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しもさんの「気になる一言」
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2013年10月14日(月)
「生涯学習課の秋」ってことですね

先日「あなたの世代は、何で秋を感じますか?」という話題で、
気になる一言を書いた。
「先日と同じような質問ですが・・」と前置きして、
「しもさんにとって『○○○○の秋』と言ったら、
どんな文字が入りますか?」というメールが届いた。
「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」・・
昔から手垢のついたフレーズとして、いろいろな単語が使われているが、
よく考えてみたら、全て「生涯学習課」が所管していた。(笑)
毎週毎週、よくもこんなにイベントが続くなぁ、と感じていたが、
改めて、スケジュールで真っ黒な手帳を見直すと、
そういうことだったのかぁ・・と、自分でも苦笑いした。
「ごめんなさい、1つに絞れません」と返信したら、返ってきたメールが
「「生涯学習課の秋」ってことですね」だった。(汗)
そのあと「最近、行事が続いているようですが、疲れませんか?」と
心配していただいたが、自信をもって、こう返信できた。
「仕事と考えず、一緒に楽しむことが疲れない秘訣ですね」
「木版画の刷り体験」にも挑戦するし「町民合唱団」にも参加する。
体育大会にも競技や仮装行列で出場し「体力測定」にも挑戦してみる。
「雑誌のリサイクル市」を企画しながら、本の修理や、
新書にビニールのカバーをかけ、本と静かに会話する。
そして仕上げは、関わったスタッフと打ち上げで「食欲の秋」を満喫。
これで、心身ともにストレス発散ができ、元気回復となる。
選択肢が多いってことは「生活が豊か」ってことだから、
「生涯学習課の秋」ってフレーズ、悪くないな、いただこうっと。



2013年10月13日(日)
「ああ楽しかった、じゃあね」がいちばんいい

町制施行50周年記念事業「笑いと健康」講演会
講師「昇幹夫」氏 (医師・日本笑い学会副会長)
演題「笑いの医学的効用」から。
サブタイトルは「泣いて生まれて、笑って逝こう!」
久しぶりに声を出して笑った、それも講演会で。(笑)
「綾小路きみまろ」さんに劣らないギャグの連発で、
私のメモは増えたが、心配はみんな忘れてしまうこと。
笑いの中にも、とても大切な話をしてくれたことは、
翌日、走り書きのメモを整理してみて、再認識した。
「面白い講演会だった」という感想だけでは不十分、
「タメになる講演会だったね、さっそく笑おう」と、
翌日からの行動にむすびついて欲しいと思う。
数多くの中から私が選んだのは「生き方・死に方の部分」。
「一緒にいて元気の出る人と楽しい思い出をたくさんつくって
『ああ楽しかった、じゃあね』がいちばん」という考え方。
この説明はけっこう気に入った。
良く言われる「P.P.K」(ピン・ピン・コロリ)も面白いけれど、
「50人に1人しか、老衰で死ねる人はいない」という、
衝撃的な事実を耳にして「元気に生きること」より、
「楽しく生きること」の大切さを教えていただいた。
「この体は、地球で生きるための宇宙服」だから、
体にいいことをしないと、ボロボロになってしまい、
この地球で生きられないって視点も、面白かったなぁ。



2013年10月12日(土)
ファミレスが「秋」をもってくるんです

先日、何気なく眺めていた、テレビ番組、
たぶん・・「三世代比較TV ジェネーション天国」。
「あなたの世代は、何で秋を感じますか?」の問いに
私たちよりちょっと高齢の世代は「松茸ごはん」。
いまほど高値ではなかったし、年に数回は食べていた、と
自慢げに話していたのが可笑しかった。
私の世代、そこまで頻繁に食卓に並ばなかったと思う。
逆に私よりちょっと若い世代は「ボジョレーヌーボー」。
彼らバブル世代は、ワインの味もわからないまま、
世界で一番最初に解禁、そんな理由で選んだようだ。
これまた、私には秋を感じるものの代表ではなかった。
といいつつも、この世代まではなんとなく頷けたのも事実。
しかし、もっと若い世代は「ファミレスの『秋フェア』」。
実は、はじめは回答の意味がわからなかった。
質問の意味を理解しているのかな?と呆れていたら、
ファミレスのメニューに「秋限定」が並び、
それを、友達と楽しく食すると秋だなぁって感じる、と言う。
「栗のパフェ」とか、秋の食材を調理したメニューは
なるほど、私たちより「秋」を感じているな、と納得した。
そして最後に、女子高生たちだろうか、画面に向かって、
弾けるような声で発したフレーズが
「ファミレスが『秋』をもってくるんです」。
そう言えば、ファミレス前に何本も立っている、のぼり旗に
「秋フェア」って書いてあった気がする、参った。(笑)
単なる、ジェネレーションギャップではなく、
若い人たちに、秋の味わい方を、教えていただいた気がする。



2013年10月11日(金)
このメンバーの温かさは、きっと何年かして気付くな

今年度の新規採用職員が、半年の条件付き仮採用期間を終え、
10月1日から、正規職員として認められた。
そこで「わが課の正規職員採用祝いをしなくちゃ」と呟いたら、
あっと言う間にスタッフ有志で「祝う会」が企画された。
このフットワークの軽さが、わが課の自慢である。(笑)
挨拶では「この企画は新規採用職員が配属された課しかできないし、
彼にとっては、一生に一度のイベントだから」と前置きをして、
「新人に向けて、先輩方から一言アドバイスをしてあげて」と
お願いしたら、面白コメントがいっぱいだった。
最初が「彼女がいたら、みんなに紹介しなさい」(汗)
そのあとも、私の意に反してプライベートネタばっかりで、
目的は達したかどうか疑問だけど、二次会のカラオケまで、
大盛り上がりだったことは、記録に止めたい。
このメンバーの温かさは、きっと何年かして気付くな、が
私の感想である。
まぁ、それを理由に飲みたかった、騒ぎたかったのかもしれないが、
チームワークの良さは、新人の彼に伝わった気がする。
今は、それだけでいい、そんなことを感じながら帰宅した。
明後日は「開運! なんでも鑑定団」の収録だというのに、
こんなにお腹を抱えて笑うなんて・・明日、腹筋が痛いに違いない。



2013年10月10日(木)
「個別最適」より「全体最適」を優先する

私の職場、地域交流センターで、他課が企画した講演会が開催された。
平日の夜間にもかかわらず、大勢の聴講者でホールは満席状態。
メモの溢れた講演だったので、内容は、後日あらためて紹介したい。
今回の話題は、事前の準備段階での出来事について。
他課の職員が一所懸命に作ったと思われる「横看板」などをみて、
越権行為と思いながらも、私が勝手に判断し、我が課のスタッフに、
蓄積した看板作りのノウハウを駆使して、作り直しを指示した。
実はその時、頭に浮かんだのは、以前紹介した、
書籍「JAL再生(高利益企業への転換)」のワンフレーズ。
「JAL破綻前の常識 他部門は別会社(のようだった)」。
そこでは、こう解説があったのを思い出したからだ。
「『個別最適』を追求するあまり『全体最適』をないがしろにしてしまった。
他の組織に対する口出しをしない、できない文化こそ、
コミュニケーション不全の元凶だった」と。
私たちと同じ管理職に「事業全体を俯瞰する視点が欠如していた」とも。
この本を読んでいなかったら、たぶん私は、今までのように
「他課の職員が作成した看板に口出しするのは失礼」とばかり、
やり過ごしてしまったかもしれない。
正直、高いインク代が心配で、ちょっぴり悩んだ。(笑)
しかし、来場者に気持ちよく講演を聴いてもらいたいという気持ちと
講演を企画した「町全体の評価」を優先するという視点に立ったら、
ここは申し訳ないけど、作り直させてもらおう、が私の判断だった。
「だって、悪いと思って言えなかった」という台詞は、これからはなし。
今回、自分の胆に銘じるために、このフレーズを残そうと思う。
「『個別最適』より『全体最適』を優先する」
やってみると、簡単なことなんだよなぁ、これが。(汗)



2013年10月09日(水)
革命は「既存の秩序が維持できなくなった時」

日大国際関係学部主催の市民公開講座(平成25年度下期)
統一テーマ「豊かな社会を考える」
講師「日本大学国際関係学部教授 水野和夫」氏
演題「21世紀の日本の課題」
(21世紀の利子率革命、ネット革命、価格革命)から。
豊かな社会となった日本の現状と課題が浮き彫りにされた。
特に印象に残ったのは「利子率(利潤率)革命、
情報(ネット)革命、価格革命(資源)」は
表裏一体で、必ず同時に起るということ。
そしてその3つの革命は、
「既存の秩序が維持できなくなった時」に起きる。
この説明は、なるほど・・と感じ、メモに線を引いた。
「危機とは、あるシステムが時代の要求に適応しなくなり、
新たなシステムへ移行する時に起る現象だ」と、
米国の政治家学者ロバート・ダールの言葉を引用しながら、
今、時代が「近代」から「ポスト近代」へ移行しつつあることを
丁寧に説明していただいた。
「近代」とは「より遠くへ、より速く、より合理的・科学的に」
「ポスト近代」とは「より近くに、よりゆっくりと、より曖昧に」
時代が動いていることを実感できた講座であった。



2013年10月08日(火)
人生で一度くらい、最後までやり遂げたことあんの?

映画「体脂肪計タニタの社員食堂」(李闘士男監督)から。
優香さん扮する主人公の栄養士、菜々子が大きな声で睨むシーン。
「あんた、人生で一度くらい、最後までやり遂げたことあんの?」
インパクトのある台詞であるが、実は、冒頭に
父親役の阿部寛さんが、息子を叱るシーンがあり、こう言い放つ。
「おまえ、人生で1つでも、やり遂げたことがあるのか?」
場面を変えて2度も登場するフレーズなので、この一言にした。
仕事でも、ダイエットでも、「遣り遂げる」ことに意義がある。
この「遣り遂げる」とは辞書によると、
「終わりまでする。完全にやる。やりぬく。しおおす」。
だから「最後まで遣り遂げる」という使い方はあまりしないが、
それほど「大事なこと」として強調したのだろう。
興味・好奇心で始めるのは、誰にでもある。
しかし、成果が出ない前に、勝手に自分で限界を決めて、
投げ出してしまうから、なにも得るものがなくなってしまう。
そして、自分に都合のいいような言い訳を考えるから、
何をやっても続かないし、自信も持てずに終わる。
阿部寛さんが、途中でまた投げ出そうとしている、
息子に吐き捨てる台詞は、強烈であった。
「一度、逃げた人間は、肝心なところで、どうせまた逃げるもんだ」
この逃げない姿勢こそ、仕事やダイエットの大切な基本である。
成果をあげたければ、弱い自分から逃げずに、諦めず続けること。
辛いからこそ、大きな成果が手に入るのかもしれない。



2013年10月07日(月)
50周年、50回、50歳

イベントの秋シーズン、第2弾は、第「50」回の町民体育大会。
静岡県清水町が町制施行「50」周年を迎え、
例年よりバージョンアップしたイベントで盛り上がった。
各団体の趣向を凝らした「仮装行列」や、
加藤学園高校のチアリーディングやマーチングバンドの演奏、
そして、わが町、清水町出身という縁でお招きし、
当日の「一日大会会長」快く引き受けてくれた
「俳優、神保悟志さん」に、華を添えていただいた。
前日まで心配された雨模様を吹き飛ばすかのような青空のもと、
予想外に日焼けして、次の仕事に差し障りがなければいいな、と
心配しているスタッフの一人である。
種目の一つである「○×ゲーム」の出題者は、神保悟志さん。
その第1問で、ハプニングが起こった。
「私は今「50」歳である」という質問で「正解は○」、
だが、多くの参加者が「×」側に動き、あっというまに参加者激減。
「えっ〜、もっと若いと思った・・」の声を受けながら、
彼も苦笑いするしかなかっただろう。(汗)
(1962年12月3日生まれだから、正真正銘の50歳なのだが・・)
「静岡県清水町・町民体育大会・俳優、神保悟志さん」
共通の数字は、もちろん「50」。
半世紀を示す「50年」という節目の大会に相応しく、
思い出の多い大会となったので、3つの単語であるが、
「50周年、50回、50歳」を記録に残そうと思う。
打ち上げビール「50」杯というわけにはいかなかったけど・・
充実したイベントの後のビール、美味しかったなぁ。



2013年10月06日(日)
「捲土重来」「道法自然」

映画「CUT」(アミール・ナデリ監督)から。
毎度のことながら、作品内に、掛軸などが飾られていると、
何かのメッセージだと察知して、メモしてしまう。
今回は「捲土重来」「道法自然」が気になって仕方なかった。
鑑賞後調べたら「捲土重来」とは、
「一度戦いに負けた者が、勢いを盛り返して、ふたたび攻めてくること」
「捲土」は土煙をあげるほどの激しい勢い、ようすをいう。
転じて「捲土重来を期す」などといって、
一度失敗した者が猛烈な意気込みでふたたびやり直すことをいう。
「道法自然」とは、中国の思想家、老子の言葉で
「人法地、地法天、天法道、道法自然」の最後の句。
「人は地に、地は天に、天は道に、道は自然に法る(のっとる=手本)とす」
つまり人は地に従うもの、地は天に従うもの、天は道に従うもの、
そして道は自然に従うもの、という意味らしい。
人の歩むべきは自然の法則に従うべき、と解釈され、
私利私欲に流されること無く、何が正しいのかを見極めること、
素直に感じ、行動することの大切さを伝えている言葉のようだ。
なるほど、この2つの四字熟語で、作品が思い出せる。
殴られ続ける西島秀俊さん扮する秀二が、
「本物の映画」だと仮定すれば「捲土重来を期す」日は近いし、
その手段は「道法自然」しかないのかもしれないな。



2013年10月05日(土)
毎日、眺めていられるんですね、羨ましいですよ

今年もまた、イベントや記念行事で溢れる10月〜11月を迎えた。
秋シーズン、第一弾は、郷土の版画家「前田光一木版画展」。
今日から10月27日まで開催している作品展であるが、
画業50年を超えた熟練の技が、私たちを魅了してくれる。
初日、オープンに合わせて来場していただいた人が、
首からぶら下げていたネームプレートで今回の企画展スタッフと
確認したのだろうか、私に近づいてきて、こう呟いた。
「前田先生の版画って、癒されますよねぇ」「そうですね」
「毎日、眺めていられるんですね、羨ましいですよ」
そんな短い会話をしたあと、はっと気付いたことがある。
期間中、私たち課のスタッフは、職場に出勤するだけで、
毎日毎日、この作品を眺めることができ、
自然と癒される環境で働くことができるんだ、と。
遠路はるばる、この企画展のために来場してくれた方との
何気ない会話で「小さな幸せ」を実感することとなった。
この日を迎えるまで、いろいろ試行錯誤を繰り返しながら、
先生と一緒になって作り上げてきた企画展だけに、
この展示期間中、私たちに「癒しの空間」がプレゼントされたと思う。
そしてまた、忙しくて自分の「心」が落ち着かなくなったら、
前田さんの版画作品とじっと対峙して、自分を見つめ直す時間としたい。