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しもさんの「気になる一言」
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2013年05月17日(金)
決められたことを きっちり キープする

家庭教育の話をしている時に、教えていただいた「3K」。
実は、会社組織では当たり前のこととして、
社員に教育されている標語・スローガンらしい。
「道徳ってなに?」「ルールとマナー」なんて言葉を
説明するよりも「(道徳の)3K」として説明した方が、
わかりやすいかな、と思ってメモをした。
「決められたことを きっちり キープする(守る)」
どうしてダメなのか?なんて質問に答えるよりも、
「ダメなものはダメ」と教えた方がいい、
そんな話も出来なくはないが、それではいかにも
「上から目線」とばかり、反発を買いそうだから、
この方が説明しやすい気がしている。
交通ルールを守ることも、給食費を払うことも、
学校での約束ごとも、みんなで決めたことだから、
きっちり守ることが大切なんだと思う。
これは子どもだけでなく、大人にも該当することだから、
間違えないようにしたい。
いや、今、道徳心が問われているのは、本当は大人。
そして、子どもはそんな大人(親)をじっと見ていることを
私たちは忘れてはいけない。



2013年05月16日(木)
ホンマ、クソは大事やけんの

映画「きな子 見習い警察犬の物語」(小林義則監督)から。
父親の職業だった警察犬訓練士を目指す主人公・望月杏子は、
入所した番場訓練所で、クソの話ばかりで驚く。
最初のアドバイスは「まずは、犬のクソに慣れるこっちゃ」であり、
早朝のひと仕事終えて、やっと朝食を食べている時も
「今日のクソ、どうやった?」とクソの話ばかり。
略さずに書くとすれば「今日の(犬たちの)クソ(の状態は)、どうやった?」
これは、警察犬を育てるには、基本中の基本、とのちに気付くのだが。
「立派なクソして学校へ行け。ホンマ、クソは大事やけんの」
所長は、自分たちの子どもにまで「クソ」の話をするから笑えるが、
そう言えば私も、一昨年他界してしまった愛犬「ジェイク」の体調を、
クソの色や形、臭いで判断していたことを思い出した。
それは、人間にだって同じことが言える体調管理の基本であろう。
排泄物として、立派なクソが出ることは、食育にも関係しそうだ。
どんなものを食べたら、立派なクソが出るのか、
体調が悪いときは、どんなクソなのか、知っておくことは大事、
そんなことを教えてもらった映画となった。

P.S.
残しておきたい台詞、ひとつ追加しておきます。
「お前という未熟な訓練士を育てるためにきな子がおる。
きな子という未熟な警察犬を育てるためにお前がおる。
はじめから立派な警察犬も訓練士もおらんと違うか?」



2013年05月15日(水)
身だしなみは「相手重視」・おしゃれは「自分重視」

昨日紹介した「図書館基礎研修」の第二部。
演題は「気持ちよく図書館をご利用いただく、
接遇とコミュニケーション研修」。
講師は「コミュニケーションハウス 坂倉裕子」さん。
演習を通して、多くの気づきをいただける機会として、
私は、意外と「接遇研修」が好きかも知れない。(笑)
さて、その中でも「みだしなみとおしゃれの違い」は、
これからも、他のシーンでも使えるな、と思いメモをした。
「身だしなみ」とは「相手重視・相手との関係づくり。
相手に信頼感・安心感を持ってもらう・流行がない」
「おしゃれ」とは「自分重視・自分の楽しみや満足。
自分を美しく、格好よくみせる・流行がある」
だから「身だしなみは『相手重視』・おしゃれは『自分重視』」。
さらに「身だしなみの三原則」は、
「清潔か 品が良いか 動きやすいか」と覚えておきたい。
私たち管理職が求めているのは、まさしくスタッフの身だしなみ。
この違いを頭に入れておくことで
あまり派手なお化粧、派手な洋服を目にしたら、
「それは、おしゃれだろう?」と助言できる気がする。(汗)
この考え方って、クールビズの男性でも当てはまるなぁ。



2013年05月14日(火)
コミュニティの場としての図書館

「図書館基礎研修」から。
4月から図書館長も兼務となったため、新人図書館員として
基礎研修に参加させていただいた。
「図書館員として、これだけは理解しておきたい」
そんな大切なポイントの説明を受け、なるほどなぁ、とメモをした。
そもそも「図書館」は英語では「library」、
その語源はラテン語のLIBER(リベル)「樹皮」という意味らしい。
RYは場所を表すから「樹皮のような書物がある場所」が「図書館」となる。
特に図書館の機能は、資料・職員・場所(施設)の3要素によって支えられ、
職員の有効、適切な働きがなければ、図書館は単なる「本の倉庫」である。
そんな説明に、図書館職員の資質の高さが求められていることを、
再認識させられた。
さて「気になる一言」は「これからの図書館の方向性」から。
・情報通信技術の影響を受けた、図書館資料のさばき方
(電子図書館サービス)
・学習支援の場としての図書館
(情報提供から一歩進んだ、学習支援サービス)
・コミュニティの場としての図書館
(図書館をさまざまな人たちのたまり場に)
私の考える生涯学習の拠点は「公民館」ではなく「図書館」だから、
図書館がこの方向性になりつつあることに、心から喜んだ。
図書館ほど、楽しい場所はないと思うから。



2013年05月13日(月)
私が産まれた時の話をしてもらいました

昨日の母の日、全国のあちこちで、母想いの子どもたちが、
花やケーキ等、プレゼントを買い求める光景を目にした。
巷では「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」の新名称が
「母さん助けて詐欺」となった話題で多くの人が、
ブログやFacebook、Twitterなどに書き込んでいたが、
母親の呼び方は「母さん」だけでなく
「お母さん」「ママ」「お袋」など、年代・性別によって違うから、
なかなか定着しないかも・・と悩みながら、話題にしなかった。(笑)
(私は母親に関連した映画ネタをアップしたつもり)
ところが昨晩「しもさんはどんな母の日を過ごしましたか?」という
メールが届いていたので、返信した内容が、今日の気になる一言。
「私が産まれた時の話をしてもらいました」
もちろん、プレゼントもしたけれど、一番嬉しそうだったのは、
家族全員で囲んだ夕食の時に、私が訊ねた、私が産まれた時の様子。
55年前の話を昨日のように話す母には、ちょっぴり驚いたが、
そんな時間を過ごすことも、母の日のプレゼントだと思ったから。
それにしても、その出産の話が呼び水となって、
私の小さい頃の話が、どんどん飛びだしてきた。
妻や娘がどんな気持ちで聴いていたかは知らないけれど、
相手の気持ちになって考えた時に、私はこのイベントを考えた。
母親って、子どもを産んだ時の話をする時って、いい顔してる。
改めて「お母さん、ありがとう」と実感した母の日であった。



2013年05月12日(日)
母を恥じた昔を、今では心から後悔しています

映画「さくらんぼ 母ときた道」
(張加貝(チャン・ジャーペイ)監督)から。
知的障害者が、子育てをする大変さを、
真っ正面から、私たちに伝えてくれる作品であった。
捨て子だった主人公が、知的障害者の母に拾われ、
まわりから、母親のことを「ウスノロ」と呼ばれても、
何も気にせず、幸せだった日々を、大人になって振り返り、
一所懸命に育ててくれた、知的障害者の母に対して、
その偉大さを実感しながら、
「母を恥じた昔を、今では心から後悔しています」と呟く。
しかし私は、急に降り出した雨の中を、母は娘のために、
自分は濡れながらも傘を持って迎えに行くシーン。
あれだけ嫌がっていたのに、なぜかそれを受け入れながら、
黙って、1つの傘に一緒に入るシーンが忘れられない。
作品中、何度も何度も、父親が娘に諭す台詞。
「母さんのお陰で、おまえはいるんだよ」
この2つの台詞だけで、何年経っても、思い出せる作品と言える。



2013年05月11日(土)
波長の合う作家が好き

町制施行50周年記念事業として開催している
「宮西達也絵本原画展」の関連イベント、ギャラリートーク第3弾。
今回は「鈴木出版編集長」波賀稔さんと、
「おっぱい」「うんこ」でお馴染みの絵本作家「宮西達也」さん。
「ポプラ社」の代表取締役社長・坂井宏先さん、
「もったいないばあさん」の絵本作家・真珠まりこさんの対談にも負けない、
編集長ならではの絵本制作秘話が楽しかった。
制作側として、やりにくい作家は?の問いには「〆切を守らない作家」
「頼んだのに断る作家」と笑いを誘ったかと思えば、
やりやすい作家として「〆切を守る作家」と答えるのかと思っていたら、
「波長の合う作家」という答えが返ってきた。
不思議だけれど、これって、なんとなくわかる。
私も仕事をしていて「波長の合う」芸術家、演奏家、職員というのがいる。
これは「好き・嫌い」とはちょっと違う感覚で、文字にするのは難しい。
けれど・・やっぱり「波長の合う」という人間関係というのは、
多くの人と接しなければわからない感覚というのも事実。
理由は難しい・・だけどこうして今でも関係を続けているってことは
「波長が合う」ってことなんだと思う。
編集長は、子どもが喜ぶ絵本を前提に、世の中の流れに迎合しない、
しっかりとした絵本を作りたい、と話してくれた。
彼らの「波長の合う関係」は本人同士しか、わからないけれど、
これは私たちにも応用できる関係でもある。
「波長の合う」スタッフたちは、知らない間に引き合うのかなぁ。



2013年05月10日(金)
いまいくよくるよがくるよ

町制施行50周年記念事業・NHK公開録音「上方演芸会」から。
「今日、地域交流センターで何かあるんですか?」の問いに
私が咄嗟に答えたのが「いまいくよくるよがくるよ」。
その時は会話だったので「いつものおやじギャグ」と言われたが
改めて文字にしたら、予想外に可笑しかった。
正式には「『今いくよ・くるよ』が来るよ」だけど。(笑)
初夏の夜、今にも降りそうな天気を気にしながらも、
超満員の観客が、彼女たちを含めて4組の漫才を堪能した。
午後6時開場にも関わらず、4時過ぎから並ぶ人が出来始め、
お笑いブームの人気を改めて実感した形となった。
私は会場入口で観客たちの顔を眺めていたが、
どの人たちも、約2倍の抽選に当たったからか、
ニコニコ顔で「こんばんわ」の挨拶を交わした。
また帰るときも「お気をつけて」と声を掛けたら
「ありがとう、楽しかったよ」「久しぶりに大声で笑った」
「お陰で、またシワが増えちゃったわ」など、
これまた多くの方に感謝された。
「ミス・タイタニック」(浮いたことがない)とか
「『嫌み』と違うで、『恨み』や」などお決まりのネタなのに、
会場は拍手や笑いの渦で囲まれる。
公開録音(ラジオ)の楽しみは、また放送日に記憶が蘇ること。
こんなイベントなら、毎年、やってもいいなぁ。(笑)
私がいても、役に立たないけれど・・。(汗)



2013年05月09日(木)
「音楽好き?」「飯よりね」

映画「奇跡のシンフォニー」(カーステン・シェリダン監督)から。
主人公の少年が「音楽」を通じて父母を探す物語。
(まぁ、これだけでは意味がわからないと思うが(笑))。
物語全体に「アコースティク・ギター」の響きがあり、
コンサートではないのに、その音の魅力に癒された。
さて、今回の気になる一言。
本当に「音楽」が好き、という意味を感じた台詞だった。
アメリカにも「三度の飯より好き」という言葉があるのだろうか、
翻訳者が「日本版」に直したのだろうか?
あまりにタイミングよく、またリズムよく会話されたので、
メモしてしまった。
音楽(音)とは・・みたいなメモが多かった気がする。
「音は、心の耳で聴くものだ」
「音楽は、教科書では学べない、外でだ」
「音楽があれば、感情を捨てられる」・・・。
人間の発明した中で、音楽が一番の発明だ・・と
伊坂幸太郎の「死神の精度」の死神が言っていたっけ。



2013年05月08日(水)
政府、危機管理のなさ、露呈。

今回も、長嶋監督、松井選手の国民栄誉賞授賞セレモニー、
東京ドームでの始球式のワンシーン。
巷では、安倍首相の「背番号96」が、第96代内閣総理大臣の意味か、
憲法96条改正のアピールか、と同じような視点で大騒ぎしているけれど、
長嶋監督の本気が、誰にもわからなかったということか。
始球式前の打合せでは「空振りをする」ことになっていたらしいが、
それは長嶋監督のこと、もしかしたら、とテレビ観戦していた国民の多くは、
バットを左手1本で持ち、右打席でピタっと構えた瞬間、
あっ、これは打つな・・と直感したはず。
今までも、始球式なのに本気でヒットを打ってしまった選手もいるし、
私の記憶の中では、漫画「ドカベン」の岩鬼も打っている。
しかし、キャッチャーを努めた原監督も、審判を務めた安倍首相も、
マスクもせず、無防備そのもの。
おいおい、本当に打ってファウルチップ、首相の顔に当たったら、
誰が責任をとるんだよ・・と内心ヒヤヒヤものだった。
まさか「想定外でした」なんてコメントできないだろうし。(汗)
こういう何気ない場面だからこそ、こう見出しを付けたいと思う。
「政府、危機管理のなさ、露呈。」
私なら、(もちろんマスクを付けて)捕手は現役4番打者・阿部選手、
審判は現巨人監督・原監督、そして投手・松井選手、打者・長嶋監督。
すべて、巨人軍生え抜きの4番打者で揃えたら、凄かったのになぁ。

P.S.
もしかしたら、本気で長嶋監督に打たせたかったのだろうか、
投手だった松井選手が、誰かに「もう一球」って人差し指を立て、
要求したのを私は見逃さなかった。思い出しただけでも、また涙が・・。