遊ぶ時(前後)に、
柿田川公園で、ポイントゲットしよう」なんて言葉が聴こえてきた。
今、何かと話題(課題)が指摘されている人気ゲームだし、
もちろん、流行廃りはあるだろうが、今まで目にしない層の人たちが、
街の中を歩き回っている様子は、非常に刺激的であり参考になった。
とりあえず、私の呟き「『ポケストップ』は観光資源かもなぁ」を
気になる一言に残しておこうと思う。(1ヶ月後が楽しみだけど・・)
実はもっと面白いポイント、知っているんだけどなぁ。(笑)



2016年07月24日(日)
大山、早く撮れって、富士山が言ってくれる

富士山だけを撮り続けて40年の、写真家・大山行男さんが、
NHKの新作コンテンツ(8K)を駆使して、
「タイムラプス」(連写)で、私たちの知らない富士山を撮影。
それを編集した作品「森羅万象」が出来上がり、
撮影協力をした関係で、試写会のご案内があり東京へ足を運んだ。
45分の作品鑑賞後、彼が語った「自然を撮影する」場合の秘訣、
これが私のアンテナに引っかかった。
「富士山(自然)はお行儀よく待つ」ことがいいらしい。
根気よく待つことで「間違いなく富士山が呼んでくれる」と、
彼なりの感覚で表現した。
そのうち「(富士山が)俺のエネルギーを早く撮れ」と
声を掛けてくれるらしい。(汗)
最後は「大山、早く撮れって、富士山が言ってくれる」ようだ。
それくらい仲良くならないと・・ということなのだろう。
「自然の方が呼んでくれないと(こんな写真は)撮れないよ」と
和やかに話してくれる彼の言葉を信じて、
私も「柿田川」が「早く撮れ」って言ってくれるのを待ちたい。
今は、まだ柿田川に信じてもらうことが大事なんだな、きっと。



2016年07月23日(土)
音楽家は楽器、私はオーケストラを演奏する

映画「スティーブ・ジョブズ」(ダニー・ボイル監督)から。
作品の中で、こんなセリフがある。
「前に小澤征爾にあった。すごい指揮者だ。技巧も表現もね」
さらにジョブズが「指揮者とメトロノームの違い」を訊くと、
小澤は「音楽家は楽器、私はオーケストラを演奏する」と
答えたらしい。
また、ジョブズと一緒に開発をしてきた仲間が、こう呟く。
「君はプログラムも書けない。デザイナーでもない。
釘も打てない。基盤は僕が・・Macは他人の業績。
なのに、なぜジョブズは天才だと言われる?」と。
その楽器でいい音を出しているのは、楽器演奏家なのに、
脚光を浴びるのは、いつも指揮者だ、という不満かも・・。
それを受けてか「君は何をした?(What do you do?)」と
問い詰められた時、サラッと言う。
「オーケストラの演奏さ。君は音楽家としては一流だ。」
小澤征爾さんが答えた台詞が気に入っていたのだろう。
だから、自分が全ての楽器を完璧に演奏できなくてもいい、
今、求められている人物は、個々の力を引出して、
全体としていい音を出す指揮者のようなリーダーだ、
そう言いたかったのだと思う。
「スティーブ・ジョブズ」を一言で表現するとすれば、
間違いなく「オーケストラの指揮者」だな。



2016年07月22日(金)
さぁ柿田川、磨こう

JRのキャンペーン「そうだ京都、行こう」に対抗して(汗)
JR駅や商店街のないわが町にも、なにかひとつ欲しいな・・と
酔っぱライターの私が、ほろ酔い気分で考えたのが
「さぁ柿田川、磨こう」
「護る」と言うと「自然保護」一色で「手を付けない」、
そんなイメージが先行するので「磨こう」としてみた。
「柿田川の外来種駆除」も大切なボランティア活動だけれど、
川の中だけでなく、他にも磨くところはいっぱい。
簡単な作業ばかりではないし、長い時間もかかるけれど、
次代に繋いでいくために、今の私たちが「柿田川を磨き始める」。
柿田川公園内の看板やベンチの清掃、芝生広場の雑草取り、
ゴミひとつ拾うだけでもいい。
柿田川から、元気をもらっている、癒してもらっている、
楽しませてもらっている・・と感じる人たちが、
少しずつ増えることで、柿田川は世界のどこに出しても誇れる川、
そして洗練された川になる。
その取り組みこそが「世界に向けて情報発信する資源」だろう。
きれいな川は日本全国、どこにでもある。
いや、世界を探せば、もっともっと凄い川があるのだから、
富士山の恵みで誕生した「柿田川」を観光資源とするのではなく、
その柿田川を護り「柿田川を磨いている住民」にスポットを当てたい。
「柿田川を磨きたいので、私も清水町に住みたい」と集まってくるのが、
本当の意味の「定住促進施策」のような気がしている。
まずは、今、住んでいる人たちが、その魅力に気がついて欲しいな。
さて、明日も、柿田川を磨ける日。楽しみだなぁ。



2016年07月21日(木)
目標を持って楽しくやる時に記録が伸びる

競泳男子(背泳ぎ)でリオ五輪に出場する「長谷川純矢」選手。
静岡県出身なので、地元紙にも大きく取り上げられていた。
日本代表経験がほとんどなかった彼が、どうして急成長したのか、
私の関心は、そこにあった。
「線の細さ」を感じていたコーチは、厳しいトレーニングを課したが
結果は思うようについてこなかったらしい。
転機は「大学生ランキング」を眺め「あとどれくらい頑張れば、
ユニバーシアードの代表になれるか」がはっきりわかった時から、
彼は変わった、とコーチは振り返っていた。
彼自身、目標を定めることの大切さを実感しただろう。
しかし、地元の小学生には、こうアドバイスをしたようだ。
「目標を持って楽しくやる時に記録が伸びる」
記録を伸ばしたかったら目標を持つことは当たり前、
だが、いやいややったり、無理強いしてまでやっても、
記録は伸びないよ、と伝えたかったのだろう。
運動も含め、人間の行動は、体力だけで賄えるものではない。
脳が楽しい、と思える環境で練習することが、記録を伸ばすコツ、
そう教えたかったのだと思う。なるほどなぁ。