
|
 |
| 2016年03月02日(水) ■ |
 |
| (女は)体温調整ができない |
 |
映画「たった一人のあなたのために」 (リチャード・ロンクレイン監督)から。 ストーリーとか、人間関係など何も考えずに選ぶとしたら、 私は間違いなく、この台詞・この発想である。 「女について知るべきことは1つだけだ」「何なの?」 「体温調整ができない、アソコの問題だ、生殖機能だよ。 暑すぎるか、寒すぎるかのどちらかしかない。大抵は下がる。 だから男は、常に何か羽織るものを持ち歩くんだよ。 車の中に置いておくのさ、職場のロッカーでもいい。 いざと言うときのためにね。以上だ」 「他は?」「それだけ分かっていれば、女は攻略できる」 この発想は、女性に対して失礼な気もするが、妙に説得力がある。 事実、若い男の子にアドバイスしたあとに、実践してみせるシーン。 「寒そうだな、私のセーターを着るといい」 幸せそうな女性の顔が、この発想を裏付けていることは確かだ。 これだけ・・ってこともないが、この考え方を念頭に行動することは 男にとって必要なことではないだろうか。 それが、女性を守るという、レディファーストへと繋がるはずだから。
|
| 2016年03月01日(火) ■ |
 |
| なんとなく 楽しそうだね |
 |
「まちづくり」にとって、イメージ戦略が大切なことは、 多くの方の著書や講演会などから、知識としては認識していた。 しかし、どうやってその「イメージ」を作り上げていくのか、 その手法は、(恥ずかしい話だけど)手探り状態だったのも事実。 情報発信が苦手とされる行政は、どうしてもこの分野を民間に頼る、 それが一番、ケガがなく、成果が得られるものと信じて・・。 実は、私も今までそう思っていた。(汗) だが最近、手軽に「動画撮影、動画編集」が出来るようになって、 私も退職後の楽しみに・・と思っていた「ショート・ムービー製作」を ちょっと前倒しして勉強し始めたら、簡単にハマってしまった。(笑) テーマにあった題材を集め、脚本を考え、キャッチコピーをひねり出す、 こんな作業が、今のパソコンでは、あっという間に出来上がる。 自治体公式の「シティプロモーション」ではないけれど、 「プライベート・シティプロモーション」と題して、あくまで個人的に 「住んでいる町・働いている町」をPRしてみよう、と思い立ち、 「楽しい町」を目指して「楽しいです。清水町」というフレーズを使い、 何本か製作してみたが、ちょっと私の感性とずれていることを感じた。 もちろん、自分の実感としては「楽しい町」なのであるが、 私自身「わが町はこんな町だ!!」と言い切ることが苦手なようで、 「なぜか」とか「なんとなく」、という表現の方が好き。 言い換えれば「なんとなく 楽しそうだね 清水町」の方が、 私の感性にピッタリだし、しっくり馴染む気がする。 しばらくは謙虚に、これを、キャッチコピーにしようかな。
|
| 2016年02月29日(月) ■ |
 |
| 2月29日は、起死回生・挽回の日 |
 |
4年に一度の「閏(うるう)年」、その中でも2月29日は「閏日」。 仕組みなどの説明をすると長くなるのでやめるが、 この「おまけ」みたいな1日は、私にとって貴重な一日だった。 毎日、記録している万歩計の歩数、私が目指しているのは、 「1日平均10,000歩、年間365万歩」だけれど、その過程として、 1ヶ月単位で、平均1日10,000歩をクリアしていくこと。 ところが2月は、突然の雨や体調不良で、車での移動が多く、 昨日2月28日現在で、まったく無理な数字になっていた。 特に、昨日までの前5日間は、それまでが嘘のように 8,317歩、9,992歩、6,697歩、6,977歩、1,593歩、と 予想外の失速で、今月は万事休す、の気持ちで今日を迎えた。 目標達成には、今日だけで24,500歩を越えなければならず、 距離にすれば、15キロくらい歩かなければ到達しない計算。 天候もあいにくの小雨模様、玄関を出るまでは諦めていた。 しかし、もしかしたら・・と感じたのは、今日が閏日で、 なぜか神が与えてくれた「ワンチャンス」と思えてしまった。 こう考えた時の私は、自分でも怖いくらい意地になる。(汗) 朝、いつもより少し早目に家を出て、遠回りをし、 昼、蜜柑1つを頬張りながら、昼食の休憩時間内は、町内散歩。 さらに、夕方から予定していた、講演・コンサート会場までは、 もちろん歩いて向かい、終了後は、強風の中、タクシーも待たず、 時間がもったいないので、自宅まで歩いて帰った。 帰宅後、部屋着に着替え、万歩計を確認したら、25,000歩超え、 何とか、月ごとの平均1日10,000歩を死守できたようだ。 だから、今日ばかりは「2月29日は、起死回生・挽回の日」と 気になる一言に残そうと思う。 今年の2月29日は、 何年経っても忘れない「閏年の閏日」になった。
|
| 2016年02月28日(日) ■ |
 |
| 自転車レースで、ランニングの速さを知る |
 |
先月観戦した「アジア自転車競技選手権大会」から。 たぶん、あの時の興奮を文字で表現したところで、 トラックのカーブ斜度の凄さや、実際の速さは伝わらないから、 写真も撮らなかったし、雰囲気を楽しむことに専念した。 一周250mのトラックを、1分/1キロの速さで駆け抜けるスピード感は、 至近距離で、目の前を通過する自転車の音や風で実感できる。 さすが、自転車競技・・とメモをしたあと、意外なことに気づいた。 人間がマシーンを使わず走る「駅伝」や「マラソン」などは、 今では高校生でも、3分/1キロを切るスピードで疾走するが、 もしかしたら、ものすごいスピードで通過する自転車の速さの1/3(?)と 換算したら、そのスピードの方が驚かされた。 変な話であるが「自転車レースで(人間の)ランニングの速さを知る」 そんな感じである。 トップランナーは、もっと速く、そのスピードで駅伝やマラソン、 20キロ、40キロの距離を走り切ると考えたら、感動ものである。 テレビで彼らを見ていると、一緒に走っている周りの選手も速いから、 あまりスピードを感じないだけだと覚えておいた方がいい。 そういえば、一度、トレーニングジムで、4分/1キロを体験したが、 私には、2分が限界だったのを思い出した。(笑) 人間って、どこまで成長するんだろう・・リオ五輪が楽しみである。
|
| 2016年02月27日(土) ■ |
 |
| 頑張る人のまわりには、そこかしこに花が咲く |
 |
あれ、なにからメモしたフレーズだろう・・ (すみません、久しぶりに、情報源不明です。(汗)) ただ、リズムが良くて、何かのキャッチコピーにいいな、 そんな感覚でメモしたに違いない。 特に「そこかしこ」は「其処彼処」(「其所彼所」)と書き、 「そこにもあそこにも」「あちらこちら」「ほうぼう」の意味。 頑張る人のまわりには、なぜか多くの人が集まってきて、 これまたなぜか、いろいろなイベントに招待される。 だから、どこにいっても、必ず顔を見かけるという図式。 当然、イベント会場では、多くの人に取り囲まれて、 その人のまわりだけ、花が咲いたような雰囲気に包まれる。 そんな光景を何度か目にしたので、このフレーズが思い浮かび、 あっ、これだ・・・とメモしたのかもしれない。 これが「オーラ」というものだろうなぁ、と感心をした。 まちづくりの基本は「人づくり」と言われるのは、 この人に会いたい、この人の住んでいるところに住みたい、 この人と泣き笑いながら、一緒にまちづくりをしてみたい、 人が人を呼ぶ・・そんな感覚なのかもしれないな、最後は。
|
| 2016年02月26日(金) ■ |
 |
| 振り子時計はね、夫婦みたいなもんだ |
 |
映画「振り子」(竹永典弘監督)から。 原作は、私も何度も見直した「鉄拳」さんのパラパラ動画「振り子」。 台詞がないパラパラ漫画から、よくここまで纏めたな、と思う反面、 台詞がないからこそ、私たちの想像力が膨らみ、感動できたのに・・と 正直、これは賛否両論あるだろうな、と感じた。 だからこそ、バラバラ漫画にない「台詞」に興味をもちメモをした。 やはり、印象的なのは、小松政夫さん演ずる「時計屋」さんが口にした、 「振り子時計の定義」かな。 「振り子時計は繊細なんだ。右左に動く振り子が正確に時を刻む。 少しでも、振り子がバランスを崩すと、正確に動かないんだ。 右左って、両方が力を合わせないと時を刻めないんだよ」 「振り子時計はね、夫婦みたいなもんだ。 共同作業で、何年も何十年も、時を刻んでいくんだからね」 私はこの台詞で、グッときてしまった。 さらに「中村獅童さん・小西真奈美さん」演じる、主人公の夫婦の関係が いろいろな出来事でぎくしゃくした時、こんな台詞が救ってくれた。 「どっちかが頑張っている限り、振り子は絶対に止まらない。 共同作業って、そういうことなんじゃないかな」 カチカチ・・となる音が気になって、家庭から消えた「振り子時計」、 昔は、ゼンマイのネジを巻くのは、子どもの仕事だったなぁ。 「振り子時計」(夫婦が離婚しないように?)が止まらないように。
|
| 2016年02月25日(木) ■ |
 |
| 「松竹」の名前は、双子の創始者「松次郎、竹次郎」から。 |
 |
何度も話題にして申し訳ない。(汗) 今回も、以前紹介した講演会、講師は「石塚慶生」氏、 (松竹株式会社 映像本部 映像企画部 映像企画室 チーフプロデューサー) 演題は「映画プロデューサーという仕事」から。 大好きな「映画」の話とあって、質問し始めたら、 たぶん、私が何時間でも独占してしまうのではないか、 それほど私の知らない「映画製作の世界」が拡がっていた。 映画業界の市場規模は「2,100億円市場」と説明した後、 「右肩上がりでもなければ、右肩下がりでもない、ずっと横ばい。 これが不思議なんですよね」と語った。 個人的に考えても、ヒット作が多い年、少ない年などにより、 どちらかに傾くだろう、と思うのだが、そうではないらしい。 「映画マーケットは、紅生姜マーケットと同じ」がウケた。 その後、現在の映画興行について、具体的な数字や作品を示し、 「妖怪ウォッチ」をはじめ、アニメ映画の勢いを実感しメモした。 それなのに「松竹」の名前の由来が、インパクトが強すぎて、 それまでのメモが吹き飛んだ。(汗) 業界では、知られている話なのだろうが、私には新鮮だった。 「松竹梅」の「松竹」だと思ったのに、双子の創始者の名前とは。 ネットで調べたら、確かにそのとおりだったから、 「『松竹』の名前は、双子の創始者『松次郎、竹次郎』から」を 残そうと思う。 頑張れ、松さん竹さん、東宝に負けるな、と応援したくなるな。
|
| 2016年02月24日(水) ■ |
 |
| 智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう |
 |
映画「ゆれる」(西川美和監督)から。 事件の真実は、兄の腕に残る傷跡だけが知っている、 そんな心が揺さぶられた結末であった。 兄が恋心を抱いていた女性は、弟の昔の彼女。(らしい) それを知りつつ、弟に彼女を送らせた兄は、大人なのか。 彼女の部屋で激しいセックスして帰宅後、 後ろめたさを感じながらも、兄に「ただいま」と挨拶。 そんな雰囲気を感じながらも、またまた大人の会話。 「智恵ちゃん、けっこう、あれ、しつこいだろう」・・ ドキリとする弟の動揺を見透かしながら、 しばらく間を置いて「酒飲みだすと・・」と付け加える。 「あっ、そう、意外と飲めるんだよね」と体裁を整えるが、 事件後、彼女は下戸で、ビール一杯でもコトンとなるくらい アルコールに弱いことを知り、兄の質問の意味を知る。 前半部分の仕掛けが、後になって利いてくるから面白い。 舞台となるガソリンスタンド「135円・125円・98円」の 価格表が、妙に気になってしまったが・・(笑) いろいろ考えさせられる映画だった気がする。
|
| 2016年02月23日(火) ■ |
 |
| 楽しい町には、楽しい人が住んでいるに違いない |
 |
以前、紹介した「ブランドづくり」の講演会。 講師「岩崎邦彦」氏(静岡県立大学経営情報学部教授)から。 講演を聴き終わってから、まず手始めにしたのが、 「清水町と言えば、○○だよね」という「○○」探し。 北海道は「広い」、沖縄は「暖かい」のように、 誰もが感じる「イメージ」を「まちづくりのブランド」にしないと、 誰からも選んでもらえない、ということを教えていただいた。 そこで、いろいろな言葉を当てはめてみた私の結論は、 なんと「『清水町』と言えば『楽しい町』」だった。 もちろん「清水町と言えば、柿田川」という言葉も浮かんだが、 地名や特産品ではなく、人間の「感性」に訴求する単語が必要だった。 どの自治体も口にする「住みやすい町」「子育てに優しい町」等は、 どうもイメージが掴みにくく、感性に訴えるイメージが浮かばない。 それでも必死に考え、最後に残ったのは「清水町」と言えば、 「癒される町」「元気な町」「楽しい町」の3フレーズ。 その中で私は、あえて「楽しい町」を選ぶことにした。 まずは、町民や近隣に住む人に「清水町は楽しい町」と感じて欲しい。 では、そのためには、どうしたら良いか。 それが、まちづくりの「統一性、一貫性」という戦略であり、 「スタバ」を例にとって教えていただいたこの「ブランドづくり」も、 近いうちに「気になる一言」に取り上げて紹介してみたい。 まずは、楽しいか、楽しくないか、なんて考えず、頭に浮かんだ 「楽しそうなこと」を、これでもか!!ってくらい、するしかないな。 仕掛ける人が楽しくなければ「楽しい町」にはなれないし、 楽しい町には、楽しい人が住んでいるに違いないから。(笑)
|
| 2016年02月22日(月) ■ |
 |
| 病気なんだ、分かってあげなさい |
 |
映画「妻への家路」(チャン・イーモウ監督)から。 久しぶりに、切ない・・という感情が込み上げてきた。 「中国映画」だからという、特別な偏見ではなく、 「ハッピーエンドではない」結末に対して、 でも、これが現実・・というリアル感が私の胸を締め付けた。 娯楽要素の強い映画なら、最後には、正義は必ず勝つし、 辛い体験をしても、最後にはホッとさせられる結末が待っている。 しかし、この作品は、そんな私の甘い望みを打ち砕くように、 記憶障害で夫を他人だと思い込む妻は、最後まで治らず、 いつか妻の記憶が戻ることを信じて寄り添い続ける夫の愛情も、 最後の最後まで、変わらない。 この物語の起承転結が、私に「切ない」という言葉を吐かせた。 そんな母親の様子に、イライラを募らせている娘に対して、 父親はこう諭す。「病気なんだ、分かってあげなさい」 自分が、愛する妻に「夫と認識されていない」にも関わらず、 いつまでも、そばにいてあげたいと思う男心が、本当に切ない。 今まで、映画は「ハッピーエンド大好き」と言い放ってきたが、 たまには「リアル感」のある、こういった作品もいいな、と思う。 ハッピーエンドじゃないんだけど、心が温まるのは、 どんな環境になって、人が人としての尊厳を守っているから、 そう思わずにはいられない作品だった。
|
|