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| 2012年12月28日(金) ■ |
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| 気分は「箱根路」 |
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駅伝競走で見つけた、若い女性が手にしていた看板。 「気分は『箱根路』」 正月恒例の箱根駅伝には出場できないけれど、 そんなつもりで頑張って・・の気持ちが込められている。 さらっと目にしたときは、なるほどなぁ、と思った。 しかし次の瞬間、私の脳裏に浮かんだのは、 なんと「モーテル」の名前だった。(笑) 三島から箱根に向かってドライブすると、 途中に「箱根路」というモーテルがあった。 たしか、丸い看板に「箱根路」と書かれていたはず。 (もう潰れているようだけど、看板だけはあった気がする) こんなところに入口があったら、車は出にくいだろうな? そんなことを考えたことがあったので、今でも覚えている。 さて話は戻るが、若い女性が、恋人だろうか、必死に走る彼に 例の看板を見せて「頑張れ〜」と大きな声で応援。 もちろん私の勝手な想像で申し訳ないが、 それが面白くて、メモをしてしまった。 (必死の応援を茶化してごめんなさい。(汗))
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| 2012年12月27日(木) ■ |
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| 年末恒例「旧手帳」から「新手帳」への移し替え |
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クリスマスを終えると、私の年末年始がスタートする。 大掃除よりも大切、なんていうと妻に叱られそうだが、 「旧手帳」から「新手帳」への移し替えは、 一年を振り返る意味で、とても貴重な作業となっていて、 年賀状を書かない分、私はこの作業に時間を割いている。 (なんと10日くらいかけて移行作業をするのだが・・) 手垢で真っ黒になった手帳に記された数字やメモの数々、 どれもが私にとっては思い出の一部となっているし、 来年は、どんなことを目標に掲げて続けてみようかな、と やってみたいことを書き出す作業も楽しい。 来年の大まかな流れから、既に埋まっている予定、 さらには、誕生日や記念日などをわざわざ書き写すことも、 1年に一度、その人の顔や声を思い出すのに役立っている。 ただ困ったことに、ここ数年、興味本位で始めたことが ほとんど続いてしまっている。 どこかで、自分なりの見切りをつけないと、 続けていることばかりが溢れてしまい、自分を見失うかも。 贅沢な悩みだ、と言われることが多いけれど、(汗) 趣味の「断捨離」、来年は思い切ってやってみるかなぁ。
P.S. ここ数年、革細工の先生が、私専用の手帳カバーを作ってくれる。 どこに行くにも、一緒の手帳。いつの日か手帳も手作りしよっと。
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| 2012年12月26日(水) ■ |
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| 家族の世話をするのが、そんなに立派? |
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映画「マルタのやさしい刺繍」(ベティナ・オベルリ監督)から。 80歳の女性、マルタが夫に先立たれて気力を失っていたが、 ふさぎがちな彼女を心配していた友人たちの後押しで、 若かりし頃の夢であった「ランジェリー・ショップ」を オープンさせようとするが、このささやかな計画は、 昔ながらの保守的な考え方が支配的な村では、非難の的。 「それでも、牧師の母親か?」から始まり、仲の良い友人にも 「遠い過去の夢を今さら違うの?」「笑いものになるつもり?」 「わきまえを忘れてはいけないわ」となだめられて、 ついに友人にも言い返した台詞が、気になる一言。 「あなたみたいに、家族の世話をするのが、そんなに立派? そんな偉そうに言うもんじゃないわ」 こう言い返したシーン、スッキリした感覚が私の胸に残った。 もちろん「新しいことに挑発するあなたに立派ですよ」とか 「開店するの、村に文化の香りを入れるのよ」と 少しずつであるが、励ましてくれる人たちも増えていき、 彼女が夢を叶えようとする、諦めない心、行動こそが、 今まで保守的だった人々の心を動かした、と言えそうだ。 「彼女は私たちの人生を豊かにしてくれた」 「みつけたの、生きがいを」 「喜びもね。そう生きる喜びよ、歳は関係ない」 仲間たちにそう言われる生き方って、すごく魅力的である。 自分の生き方が、他人の生き方に刺激を与えるなんて、 マルタばあさん、なかなかやるなぁ。
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| 2012年12月25日(火) ■ |
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| 今年の大河は「軸」がぶれなかった |
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NHK大河ドラマ「平清盛」最終回を終えて、 いろいろな評価を受けながらも、1年間観続けた私の感想。 「今年の大河は『軸』がぶれなかった」 もちろん、その背景には「遊びをせんとや生れけむ」といった 1年を通じて耳にしてきたテーマ曲があるけれど、この歌は、 松田翔太さん扮する「後白河法皇」の歌い方が印象深いけれど、 最初は清盛の母・吹石一恵さん扮する「舞子」が子守唄として歌い、 松田聖子さん扮する「祇園女御・乙前」が舞いながら歌うことも。 「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、 遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。」 「生きていればいろいろ大変なことはあるけど、 子どもが遊ぶように夢中になって生きようよ」という意味だという、 ホームページの解説を読んだことがある。 「どうせ生きるなら夢中になって楽しみながら生きようよ」 これは、私たちへのメッセージとして、しっかり伝わってきた。 低視聴率だろうが、画面が汚かろうが、まったく関係なく、 この大河ドラマ出演を楽しんできた、キャスト&スタッフが浮かぶ。 最近では珍しい(笑)「軸がぶれない」大河ドラマの安心感は、 「平家」から「源氏」へと確実につないだ 彼らが目指した「武士の世」の安定感とダブっていたとも言える。 私も、わが課のスタッフと「軸がぶれない仕事」をしていこうっと。
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| 2012年12月24日(月) ■ |
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| 若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ |
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ちょっと遅れてしまったけれど・・・ 映画「2012」(ローランド・エメリッヒ監督)から。 天変地異による現代版「ノアの方舟」と言った感じだが、 その原因は、64万年に1度しかない、太陽系の惑星の直列、 2012年の冬至、12月21日に訪れる、という マヤ暦にヒントを得た終末説は、妙に納得してしまった。 最近の世界各地で発生している異常気象も、 単なる偶然ではなかったりして・・と考えてみたり。 宇宙船ならぬ、潜水艦のような方舟に乗れる人は限られていたが、 アメリカ大統領は、1人の地質科学者に乗船を勧める。 その時の台詞が 「若い科学者1人の価値は、老いた政治家20人分だ」 もっともっとスケールの大きな台詞があったにも関わらず、 なぜかこの一言を選んでしまったのは、最近、 政治家の価値を疑問視するような出来事が多かったからだろう。 特に、今の日本に必要なことは、科学者・技術者・職人などを 大切に育てる環境だと私は思う。 これからも発生し続ける自然現象を分析、シュミレーションできるのは、 年老いた政治家ではなく、若い科学者であるはずだから。
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| 2012年12月23日(日) ■ |
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| 無心になれますよね |
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クリスマス・イブイブの23日、 わが職場は、冬休みの子ども対象のイベントラッシュ。 伝統木版画家・風鈴丸さんの版画ワークショップや、 書道連盟の人たちが指導してくれる書き初め教室など。 私は、学生以来の「書き初め」に挑戦することにして、 「日々是好日」「歩々是道場」の2点を書き上げた。 簡単に考えていた「書き初め」は、意外と苦戦しながらも、 久しぶりに「集中力」というものを体感した。 一緒に挑戦した、わが課のスタッフに 「どうだった?」と感想を訊いたら、返ってきた台詞。 「無心になれますよね」 書くことだけに集中し、他のことを考えている暇はない。 いや、知らず知らずのうちに「無心」になっていたから。 何十年ぶりに体験した「書き初め」、 「新年の抱負」や「夢」を書くために挑戦したけれど、 その前に「無心になること」の気持ち良さと、 何度も失敗しながらも、書き上げた充実感が、私を包んだ。 「無心」って、こういうことだったんだなぁ。
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| 2012年12月22日(土) ■ |
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| 沼津の図書館まで、ヴィヴァルディ「四季」12曲分 |
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12月の3連休初日、隣接市の沼津市立図書館・視聴覚ホールで、 映画「核の傷」の自主上映会があるというので、 いつものように、万歩計を付けて歩くことにした。 私専用の「歩数マップ」では、自宅から4500歩。 1分100歩のリズムで歩くことを心がけているので、 はじき出された計算では、45分かかることになる。 そこで出かける前に準備したのは、超小型のiPod shuffle。 iTunesから40〜45分の曲を探したら、 「ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集・四季」約40分、 よし、これを聴きながら歩こうと決めて、オートフィル。 やや小雨の中を歩き出し、図書館に到着したら曲が終わった。 そこで、今日の気になる一言は 「沼津の図書館まで、ヴィヴァルディ『四季』12曲分」 目的地までの、距離でもなく、時間でもない。 脳に心地よい、音楽何曲分という、私だけの物差し。 来年からは、ちょっと脳にも刺激を与えて 「古今亭志ん朝の落語演目『火焔太鼓』分」なんてのもいいな。 帰りも、渋滞で動かない車を何十台も横目に、もちろん歩き。 帰宅後の、一汗かいてビールは最高。 体の健康というより、心と脳の健康に、ウォーキングはお薦めだな。
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| 2012年12月21日(金) ■ |
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| 大人の方が問題ですよ |
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明日から冬休み・・ こんな時期、私たちの役目は、夜間冬期補導で、 青少年が集りそうな場所へ、関係者と数人で見回り。 ゲームセンターやカラオケ、映画館、コンビニなど、 店舗の責任者へ聞き取り調査をしながら、 周囲へ注意を促すのが目的。 ところが、多くの立ち入り場所で耳にするのは、 「大人の方が問題ですよ」 夜遅い時間に子どもを外に連れ出す保護者の行動や 親がいいって言っているのに、何が悪いんだ、という 開き直りに近い発言の方が、困っているという話。 これはわが町だけに限らず、全国的な動きのようだ。 何年か前にも書いた気がするが、今の日本、 必要なのは「青少年健全育成」より「中高年健全育成」。 ここの世代がしっかりしないと、 本当にダメになっちゃう気がするな、わが国は。 先日の総選挙、争点にもならなかったし・・(汗)
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| 2012年12月20日(木) ■ |
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| 心の弱さが(黒い)森を強くする |
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映画「スノーホワイト」(ルパート・サンダース監督)から。 和訳すれば「白雪姫」なんだろうけれど、 原題「Snow White and the Huntsman」から考えると、 「白雪姫と狩人」で、スノーホワイトを襲う狩人たちに 視点が移っているのかもしれない。 「白・黒」「老・若」「善・悪」・・その対比がわかりやすい。 面白いのは、悪の女王たちも入り込めない黒い森の存在。 あそこに入ったら誰も手を出せない、そんな設定だけど、 心が清らかなスノーホワイトに、黒の魔物が襲うシーンは 理解できるけれど、悪の狩人まで襲われるなんて・・(汗) その森は、入り込んだ人の気持ちのあり方で変化するらしい。 それを表現したフレーズが「心の弱さが(黒い)森を強くする」。 自分は絶対に悪には負けない、という強い気持ちこそ、 悪の象徴である「黒い森」を潜り抜けることができるようだ。 弱い気持ちこそ、悪が入り込む隙を与えてしまう、 そんな意味の裏返しなのかもしれない。
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| 2012年12月19日(水) ■ |
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| 半熟女 |
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「熟女」という単語は、もう既に市民権を得ている気がするが、 もう若くないけれど「熟女」と呼ぶには可哀相な年齢、 そんな人たちをどう呼ぼうかな、と考えていたら、 「半熟女」と呼んだらどうですか?と笑いながら教えてくれた 後輩たちがいた。 なるほど、上手いことを言う、とメモをしたが、 さて、呼ばれる側の女性はどう感じるだろう、とも思う。 もちろん、私の方は「まだ熟女と呼ぶには若い」という 褒め言葉として使うつもりだけど。(笑) 「一人前」に対して「半人前」というのがあるように、 熟女になりきれていない、という意味にも解釈できるから、 呼ぶ相手を考えながら使ったほうがよさそうだ。 ただ「半熟」で連想される「半熟タマゴ」は、誰にも愛され、 ラーメンのトッピングでも欠かせない存在だから、 「半熟」だけは、プラスイメージだな、私の場合。
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