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しもさんの「気になる一言」
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2015年02月06日(金)
心はいつも一緒だ。パパより

映画「突然、みんなが恋しくて」
(ジェニファー・デボルデール監督)から。
この作品、きっと評価が分かれるな、と観終わった。
性別、年齢、未婚か既婚か、子どもが男か女か、
それによっても、まったく違ってくると思えたから・・。
男・50歳代・既婚・子どもが女の子だけ、の条件にあえば、
この主人公の気持ちが、手に取るようにわかる。
しかし、それ以外の場合、駄作と勘違いされるケースだろう。
死んでから発見された「投函してなかった、娘宛の手紙」には、
必ず書かれていたメッセージがある。
「(愛してるよ)、心はいつも一緒だ。パパより」。
自分の愛情を上手く娘に伝えられない、父親の気持ちが詰まっている。
「お前の前では、なかなかいい父親を演じられないけれど、
どこにいても、心はいつもお前のことを考えているよ」
そんな不器用な父親の気持ちが伝わってきた。
「父親が娘の元彼とつるむなんて!」と大声で怒鳴られても、
その気持ち、ちょっぴり理解できる。
また自分の葬式に、娘の元彼が勢揃いするシーンがあるが、
「娘が寂しくないようにと声を掛けた」ようだ。
まったく勝手な言い分だけれど、この行動もわからなくない。
父娘の物語だったから、映画「アルマゲドン」を思い出してしまった。



2015年02月05日(木)
若い頃の体型に戻りましたね

「食事コントロール」と「ウォーキング」などで、
10キロ減量達成、そんな話題を以前に書いた。
だからって「羨ましい」とか「頑張ったね」という言葉を
期待しているわけではない。
ただし、痩せたことは健康にいいはずなのに、
スリムになった私の姿を目にして発する一言が面白い。
「どうしたんですか?」(病気でもしたんですか?)から
「ちっちゃくなった」「しぼんだね」「品租に見える」等、
あまりいい表現がない。
いや、痩せた人に対して、誉めるフレーズが見つからないのか、
「あまりに痩せて声を掛けられなかった」という人まで。(笑)
逆に、体重が増えた時は、健康面ではよくないはずなのに、
「太ったねぇ」から「丸くなったね」「貫禄がついた」など、
意外と良いイメージを想像させる表現が思い浮かぶ。
本人にとっては、体が軽くなったし息切れもしない、
人間ドックの検査結果も、健康体の数値に近づいて、
大満足の「肉体改造」(笑)だからいいけれど、
減量したい、標準体重を目指したいと口にする人が多いのに、
他人に対するイメージは逆なんて、面白い。
一番嬉しかったメッセージは、昔の私を知っている人からの
「若い頃の体型に戻りましたね」かな。



2015年02月04日(水)
語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ。

書籍「号泣する準備はできていた」(江國香織著・新潮社刊・252頁)から。
最近、また「江國香織さん」にハマっている。(マイブーム?(笑))
10年ほど前、この作品で「直木賞」を受賞したはずだから、
一度は、さらっと読んだ記憶が蘇ったが、久しぶりに読み返したら、
当時とはまた違った場所が私のアンテナに引っかかり、一気に読み終えた。
私たち年代の男女の気持ちが、恐ろしいくらいわかる気がする。
短編の小説というより、誰かの日記をネットで読んでいる感覚に陥る、
それくらい、今の私たちの感覚に近いと言えそうだ。
例えば、気のあった友達とお酒を飲むシーンがある。
「酒は飲むと辛いが、飲み終えると甘い余韻が残るのだった」とか
「三人は礼儀正しく冷やかしてくれる。どうしてー、とか、けちー、とか。
語尾をのばす大人は、ばかか優しいかのどちらかだ」など、
その絶妙な人間関係を、言葉にするのが本当に上手い。
さらに「おいしいお酒がないと、ごはんっておいしくないもの」とか
「『ビールって、つめたいのもおいしいけど、
少しぬるくなったのもおいしいと思わない?おそくに飲むときはとくに』と言う。
『東京の夜の空気に似た舌ざわりがする』」なんて表現は、もう頷くしかない。
何度か目にした「私は独身女のように自由で、既婚女のように孤独だ」
という表現、女性にはどう感じるんだろうか。



2015年02月03日(火)
包丁と鉄板、どちらが消耗品だと思います?

メモを整理していたら、ふっと目に触れたフレーズ。
情報源は、昨年、母の傘寿祝で訪れた「神戸旅行」の1コマ。
兄妹の2家族で考えた、サプライズ企画の一つは、
「目の前で『神戸牛』を焼いてもらい食する」だった。
上等な神戸牛を、鉄板の上で形の良い包丁を使い、
見事に切っていく料理人に向かって質問をした。
「さぞかし、高い包丁なんでしょうね」と。
その答えは意外にも、私の想像した答えと逆だった。
「包丁は、そんなにいいものは使っていませんよ」と言い、
「傷つけたら大変ですから・・」と付け加えてくれた。
その意味がわからず、肉の筋を切らないようにするためとか、
旨味を殺しちゃうとか、さもありがちな理由を挙げたら、
「包丁と鉄板、どちらが消耗品だと思います?」と質問された。
「簡単には取り換えが出来ない『鉄板』を傷つけないために、
あまり尖った切れの良い包丁は使わない」というのが、
その答えのようだった。
私たちの目の前に設置された長い鉄板は、代々大切にされ、
多くの良質の神戸牛を焼いた脂が染み込んでいるのかもしれない。
どちらが大切か、そしてそのために何をすべきか、
どちらかの質をわざと落とすことは、すごい判断である。
どちらも大切にすると、中途半端になっちゃうんだろうなぁ。



2015年02月02日(月)
私たちを銃殺して下さい。

フリージャーナリスト・後藤健二さんの著書「ルワンダの祈り」
そのタイトルを見て、思い出した映画があったのでご紹介。
映画「ルワンダの涙」(マイケル・ケイトン=ジョーンズ監督)から。
先日、映画「ホテル・ルワンダ」を観てから、私の心の中で
何か引っ掛かっていた「ルワンダ大虐殺」の真実を再確認して
あらためて、人間の醜さを感じることになってしまった。
印象に残ったシーンは「殺される」ことを覚悟したツチ族の1人が、
撤退することになった平和維持軍の大尉に願い出た台詞。
「撤退なさる前にお願いします。私たちを銃殺して下さい。
ナタで殺されたくない。銃なら一瞬だし、苦痛も少ないから」
この究極の選択を口にした彼らの気持ちを考えると、
映画と知りながらも、胸が締め付けられる思いがした。
同じ殺人でも「銃で一撃」と「ナタでメッタ切り」では違う。
親族・知人・友人が、目の前で殺されるのを観るだけでも、
ナタが凶器の方が、精神的な苦痛は計り知れない。
何度も何度も、会話の始めに使用される「You are OK?」は、
まともな精神力では耐えられない光景、場面に遭遇するから。
「大丈夫?」「気分は?」・・といろいろ訳されていたが、
観ている私たちにも、問いかけているような台詞だった。
原題となっている「Shooting Dogs」の意味を、
是非、この作品を鑑賞して、自分の目で確かめて欲しい。



2015年02月01日(日)
古典落語は「落ち」がわかっていてもウケます

地元清水町の「第6回地域交流センター寄席」から。
毎年、この季節の歳時記となっている、古典芸能鑑賞会、
演目は、誰でも知っているような古典落語4席だった。
「饅頭こわい」(三遊亭歌むい)「長屋の花見」(春風亭一之輔)
「たいこ腹」「(春風亭朝之助)「竹の水仙」(春風亭一之輔)
どの作品も、一度は耳にしたことがある落語であるのに、
やっぱり、噺家の話術より声を出して笑ってしまうから不思議だ。
そういえば「真打・春風亭一之輔師匠」が、前口上で言っていた、
「古典落語は『落ち』がわかっていてもウケます」が蘇った。
音楽で言えば「クラシック音楽」、映画で言えば「名作」(?)、
その他の分野でも「スタンダード」と称される作品は、
なぜか、何度耳にしても飽きがこなく、私たちを癒してくれる。
その理由はわからないけれど「王道」と呼ばれるものには、
私たちを引きつける、それなりの魅力があると思う。
若い頃は、ついつい新しいものにチャレンジしたくなるけれど、
歳を重ねると、この「スタンダード」に惹かれていく。
「古典落語」を耳にして、また「名人」の落語が聞きたくなった。
1月の振り返りは「笑ったこと」が少なかったのに、
2月は初日から、声を出して笑った。幸先がいいぞ、今月は。

P.S.一之輔師匠の前口上からもう1つ。
「声を出して笑ってください。決して鼻で笑わないように」
なるほど・・(笑)



2015年01月31日(土)
今月の「美味しかったもの」や「やっと果たせたこと」

昨日の日記をネットにアップしたあと、しばらくして
「今度会った時、是非、手帳見せてください」というメールが届き、
読者の反応の速さに驚いた。(笑)
ただ、それだけ生き方に迷っている人が多いということも、
実感しているし「毎日を丁寧に生きる」ことの積み重ねが、
どれだけ素晴らしいことなのか気づいたのは、私でもつい最近のこと。
55歳を人生のピークに・・と頑張ってきて、
目標だった年齢を過ぎてから、ふと「肩の力を抜く」ことを覚えた。
毎日の生活記録を、自分の手帳に書き込むことが楽しいから、
続けることが出来ているのかもしれない。
1か月の振り返りを楽しむコツは、ある市販の手帳で見つけた
その月の「ベスト」を決めるなどの方法を取り入れている。
「感動した本・映画」「うっとりしたこと」「美味しかったもの」
「頑張ったこと」「笑ったこと」「やっと果たせたこと」
「「感謝している人」「今月見つけた私のいいところ」
そして最後に「○月の、いいことMVP」を独断と偏見で書き込む。
そのためには、毎日の日記・記録は大切なバックデータ。
この繰り返しが溜まって「1年の大賞」を決める資料となる。
面白そう、と感じた人は(騙されたと思って)試して欲しい。

P.S.
1年(半年でもOK)続けると、たぶん、止められなくなりますよ。
あっ、今月は「笑ったこと」が少なかったなぁ。



2015年01月30日(金)
1か月の振り返りしてますか?

多くの人は、年末に(私の場合、元旦に)、
恒例行事のように、1年間のふりかえりをする。
いつからか、それが次に繋がっていかないことに気付き、
毎月の振り返りをするようになった。
(簡易的には「週の振り返り」「1日の振り返り」をする)
そして、その(反省も含めた)成果指標の積み重ねが、
次のステップへの自信、教訓となって活かされることを喜び、
誰かに同じことを強要することもなく、手帳に記入し、
自分なりの「コツコツ」を楽しんでいる、といったところ。
私の手帳を見たことがある人は、その細かさに驚く。
私にとっては、単なる毎日の記録であるのだが、
「驚く」というより「呆れる」人の方が多いかもしれない。
ただ、充実した1年を過ごすためには、
充実した1か月を過ごし、12カ月を確実に重ねていく、
充実した1か月を過ごすためには、1週間を、
充実した1週間を過ごすためには、1日を、
どれだけ意識して過ごせるか、と言える。
これも慣れなのだが、まずは1カ月の振り返りをお勧めする。
あっと言う間に1月が終わりに近づき、そんなことを思ったので、
今日は「1か月の振り返りしてますか?」を残そうと思う。



2015年01月29日(木)
本って悪いものを吸ってくれる

本のネタが続きますが、忘れないうちに。(笑)
昨年のクリスマス・イヴイヴ(12月23日)、
本好きの人たちが集まったパーティは、
当然のように「本談義」となって盛り上がった。
本の中に登場した料理を再現してテーブルを囲み、
各々のお奨め本の紹介などを聴きながら、
まったりとした時間が過ぎていく、素敵な集まりであった。
そんな中で、知らなかった・・とメモした本の話。
(先日「青木まり子現象」と知ったばかりの)
「本屋に行くと、なぜかトイレに行きたくなるよね」の話から
「本だけはなかなか捨てられない」「引っ越しても減らない」
「引っ越しの際、処分してきた本が残念」など、
本中心に生活が回っているのでは?と思いたくなるほど、
本好きは、話していて楽しい。
そんな時「引っ越しの時は本を置いてきた方がいいんですよ」と
意味深な発言をした女性がいて、興味を持った。
その理由が「本って悪いものを吸ってくれる」というもの。
だから、新居へは持っていかない・・という話は妙に納得した。
大切に保管してきた本を持っていかないのは、
後ろ髪を引かれる思いだが、大好きな本のおかげで、
今まで邪気が払われていた、とするのなら・・。
う〜ん、それでも、捨てられないかなぁ。(汗)



2015年01月28日(水)
改心させるのは、私の役目だ

映画「新少林寺 SHAOLIN」(ベニー・チャン監督)から。
大好きなカンフーアクションだから、
画面に見入ってしまったが、意外と面白い台詞もあった。
権力を手に入れた軍閥の将軍、侯杰(こう・けつ)は、
「我々の邪魔をする者は殺す」と言い切り、
「武術の祖、恐れるに足らず」「銃は撃たねば意味がない」、
そんな考え方をしていた彼が、部下に裏切られ、山中を逃げ惑い、
やっとの思いで辿り着いた「少林寺」の僧たちのお陰で改心。
大事なものは、富や権力でないことを修行によって悟る。
それをいつまでも心に持ち続け、以前の自分の姿を見てるような、
富や権力に溺れている当時の部下を目にして、叫ぶ。
「改心させるのは、私の役目だ」
そんな部下を育ててしまったのは、自分の責任だから、
改心させることが私の役割だ、という気持ちが強く、
彼と戦っているのにも関わらず、自分の命を懸けて助けようとする。
そして、そんな彼の行動を見て、部下は改心した。
アクションばかりが目立ってしまうカンフー映画だが、
「金と泥、どちらが役に立つ?」禅問答みたいな会話もあって、
充分楽しめたと言える作品であった。

P.S.
「イスラム国」を改心させるのは、誰の役目なんだろう(汗)。