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しもさんの「気になる一言」
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2016年04月21日(木)
みんな、疲れているってことかなぁ

巷では「整体・接骨・針灸・マッサージ」の文字が溢れ、
朝夕、歩いていると、驚くほどの勢いで増えている。
「携帯ショップ」が増えたなぁ、と感じた時もあるし、
やけに「美容院」ばかり開店するな、と思った時も・・。
「クリーニング屋」だったり「コンビニ」だったり、
その時代、その時代で、雨後の竹の子のように増えている。
私は、その背景に流れている時代の潮流みたいなものに、
興味関心があるが、今回感じたことは、
「みんな、疲れているってことかなぁ」ってこと。
子どもや孫が「肩たたき」をしてくれた頃もあったし、
「高級マッサージ機」が狭い部屋を占領した頃もある。
そして、最近は「店舗」で施術を受けるサービスへ。
「働き過ぎて疲れ、その疲れを取るために、
マッサージでお金を使う」なんて、面白いな、と思う。
まぁ、新しい産業が生まれたと思えば、悪くないな。(笑)
これからの「成長産業」の予感がするから。



2016年04月20日(水)
愛してるなら、どうにかして

映画「30日の不倫」(シルヴィオ・ソルディーニ監督)から。
驚いたというか、時間の無駄だった、と言うべきか、
残るものが何もなかった。
「『不倫』をテーマに描いた大人のための官能ドラマ」
確かに作品紹介のとおりだけれど、そこに何か、
監督なり制作者なりの意図するところがあるはずだが、
残念なことに、私にはわからなかった。
私たち一般人の「不倫」を覗き見した感じがしたのは、
あまりに平凡で、そしていてリアル感があったこと。
さらに、終盤には、この普通の「不倫」がどうにかなるのか、
そんな期待で、最後まで観てしまった、というのが本音。
わからないのは、貧乏なのに「不倫」に走ってしまう既婚者の男と
そんな彼に何かを求めてわざわざ「不倫」を仕掛ける女、
単なる「スリル」や「マンネリ」からの脱出であったとすれば、
それは、わざわざ映画にすることではなく、三面記事で充分なはず。
美男美女の俳優が演じる「不倫」でないからこそ、
あまりに普通過ぎる、行動の変化、心の変化が痛々しい。
奥さんと別れて、私を選んで・・そんな女心なのか、
「愛してるなら、どうにかして」を一言としておきたい。
う〜ん、冒頭の疑問は晴れないままだ。



2016年04月19日(火)
地震に対して、崩れるようになっているんです

熊本城の瓦が崩れている光景を何回も目にし、
私たちは、今回の「熊本地震」の威力を実感したが、
建築関係の人と話をしたら、全く違う視点だった。
「すごかったですね、今回の熊本地震。
あの天下の熊本城の瓦が落ちるくらいですからね」
「いやいや、落ちるように作ってあるんですよ。
地震に対して、崩れるようになっているんです」
熊本城の築城に際し、当時の技師たちは考えたのだろう。
大規模な地震を想定して、躯体を守るためには、
屋根の瓦を落とすことによって負担を軽くすることを。
だから瓦が落ちることは予定どおり、驚くことはない。
それで躯体が守られれば、修復は出来ると考えたのか。
私たちは、目の前の状況からしか判断せず、
さも大事件、大事故のように大騒ぎをしているが、
昔の人が、遠い将来を見越して築城していたとしたら、
今の私たちを見て、笑い飛ばしているに違いない。
建築家の人って、意外と無口の人が多いから、
こういった話は、表に出てこないんだよなぁ。(笑)



2016年04月18日(月)
身の丈にあっているか

書籍「住み心地はどうですか?」
(柏木博他9名著・建築資料研究社刊・175頁)から。
建築家ならではの視点が随所にあって、
あっと言う間に読み終えた。
特に「心地よいすまいのデザインを考えよう」と題し、
「住み心地のよい家を考えるための7つのキーワード」は、
各項目のタイトルであるけれど、書き出してみると、
「住まいづくり」と「まちづくり」は共通点が多かった。
「住みやすいまち」や「住み続けたくなるまち」という言葉を
自治体の将来都市像に掲げる市町が多いけれど、(わが町も)
どんな生活が「心地よく」感じるのか、を論じてはいない。
そのヒントが、この書籍にはあった「キーワード」であろう。
・身の丈にあっているか
・まわりと馴染んでいるか
・自然を活かしているか
・ひとつ屋根の下の感じがするか
・拠り所となる中心があるか
・あいまいで融通がきくか
・心が落ち着く要素があるか
こんな項目が、まちづくりに感じられれば、住民は
「心地よく」生活をし「住み続けたくなる」ということだ。
この中で私が選んだのは「身の丈にあっているか」。
あまり背伸びをしない、言い換えれば、大都市を真似しない、
そんなところに「心地よい」環境が生まれるに違いない。
「心地よいまち」と「住み心地のよい家」は、ほとんど同じ。
あなたのまちを、このキーワードで眺めてみてはいかが?



2016年04月17日(日)
こんな時こそ「東北支援」を忘れないこと

以前、東日本大震災への支援について、書いたためか、
「今回の熊本地震には、どんな支援をしますか?」という、
問合せのようなメールが届いて、返信に困ってしまった。
今、こうしてネットに書き込んでいる自分が何をすべきか、
考えることは大切だけれど、巷が騒げば騒ぐほど、
へそ曲がりの私は、冷静になっていく。(汗)
マスコミを始め、国民全体が同じ話題で盛り上がり、
自分はこんな支援をする、みんなも賛同して欲しい・・
そんな記事ばかり読むと、なぜか悲しくなる。
では、私は何を?と考えたところ、
「こんな時こそ『東北支援』を忘れないこと」だった。
この地震が起こる前まで「3.11・東日本大震災」の支援は、
日本国民の思いやりを5年間、1つに集中した出来事だったし、
まだまだ、完全に復興したわけではない。
「愛」の反対語は「無視」という言葉どおり、東北の人たちは、
あの災害が「風化」され、忘れ去られることが一番悲しいはず。
もちろん「熊本地震」も落ち着いたら、支援の方法を考えるが、
今は、東北の方々に「あなたたちのこと、忘れてないですよ」
そんなメッセージを送ることが、私の出来ることかな、と
思っている。(また「三陸牡蠣の養殖支援」でもいいし・・)
どれが正しい考えで、どれが間違っている、そんな話ではないが、
周りの情報に惑わされず、踊らされず、一度、ゆっくりと
自分の心に落とし込んで「言う」ではなく「語る」ことをしたい。
(「語」は「言」に「吾」と書くのだから・・)
東北の人たちの気持ちに寄り添うこと、これが私の出来ることかな。



2016年04月16日(土)
0%の確率を保つことは、不可能だ。

映画「ジュラシック・パーク」(スティーブン・スピルバーグ監督)から。
パニック映画と考えれば、予想外にメモは多かったが、
特に数学者のイアン・マルカム博士の考え方は、
監督が彼の台詞を借りて、言いたかったことではないだろうか。
「人工的な遺伝子の操作をしているから、繁殖することは絶対にない」
と言い切る研究者に、数学者はこう言い返す。
「0%の確率を保つことは、不可能だ。進化の歴史を振り返れば分かる。
生命を押さえつけることはできない。
生命は、危険をおかしてでも、垣根を壊し、自由な成長を求める。
『生命体は繁殖する道を探す』と言っているのさ」
だから「自然の力を甘くみて思いあがるとこわいぞ」と警告し、
「あなた方は、危険をもてあそんでいる。生命の力は恐ろしい。
オモチャではないんだ。
君らが用いている科学技術や知識は、誰もが手軽に入手できる。
誰かの本を読んで応用するだけ。自分たちの責任を問うこともしない。
天才が考えたことをチャッカリ頂いて、事の重大さも考えず、
手早くパッケージにして売り出す事しか考えていない!」と手厳しい。
しかし視点を変えれば、恐竜に限らず、原子力発電だって同じこと。
確かに、生命体ではないけれど、人間のコントロールが利かない点は、
「恐竜」を「原子力発電」に置き換えてみれば判りやすい。
実際、100%安全だ、と言えば言うほど、怪しいと考えた方がいい。
数学者らしく「確率」を持ち出しながらの説明は、実に端的な台詞だ。
さらに「創造は、意思が生み出す」「命は、道をみつける」
これらは「次に繋がるキーワード」と思いメモをしたのだが・・。
人間って、痛い目にあっても、懲りない生物なんだなぁ。



2016年04月15日(金)
「阿蘇」は「伊勢」を包み込んでいるの

昨晩、私が尊敬する女性と、Barのカウンターで飲んでいる時、
手首のAppleWatchが勢いよく震えた。
慌てて確認すると、今回の「防災速報」(地震情報)。
「震度7」という文字が、私たちを驚かせた。
その後は、テレビで被害状況を確認しながらであったが、
彼女はゆっくり「熊本・阿蘇」の話をし始めた。
「『熊本』、特に『阿蘇』は、日本にとって特別な場所で、
活火山など『火の国』のイメージが強いけれど、
良質な地下水が豊富であり『水の国』とも言えるでしょ。
『火・水』(かみ)の国=『神』に繋がるのよ」と。
その話は、私も耳にしたことがある、と頷きながら答えたら、
続けて「阿蘇は伊勢を包み込んでいるの」という話になった。
「あ・そ」は、50音では「あい・・・」「・・・せそ」となり、
「い・せ」を包んでいる、ということらしい。
だから「伊勢」を守っている「阿蘇」は、特別な存在なのよ、と。
う〜ん、さずかに、その視点はなかったです、とメモをした。
阿蘇山は、富士山より高かった、という説もまんざらではないな。

P.S.
熊本に住む知人に電話したら、なんとか声が聴けた、ホッ。



2016年04月14日(木)
「田園調布」は「Den-enchofu」

メモを整理していて、気になったので記しておきたい。
たしか、昨年、仕事で東京へ行った時の話。
目指す行く先は「田園調布」方面だったので、
ナビで確認はしていたが、助手席に座っていた私が、
交通標識を確認しながら進んでいたその時、
目に入ってきたのは「田園調布」の漢字の下に書かれた
ローマ字の綴り。なんと「Den-enchofu」。
えっ、「田園・調布」という意味で「Denen-chofu」、
それとも、一つの地名として「Denenchofu」。
これ以外は、あまり浮かばなかったのだが・・・。
たぶん、表示記号にルールがあり、間違いはないと思うが、
私の知識が通用せず悔しかったので、気になる一言。(笑)
「御殿場」が「Gotemba」と表記されたりするのと同様、
それに異議を唱えているのではない。
ただ「あれ?」という違和感を、文字にして残したかった、
それだけのことであるが、とても気になった。
「Denen」だと「デネン」って読んじゃうからだろうか。

P.S.
東京にお住まいの方にお願い。(自信がないので)
機会があったら、再度確認していただけますか? (汗)



2016年04月13日(水)
すこ〜しだけ、素敵な夢を見せてあげれば・・

映画「夢売るふたり」(西川美和監督)から。
火事で店を失くした夫婦が、店を再建するために、
「結婚詐欺」という方法で資金を集めるストーリー。
そんなにうまくいくのだろうか、と思っていたら、
映画とわかっていながらも、なるほどなぁ、と感じた。
「結婚詐欺」というよりも、この人のために
お金を提供してあげよう、という気持ちにさせるテクニック。
そのコツを妻役の松たか子さんが呟く。
「夢なんて、ほんの少しで充分よ、ほんの少し。
すこ〜しだけ、素敵な夢を見せてあげれば・・
やさしい星たち、まばゆい星たち、そのきらめきに、
ほんの少しだけ色を付けてあげましょう。
そうすればみんなきっとあなたのために、輝いてくれるわよ」
言い方を変えれば、こんなことだ。
「みんな寂しくて、みじめな想いを抱えているのよ。
立場もお金も、人間関係も、今あるものはもう何一つ、
自分の人生を変えてくれはしない。未来も見えない。
十年後の自分なんて、考えるのもイヤ」
そんな人たちに、タイミングを外さず、声をかければ、
「あなたは星たちを照らす、小さな太陽になれるはず」
詐欺って、こんな人間の心理をうまく操作するんだなあ。



2016年04月12日(火)
楽しいが、あふれてる。

地元の大型商業施設「サントムーン柿田川」。
英字(「SUN TO MOON)のカタカナ読みだけど、
地元では「サントムーン」だけで誰にも通じる施設だし、
柿田川と並び、わが町の「シンボルゾーン」になっている。
先日、帰宅途中でぶらっと寄った時に見つけた、
フロアーガイド(FLOOR GUIDE)の表紙に目を奪われ、
その後、自然とニコニコ顔になった。
なんと縦位置で「楽しいが、あふれてる。」
サントムーン内にある「子育て総合支援センター」の所長、
「こども交流館」の館長をしてきた私が(どちらも初代(笑))
その施設のキャッチコピーを知らなかったことを深く反省し、
またこうして、賑わいのまちづくりを進める立場となり、
私が目指している町の方向性と、ほぼ一致していたことに、
驚きと喜びを感じている。
サントムーンは「楽しいが、あふれてる。」をキャッチコピーに、
私は「なんとなく 楽しそうだね 清水町」のイメージし、
やはりわが町に「楽しい」というキーワードは、欠かせないな。