
|
 |
| 2013年11月23日(土) ■ |
 |
| 中学の時の先生がさ |
 |
映画「ボクたちの交換日記」(内村光良監督)から。 場面設定は違うけれど、夢を追いかけ、夢に破れたり、 夢がかなったり・・そこに生まれる多くのドラマが、 こういった映画となる。 ラストシーン近くに語られる「17年後」の姿、 漫才のコンビを解散した一方が、自分の娘に語る台詞、 「ずっとずっと追い続けてきた夢を諦めるって辛いんだぞ」 「お金で済むなら、夢を諦めるな」 「もし、夢を諦めてもいい時があるとしたら、 その夢を諦めてでも幸せにしたい人が出来た時だ」などは、 メモはしたけれど、どうも私の心にぴったりとこない。 結局、選んだのは「中学の時の先生がさ」で始まる、 人生訓だった。「中学の時の先生がさ、 『やろうと思っていた』と『やる』の間には、 実は大きな川が流れているんですよ、って言いやがって。 当時は、うぜ~なって聞いていたけど、今はわかる」。 中学生の時の先生の言葉って、歳を重ねてから振り返ると、 意外といいことをサラッと言っていたりする。 ストーリーには関係なくて申し訳ないけれど、 このフレーズって「本で読んだんだけど・・」とか、 「映画で観たんだけど・・」より、より現実的であり、 なぜか説得力がある気がしてならない。 昔の先生って、そんな話をよくしてくれたかも・・(汗)。
|
| 2013年11月22日(金) ■ |
 |
| 家庭の幸福は、妻への降伏。 |
 |
なんと情報源は「首相官邸」のFacebookで発信された記事。 「11月22日は、『いい夫婦の日』。『家庭の幸福は、妻への降伏。』 これが我が家の夫婦円満の秘訣です。 家族の支えがあってこそ、男性も女性も良い仕事ができます。 日本の元気は、元気な家庭から。強い日本を取り戻すベースです。」 安倍夫妻の仲睦まじい写真とともに掲載されていた。 なんと「安倍晋三」という個人でも同じ記事が・・・。 「妻への降伏」が単なる語呂合わせなのか、気になって調べてみた。 「降伏」とは「戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。降参」 「ごうぶく」と読めば別語。では別の意味の「降伏」は 「神仏の力や法力によって悪魔や敵を防ぎおさえること。調伏(ちょうぶく)」 なるほど・・少しでも前向きに解釈すると、 夫婦の戦いに負けたことを認めて、相手に従うこと。(笑) たしかに辞書によれば、あまり良い意味ではないけれど、 「戦いは抜きとして、妻に従うこと」が、夫婦間にとっては大切で、 あまりムキになって言い争いをすることは「いい夫婦」とは言えない。 そんな意味に解釈すればいいのかなぁ。 そういう私の妻は、いい夫婦の日に「私の友達の妻たちと飲み会」。(汗) どんな話になっているのやら・・とほほ。
|
| 2013年11月21日(木) ■ |
 |
| 「勝手に県民の日」(花やしき) |
 |
先月、出張で訪れた東京の宿泊先は、浅草。 江戸の風を感じたくて、いつものように早起きし、 浅草の街を歩き回った。 スカイツリーを遠目に見ながら歩く浅草の中で、 私のメモ対象は「花やしき」だった。 もちろん、開園前の静けさはあったが、 チケット売り場の近くにあったポスターを見て笑った。 「勝手に県民の日」(花やしき) 勝手に「○日から○日までは、○○県の日」と決めて、 入場料なんてのを安くしちゃう、そんな企画だったが、 「正式な○○県民の日」でないところが、私を喜ばせた。 「東京は全国から集まる人たちの街」は、誰もが承知、 だからこそ「○○県人会」の結束が固くなるのもわかる。 そんな雰囲気を察してか、「○○県民の日」と言われると、 つい、行きたくなてしまう心理が働くのは常だろう。 でも、この「勝手に県民の日」の企画を、 多くの人たちが知らないと意味ないんだよなぁ。 東京都民は、みんな知っているのだろうか?(笑)
|
| 2013年11月20日(水) ■ |
 |
| 踏み込んで お椀に注ぐ心地よさ 外に漏らすな 松茸の露 |
 |
私の気になる一言、長い期間、文字だけで書いているからか、 Yahooやgoggleなどの検索画面から、飛んでくるケースがある。 ある単語や台詞で引っかかり「しもさんの気になる一言」が 1ページ目になることもあるようだ。 その代表格が、居酒屋などのトイレに書かれている短歌。 「急ぐとも 心静かに手を添えて 外に漏らすな 松茸のしずく」 「耐え忍び 心静かに舵をとり 左右に散らすな 貝のしたたり」 誰か同じ人が全国に拡げたのだろう、と思っていたら、 先日、あるトイレでも発見し、ここにも・・と驚いていたら、 上の句のニュアンスがちょっと違うな、と感じ、その場でメモして帰宅。 「踏み込んで お椀に注ぐ心地よさ 外に漏らすな 松茸の露」 案の定、以前紹介した句とは「上の句」が明らかに違った。 じっくり読み込むと「お椀」という単語が気にかかる。 もしかしたら、これって「洋式便器編」かもしれないと思ったら、 思わず、吹き出していた。(笑) そう言えば、メモしたときも、様式便器だった気がするなぁ。 私もよく怒られるんだよ、洋式便器になってから。
|
| 2013年11月19日(火) ■ |
 |
| 昨日ははるか昔の遠い遠い過去なんだ。 |
 |
映画「メン・イン・ブラック3」 (バリー・ソネンフェルド監督)から。 40年前にタイムスリップするSFアクションコメディで、 私にメモを取らせるような台詞は少なかったけれど、 「幸せの秘訣は『嫌なことは尋ねない』」とか、 「奇跡は起こらないようで、よく起こる」 「苦い真実は、甘い嘘に優る」 「身動きできない時は、運を天にまかせろ」など、 要所要所では、面白いフレーズが登場した。 その中で、私が選んだのは、 「振り返って考えると、昨日ははるか昔の遠い遠い過去なんだ」 何十年前でも昨日でも、過去は過去であり、 「遠い・近い」という感覚は、人間が勝手に作り上げたもの。 もう戻ってこないし、変えることもできない。 そういう意味では「昨日もはるか昔の遠い遠い過去」という 何気ないフレーズに、正直、唸ってしまった。 逆に、明日も何十年後も、はるか先の遠い遠い未来なんだ、と 理解したら、自分が出来ることは「今」しかないとなる。 SFコメディの作品で再認識した「過去・現在・未来」である。
|
| 2013年11月18日(月) ■ |
 |
| キーワードは、危機感です。 |
 |
「北海道・清水町」が、NHK番組(BSプレミアム)の 「めざせ!グルメスター」に登場すると聞いて嬉しくなった。 その名も「十勝清水・牛玉ステーキ丼」。(略して「牛玉丼」) 地元の牛を使ったサイコロステーキと、それを包み込むふわっふわの卵、 出演者を「まいう〜」「100点」と唸らせた味は、 昨年秋、妻と出かけた北海道旅行で味わっていたので、納得済み。 だからと言うわけではないが、グルメ番組にもかかわらず、 「まちづくり」という、違った視点で視聴してしまった。(汗) 数年前まで「清水町」という町名の繋がりで、全国4つの「清水町」で 姉妹縁組を結んでいたから、今でも「第二の故郷」の感覚が残るけれど、 この開発メンバーの一人からいただいたメッセージは、 「キーワードは、危機感です」。 さらに続けて「静岡(の清水町)も他人事ではありませんよ〜」。 たしかに、番組ではサラッと流してしまったけれど、 このきっかけは、北海道内の大都市が「高速道路」がつながり、 自分たちが住んでいる愛すべき「北海道・清水町」が、 このままでは「通過される町」になってしまうという危機感から、 何とかしなくては・・という地元を愛する有志たちが集まり、 この「絶品どんぶり!」が誕生したという秘話は、聞き逃してはいない。 そうなんだよなぁ、伊豆へ向かう高速道路は着々と整備が進んでいるし、 近隣市町にも、大型商業施設進出の話が具体化されつつある。 その時になって慌てるよりも、今から危機感を持って準備することの必要性、 そんなことを教えてもらった気がする。 「変化は突然やってこない」というフレーズを思い出した。 順調なときほど、危機意識を持たなくちゃいけないんだよなぁ。
|
| 2013年11月17日(日) ■ |
 |
| 企画してくれてありがとう、のお礼です |
 |
第6回を迎えた「水と緑のコンサート」は、 「琉神」と「柳清本流柳清会静岡支部」による琉球芸能の饗宴。 サブタイトルは「おきなわの風に乗って」。 あっという間の2時間に、私も含めた観客は大喜びだった。 その帰り際、いつものように、施設の出口でお見送りをしていたら、 何人かに「よかった、感激しました」と握手を求められたので、 「私は出演していませんよ」と笑いながら答えたら、 「わかってますよ、企画してくれてありがとう、のお礼です」。 もちろん「琉球芸能の饗宴」にも感激をしたけれど、 この何気ないフレーズに、私は「大感激」を受けてしまった。 よ〜し、そんなに感激してくれるなら、また喜ばしてあげよう、 と思ってしまう私ならではの単純さだけど、それでいい。 観客が思いっきり楽しんだ姿や、満足感いっぱいで興奮している姿が、 目の前で広がって、こちらも嬉しくなったもの。 出口でお見送りしてくれる出演者に、感激の想いを伝えるのも大切だけど、 企画した人たちへのお礼も大事だな、と実感した。 これからは、各地で開催されているコンサートなどで、心が震えたら、 出演者だけでなく、企画してくれた人たちへのお礼を言おうっと。 それがまた、新しい企画への原動力になるのだから。
P.S. この日記を書いている途中にも「今日はたくさんの元気をいただきました、 ありがとうございました」のメールあり。 これだから、コンサートの企画はやめられないよね。(笑)
|
| 2013年11月16日(土) ■ |
 |
| 人口減少。人が住みたいところを選べる時代。 |
 |
先日、町制施行50周年記念として開催された「経済講演会」、 講師は「岩崎清悟」氏 (静岡ガス代表取締役会長) 演題は「活き活き清水町への期待」 サブタイトルは「経済界でのさまざまな活動経験から、 故郷清水町の明日への期待を語る」。 前半、わが町の魅力を数字で説明しながら語ってくれたが、 後半は、とても厳しいご指摘もあり、実はとても参考になった。 主催者側のマイナス面は、なかなか言いにくいところ、 ズバッと指摘するあたり、さすが「経済人」だな、と感じた。 特に「ふと感じる物足りなさ」は、長く住んでいた静岡市と比較し、 まちとしての成熟度、未熟さを「よそ者」の視点で助言をされた。 以前から、これからのまちづくりは、 「よそ者、若者、ばか者」の話をしっかりきこう、と 言い続けてきた私にとって、講師の話は耳の痛い話だったが、 なぜか素直に受け入れられた。 特に「これからは、全国どこでも『人口減少』になってくる」と 前置きし、「ということは・・」と話を展開したかと思ったら、 「人が住みたいところを選べる時代になる」とまとめた。 個々の事例は別としても、このまちに住みたいと思わせる魅力、 そんなものが「ふと感じる物足りなさ」だったのだろう。 「住民が、住民サービスによって住む場所を選ぶ」なんて視点は、 「人口が右肩上がりに増加」の時には考えつかなかったけれど、 これからは、この視点が「まちづくりの基本中の基本」になるな。 選んでもらえるように、私たちも頑張らなくちゃなぁ。
|
| 2013年11月15日(金) ■ |
 |
| 「決意」は口に出して言う。 |
 |
先日、ある先生が「わたしの主張発表大会」の講評で、こう言った。 「『決意』は口に出して言う」 一人ひとりの発表に触れながら、彼ら彼女らが主張の最後に、 「自分はこうしたい」という決意があることを喜んだ。 多くの同級生の前で、自分の「決意」を口にすることは、 その思いを行動へ移す「第一歩」として捉えていい。 例えば、悩んで、悩んで、悩んだあげく・・ 「私は、あなたを愛してます」と口にすることも、 「あなたを幸せにします」という決意の表れ、と言える。 そんな話をしてくれた後、最後にビシッとまとめてくれた。 「『決意』は、その人間の勝負だと思います。」と。 口に出さない「決意」は、いつでも中断できるし、 誰も知らないのだから、言い訳だってする必要がない。 しかし、他人に向けて口にした、自分の「決意」は、 それを邪魔する「誘惑」との戦い、勝負なんだ、と私は理解した。 まずは、覚悟をもって「決意」を口にすること。 これって、本当に大事なんだよなぁ。
|
| 2013年11月14日(木) ■ |
 |
| 文句があれば、麒麟に言え。 |
 |
書籍「十二国記(月の影・影の海)上・下」(小野不由美著・ 新潮文庫刊・上巻272頁・下巻255頁 計527頁)から。 SFファンタジーとわかっていながら、ハマってしまった。 わが課のスタッフに「まずは、これから読んでみてください」と 渡されたので「十二国記・導入編」として読み始めてみたら、 話に夢中になりながら、ファンタジー独特の設定・ルールを覚え、 その後は「なぜ?」「どうして?」という疑問が消え去った。 この世界、その国の王は、その国の神獣・麒麟が選ぶことになっている。 この設定に疑問を挟む余地はないし、その設定を楽しめばいい。 主人公の慶国の景王・陽子が、国民から寄せられる不平不満の対応を、 雁国の延王・尚隆に「名君になるコツ」として尋ねると、 彼は、こう言え、と答える。「文句があれば、麒麟に言え。 それでも不服なら、自分でやってみろ、と」。 一国の王として、またはリーダーとしての心構えを、 そんな感じで読者にもわかるように伝えてくれる。 ファンタジーの世界だけでなく、現実の社会でも通用する会話が、 散りばめられていて、私はメモ帳片手に読むことになった。 このSFファンタジー、ただものではない。(笑)
|
|