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しもさんの「気になる一言」
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2016年04月11日(月)
才能が彼を傲慢にしています。

映画「スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃」
(ジョージ・ルーカス監督)から。
オビ=ワンのもとで修行を積んだアナキン・スカイウォーカー、
その成長ぶりは、目をみはるものがあった。
教えられたことを何でも吸収してしまう、海綿体のように。
しかし、彼の周囲は、その才能こそが危険だと感じていた。
「技量はズバ抜けてる。まだ学ぶべきことが・・」
「才能が彼を傲慢にしています」
「先生は生徒の弱点を厳しくみるのよ。それで成長を」
「アナキン、成長を焦らないで」
多くの台詞が、彼の急激な成長を危惧しているかのように。
誰にも負けないという技量(知識)は、
時として、向かうところ敵なし、とばかり、先生をも威嚇し、
せっかくの助言・忠告にも耳を貸さなくなる。
そのうち、誰も近づかなくなり、気付いた時にはひとりぼっち。
そんな彼を喜んで受け入れてくれたのは、フォースの暗黒面。
自分を存在を認めてくれ、活躍の場を与えてくれたのだから、
一番大切な「正義・慈悲の心」を学ぶ前に「悪」に流れた。
ここで、謙虚になれるかどうかが、彼の分かれ道だったな。
まぁ、物語としては、この展開のほうが面白いけれど・・。

P.S.
物語の途中「C-3PO」が呟く台詞がなぜか、印象に残っていた。
「分析ドロイドどもは、データ偏重だからな。
君らは、もっと敬意を払うべきだ、『知識』と『知恵』の違いにな」



2016年04月10日(日)
桜もいいけど、陶芸もね

まだまだ続いていてる、日本全国、津々浦々「桜」情報。(笑)
(申し訳ない、ちょっとゲッブです。(汗))
そんなわけで、同じピンクでも、陶芸のピンクを眺めてきた。
行き先は、静岡市美術館の企画展「ルーシー・リー展」。
5年半ほど前に、MOA美術館(静岡県・熱海市)の企画展で、
彼女の作品を観てからファンになり、今でも時々、
当時購入した図録を眺めてはいたが、今回、静岡市開催とあって、
妻と娘を誘い、久しぶりに静岡までのドライブとなった。
三者三様の鑑賞の仕方があり、たぶん感じ方もマチマチだが、
帰路の車中での会話は「よかったね」で始まり、
「会期中(5/29まで)に、あと何度か行きたい」も同じであった。
私は「陶芸」なのに「洋服」みたいなファッション性を感じて、
洗練されたデザインと色彩に、鑑賞している女性の服装と、
どこか似ているな、という感想を持って、楽しく鑑賞。
もしかしたら「静岡市」という都市のイメージとも共通?なんて、
考えながら、約200点の作品を堪能した。
今回のこの時期の「ルーシー・リー展」を文字にしようとしたら、
キャンディーズがCM出演した「おせちもいいけどカレーもね!」を
モジって「桜もいいけど、陶芸もね」が頭に浮かんだ。
「桜」をじっと眺めることは少ないけれど、彼女の作品は、
ずっと眺めていても飽きることはないから、お近くの方は、是非。
今日の一言の意味が、わかってもらえると思うから。



2016年04月09日(土)
本土決戦となれば、もう桜は咲かんな

この数週間、帰宅後に立ち上げるSNSの写真投稿は、桜三昧。
例年以上に、日本人の桜好きが際立った春、という気がする。
桜の名所だけでなく、自分の身近な場所で見つけた桜など、
驚くほどの「桜」が、私の目の前を通過していった。
プライベードの日記では、写真の投稿をしない私は、
桜を観ながら「文字」が浮かぶ。(笑)
「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」(ことわざ)だったり、
「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛)や
「さまざまのこと思い出す桜かな」(芭蕉)など、
その時々によって、桜に対する想いがあり、面白かった。
しかし、今年はちょっと違ったフレーズが頭から離れなかった。
映画「日本のいちばん長い日」(原田眞人監督)で、
太平洋戦争の末期、「本土決戦」か「無条件降伏」かを悩む
鈴木貫太郎首相を演じた山崎努さんが、車の中から桜を眺め呟く。
「本土決戦となれば、もう桜は咲かんな」
今、全国の多くの国民が、スマホ等で桜の写真を撮り、
幸せそうなコメントとともに、アップすることが出来るのは、
あの時、アメリカとの本土決戦を選ばず、無条件降伏を選択した、
昭和天皇を始めとした、日本の閣僚たちの先見性だと私は思う。
どんなに辛い生活が待っていようとも、春になると必ず咲き、
私たちを癒してくれた、日本の象徴とも言える「桜」。
「うぁ〜、きれい」と撮るだけでなく、桜をじっくり眺め、
さまざまなことを思い出して欲しい、芭蕉のように。



2016年04月08日(金)
「この国の『いただきます』を担っているのは・・

季刊「新・田舎人」(平成27年12月号)の掲載記事、
「新・田舎人インタビュー タレント『壇蜜』さん」から。
「私、不思議なんです」と話し始め、その疑問を口にした。
「日本のお米は、どれもおいしいのに、
なぜ各地で競い合うんだろうって」
多少の味の違いはあっても、日本のお米は、当たり外れがない。
選んでいる側が「なんとなく」で選んでいるのに、
外れがないってことは、日本のお米のレベルは相当高いってこと。
だからこそ、こう付け加えていた。
「他の地域と比べる必要なんてないし、今あるものに目を向けて、
自分たちの地域の魅力に早く気づいて欲しいんです」と。
やはり、その土地の気候、風土に合ったお米が美味しいだろうし、
消費者も、わさわざ遠くから取り寄せなくても・・と思って欲しい。
最後に、素敵なメッセージを見つけた。
「この国の『いただきます』を担っているのは、
作り手である農家の方たちです。」
今日の午後、地元の農協、JAなんすんの青壮年部総会に出席した。
まさしく、このフレーズを伝えたかったなぁ。



2016年04月07日(木)
たいへん 迷惑です

境内の桜が見頃を迎え、数多くの人が写真を撮り、
SNSに投稿される場所となっている「三嶋大社」であるが、
(今日の雨と風で、散ってしまうのかもしれないが・・)
歴史があり、由緒正しい神社を誇りに感じているのがわかる。
その1つが、正門とは反対側で、神社の周りを囲む石造りの塀に、
こう書かれた看板を見つけた。
「あなたが置いていく この空き缶 (缶コーヒーの写真)
たいへん 迷惑です 三嶋大社」
きっと飲み終えた缶コーヒーを捨てるところが見つからず、
その塀に置いていってしまう人たちがあとを絶たないのだろう。
「缶を置いていかないで下さい」とか「ポイ捨て禁止」程度では、
きっと効果がないと考えたのだろう。
この看板を見つけた時、ちょっと言葉がキツいな、と思ったが、
少し時間を置いて考えたら「本当に困っているんだな」と感じた。
あなたの何気ない行為は、毎回片付ける私たちにすれば、
「たいへん迷惑」な行為ですよ、という気持ちが伝わった。
それなのに、この看板の横にこれでもか・・と置いてあった缶。
とても悲しく、残念な気持ちになった。
三嶋大社の周辺に住む人たちも、同じ気持ちだろう。
彼らは、日本の祝日には必ず「日の丸」を掲揚する人たちだ。
一本の細い道路が、日の丸で埋まる光景は見事であり、私は、
桜以上に、日本という国を意識させてくれると評価している。
そんな三嶋大社とその周辺に住む人たちを、ガッカリさせる行為は、
本当に慎んで欲しい、美しい桜を観に来たのなら。



2016年04月06日(水)
次は、アイネ寿司?、ハイハイラーメン?

不謹慎と怒られそうだが、面白かったので、水曜日ネタとしてご紹介。
この季節多い、歓送迎会を始め、夏の暑気払い、年末年始の忘新年会、
1次会、2次会でシコタマ飲んだあと、世の男性は、意中の女性を見つけ、
ラブホテルに誘いたい。(らしい)
ただ「次は、ラブホ、行こうか?」なんて、直接は言えないから、
「小腹空いたね・・」と、さらっと切り出しておいて、
「次は、アイネ寿司? ハイハイラーメン?」。(笑)
この誘い方、このフレーズを教えてもらい、思わず吹き出した。
どちらも、インターチェンジ近くのラブホテルなのだが、
その後ろに「寿司」とか「ラーメン」を付けるだけで、
あまりイヤらしさを感じさせずに、女性を誘える。(らしい)
その後の女性の反応はわからないけれど、
ダメもとで誘ってみて、体よく断られたら、
そのまま本当に「寿司」や「ラーメン」を食べに行くことは
よくあるとのこと。
若い男性陣、このフレーズ、是非メモして使ってみてはいかが?
ただ「アイネ寿司行きたい」とか「ハイハイラーメン食べたい」とか
予想に反してOKされた時の対応は、教わらなかったなぁ。



2016年04月05日(火)
柔らかいって表現がピッタリだね

何も予定がない休日は、スマホと文庫本を片手に柿田川公園へ、
これが最近の私のライフスタイルとなっているが、
お気に入りの「豆腐アイス」を食べながら、観光客の会話を
こっそりメモしている、と言ったら、叱られるだろうか。(汗)
リニューアルされたドライブイン「湧水の道」(旧・泉の館)の
水飲み場で、柿田川と同じ水系の水を飲みながら、
何人かが同じ感想を口にした。
それが「柔らかいって表現がピッタリだね」「うん・・確かに」
私たち、静岡県東部の人たちは、富士山の恵みである飲料水を
いつでも飲める環境にあるから、美味しい水に関して無頓着。
ゴクゴク飲んで「あ〜、美味しい」というくらいしか、浮かばない。
観光客の彼らは、少しずつ口に含み、ワインを飲むかのように味わい、
軟水、硬水を舌で感じている様子が印象的だった。
そして、約40キロの距離を、28年の歳月をかけて流れてきた、
その時間をも楽しんでいる会話は、多くのヒントを含んでいる。
「今、飲んでいる水は、約30年前に富士山に降った雪や雨です。
若いあなたは、まだ生まれる前の水ですよ。
高齢者のあなたは、一番きれいだった頃ですね」など、
綾小路きみまろ風に紹介することだって出来る。(笑)
もう一度、ゆっくり「柿田川の水」を味わってみたいな。



2016年04月04日(月)
恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ

映画「スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス」
(ジョージ・ルーカス監督)から。
物語の中で(誰の台詞か忘れてしまいましたが・・(汗))
「恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ」というフレーズがある。
「スター・ウォーズ」のどの作品にも使われる
「恐れ・憎しみの感情を持つな。冷静に、心静かに」という考え方は、
小市民の私には、分かっているけど、なかなか実践できない、
とても難しい問題だと思っていたから、この考え方に出会うことで、
ほんの僅かであるが、何かを「恐れる」ことが、
どれほど自分を苦しめることになるか、分かった気がする。
今まで、人間だから、喜怒哀楽は仕方ない・・と自分なりに割り切っていたが、
「恐れ」を持つことが「怒り」になり、最後には「苦痛」になる。
それがやがて「ストレス」へと繋がり、がん細胞でも誘発する、と考えたら、
諸悪の根源である「恐れ」を感じないような生き方を目指そうと思った。
実は「「恐れ」は、悪いことだと考えたことはなかったが、
たしかに「恐れること」は、その相手に対して「怒り」へと繋がる。
そして、怒りをぶつけるところがなく、そのやり場に困り「憎しみ」へと・・。
「恐れ」という、目に見えない敵と戦うよりも、
「何事にも恐れない」という精神を鍛える方が、健全なのかもなぁ。(笑)



2016年04月03日(日)
高橋君 二十一世紀のヒーロー 期待します 長嶋茂雄

久しぶりに、高橋由伸ジャイアンツ新監督について書こうと思う。
4月3日の今日、41歳の誕生日を迎えた。
私の日記には、8回登場し、いろいろな面の彼を紹介している。
東京六大学野球(慶応)では、三冠王も獲得したというのに、
プロでは、とうとう「無冠の帝王」の汚名を返上することなく、
また引退試合、引退セレモニーもないまま、監督に就任した。
彼は、長嶋監督同様に、記録より記憶に残る選手だった気がする。
「開幕戦・1回表・先頭打者・初球ホームラン」や
「ランニングホームランではなく、1ヒット1エラーで
グランド一周」など、話題には事欠かなかった。
東京ドームでは、ライトスタンドでの応援が多かったため、
目の前にいる、一番近い選手の後ろ姿が「高橋由伸選手」だった。
投手の投球一球ごとにグラブから手を抜く仕草は忘れられないし、
彼の応援歌「戦う男のフィールドに 燃える男の24
弾丸アーチをスタンドへ ぶちこめ由伸」は、今でも覚えている。
そんな彼を語るとき、私のお宝箱に入っているものが役に立つ。
1998年当時の「YOSHINOBU TAKAHASHI」と書かれた、
サイン入り、テレフォンカード。(ビニール未開封)
そこに記されているのは、まだ「33番」を付けた長嶋監督からの
応援メッセージ。(たぶん・・自筆だと思われる)
「高橋君 二十一世紀のヒーロー 期待します 長嶋茂雄」
これって、終身名誉監督から新監督への応援メッセージとしても
悪くないな、今年から、10連覇しちゃいますか。



2016年04月02日(土)
「The Good Lie」とは「厳しい環境を生き抜くためのウソ」

映画「グッド・ライ いちばん優しい嘘」
(フィリップ・ファラルドー監督)から。
これが、ほぼ「スーダン」の現実だとしたら、私たち日本は無力であり、
彼らを全米各地へ移住させたアメリカは、やはり大人の国だと感じた。
タイトルになっている「いいウソ」の定義は、大学の授業のシーンで。
「『ハックルベリー・フィンの冒険』の『いいウソ』の意味は?」と
先生が訊ねると、賢そうな女性の学生がさっと答える。
「厳しい環境を生き抜くためのウソ」と。
確かに、本にそう書いてあったのだろう、しかし説得力がない。
その後に答えた、スーターンから移民してきた主人公のひとりは、
「『奴隷はいない』と奴隷狩りの連中をだました。
でも、何よりも大事なのは、そのウソでジムを救ったこと。
彼には、ジムの自由が賞金より大事でした。いいウソです」と付け加えた。
リアル体験から生み出された定義は、より具体的であった。
戦争は、想像を絶する状況で、難しい選択を迫られることが多い。
ウソをつくのは悪いと知りながらも、仲間を救うために、
自分が犠牲になっても、咄嗟のウソがつけるかどうか、
「厳しい環境を生き抜くためのウソ」とはそういうことである。
簡単そうでありながら、実はなかなかできることではない。
最後に流れた「アフリカの諺」を記しておく。
「急ぐなら、1人で行け。遠くへ行くなら、一緒に行け。」
If you want to go fast,go alone.
If you to go far, go together.