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| 2012年11月08日(木) ■ |
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| 歌は歌っている場合じゃない時にこそ歌うべき |
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ラジオから流れてきたフレーズだった。 よく非常事態に「歌なんか歌っている場合じゃない」という お叱りの定番みたいなフレーズがあるが、 それは間違いだよ、と笑い飛ばす説得力がある気がした。 切羽詰まった事態だからこそ、ここは深呼吸でもして、 腹の底から声を出して歌うことで、気持ちを落ち着かせる。 だから「歌は歌っている場合じゃない時にこそ歌うべき」 特に、合唱なんかは、メンバーの心がバラバラになった時、 周りの声に耳を傾けながら、声を揃えることでまとまってくる。 歌には、どんなに美しい言葉で着飾っても真似が出来ない、 そんな力があると思う。 心が乱れたら、歌を歌ってみる、ただそれだけで心が落ち着くはず。 歌とスポーツは、神が人類に与えたストレス解消法とも言われる。 これがなかったら、今の世の中、大変なことになっていたかも・・。 これからも、歌い続けようっと。
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| 2012年11月07日(水) ■ |
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| 歳を重ねることは、身体の障害者になることよ |
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最近、普通に歩いていてつまずくことがあるよ、とか 物忘れが多くなって困っている、気持ちに体がついていかない、 そんな話を同級生でしていたら、 障害者支援の施設で働いている女性に言われた。 「歳を重ねることは、身体の障害者になることよ」 なるほど・・と妙に納得してしまった自分がいた。 耳が遠くなり、視力が衰え、噛む力さえ弱くなってくる。 身体障害者は、ある時からそれを自分のことと受け入れ、 逞しく、時には明るく生活を過ごしているが、 さて、私たちにその「老化」を自分のことと受け入れる 準備が整っているだろうか。 もちろん、運動能力(特に反射神経)も低下するのだから、 やはりある程度の年齢になったら、自ら率先して 自動車の運転免許を返納すべきなのだが、 それに理解を示さず、事故を起こしてしまった人もいる。 はっきり言ってあげた方が良さそうだな。 「歳を重ねるということは、身体の障害者になることです」 (障害者を否定しているわけではないので、ご理解下さい)
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| 2012年11月06日(火) ■ |
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| あんたが組織を裏切ったんじゃない・・ |
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映画「アンダルシア 女神の報復」(西谷弘監督)から。 ストーリーとは別に、内部告発に関する話題が溢れた。 (内部告発して左遷された、伊藤英明さん扮する インターポール捜査官「神足」が)「内部告発して、結果はこのザマだ」 「組織の中じゃ、正義なんてものをふりかざす奴がバカをみる」と嘆く。 なるほど・・と頷きながら、内部告発の必要性を考えていた。 「無意味だった」と嘆く、神足に向かって、 「内部告発は、本当に無意味だったのか?」と織田裕二さんと扮する黒田。 そして「事件は会議室で起こっているんじゃない」を彷彿させる 「あんたが組織を裏切ったんじゃない、 組織があんたを裏切ったんだろう」の台詞が続いた。 さらに、何かにぶつかりそうになった「神足」を諭すように呟く。 「ちゃんと目をあけて歩かないと、何が正義なのかもわからなくなる」 この一連の表現は「内部告発」を考える上で、 大きなヒントとなるような気がしたのでメモをした。
P.S. 流れとは関係ないけれど、冒頭、何度か繰り返された 「あんたの車だろ、どかしてくれ。これじゃ猫も通れない」と 日本人に向かって「この人、スペイン語もしゃべれない」と呟く スペイン人が面白かったなぁ。
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| 2012年11月05日(月) ■ |
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| 指摘され 初めて気付いた 「メモ中毒」 |
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昨日の私の悲鳴を読んでくれたメル友が、 「興味や意欲が大きいのはいいことだと思います」と前置きをした後に、 「でも、時間に追われてしまっても止められないというのは、 もはや『中毒』かもしれませんね」とアドバイスをくれた。 「『これは中毒だ』と気付くところから始めてみては如何でしょうか」 そう指摘されて、初めて気付いた「メモ中毒」。 本来の意味である「精神作用物質の中毒により引き起こされる症状」ではなく、 「趣味に対して異様な執着を見せる人に対して用いる」依存症に近い「中毒」。 ははは、思い当たることばかりだ。(汗) 最近「メモ」が出来そうなことばかりしている気がしたし、 メモした台詞やフレーズを、挨拶文や会話に、これでもかと利用している。 たぶん、私の山積みのメモ帳をみたら、誰もが驚くに違いない。 講演やコンサートで、偶然にも私の横に座った人や、 映画館の暗闇でメモしている姿を目にした人は、必ず呆れる。 さらに、DVDで何度も巻き戻し、俳優の台詞を確認するとなると、 1本の映画鑑賞に、4時間くらいかかるのに、もう550本を超えた。(笑) それでも、苦にならないのは、まさしく「中毒」だからだな。 「ただ、繰り返しますが、興味や意欲が大きいのはいいことだと思いますよ」 そう最後に、まとめてくれたメル友に感謝したい。
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| 2012年11月04日(日) ■ |
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| 誰か、続ける方法ではなく、止める方法、教えて |
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久しぶりに、私の悲鳴である。 書きたい題材が多すぎて、調理する(文字にする)時間がない。 1日の間に、講演会・コンサート・読書・映画鑑賞・懇親会、と 幾つもの分野が重なると、ほとんどの場面でメモしまくりのため、 1日1話の「気になる一言」では追いつけなくなっている。 その日採れたての「新鮮ネタを売り物」にしていたにも関わらず、 タイミングよく、紹介できないのが残念で仕方がない。 最近は、鮮度を失わないように、メモだけ「瞬間冷凍」にして、 時間が出来た時、ゆっくり解凍して「気になる一言」に仕上げているが、 それさえも、時間が足りなくなっている気がした。 前述したの話題の他にも、夫婦の会話、NHK大河ドラマやラジオ、 巷の話題から、まちづくりまで、話題は尽きることがない。 私の周りには「『気になる一言』が溢れている」から。 ・・・と、こんなことを書いている今日だけでも、ネタは10個ほど。 うぁ〜、どうしよう、困ったなぁ、と言いながら、 これ書いたら、映画の続きを観たいと思っているから始末が悪いな。 誰か、続ける方法ではなく、止める方法、教えて。
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| 2012年11月03日(土) ■ |
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| まったねぇ〜(音符) |
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5年前の11月、町内の大型ショッピングセンター内に開設した 「清水町子育て総合支援センター」。 私は「初代の所長」としてこの施設の運営を任され、 「民設公営」という初めての分野で悩みながらも、 それを支えてくれる数少ないスタッフとともに、 県知事が視察に訪れてくれるような施設まで育ってくれた。 何か理由を付けては、食事や飲み会、カラオケ等に行ったり、 仕事では、お互い意見をぶつけて、いいものを作ろうとした チームワーク抜群のスタッフが、私の誇りであった。(笑) そんな彼女らも、自らの道を進み、新しいスタッフと入れ替わり、 今は、開設当時のメンバーは誰もいなくなった。 しかし、苦労を共にしてきたスタッフである。 5周年記念のスタッフ同窓会を持ちかけたら、遠方からも集り、 懐かしい顔・懐かしい歌声に、ちょっぴり涙腺が緩んだ。 最初の乾杯は私が音頭をとったが、宴席の締めは・・と思い悩み、 スタッフの子どもで、開設当時5歳、現在の10歳の女の子に任せたら、 ニコニコ微笑みながら一言。「まったねぇ〜(音符)」 「またね」ではなく「まったねぇ〜」それにリズムがあって音符付き。 私たちにとっての5年間はあっという間だが、 子どもにとっての5年間はこんなに成長するのか・・と驚くとともに、 突然、指名した宴席の締めは「まったねぇ〜(音符)」の言葉。 私には思いつかないフレーズに大満足し、この一言を残そうと思う。 いつになっても同窓会が開ける「職場」って、いいな。
P.S. 今は「所長」じゃないけれど、彼女らに「所長」と呼ばれると嬉しい。 これも「出会い」だな、きっと。
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| 2012年11月02日(金) ■ |
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| 幸せっていうヤツには、適度な距離が大切 |
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映画「ラブコメ」(平川雄一朗監督)から。 予想外と言ったら怒られるかもしれないけれど、 タイトルと違って、私好みの素敵なラブストーリーである。 気になる一言は、主人公の二人の会話ではなく、 脇役というべき、人気声優の西島が、 彼に好意を抱く花屋とキャバ嬢のアルバイトをかけ持つ涼子に、 口説きながらも、しみじみ語る会話の一節。 いつも夫婦としてベッタリくっついていた時よりも、離婚してみて、 以前より離れて相手を見ることにより、 なぜか相手が好きになった・・と告白した台詞である。 「好きとか嫌いって言う気持ちよりも、幸せっていうヤツには、 適度な距離が大切なんだって気付いたんだよね」 う〜ん、この距離感って、なんとなくわかる気がする。 ペアルックを着て、手を繋いで歩いている若い二人よりも、 離れていながらも幸せそうに歩いている熟年夫婦はいるし、 「愛している」と言い合っている二人より、 「大切にする」と言い合える二人の方が、幸せそうだから。
P.S. (ちょっと気になって、笑ってしまったフレーズ) 「自分とは関係ないところで、 幸せになって欲しい部門1位なのよ、美晴君って」
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| 2012年11月01日(木) ■ |
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| 愛情というのは、育むもの |
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書籍「秘密は日記に隠すもの」 (永井するみ著・双葉社刊・180頁)から。 「トロフィ」「道化師」「サムシング・ブルー」「夫婦」 どの章にも気になる一言はあったけれど、 今回は「道化師」の一部から、愛情に対する考え方。 実は、本文はもう少し長い。 「私は、愛情というのは、勢いで燃え上がるものではなく、 育むものだと思っている。そのためには、時間が必要だと」 辞書によると「愛情」とは「相手にそそぐ愛の気持ち、 深く愛するあたたかな心」「異性を恋い慕う感情」とある。 勢いで燃え上がるものは「恋」、育むものが「愛」 そんな区別でもいいのかもしれない。 結婚30年を迎えようとする今頃になって、 夫婦は「愛を育む関係」なんだな、と理解できた。 「えっ、今頃になって?」と言わないで欲しい。 この年齢で気付いただけでも「良し」としなくちゃ。 まだ、夫婦生活は長く続くのだから。(笑)
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| 2012年10月31日(水) ■ |
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| 元気ですかぁ? |
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映画「アントキノイノチ」(瀬々敬久監督)から。 「命の大切さ・命を繋ぐ」をテーマにした作品として、 「遺品整理専門業」という職業は興味深かったが、 映画「おくりびと」の二番煎じというイメージは拭いきれない。 この映画を思い出すには、単純にこの会話。 あの時の命がなかったら、今の私はないの。 あの時の命が・・私を救ってくれたの。 彼女がそんな想いに沈んでいたら、主人公の彼が突然、 「『あの時の命』って言ってみて」と切り返す。 「アノトキノイノチ」「アントキノイノチ」・・ 「プロレスの人になっちゃうんだよねぇ」と笑いながら 「元気ですかぁ?」と海に向かって叫ぶ。 このシーンが印象に残っているから「元気ですかぁ?」と叫ぶと、 「アントニオイノキ」「アントキノイノチ」・・を思い出す。 それにしても、冒頭の岡田将生さんの裸シーン、 どうしても意味がわからない。誰か教えて。
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| 2012年10月30日(火) ■ |
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| いつの時代に生まれても同じ負担になるように |
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日大国際関係学部主催の市民公開講座(平成24年度下期) 統一テーマ「日本はどこへ行くのか」 講師「日本大学国際関係学部教授 吉田克己」氏 演題「わが国の税制改革の視点と方向」から。 なかなかわかりにくい税の話を、簡単にまとめてくれた。 特に印象に残ったのは、 「課税(租税)原則:税制が備えるべき望ましい条件」 (公平性・中立性・簡素化・国際的整合性) その中でも「公平性」についての説明が参考になった。 公平性には、水平的公平・垂直的公平・世代間の公平があり、 ■水平的公平「同じ条件なら同じ税金」 ■垂直的公平「多ければ多く、少なければ少なく払う」 ■世代間公平「いつの時代に生まれても同じ負担になるように」 最後の「世代間公平」にハッとさせられたのは言うまでもない。 今を生きるのが一所懸命で、つい忘れがちな視点であるし、 税金だけでなく、いろいろな分野で同じことが言えるから。 「次世代に負の遺産を残さない」というフレーズばかりが 一人歩きをしている感があるが、 「公平」とは、今を生きている人だけでないことを知って、 公務員の仕事の重要性を改めて認識した。 「年金問題」も、この視点が大切なんだよなぁ。
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