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しもさんの「気になる一言」
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2016年03月22日(火)
フォースとは、人間誰もが待っている「潜在能力」

映画「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」
(リチャード・マーカンド監督)から。
スター・ウォーズのキーワードは「フォースの使い方」だと思うが、
そもそも「フォース」って言葉が、上手く説明できないでいる。
ヨーダの台詞にヒントがあるかな、とメモしてるのだが、
「わしは、もう黄昏時(たそがれどき)だ。
すぐに、夜が来る。それが人生だ。フォースの定めだ」
「忘れるな、ジェダイの力の根源は、フォースにある」
「だが、気をつけろ。怒りや恐れが、フォースの暗黒面にお前を誘う」
どれも感覚的な表現で、定義が難しい気がするのは、私だけだろうか。
以前「理力」とも訳された「神秘的な力」とか、
特別な人しか持っていない「超能力」と考えればいいのかもしれないが、
私は、人間、誰もが持っている「潜在能力」と考えてみた。
顕在能力は、水面上に見えている氷山の一角であり、
本来人間には、産まれた時からものすごい力が備わっている。(はず?)
その、水面下に隠れている「潜在能力」をちょっと使うことにより、
大きな成果が得られる、という話は、今までに何度も耳にした。
その「潜在能力」を、正義を行うことに利用すれば「ライトサイド、光明面」
悪に用いたものは「ダークサイド、暗黒面」と考えれば分かりやすい。
「人は生まれつきは善だが、成長すると悪行を学ぶ」という「性善説」、
「人は生まれつきは悪だが、成長すると善行を学ぶ」という「性悪説」も、
この「潜在能力」の使い方次第なのかな、と思ってみたり・・・。
「フォースとは、人間誰もが待っている『潜在能力』」であり、
特別な人が持っている「超能力」ではない、と思いたい。



2016年03月21日(月)
声優による読みきかせは、現代版の「落語」

今月、楽しみにしていたイベントのひとつに、アニメでお馴染みの
「人気声優が集合!絵本のサプリおはなし会」があった。
「いつもの絵本が、いつもの人形劇が、魔法にかかったように大変身!!」の
キャッチコピーに誘われて、地域交流センターに足を運んだ。
出演は、愛河里花子さん(「かいけつゾロリ」イシシ役など多数)
大谷育江さん(「ポケットモンスター」ピカチュウ役など多数)
かかずゆみさん(「ドラえもん」しずかちゃん役など多数)の3人。
子どもたちにとっては、大好きなアニメの声が、
なぜか近くから聴こえてきたとあって、会場内の盛り上がりは、最高潮。
そんな様子を会場の一番後ろから眺めていたら、あることに気付いた。
彼女らの読みきかせが始まると、子どもたちが静かに聴いている。
それも「アニメ」を観るように真剣に・・(汗)。
読みきかせは、あまり抑揚をつけずに、淡々と読む方がいい、なんて、
以前、読んだ本に書いてあったのを覚えていたので、彼女らが
一人で何役も声を変えて、紙芝居のように流れる「読みきかせ」に驚いたが、
こんなに夢中になって、子どもたちが聴いている姿を見ると、
これが、現代風の「読みきかせ」なんだな、と妙に腑に落ちた。
声だけで、観客を惹き付ける能力は「落語家」に匹敵するし、
母と子ども、可愛い動物などの題材が多い「絵本の読みきかせ」は、
1人で老若男女、何役もの声を使い分ける、女性の声優にはピッタリだった。
彼女らの技術は、新しいジャンルの「話芸」といっても過言ではない。
だからこそ「声優による読みきかせは、現代版の『落語』」という表現で、
今日の驚きと新鮮な発見を「気になる一言」に残したいと思う。
今日のイベントをきっかけに「声優」を目指す子どもがいたら、素敵だな。



2016年03月20日(日)
N.B.F定期演奏会は、大人バンド体験の機会

タイトルだけでは分からないので、ちょっと解説。(汗)
「N.B.F」とは「沼津プラス・フロンティア」の略。
学生時代に部活などで吹奏楽(ブラスバンド)の楽しさを知ったのに、
社会に出るとなかなか、吹奏楽を楽しむ機会がなくなる、
そんな人たちに、細く長く「楽器演奏」を続けて欲しいなぁ、
そんな想いが込められている「大人の吹奏楽部(部活)」って感じで、
プロではないけれど、これからも観客の前で演奏したい、
またみんなと一緒に、楽しく音楽を創っていきたい、
そんな感じの人には、貴重な「大人バンド」はないだろうか。
今日はその「N.B.F 第17回定期演奏会」だったので、妻と2人で、
彼ら、彼女らの元気をいただきに、沼津文化センターへ足を運んだ。
「どうしてこんな時期に定期演奏会?」と思うが、それには理由がある。
もちろん、社会人らの都合もあるだろうが、今年の3月に高校を卒業し、
これから大学、社会人となる若者に「大人の吹奏楽部」の中に混じって
演奏をしてもらい、音楽の素晴らしさ、みんなで演奏する楽しさを、
これからも忘れないで欲しい、という気持ちが伝わってきた。
大学受験や就職活動などで「部活」を卒業していた、高校生たちは、
ちょっと上(?)の先輩たちと演奏することが、とても嬉しそうだった。
(一緒に演奏していた先輩たちの方が緊張していた気がする。(笑))
吹奏楽に限らず、中学、高校で楽しさを知った、いろいろな活動を、
大学、社会人になっても、趣味として続けていける環境づくりって、
私たち、歳を重ねた大人たちの役割なのかもしれない。
そんな活動が楽しみで、静岡県東部を選んで住んでくれたら、
こんなに嬉しいことはないのだから・・・。



2016年03月19日(土)
「映画館」に「映画美術館」

静岡市立美術館で開催されている「スター・ウォーズ展」
(未来へつづく 創造のビジョン)へ、ぎりぎりになって足を運んだ。
「スター・ウォーズ」という映画から派生し、その作品にヒントを得て、
アーティストたちが想像力を膨らませて、どんな芸術作品に仕上げるのか、
また、実際に映画に使われたコスチュームや小道具たちが、
鑑賞に値する芸術品として、どのように展示されているのか、
私の興味は尽きなかった。
当然の結果、いつもより鑑賞時間が長くなってしまった。(汗)
こうした撮影現場の様子が伝わってくる小道具は、何気なく見過ごしているが、
実は、一つひとつが丁寧に作られていることに気付くだけでも、
また違った意味で、映画の見方がひとつ増えること、間違いない。
きっと、美術や歴史と肩を並べて、映画という分野の「学芸員」が誕生する、
そんな予感さえする、企画展だった。
映画館に付帯する「上映映画のグッズ販売所」ではなく、
「映画」という「文化」に使われている「芸術品」を展示する美術館、
それが「映画館」内にあれば、時間調整にはもってこいだな、と思う。
「東京ドーム」に「野球博物館」があるように、
「映画館」に「映画美術館」があれば、もっと楽しめるのになぁ。
「東京国立近代美術館・フィルムセンター」とは違う視点で・・。



2016年03月18日(金)
「信じられない・・」「だから、失敗するんじゃ」

映画「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」
(アービン・カーシュナー監督)から。
主人公、ルークは、惑星ダゴバにいるジェダイ・マスター、
ヨーダの元を訪れ、フォースの修行を積むシーン。
ここで徹底的に、今までの考え方、モノの見方ををぶち壊される。
まず、ヨーダがルークに訊ねる。「今まで何をしてきた?」
ルークは「(いろいろ説明した後)恐れません・・」ときっぱり応える。
それを受けて「恐れる、きっと」と、自信満々のルークを否定する。
さらに「冷静で、心安らかにいることだ」と諭す。
「フォースは、知識と防御のためにある。攻撃に使うな、それが定めだ」と
何度も何度も教え「あきらめるな。お前はすぐ弱音を吐く」
「何を学んだ? 固定概念は捨てろ」「やってみるのではなく、やるのだ」
と、ヨーダの教えは続く。
鉄の塊である飛行機を、沈没した池から浮き上がらせるシーン、
「ムリです、大きすぎる」と諦めるルークに「大きさではない」と一喝し、
「生命はエネルギーだ。肉の塊ではない」と説明する。
そしてヨーダ自ら、その機体を浮き上がらせてみせるのだが、
「信じられない・・」と呟くルークに「だから、失敗するんじゃ」と、
フォースの根底に流れている考え方を示した。
まずは、己を信じることができなければ、(できる、と信じなければ)、
できるものもできなくなってしまう・・そういうことだろう。
そのためには、誰にも負けないくらいの心の鍛錬が、必要なのだろう。
中途半端に修行したまま、飛び出していったルークに対して、
「向こうみずは、治らん。さて、困ったことになった」と嘆くヨーダ。
ここでもっと修行しておけば・・と、続編で思うことになる。(汗)



2016年03月17日(木)
旅に出ると、新幹線も飛行機も珍しくなりますね

わが町の中核農業者の人たちが、部会の視察研修に行く、というので、
農業の担当部署として、同行させていただいた。
早朝、6時45分の集合出発に遅刻してはまずい・・とばかり、
4時半くらいから目が冴えて、久しぶりに落ち着かない朝を迎えた。
さて今回の、気になる一言は、その視察先の話ではなく、
朝から夜まで、途切れる事なく、ずっと観光案内してくれた、
バスガイドさんの台詞。
落ち着いた声から発せられる、その情報量の多さと、
驚くばかりの記憶力に、ガイドという職業の素晴らしさを感じた。
移動中のバスの中では、ウトウトすることも多いが、
今回は、彼女の説明に耳を傾けた1日だった。
その中で、私が「なるほどなぁ」と思った視点は、
「旅に出ると、新幹線も飛行機も珍しくなりますね」だった。
バスの車中から眺める景色の中に、新幹線が通過したり、
飛行機が飛んでいるのを見つけるだけで、子供のように大騒ぎする。
「あっ、新幹線だ」とか「ほら、飛行機が飛んでる」と。
普段の生活でも常に見かけるし、さほど「珍しくない」はずの
「新幹線や飛行機」が、旅に出ると「珍しいもの」になってしまう。
その理由は、なぜかわからない。
だけど、妙に「ラッキー」な気分になれるのは確かだ・・。
誰か、その理由、教えてくれないかなぁ。



2016年03月16日(水)
花の香りがわからなければ、入ってはいけない。

映画「ダイアナ」(オリバー・ヒルシュビーゲル監督)から。
今までにも多くの人がさまざまな角度から、
ダイアナ元英皇太子妃を描き、作品にしているが、
意外と「愛」の部分は少ない気がしていたので、
今回の作品は、また違った「ダイアナ」を知った。
選んだのは、心臓外科医ハスナット・カーンの台詞。
「愛は、庭園だ。」と言い切り、その後こう続けた。
「花の香りがわからなければ、入ってはいけない」
13世紀のペルシャの詩人・ルーミーの言葉らしい。
またラストでもこの「ルーミーの詩」が登場し、
「善悪を越えた世界に庭園がある。そこで会おう」と
花束に添えられたメッセージが、印象的だ。
どんなに素晴らしく手入れされた庭園でも、
その香りを楽しむことが出来ければ、意味がない。
いや(愛の)香りを理解しない人が足を踏み入れると、
大変なことになってしまう、そんな例えなのかもしれない。
そしてまた「愛」とは「善悪を越えた世界」であり、
「好き・嫌い」と言った単純な感情ではないことを、
ルーミーは後世の私たちに伝えたかったのだろうか。
「愛とは、崇高なものだ」と理解したうえで、
のめり込んでいくもの・・う〜ん、なるほどなぁ。



2016年03月15日(火)
自分の運命を見つければ、川が運んでくれる

映画「ヤギと男と男と壁と」(グラント・ヘスロフ監督)から。
「信じられないほど、実話に近い物語」というフレーズで始まり、
真面目なのか、コメディなのか、分からなくなる。
最後は「今こそ世界は、ジェダイが必要」と言い切り、
スターウォーズばりの物語が展開されていく。(笑)
そんな中でメモした台詞に、光るフレーズが見つかった。
「最適軌道って知ってるか 人生の軌道だ。
人生は川に似ている。流れに逆らっても、岸には着かない。
若きガンジーの夢は、カーレーサーだった。
アンネフランクの夢は、高校教師。
2人とも夢破れだが、世界中の心を動かした。
自分の運命を見つければ、川が運んでくれる」
もちろん誰でも「自分の運命」(天命)を見つけるのに苦労する。
「自分の夢」イコール「自分の天職」とは限らないからこそ、
人生は面白いのかもしれない。
そんな仕事は、自分に向いていないと思っていても、
本当の意味で、天職ならば、神様が知らないうちに流れを作り、
人生の目的地まで運んでくれるに違いない。
その時、その流れを信じて載れるかどうか、が試される。
ガンジーも、アンネフランクも、素晴らしい決断をしたなぁ。



2016年03月14日(月)
心不全はパー、心筋梗塞はグー

最近、心臓の病気で入院したり、亡くなる人が多い気がする。
私たちは、突然襲ってくる痛みに対して、何も出来ないね、
そんな話から、以前、同級生が教えてくれた話を思い出した。
「心不全と心筋梗塞」は、どちらも心臓の病であるが
その痛み方が違うらしく、その様子は動作に現れるらしい。
それは、痛くなったときに心臓を押さえる手の動きで
「心不全はパー、心筋梗塞はグー」。
(すみません、記憶が曖昧で、逆かもしれません・・(汗))
締め付けられるような苦しさは、心臓をパーで押さえ、
チクチク痛む苦しさは、心臓をグーで押さえるという。
その場に居合わせたことがないから、定かではないが、
言われてみれば、心臓だけでなく、体のどこでも同じ。
痛み方によって、押さえ方、耐え方が違う気がしている。
意識的に行う動作ではないからこそ、瞬時に反応する
手の動きで、その痛さが推測できるようだ。
もう少し、いろいろ人に興味をもって接し、
病気独特の人間の動き、観察してみなければなぁ。



2016年03月13日(日)
「最高級」と決めたら、全て「最高級」仕様。

何度も紹介している「ブランドづくり」の講演会。
講師「岩崎邦彦」氏(静岡県立大学経営情報学部教授)から。
次のテーマは「統一性、一貫性」。
簡単に言うと「こだわりを目に見えるようにする」ということ。
「スターバックス」を例に挙げて、パッケージ・ホームページ
・シンボルマーク・ロゴ・シンボルカラー・キャラクターまで、
ブランド要素が、ハーモニーを奏でる、そんな戦略のようだ。
要は「お客さんがイメージを作りやすいように」すること。
商品開発も、これがダメだから、次の商品を作ろう、ではダメ。
イメージを引き立たせるから、この商品を作ろう、が正解だという。
「最高級」と決めたら、全て「最高級」仕様にするこだわり、
そしてその例えとして、わかりやすく、こう説明してくれた。
ルイヴィトンには「ヴィトンちゃん」というキャラクターはいない、
アップルにも「りんごちゃん」はいない、と。
戦略イメージさえできれば、少しくらい失敗しても評価され、
逆に、その戦略イメージができないと、うまくいっても評価されない。
だからこそ、私が今やらなければいけないのは、
そのまちの「イメージ戦略」だと再認識させられた。
それはまた視点を変えると、私たち人間にも同じことが言える。
他人に対して、自分のイメージ(人柄)をどう作り上げていくか、
本当は、一番最初にこれをしなければならないことだし、
これさえ出来てしまえば、あとはそのイメージに沿って、
やりたいことを行動に移すだけだから、とても楽に生きられる。
そういえば、私の周りで輝いている人は、
みんな「人柄」(イメージ)というものが出来ているものなぁ。