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しもさんの「気になる一言」
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2014年02月11日(火)
「観られる、聴かれる経験」を支援するボランティア募集

地元の2中学校吹奏楽部と、同じく地元の沼津商業高校吹奏楽部が、
町制施行50周年記念イベントとして、合同コンサートを開催した。
1部から3部は、それぞれの吹奏楽部の単独演奏、
4部は、3校による合同演奏というプログラムを楽しみに聴いた。
自分は40年前(15歳)、どんなことに夢中になっていただろうか、
そんなことを思い出しながらも、あることが気になった。
どうして中学生と高校生、たった3年間でこんなにも違いがあるのか、
たぶん、音色、テクニックだけの問題ではなく、
舞台上での落ち着きや余裕なのかもしれないな、と感じた。
では、その余裕を子どもたちはどうしたら得られるのか、
私たちは子どもたちに何をしてあげられるのか、を考えたら、
発表の場を与えるだけでなく、大勢の観客を集めることだと気付いた。
「観客に観られながら(スポットライトを浴びながら)演奏する経験」や
「学校関係者以外の人に聴かれる経験」は、子どもたちには難しい、
たぶん、普段の練習では経験することは出来ないことだろう。
だからこそ、私は舞台度胸をつける練習を支援したいな、と思う。
町民のひとりでも多く、演奏会場に足を運び、
上手くいかなかったときは「頑張れ〜」と声援し、
上手く出来た時は、割れんばかりの拍手を送るボランティアが欲しい。
「『観られる、聴かれる経験』を支援するボランティア募集」
そんなポスターでも貼ろうかな。



2014年02月10日(月)
眼鏡は「道具」?、それとも「おしゃれ」?

先日、娘がメガネを買いたいというので、付き合うことにした。
最近は、モダンなメガネショップが多くなったと聞いていたが、
一見、ブティクと見間違うような内装に驚かされた。
さて、問題はこれから。(笑)
男であり、中間管理職の私が選ぶとしたら、機能的なこと。
パソコンの画面をずっと見ている時間が長いから、
軽さとか、かけ心地を最優先して選択するだろう。
言い換えれば、眼鏡は仕事の「道具」として考えている。
しかし、娘や妻は、顔の形や髪型に似合うメガネ、
着ている服とのバランスなんかも気にしているようだ。
勿論、視力矯正の意味もあるから、そればかりとは言えないが、
同じ「眼鏡・メガネ」なのに、こうも違うとは・・。
そんな疑問を感じて「眼鏡は『道具』?、それとも『おしゃれ』?」。
そして「パパも少しは、お洒落なメガネにしてみたらどう?」
そんなメッセージ込めてだろうか、渡された眼鏡は、
今までの私なら、たぶん選ばないデザインだった。
「丸顔に丸い縁の眼鏡じゃ、のび太と間違えられるよ」と照れたが、
少しは自分の枠を超えて、試してみようかなって気になった。



2014年02月09日(日)
しまった、と思った時には、もう遅い

書籍「幻夏」(太田愛著・角川書店・395頁)から。
殺人事件とはいえ「静岡県三島市」の地名が作品に出てきたので、
いつもと違った感覚で、のめり込んでしまった。(笑)
「財布の中に、静岡県三島駅前のコンビニのレシートが入っていた。
コンビニでハンカチと缶珈琲を購入している」のくだりで、
きっとあのコンビニだな、とか、あの当時、コンビニはあったかな?など
時代考証までしてしまうから、困ったものだ。(汗)
さて、メモを整理していて気付いたことだが、教訓めいたフレーズが多い。
一番気に入ったのは「鑓水(やりみず)には、
これまでの人生の様々な局面において強く実感した教訓がいくつかある。
そのひとつが『しまった、と思った時には、もう遅い』というやつだ」
その他にも「圧倒的に強い相手と戦う時は、相手を近づかせちゃ負けなんだ、
遠くからやっつける」
「愛情は血の繋がりによって発生するものでもなければ、
万人に内在しているものでもないのだ」
「世界の涙の量は、常に不変である」
「妻が殺された時には夫を、夫が殺された時には妻を疑え」
「人の心は、硝子のように壊れたりはしない」
「過去に関する「もし」は、全部、起こらなかったことだ。
そして、起こってしまったことは、いつだってもうどうにもならないのだ」
「力を持つ者が、力を行使しなければ、秩序は保たれないからだ」
こういったフレーズを見つけると、妙に嬉しくなる私がいる。
それにしても「しまった、と思った時には、もう遅い」は、名言だよなぁ。
短くてもインパクトがあり、忘れにくいから。



2014年02月08日(土)
どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?

今日は、午後からお世話になっている人の講演会、
夜は、これまたお世話になった人のお通夜・・とあって、
書きたいことはいっぱいあるのだけれど、
雪がこんなに積もったことを、あえて記録に残そうと思う。
何年経っても思い出せるフレーズを探して文字にしたら、
「どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?」となった。
静岡でも雪が降ることは、何年かに1度はあることだから、
そんなに驚かないけれど、今回みたいに積もることは少ない。
それも「夜に降り始めて、朝起きたら銀世界」は時々あるが、
昼間からしっかり積もり始めるのは、私の記憶でも珍しい。
ストーブで暖をとっていたら不気味な音が「どさどさ、どすん」。
聞き慣れない音に、家族で「なっ、なんの音?」と驚いた。
どうやら、2階の屋根に積もった雪が1階の屋根に落ちた音らしい。
(勿論、あとで気付いたのであるが・・)その時の不安を文字にしたら
「どさどさ、どすん・・なっ、なんの音?」となった。
北海道・東北・北陸など、雪国に住む人たちにとっては、
そんなことで驚いていたら、何日も降り積もって
その重みで家がギシギシする音なんて聞いたら、
どうなっちゃうんだろうね?とお叱りを受けそうだ。(汗)
やっぱり、自然の力ってすごいなぁ・・と思うと同時に、
子どもたちに「雨」と「雪」と「霙(みぞれ」)の違いを教えるには、
絶好の機会だったなと思う。
明朝、自宅の窓から眺める景色が楽しみである。



2014年02月07日(金)
教室内(先生と生徒)で情報格差がある

講師「板垣徹」氏(NPO法人静岡パソコンサポートアクティビティ)

演題「大人のためのウェブチェック講座」から。
彼の話を聞くのは2度目であるが、すでに内容が違っていた。
それは、情報社会が急速に発展していることを物語っている。
今の親は、子どもの塾通い(危険防止)のために、仕方なく
携帯・スマホを持たせると思っていたら、最近では、
塾が終わると、塾側から親の携帯・スマホへ「今、塾を出ます」と
メールが届くらしい。
そんな情報環境の変化で一番印象的だったのは、
子どもたちを取り巻く現状を把握するべき学校の先生は、
携帯・スマホを使わなくても良い(使わない)環境にいて、
かえって、子どもたちの気持ちがわからない。
言い換えれば「教室内(先生と生徒)で情報格差がある」。
正しい情報教育を受けていない(受ける必要がなかった)先生が、
生まれた時から、インターネットが使えた世代の子どもたちに、
教える難しさは、苦労があるに違いない。
しかし、それが現実であり、「先生の情報教育」を進めなければ、
「情報格差」はますます広がることが懸念される。
まずは「教える側」が「そんなものは必要ない」という意識から、
「知らないと、社会に出て困る」という意識に変えないと、
大変なことになる予感がするのは私だけだろうか。

P.S.(講演で紹介された)
「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。
愛を込めて。母より」・・ネットで検索してみてください。



2014年02月06日(木)
人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ。

橋下大阪市長が、市内24区で開かれている「区民まつり」に
出席する考えを明らかにした時のメモが出てきた。
市長選前に橋下市長は、前市長の区民まつりへの出席を
「実態は選挙運動」「大都市経営者の仕事ではない」などと
批判していたのに・・。
そんな彼の心変わりした行動を厳しく批判した記事が、
「人気にかげりの出てきた芸人ほど露出を望むものだ」だった。
そんなことをしなくても、しっかりと市政を運営していれば、
評価している人は評価している。
敢えて「顔見せ」的要素の強い、地域のお祭りへと
出席する時間があるなら、もっと大きなことを考えてほしい、
そんな期待も込めたフレーズと理解した。
24区、すべて出席するとなると、その時間も半端ではないし、
一日に何カ所も回るとなると、その場にいられるのはわずかな時間。
じっくり市民と対話する時間さえないだろう。
だから、パフォーマンスと言われかねないのに、今度は「出直し選挙」。
もう一度、じっくりこの記事を読み直してみたいな。



2014年02月05日(水)
やなせメソッド

昨日「メソッド」という単語が登場したので、
書籍「わたしが正義について語るなら」
(やなせたかし著・ポプラ出版刊・158頁)から。
「メソッド」とは、その人が独自に開発した方法、と理解していたが、
「やなせメソッド」を例に、「メソッド」その作り方を伝授している。
と言っても「虚仮の一念、とにかくやり続ける」ことしか教えてくれない。
「そのことばかりやっていれば、なんとかはなるものです」
「そうして多くやっていると、ひとつのメソッドが出来てきます。
自分のメソッドがある時にできるわけ」
「ぼくもあれやこれややっているうちにやっと、
やなせメソッドができてきました。
それを見つけるにはどうすればいいかというと、
それはたくさんやるより仕方がない、
いくつもいくつもやっているうちにできてくるんですね」
「本人独自でいろいろ開発していくわけ」
「メソッドを作る簡単な方法はなくて、やってやってやりまくっているうちに、
いつの間にか、できてくるんですね」と。
自分でも気がつかないうちに、その人のカタチ、
その人らしさが滲み出てくるらしい。
私も「しもさんメソッド」と呼ばれる、メモの取り方でも、出来たらいいな。
それが自分の武器になり、
失いかけていた「自信」をもつ契機になる気がするから。
平日・1日の過ごし方も、ある程度のパターンが出来ているから、
「しもさんメソッド」と呼べるかもしれない。
自分の好きなことで、
何か一つ武器(メソッド)を持たなくちゃいけない時代かもなぁ。



2014年02月04日(火)
健康で、努力家の人であれば・・

映画「鍵泥棒のメソッド」(内田けんじ監督)から。
お気に入りの内田監督と、大好きな俳優3人
(堺雅人さん・香川照之さん・広末涼子さん)を中心に
展開するドラマは、とてもありえないような展開でも、
なぜか納得してしまう面白さがあった。
広末さん扮する水嶋香苗という女性は、結婚する相手も決まっていないのに
「プライベートなことですが、私、結婚することにしました」と
職場で宣言し、皆に驚かれるが、好きなタイプを訊かれ
「健康で、努力家の人であれば・・」と答える。
この「努力家」という単語がキーワードで物語は進む。(笑)
また香川さん扮する殺し屋・コンドウは、お風呂場で転倒し、記憶をなくしたが
常に完全犯罪をするために、体も鍛えているようだし、
以前からいつもメモを取り、前向きに技術を磨く癖がついている。
だから「健康で努力家」。
記憶がなくなった不安いっぱいの中でも「努力してみます」と答える
そのフレーズに、胸キュンしたのが、広末さん扮する水嶋香苗という女性。
「大事なのは、これからどうするかってことだと思うんです」と
記憶喪失者の何気ない台詞で、もう完全に惚れたようだ。
コメディタッチだけど、異性に求めるタイプとして多くの人が口にされる、
一番人気の「優しい人」より「健康で努力家」の方が具体的で、私は気に入った。
これって、男性が求める女性のタイプでもある気がする。

P.S.
堺さん扮する、オンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、
主役なんだろうけれど、あまりインバクトがなかったなぁ。



2014年02月03日(月)
不幸せになった時「幸せだった」とわかるもんなんです。

書籍「希望のありか・何のために生まれてきたの?」
(やなせたかし著・PHP研究所刊・118頁)から。
昨年94歳で他界した、やなせたかしさんの考え方。
もちろん、アンパンマンの作者として有名だけど、
私としては「詩とメルヘン」の発行者というイメージがある。
35年以上前、妻と付き合い始めた頃から読んでいた。
実は、最後のページに「メッセージ」を書く欄があって、
毎月1冊、何か一言を書いて渡していた思い出が蘇った。
娘が生まれてから、そのプレゼント相手は娘に代わった。(笑)
けっこう長く続けていたが、突然、廃刊になり
寂しい想いをしたことは、今でも覚えている。
「詩は、読んでわからなくちゃいけないと思うんです。
詩は、教養で読むもんじゃないって思うんですよね」
そうか、そんな考え方であの本を発行していたのか、と
嬉しくなった。
そのやなせさんが、幸せについて語った箇所を見つけた。
「幸せの中にいる時は『幸せ』はわかりません」と前置きをして
「不幸せになった時『幸せだった』とわかるもんなんです」。
そうなんだよな、どうして人間って、こんな大切なことに
気付かないんだろうって思ってしまうな。



2014年02月02日(日)
組織診では、悪性所見は認められませんでした。

大腸ポリープ切除後の一週間、不安を抱え、禁酒しながら、
待ち望んでいた(?)「精密結果報告書」が届いた。
おかげさまで、そこに書かれていた文字は
「組織診では、悪性所見は認められませんでした。」
実は、この一週間、いろいろなことを感じながら過ごした。
「もし・・」「万が一・・」が何度も頭をよぎり、
まぁそれも運命かな、なんて開き直ったり、弱気になったり。(汗)
更に、1月中旬から、映画「永遠の0」を契機に、
「太平洋戦争」に関する映画、書籍を鑑賞・読み漁り、
命の大切さを考えるとともに「死に様」なども真剣に考えた。
妻は「病院から手紙が来ているよ」と言いながら、ちょっぴり怖くて、
私が開封し結果を確認するのを傍でじっと見ていたようだ。
「とりあえず、大丈夫たったみたいだな」の声に、
やっとホッとした顔で「よかったね」と安堵の声を出した。
死に直結するような病気の検査結果って、予想以上に緊張する。
だからこそ、私にとって貴重な一週間だった気がする。
これからも、毎日を大切に、一所懸命に生きなくちゃなぁ。

P.S.
読者のみなさんにも、心配をかけてしまいました、申し訳ない。
ただ、もうしばらくアルコールは控えたいので、ご容赦を。(笑)