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しもさんの「気になる一言」
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2012年11月25日(日)
何をしておる!!

最終回が近づいてきた、NHK大河ドラマ「平清盛」から。
狂気ともとれる「松山ケンイチ」という若者の迫力ある演技に、
私はオーラを感じながら、平清盛をダブらせてしまった。
すべてを自分の思いどおりにするのだとわめき散らした清盛の、
恐怖からその場を逃げ出そうとする仏御前を、
弓矢で射殺しようとした家来を「何をしておる!!」と一喝した。
声の主は、清盛を生涯にわたって支え続けた、平盛国。
控えめで冷静沈着に物事を判断、暴走しがちな清盛を抑える、
兄のような存在であった彼が、大きな声を上げた。
もちろん、その場の家来に向けて発した台詞であるが、
私は、後ろ向きながら、清盛に発した台詞ともとれた。
「私に逆らうものは、みな死罪と心得よ」と清盛が口にした後の
シーンだったので、深読みだろうが、気になった。
しかし、いつの世も権力を手に入れ暴走する主に対して、
「おそれながら申しあげます」と上申できる部下が必要だな、と
大河ドラマを観るたびに思う。
さて我が国の政治も、慌ただしく動き出した。
どうしても、党首・首長ばかりがクローズアップされるが、
私が注目しているのは、党首を支える参謀や腹心、そのブレーン。
「何をしておる!!」と言い切れる人たちがどれだけ周りにいるのか。
そしてまた、それを聞き入れる耳を持っているトップか、
これが、国づくりをまかせられるかどうか、私の判断基準。
相関図とか人間関係図、作ってみるとわかりやすいのかな。



2012年11月24日(土)
賑わいと勢い、なかなか2つが揃わない

講師「地域活性化戦略研究所所長 花井孝」氏。
演題「人々の訪れるまちは活性化する!!」
(賑わいを創り出すための仕掛け)から。(第2弾)
まちづくりで、以前からお世話になっている先生が
来町するから、と聴いて、講演会に足を運んだ。
まちづくりで成功するためには、
「賑わい」と「勢い」が揃う必要がある、という。
しかし「賑わいと勢い、なかなか2つが揃わない」らしい。
日本全国で一所懸命「まちづくり」をしているのに、
成功している街と、なかなかうまくいかない街があるのは、
どうしてだろう?そんな疑問をもっていたので、
この話は大きなヒントになった。
若い人たちが中心となって「賑わいづくり」をしたところで、
「街を挙げて」とか「マスコミを巻き込んで」といった
外から感じる「勢い」がないと、成功までには結びつかない。
首都圏では、開店したお店に並ぶアルバイトがあるように、
まずは「賑わっている感じを出せるかが鍵」となり、
その話題性で「勢いをつける」ということだろうか。
最初から2つを意識した戦略計画が必要なんだな、きっと。



2012年11月23日(金)
トイレの前に譜面台(汗)

隣市の地区センターで開催された、地域ふれあいコンサート。
オーケストラ「ファン・ヴァセナール」コンサートから。
テーマは「ヨーロッパ、南から北へ」。
〜ヴァイオリン3本の魅力・その究極の響きとは〜と書かれた
サブタイトルに、ワクワクしながら足を運んだ。
メンバーの1人が沼津市に住んだことのある演奏家だったので、
実現したコンサートらしい。素晴らしい音色を聴かせていただいた。
特に気に入ったのは、プログラムの3曲目、初めて耳にした
「B.マリーニ作曲・3本のヴァイオリンの為のエコーソナタ」は
1人がチェンバロとチェロに合わせて、表舞台でヴァイオリンを弾き、
あとの2人が舞台の裏でこだま(エコー)のように小さな音で弾き続ける。
へぇ〜、こんな曲があるんだ、と喜びながらも、あの2人、
この会場のどこで弾いているんだろう?と気になったら、演奏者が
「トイレの前で弾いてます」と笑いながら種明かしをしてくれた。
冗談でしょ?と思っていたが、休憩時間にトイレに行ったら、
確かに「トイレの前に譜面台」があった。(汗)
これは、笑っていいのか、驚いていいのか、ちょっと戸惑った話。
しかしアンコール曲、パッヘルベル作曲の「カノン」で気持ちが軽くなり、
東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」で涙腺が思いっきり緩んだ。
ヴァイオリンって、こんなに心を揺さぶる楽器なんだな。



2012年11月22日(木)
「交流人口」とは用事がないと訪れない人たち

講師「地域活性化戦略研究所所長 花井孝」氏。
演題「人々の訪れるまちは活性化する!!」
(賑わいを創り出すための仕掛け)から。
以前から単語だけは知っていたけれど、
なかなかシンプルに説明できなかった「交流人口」。
先生の話で、すっきり整理できた。
「『交流人口』とは用事がないと訪れない人たち」
言い換えれば「交流人口は観光人口ではない」ということ。
そしてまた、用事があって訪れるので、利益率が高い。
「定住人口の4人分の経済交流」と言われている。
この「交流人口」をどう増やせるかが、
「賑わい」と「勢い」を生み出す要因と考えれば、
「ターゲットの人たちに用事をつくる仕組み」こそ、
今、考えなければならないことではないだろうか。
「情報発信しない限りは、交流人口は増えないよ」
最後にまとめた先生の一言が、まちづくりのスタートである。
まずは、しつこいくらいの「情報発信」、
それも、当たり前ではない、面白いネタで。



2012年11月21日(水)
くだらねぇじじいとばばあ、ばっかりでよ

今月初め、背中に出来た脂肪の塊?が気になったので、
簡易な手術を受け、今日、抜糸で病院を訪れた。
待合室には、多くの高齢者たちが談笑しながら、
自分の名前を呼ばれるのを待っていたが、
その中に、黒づくめの服装をした若い青年がひとり、
インフルエンザなのか、赤い顔して高熱が辛そうだった。
しばらくして、私の耳に聞こえてきたのは、彼の怒りの声。
「くだらねぇじじいとばばあ、ばっかりでよ」
自分はこんなに辛い状態なのに、ずっと待たされ、
元気そうな高齢者の方が、自分より先に名を呼ばれることに、
我慢し切れなかったようだ。
この気になる一言、あまり汚い言葉をとりあげないのだが、
今回ばかりは、どうしてもインパクトがあったので。(汗)
「あの人、辛そうだから先に診察してあげたらどうですか?」と
病院のスタッフに声を掛けようと立ち上がったら、
その青年の名前が呼ばれて、タイミングよく診察室へ。
どんな意味で口にしたのかわからないが、怒る前に、
「ちょっと辛いので、先に診察してもらえませんか?」の台詞、
言えなかったんだろうか、と気になった。
コミュニケーション能力って、そういう力でもあるのになぁ。



2012年11月20日(火)
観客が「ピアニシモ」を聴こうとしていたね

第4回水と緑のコンサート
「梯剛之(かけはしたけし)ピアノリサイタル」から。
演奏後、梯さんと今回のコンサートスタッフを交えて、
意見交換をしたけれど、観客側の私たちの意見は
「観客が『ピアニシモ』を聴こうとしていたね」
音楽コンサートとなると、ついリズムを気にしたり、
「フォルテシモ」の迫力ある大きな音に感動しがちだが、
今回ばかりは「ベートーヴェンのピアノソナタ、 
第14番・嬰ハ短調・Op.27-2『月光』」を聴きながら、
観客がどんな小さな音でも聞き逃すまいとする雰囲気で、
会場内が静まり返った。
今までに何度もコンサート会場に足を運んでいる私でさえ、
この雰囲気は味わったことがない。
絶対に音を立ててはいけない、というような緊張感ではなく、
自然の中の小鳥のさえずりを聴くかのような静けさ。
この感覚・雰囲気を文字にするのは難しいけれど、
演奏者と観客が一体になった感覚が私を包み込んだ気がする。
とても、心温まるコンサートであった。



2012年11月19日(月)
必要な時に見つけられなくなるかもしれませんので

映画「SP 野望篇」(波多野貴文監督)から。
「フジテレビ系で人気を博したTVドラマ『SP』の劇場版」
そんな説明だったが、テレビ番組は観ていない。
だからかもしれないが、主人公の特殊能力が唐突過ぎた。
いくら「劇場版」と銘打ってあっても、映画なのだから、
「一話完結」を望むし、映画しか観ない人にもわかる内容を・・
そんな気持ちが前提にあったからか、興奮度は低かった。
しかしながら、気になる会話はしっかりメモを取った。
堤真一さん扮する「警視庁警護課第4係」の尾形係長と、
その上司(役職が不明で申し訳ない)の会話。
「私の理想には、まだ足りません」
「理想は、気付かれることがないように、
隠しておいた方がいい。そうでないと・・」
「身を滅ぼしますか?気付かれないような場所に隠しておくと、
必要な時に見つけられなくなるかもしれませんので」
どんな場面だったか説明できないが、この会話は気に入った。
派手に立ち振る舞ったあとの説教だったかもしれない。
上司は「理想と現実は違うんだ」と伝えたかったのだろうが、
とっさに言い返した台詞がカッコよかったなぁ。
理想は、いつでもわかる場所に置く。
そんな生き方が、私を惹きつけたのかも知れない。
「革命篇」を観たくなったフレーズでもあった。



2012年11月18日(日)
熱海に泊まってハワイに行こう

夏に、恒例の花火を観に行った時、ふと目にとまった
熱海の観光ポスター(?)のキャッチフレーズ。
「熱海に泊まってハワイに行こう」
メモした時は、吹き出してしまったほど面白いと思った。
しかし、時が経ち、こうして落ち着いて考えてみると、
この気持ち、ちょっぴりわかる気がしてきた。
まずは、観光客を集めること。
どんな理由であれ、訪れてくれればいい。
とにかく人が集らなくては、次のステップへと続かない。
アルバイトを雇って、行列を作り繁盛しているように見せる、
それだって、立派な企業戦略に違いないのだから、
何もせず、待っているだけよりよっぽど前向きだ。
プライドだけでは食っていけない・・なんて言葉や
中途半端なプライドが一番役に立たない・・というフレーズが
頭に浮かんだ。
「熱海」がプライドを捨てた時、復活の予感がする。
多くの人が集りだし、行列なんか出来ると、
野次馬根性で気になる生き物だからなぁ、日本人って。



2012年11月17日(土)
日本人は、よく泣く民族だったのに。

演題「今を生きる力」(講師 作家・五木寛之氏)から。
先日、隣町で開催された「文化講演会」に足を運んだ。
昭和7年9月30日生まれ、石原慎太郎さんと同じ80歳。
生年月日、全て同じらしい。(汗)
「今が一番、生きづらい。なんとなく生きづらい」と話し始め、
それは「幸福って感じはしないけれど、不幸って感じでもない。
そこそこ幸せ」だから、と言う。
自分たちが体験した「大きく時代を動かしていく、という
ダイナミックさがない」と今の世の中を分析した後、
「あまりテレビ・新聞は見ない。だって『鬱』になるから」
「心療内科(カジュアルな感じ) VS 精神神経科」
「医療にも、流行がある(3年で古くなる医学)」等、
メモは増え続け、話は「慈悲」の「悲」について、
無言の励まし(黙ってそばにいる)大切さを伝えてくれた。
また「日本人は、よく泣く民族だったのに」と呟き、
その「悲しむという感情は、日本の伝統として、
文化として、洗練されてきた」と説明を加え、
「つっぱるだけでは、生きていけない。
苦しみをまっすぐに受け、泣く方がいい」と諭してくれた。
「悲しむ時は、悲しむ必要がある」ということ。
言い換えれば「プラス思考はいいけど、マイナス思考はダメ。
笑うのはいいが、泣くのはよくない、なんてことはない」
大河ドラマ「平清盛」なんて、男も女もよく泣くしなぁ。
なんだか、気持ちが軽くなって帰路についた。



2012年11月16日(金)
キューバ人は、感謝の心を忘れない

テレビで侍ジャパンがキューバと戦っているのを観ていて
この作品を思い出した。
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
(ビム・ベンダース監督)から。
グラミー賞受賞アルバム「BUENA VISTA SOCIAL CLUB」に参加した
ミュージシャン達とその後を追ったドキュメンタリーであるが、
一言で表現すると、一人ひとりの存在がとても温かで眩しかった。
1999年ドイツ・アメリカ・フランス合作映画であるが、
「私は1907年生まれ」とか「トランペットを吹いて47年になる」
「人生でステキなものは、女と花とロマンスだ」
なんてインタビューが山ほど出てくる、誇りある高齢者が勢ぞろい。
そういえば、映画の中では、こんなフレーズが出てくる。
「忘れられた存在でも、喜んで演奏し、寛大に心を開いて、
知識や才能を発揮してくれた」・・そのとおりの演奏だった。
以前から「キューバ」という国は、小国にもかかわらず
野球やバレーをはじめ、どうしてなんでも強いんだろうかと、
疑問を持っていたが、その答えを、楽器演奏者の口から耳にした。
「キューバ人は、感謝の心を忘れない。
もし物欲の道をたどっていたら、キューバ人はとっくに滅びてたろう。
そういう意味で、キューバは小国だが、強い国だ。
抵抗という事を知っている、いい意味でも悪い意味でも」
他国からの支配を受け、キューバ人は、言葉では表現できないほどの
屈辱を味わってきたにもかかわらず、感謝の心を忘れずに、
なにくそ、負けてたまるか、という反骨精神で立ち上がってきた。
このアルバムを聴くたびに、そんな力強さを感じていたのが、
やっと理解できた。
「映画」というより「生きてる実感、これぞ人生だ」が相応しい。