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| 2013年06月06日(木) ■ |
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| 川の蛇行って、何のために起こるか知ってる? |
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映画「TANNKA短歌」(阿木燿子監督)から。 歌人・俵万智の処女小説「トリアングル」が原作とはいえ、 ちょっとなぁ。(汗) 「監督・阿木燿子、音楽・宇崎竜童」の名前につられ、 観てしまった・・というのが本音である。 たぶん脚本の根底に、俵万智さんの刺激的な短歌があり、 それを映像化したのではないか、と思われる。 (最後に、使用されていた短歌を残すので、想像してください) そんな作品の中、私がメモしたのは、バーでのワンシーン。 役どころも忘れてしまった、西郷輝彦さんの発した台詞。 「川の蛇行って、何のために起こるか知ってる?」 そして、答えを焦らしたあと 「そのおかげで、湿原の隅々まで水が配れる」と続く。 それを受けてバーのママ役、高島礼子さんが呟いた。 「自然は蛇行する知恵を持っているってことね」 これだけでも、知ってよかったなぁ。(笑)
作品中の短歌 ■幾千の 種子の限りを 覚まされて 発芽してゆく 我の肉体 ■唐突に 恋は始まるものだから さあ、もう一度 いえ、もう二度と ■渡されし 青銅色の ルームキー ずっしりと手に 重たき秘密 ■朝刊のように あなたは現れて はじまりと言う 言葉かがやく ■水蜜桃の汁 吸うごとく 愛されて 前世も我は 女と思う ■ふと宿り やがて心の 染みとなる ユリの花粉のような ジェラシー ■うしろから 抱きしめられて 目をつぶる 君は荷物か 翼か知らぬ ■缶ビールなんかじゃ 酔えない夜のなか 一人は寂しい 二人は苦しい ■家計簿を きちんと付けて いるような 人を不幸に してはいけない ■八枚の 花びらを持つ コスモスの いつでも「きらい」で 終わる占い ■きつくきつく 我の鋳型を とるように 君は最後の 抱擁をする ■散るという 飛翔のかたち 花びらは ふと微笑んだ 枝を離れる
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| 2013年06月05日(水) ■ |
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| 図書館は知識のテーマパーク |
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以前紹介した「接遇とコミュニケーション研修」から。 演題は「気持ちよく図書館をご利用いただく」 講師は「コミュニケーションハウス 坂倉裕子」さん。 あっという間の2時間だったが、施設の運営に関しては、 冒頭紹介された「図書館は知識のテーマパーク」という視点が 印象に残っている。 「利用者はゲスト、職員はキャスト。 良い図書館体験をもって帰っていただきましょう」 その接遇こそ「利用者の不安を解消し、また訪れたいと感じる」。 職場である私たちにとっては慣れた図書館でも、 利用するお客さまにとっては「不慣れな場所」に違いないのだから、 ルール・設備など、知らないことが多いと、不安になる。 不安が強いと、普段は自然にできることができなくなる。 その心理を理解して、お客様が安心できるように働きかけましょう」 そう語りかける講師の説明に、施設運営の鍵を見つけた気がする。 この施設は「○○のテーマパーク」、あの施設は「○○のテーマパーク」、 そう考えることができれば、接遇も自ずと変わってくるということか。 まだまだ課題は多いけれど、努力したいと思う。
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| 2013年06月04日(火) ■ |
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| 55歳の1年を人生のピークに |
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とうとう、この年齢を迎えることになった。 そのまんま東(東国原英夫)さんは、自分の著書で 「60歳を人生のピークにもっていく法」を示していたが、 私は「55歳の1年を人生のピークに」という考えで生きてきた。 ピーク(peak)とは、山の峰という意味のほか、 最高点、頂点、絶頂、最盛期といった意味がある。 彼の「60歳を人生の最盛期」という生き方も素敵だが、 出来ることなら、もっと早く人生の最盛期を迎え、 あとは「下山の思想」ではないが、下りを楽しむ生き方、 1度立ち止まり、自分の生き方を振り返りながら、 その生き様を検証し、さらにもう一歩進む体制を整える。 そうすれば、60歳を迎えた時に、新しい生き方を楽しめる、 そう考えることが増えた気がする。 だからといって、今まで楽しみにしてきたことを止める、 そんなつもりはない。 時間の流れをゆっくりゆっくり味わうことだけでいい。 55歳という年齢、私が楽しみにしていた数字だけに、 この1年、全速力で生き抜いてみたい。
P.S. まずは55歳の初日、ワールドカップ出場決定。 ほら、好スタートだね。(笑)
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| 2013年06月03日(月) ■ |
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| だが、立ち上がる姿は美しい。 |
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映画「レ・ミゼラブル」(ジョゼ・ダヤン監督)から。 あまりに有名なこの作品は、何度となく映画化され、 その切り口が、監督によって違うところがまた面白い。 19年の牢獄生活を終えた、主人公のジャン・バルジャン、 釈放されても、世間の目は冷たく、 「罪人の烙印は、一生消えないのか」と嘆きながら、 また、悪の世界に戻りそうになった時、 出会った司教が彼を包み込むように救ってくれた。 そして、ジャン・バルジャンにこう諭す。 「君の魂を悪から買い戻した。 善へと続く道は、平坦ではない。つまずくこともある。 だが、立ち上がる姿は美しい。」 この台詞に呼応するように、物語は続く。 何度も何度もつまずくが、彼はこの時の言葉を支えに、 生きたように思う。 もちろん、幾多の苦難を乗り越えた主人公は素晴らしいが、 それを、ひとつの行動、ひとつ言葉で改心させた、 司教の懐の広さが印象に残った。 サラッと流れたシーンだけど、作品の核となる台詞だったなぁ。
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| 2013年06月02日(日) ■ |
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| 「健康なジャガイモ」がやってきた。 |
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わが町の地域交流センターに、NHK教育の幼児向け番組 「おかあさんといっしょ宅配便 ポコポッテイト小劇場」がやってきた。 5〜10倍近い抽選だったと言われ、その人気には驚くばかりだったが、 子どもたちが、大はしゃぎで楽しんでくれただけで大満足である。 さて、私の好奇心は、勿論「ポコポッテイト」という意味。 物語の舞台は、大海原にポコッと浮かぶ、 ジャガイモにそっくりな島「ぽていじま」らしい。 ネットで調べると「ぽてい様」「ぽてい湯」「ぽてい山の広場」 「ぽていどん海岸」「ぽてい遺跡」等の単語も引っ掛かり、 ますます謎に包まれてしまった。(汗) 「ポコ(poco)」は、英語でもイタリア語でも「少量」「少ない」の意。 「poco a poco」が、イタリア語で「少しずつ」の意味だから、 もしかしたらイタリア語?と予想したが、ネットで表示されていた単語、 「ポッテイト(Potteito)」は、残念ながら、英語にもイタリア語にもない。 イタリア語の「ジャガイモ」は「Patata」だし、英語は「Potato」。 さては・・「ぽていじま」を「ぽてい島」(ぽていとう)と読んだか?。 しかし、その答えは、私がホロ酔い気分になってから見つかった。(笑) 子どもが英語の「Potato」を音で覚え口にしたら「ポッテイト」。 「少ないジャガイモ」綴りは「poco potato」(ポコポッテイト)。 「tomato」を「トメイト」と発音するのと同じだな、きっと。 自分なりに謎が解決して嬉しいな。「(はざま・・)かんぺ〜い」(乾杯)。
P.S. 飲みながら、ネットの翻訳サイトで遊んでいたら、偶然にも ポルトガル語で「健康なジャガイモ」と表示された。これもいいなぁ。
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| 2013年06月01日(土) ■ |
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| 「綾瀬はるか」の映画に出た? |
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先日「ちょっと聞きたいんだけど・・」と前置きがあって、 「『綾瀬はるか』の映画に出た?」というメールが親友から届いた。 突然、どうしたんだろう・・と思いながらも、(2004年製作) 「P&Gパンテーンドラマスペシャル 冬空に月は輝く」だなと 自分なりに察しが付いた。 最近、親友が弓道を習い始めたって聞いていたし、 私のエキストラ初体験作品だから、意外と覚えている。 朝早くから、三島大社弓道場でロケ撮影されたテレビドラマだが、 今では、1回限りのスペシャルドラマもDVD化されているようだ。 調べたら、2004年01月29日(木) 、しっかり日記も書いていた。 弓道の映画なので、たまたま見たら、(私似の審査員が登場し) 似てる人だなぁ、と思ったようだ。(本人だってば・・(笑)) 今をときめくNHK大河ドラマで大活躍の綾瀬はるかさんが、 ほぼ無名時代に主役に抜擢された、長らくファンの間で 「幻」とされてきた作品らしい。 当時は、放映時間にビデオテープに録画してもらって、 何度か見た記憶があるが、まさか、そんな昔の作品が、 DVDやYou-Tubeでも見られる時代になるなんて驚いた。(汗) 私を知っている人なら、はっきりわかるシーンが2か所、 なぜかメイキングにも、ちょっぴり登場していて嬉しかった。 あの頃は、他の女優さんたちの方が輝いていて、 主役の綾瀬さんってどの人だろうって感じでロケを終えた気がする。 今思えば「生・綾瀬はるか」さんを間近で観たってこと? いやいや、エキストラとはいえ、共演ってことにしよ〜っと。
P.S. エンドロールで再確認したら、水川あさみさんや沢尻エリカさん、 登場しないけれど父親の声で、神保悟志さんの名も発見。 時の流れって面白いものだなぁ。
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| 2013年05月31日(金) ■ |
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| だって民間じゃないもの |
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映画「県庁おもてなし課」(三宅喜重監督)から。 人気の書籍・原作を映画化するパターンはあるけれど、 文字からイメージする景色と、実際に映像で目にする景色では、 インパクトが違いすぎて、大自然を観光資源としたい 高知県のPR映画になってしまった気がする。 ところで、気になる一言は、ある方からクレームの電話。 そして最後に、必ずこう指摘される。 「あんたたちに足りないもの・・それは『民間感覚』」。 最近、流行言葉のように、行政改革などの会議で使われるが、 本当にその感覚が必要なのかどうか、誰もわからない。 「公」「官」「共」がゴチャゴチャになっている気がする。 そんなことを思っていたら、電話を切った後に、 県庁職員がぼそっと呟くシーンが続く。 「だって民間じゃないもの」(笑) 「あんたたちに足りないもの・・それは『民間感覚』」と 指摘をされたのに「だって民間じゃないもの」。 これって、仕事を雑に扱っているわけでもなく、 ましてや、手を抜いているわけでもない。 立場・役割が違うだけで、目的は同じだよという主張。 まぁ、勤務中に「おもてなし課」と書かれた公用車を止めて、 海を眺めて2人でソフトクリームを食べるシーンには、 さすがの私でも、抵抗があったけれど。(汗) 「民間」では、そんなことは絶対ありえない、と言われると、 それはそれで、首を捻りたくなるんだなぁ。
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| 2013年05月30日(木) ■ |
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| 彼は私に同情していない |
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映画「最強のふたり」(エリック・トレダノ監督)から。 鑑賞している私たちは、客観的に観ているからか、 首から下が麻痺してしまった富豪の男が、 なぜ刑務所を出たばかりの黒人青年を気に入ったのか、 とてもわかりやすいのだが、映画の中では誰もわからない。 富豪の親戚の人たちは、財産目当てで近づいたとか、 「注意したまえ、ああいう輩は容赦ない」と助言するシーン。 それに耳にした、富豪の主人公はこう言い返す。 「そこがいい、容赦ないところがね。私の状況を忘れて、 電話を差し出す。彼は私に同情していない。 ただ体が大きく健康で脳みそもある、彼の素性や過去など、 今の私にはどうでもいいことだ」 周りは、お金持ちの障害者として、距離を置いて接する。 その点、黒人青年の彼は、1人の人間として認め、 今まで自分が経験したことのないことも、 健常者と同じように体験させ、なんでも臆病になっていた 富豪の好奇心を見事に満足させていく姿は、爽快である。 私も大好きな、ヴィバルディ作曲の「四季」。 特に「夏」は、効果的に使われていたなぁ。 感情が激しく揺さぶられるBGMだった気がする。
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| 2013年05月29日(水) ■ |
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| 恐竜センターに行ってきたよ |
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先月から今月の初め、私たちの職場、地域交流センターで、 絵本作家・宮西達也さんの原画展が開催されていた。 地元の幼稚園児たちも、散歩しながら大勢訪れてくれ、 展示会場が、元気な声と賑やかな雰囲気に包まれた。 宮西さんの作品と言えば「おまえうまそうだな」に代表される テラノザウルスなどの恐竜が登場するが、わが課の職員が、 機転を利かせて、テラノザウルスの着ぐるみに入り、 子供たちの前に登場したから、もう大喜び・大騒ぎ。 全国の「ゆるキャラ」をはじめとした、着ぐるみの威力は、 こういったところで実感することが出来た。 しばらくしてから、幼稚園の先生に聞いた感想は、 「おかげさまで、楽しい時間が過ごせました」。 「それはよかったね、子ども達の反応はどうだった?」 と訊いたところ「実は・・」とちょっと笑いながら、 「子どもたちに今日はどこへ行ってきましたか?と質問したら、 恐竜センターに行ってきたよ、でした」。(汗) 子ども達は、私たちの予想を面白いように裏切ってくれるから、 私の日記のネタになる。これからも楽しみしよっと。 それにしても・・恐竜センターねぇ、 さっそく、宮西さんに報告しよ〜っと。(笑)
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| 2013年05月28日(火) ■ |
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| 私も、本の背表紙を揃えていいですか? |
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世の中には、面白い人がいる。(笑) そんなことを言ったら申し訳ないが、とにかく嬉しい。 昼休み時間、館長を務める図書館内を見渡していたら、 本の並びがずれていることに気付き、整頓をはじめた。 ところが、そんな私を見て声を掛けてくれた人がいる。 「すみませ〜ん、図書館の方ですか?」「はい」 「私もその作業、手伝わせていただいてもいいですか?」 「えっ・・」と訊き直して、合点がいった。 「私も、本の背表紙を揃えていいですか?」ということのようだ。 「実は、家の本棚もそうですが、本がきっちり並んでいると とっても気持ちがいいんです」と話始めたと思ったら、 「本屋さんや図書館でも、揃えたくなるのですが、 さすがに失礼かな、と思って・・」と続けた。 私が、スタッフエプロンもせず、本の整理整頓をしていたので、 思い切って声を掛けてくれたらしい。(汗) 「いえいえ、私も同じですよ。大好きな本が、 きれいにピシッと並んでいると、気持ちがいいですよね」。 そんな話をして、しばらく一緒に作業を続けた。 「ボランティア」って、そんな気持ちから始まるんだな、 図書館を気持ちよく使ってもらうお手伝いって、嬉しいなぁ。
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