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しもさんの「気になる一言」
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2012年10月29日(月)
その言葉を掛けられますか?同じ行動がとれますか?

講演などでは「人権」を考える機会があっても、
日ごろの暮らしの中で「人権」という問題に対して、
考える機会が少ないな、と感じていたが、
ある方に、そのヒントをいただいた。
「判断の基準は、自分の一番愛している人に(大切な人に)
その言葉を掛けられますか?同じ行動がとれますか?」
なるほど・・そう考えると、わかりやすい。
男女共同参画・パワハラ・セクハラ・いじめなども、
「人権」と考えてみれば、同じ判断でいい。
自分の一番大切な人に、同じことが出来ないとすれば、
それは「人権」を犯していることになるかもしれない。
それくらい「人権問題」は、難しい。
民間では利益に繋がらなく、カルチャー教室では難しい
「人権教育」「政治教育」「障害者教育」などを、
住民に、根気よく丁寧に伝えていくことこそ、
「行政」の本来の仕事である、私はそう思う。
ただし、イデオロギーと紙一重なので、充分注意しながら。



2012年10月28日(日)
くたばれ、Facebook (面目丸つぶれ)

映画「素敵な人生の終り方」(ジャド・アパトー監督)から。
シモネタ満載のこの作品、140分はちょっと長すぎた感がある。
お笑い芸人(スタンダップコメディアン)として成功を収めたのに、
不治の病に冒され余命1年未満の宣告を受けたところから
ストーリーは意外な方向へ・・と思っていた。
しかし「一度死にかけていろいろとわかったんだ」と呟いたのは
ほんの一瞬であり、付き人(アシスタント)からは呆れられ
「あなたは死の恐怖を味わって、どんどんタチが悪くなってる」と
告げられる。
どうしてこの作品に「素敵な人生の終り方」というタイトルがつくのか、
私には理解できなかった。
鑑賞後、映画データを確認したら、原題は「Funny People」。
直訳したら「奇妙な人々」。この邦題の方がしっくりする。(笑)
気になる一言は、作品の中で何度か登場したお笑いネタ。
「くたばれ、Facebook」(面目丸つぶれ)
Face(顔・面)を引っ掛けた駄洒落のようだ。
今、日本でやっと浸透してきたが、この作品は2009年製作だから、
ある意味、これから流行る映画なのかもしれないな。



2012年10月27日(土)
全員で最後の山を越えていこう

プロ野球日本シリーズ第1戦、
予想外の展開で、ジャイアンツが8-1で圧勝した。
珍しく試合前のミーテングの様子がテレビ放映され、
私の好奇心はくすぐられた。
原監督は厳しい顔で、選手にこう伝えた。
「日本シリーズは短期決戦と言われるが、長丁場だから」
の台詞になるほどなぁ、と妙に納得しながらメモ、
最後に「全員で最後の山を越えていこう」と気合いを入れた。
私たちの仕事でも、朝礼の大切さは感じているが、
なかなか、気合いを入れていくフレーズが浮かばず、
モヤモヤしていたが、そうか、こういうことでいいのか、と
気になる一言に選んでみた。
いろいろ苦労して、ここまで登ってきたが、
一番大切なのは、これから・・そんな想いが伝わってきた。
その山(日本シリーズ)は、1人では登れないかもしれない、
だから、全員で力を合わせて登ろう・・そういう意味だろう。
私の場合、この台詞はまだ先に残しておこうかな。

P.S.
解説の水野さんが呟いた。(4勝した方が優勝なのだが・・)
「日本シリーズは3敗してもいい、そう考えられるかどうかです」
この視点って、ちょっと新鮮だったなぁ。



2012年10月26日(金)
「ばらまき」から「種まき」へ

数年前「コンクリート」から「人」へ、
そんなキャッチフレーズが話題になったが、
私は、当時からわかりにくいなぁ、と感じていた。
そして、いろいろな政策で税金を「ばらまき」。
「ばらまき」は即効性の人気とりに効果はあるが、
ばらまくものが無くなった時点で、人気もなくなることは、
誰でもわかりそうなものなのに、目の前の成果に喜ぶ。
以前話題になった、米沢藩「米百俵」の話は、
今の幸せよりも、将来のことに使ったということだったのに。
もう一度、その頃の気持ちを思い出したい。
そう考えていた時、思い出したのが、麻生首相の
「『ばらまき』から『種まき』へ」というフレーズ。
これこれ、今の日本、今の行政に必要なのは・・とメモをした。
具体的には書かないけれど、国・県・市町、どのレベルでも
選挙を意識してか「ばらまき」政策は多い。
そろそろ「種まき」政策に転換して欲しいなぁ。
成果は、すぐでないかもしれないけれど・・・。



2012年10月25日(木)
使われてる部品は全て必要なんだ

映画「ヒューゴの不思議な発明」(マーティン・スコセッシ監督)から。
画像の素晴らしさだろうか、脚本の巧さだろうか、
あっという間の上映時間126分であった。
「時間とは、60秒で1分、60分で1時間。この世は、時間が全てだ」
冒頭に出てくるこの単語「時」をキーワードに物語は展開される。
しかし、もう一方で「役割」について考えさせられる。
今回の一言は、機械修理が得意な主人公・ヒューゴが少女イザベルに呟く。
「何にでも目的がある、機械にさえ。
時計は時を知らせ、汽車は人を運ぶ。みんな果たすべき役目があるんだ。
壊れた機械をみると悲しくなる。役目を果たせない。
人も同じだ。目的を失うと人は壊れてしまう」と。
そして、駅の時計塔の上から下界を眺め彼女に話すシーンへと続く。
「ここからは、世界が1つの大きな機械に見える。
機械に不要な部品はない。使われてる部品は全て必要なんだ。
だから、世界が1つの大きな機械なら・・僕は必要な人間だ。
理由があってここにいる。君にも理由があるはずだ」
なるほど・・そういう発想こそ、人間の生き方には大切だと痛感した。
自暴自棄にならず、この世の中での自分の役割を果たすこと、
大きな機械の歯車の1つでもいいじゃないか、その機械には必要なんだから、
と考えてみる。
新しいものを作る(創る)人より、直す(治す)人の方が素敵だなぁ。
自分の生き方に不安や疑問を抱いている人は、是非、お薦めしたい。



2012年10月24日(水)
家族の中で一番若い人の視線で呼ぶルール

書籍「日本人の知らない日本語2」
(蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・159頁)から。
外国人にとって、日本の習慣・常識でわからないこと。
それは、1人称の呼び方がたくさんあることだというが、
もっとわからないのは、家系図とは違う呼び方らしい。
「家族の中で一番若い人の視線で呼ぶルール」を覚えないと
日本人の自己紹介についていけない、と嘆く。
自分にとって、父親や母親でも、息子や娘でも、
一番若い人を基準に、父親のことを「おじいちゃんです」と紹介し、
娘のことを「お姉ちゃんです」と紹介されると、
整理して覚えようとしていた家族関係がチンプンカンプン。
夫のことを「お父さん」「パパ」、妻のことを「お母さん」「ママ」と
呼び合うのも同じなんだろうなぁ。
わたしたちにとって何気ない習慣が、外国人を悩ませている。
本当に国際人を目指すなら、このあたりも意識しなくちゃなぁ。



2012年10月23日(火)
敬遠は一度やると、クセになりそうで・・

映画「タッチ3 君が通り過ぎたあとに」(杉井ギサブロー監督)から。
実写映画「タッチ」と、アニメ映画「タッチ 背番号のないエース」
「タッチ2 さよならの贈り物」(1年後)と続けて観てきた。
そして「2年後・高校3年生の夏」の設定で、話は進む。
野球好きとしては、まだまだ不満はあるが、少しずつであるが、
「タッチ」の映画鑑賞方法がわかってきた気がする。(笑)
どうして、野球関連の物語って、盛り上がりの場面が9回ツーアウト、
1点リードで、バッターは敬遠してもおかしくないライバルの強打者、
そこで、主人公の投手はベンチの指示や常識を無視して勝負をし、
なぜか三振を奪いゲームセット、このワンパターンが好きなんだろう。
敬遠だって、大切な戦術なのに・・といつも思っていたら、
その答えをこの「タッチ」で見つけることが出来た。
最後のクライマックス前にも、同じようなシーンがあるのだが、
その時、マウンド上の上杉達也は、こう言い切る。
「敬遠は一度やると、クセになりそうで・・」
戦術としては正しい選択だとしても、一度「敬遠」を覚えてしまうと、
どうしても闘志むき出しが求められる時に、逃げ腰になる。
本来なら、バッター勝負なのに、次のバッターに気持ちが移る。
その気持ちの弱さが、真剣勝負には一番怖い。
だから、いざという時のために、普段から「敬遠」をしない。
そんな心意気が伝わってきて、嬉しくなった。
いくら青春ドラマのコミックとはいえ、野球好きが観ていることもある。
やっと「タッチ」が好きになりそうだ。(笑)

P.S
いろいろ不満も書いてきたけれど、アフターストーリーの2本も観ました。
笑ってしまうほど偶然のシーンが多いけれど、面白かったです。
映画「タッチ 〜Miss Lonely Yesterday あれから、君は・・・〜」
映画「タッチ〜CROSS ROAD 風のゆくえ」



2012年10月22日(月)
王(1)と長嶋(3)に見守られていたな、きっと

プロ野球・日本シリーズ進出をかけたセリーグ最終戦は、
ジャイアンツの勝利で幕を閉じた。
監督や選手のコメントは、明日の朝刊でゆっくりメモしたい。
そこで、まずは私の雑感。
3勝3敗で迎えた最終戦、3年ぶり33回目の日本シリーズ進出。
10.5ゲーム(約11ゲーム)差をつけてのリーグ優勝に与えられる
1勝のアドバンデージが大きく勝敗を左右した気がする。
文字にしてみたら、やけに(1)と(3)が輝いてみえたから、
もちろん、こじつけは承知で、気になる一言を書いてみた。
「王(1)と長嶋(3)に見守られていたな、きっと」
また、このクライマックスシリーズはリーグ戦の縮図とも言える。
開幕前、優勝候補に挙げられながら、開幕当初の
スタートダッシュでつまずき、大きく離される展開から
接戦をモノにしながら、少しずつ選手が自信をつけていった。
中盤から、徐々に試合のペースを掴んで戦い、
終盤は、相手を寄せ付けない横綱相撲で、ぶっちぎりの優勝。
だから今日の最終戦は、リーグ終盤同様、安心して観ていられた。
ドラゴンズに贈る言葉があるとすれば、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」かな。

P.S.
まぁ、今日ばかりは、何を語ってもお許し願いたい。
本音は、ヒヤヒヤしながらのテレビ観戦だったのだから・・(汗)



2012年10月21日(日)
その土地で感じた「風土」みたいなものを伝えたい

先日、北海道新聞から、「読者の声」掲載日の朝刊が届いた。
夏の松本旅行の感想を投稿した「信濃毎日」に続く、
地方紙「北海道新聞・読者の声」掲載の吉報である。
今年6月、54歳の誕生日に掲げた、これからの楽しみのひとつ、
「全国の地方新聞紙、投稿掲載に挑戦」が実を結んだ。
私の旅行のスタイルは、帰宅後の写真の整理に留まらず、
楽しませていただいた土地へのお礼を文字にして、新聞投稿まで。
私にとっては、掲載される・されない、は二の次であり、
その土地で感じた「風土」みたいなものを伝えたい、と思う。
たぶん、住んでいる人たちには気付かない、
その土地独特の「季節感」みたいなものかもしれない。
旅行後、インターネットで、施設の評価を採点するよりも、
私にはあっているお礼の仕方だと気付いたから、
こうして「新聞投稿」という形で、感じたことを文字にしたい。
人それぞれに、旅行の楽しみ方があるけれど、
今度は、帰宅してからどんなお礼を書こうかな?と考えながら、
地元の人と接するなんて、こんな素敵なことはない気がする。
これからは、旅行中に立ち寄ったショップや宿泊施設にも、
お礼のハガキを出したいな、と考えている。
撮影した写真をハガキに印刷して・・



2012年10月20日(土)
「俺、酒やめるから・・」「聞き飽きたわ、それ」

お酒を飲んで帰って来たから・・と言うわけではありませんが、
映画「毎日かあさん」(小林聖太郎監督)から。
人気漫画家の西原理恵子さんと、元夫で重度のアルコール依存症、
戦場カメラマン・鴨志田穣さんと過ごした日々を題材に、
夫の立ち場、妻の立ち場から、と意識して観ると
こんなにも違った作品になるのか、と感心させられた。(汗)
(夫の立ち場から描いた映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
東陽一監督・浅野忠信さん&永作博美さん共演)
今回は、実生活で元夫婦だった小泉今日子さんと永瀬正敏さん共演。
どちらも「夫婦」という関係の面白さを、私に伝えてくれた。
今回選んだ、気になる一言は、
意思が弱くだらしない夫と、それを支える妻から発せられた捨て台詞、
「俺、酒やめるから・・」「聞き飽きたわ、それ」。
「またやっちまったなぁ」「今度吐血したら死ぬってよ」
それでも、なぜか夫を完全に見捨てることが出来ない夫婦関係が、
この台詞には、含まれている気がした。
ギャンブルや浮気等とは違う、とはいえそれが何なのか説明できないが、
アルコール依存症だから許せてしまう何かがあるのかもしれない。
比較しながらだったからか、意外と楽しめる作品だった。

P.S
正司照枝さん扮する母親が、実娘(小泉今日子さん)に投げつけた台詞、
「スカは当たりくじには化けんぞね」は、インバクトあったなぁ。