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| 2012年09月19日(水) ■ |
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| 一身上の都合で「結婚」することになりました |
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私の親友が、同じ事務所で働いている若者から、告白されたという。 「一身上の都合で『結婚』することになりました」 だからといって、退職するわけではないらしい。 おいおい、使い方が違うんじゃないのか、と呆れながら、 私たち2人の格好の酒の肴になった。 「一身上」とは、その人自身の身の上や境遇などに関すること。 個人的な問題や事情。 労働者自らの意思で退職する場合、退職願には具体的事情を記入せず、 「一身上の都合により」退職したい旨を記載する時に使う。 退職届だけでなく、前の職場を辞めた理由について、 履歴書や職務経歴書に記入する事もある、との理解である。 そもそも「結婚」って人に言えない問題でもないし、 「結婚により家事に専念するため退職します」の代わりに 「一身上の都合により退職します」と使うのになぁ。 確かに、こんな言葉の使い方、誰も教えないものなぁ。
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| 2012年09月18日(火) ■ |
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| 社会に通用する人材を育成する場が学校です |
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映画「ザ・中学教師」(平山秀幸監督)から。 1992年製作、20年前の作品なのに、妙に親近感を覚え、 学校の先生って、こうあるべきなのかな、とメモをした。 「チャイムが鳴り終わる前に席に着く、基本だぞ」 「普段の自分は捨ててこい。学校は自分のうちとは違う」 「お前たちは制服という衣装を着て、生徒という役を演じ、 俺は、このスーツとネクタイという制服を着て、教師という役を演じる。 つまり学校というところは、それぞれが与えられた役割を きちんと演ずる演劇の舞台のようなところだ」 生徒と一線を引く先生の行動・言葉は、新鮮だった。 「学校とはどういう場所なのか」を共通理解しないまま、 先生はどうあるべきか、生徒はどうするべきか、を問うても、 問題解決にならない気がしていたので、答えは明確だった。 「日本は法治国家でしょ」と前置きをして 社会のルールを生徒に教えるのは、教師としての原則です。 社会に通用する人材を育成する場が学校です。 個人の自由意志で作られた私塾とは違う」と言い切る姿勢に 共感を覚えたとともに、今でも通じる考え方だとメモをした。 子どもたちのいたずらに「学校に喧嘩を売るってことは、 世の中に喧嘩を売るってことなんだぞ、わかるか?」と諭すシーン。 問題児を抱えている「中学教師」の皆さん、 今はこんな甘いもんじゃない、という批判をする前に、 一度、じっくり鑑賞することをお薦めしたい。
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| 2012年09月17日(月) ■ |
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| 妻の夕飯支度の音を聴きながら、気になる一言 |
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久しぶりに、私の独り言。 先週、議会が一段落し(まだ閉会したわけじゃないけど)、 ここ数日、連休らしい連休を妻と一緒に過ごした。 静岡の美術館へ行ったり、御殿場アートクラフト展へ行ったり、 敬老の祝いで、母を交えて食事をしたり・・ 私にしてみれば、仕事のことは一切忘れて、のんびりした時間。 そして極めつけは、こうして台所で、 彼女の夕食支度の音を聴きながら、気になる一言を書いている。 勿論、私はビールやワインを飲みながら、ほろ酔い気分で。(笑) 特に話題をきめるでもなく、思いついたことを会話しながら、 お気に入りのCDをBGMにして、ファッションの話から 中国の広範囲にわたる暴動の話まで、多種多様で面白い。 今までは「夕食ができるまで、2階で映画のDVDを観ているから、 出来たら声を掛けて」というパターンだったのだが、今回のように 「妻の夕飯支度の音を聴きながら、気になる一言」も悪くないな。 ただ、汗臭いとか、飲み過ぎ・・といった妻ならではの一言に、 いいじゃん、放っといてくれよ、という言い分はあるけれど、 まぁ、少しずついい匂いがしてくる台所で、PCを操作する、 これまた、熟年夫婦の休日の楽しみ方だなぁ、と思う。 やばい、夕飯前に飲み過ぎた・・もう眠たい。(汗)
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| 2012年09月16日(日) ■ |
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| 選挙は、Better Choise (選び挙げる) |
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民主党も自民党も、党首選が近いので、選挙の話題を1つ。 講師「ジャーナリスト(元静岡新聞社)原田誠治」氏の 講演「幸せになるための民主主義考-第2弾」から。 「ちゃんと立候補者を選んでますか?」と言いたげに、 ほとんどの人が「選んでいるのではなく、 投票所で字を書いているだけでしょ」と言い切った。 選挙公報をしっかり読み、政策を比較していますか? そう言われている気がした。 「若い人たちが、遊びで選挙をしている」という視点から、 「素人の政治家が多くなった」という関連性までは、 さすがに説明されなかったが、それぞれのフレーズは、 私の耳に残ったので、メモは増えた。 選挙は、たしかに「選ぶ」ことだけど、人間関係だけで選ぶのではなく、 他の候補者と比較することが大切。 だから「選挙は、Better Choise (選び挙げる)」ということ。 この比較級(Better)が大きな意味を持っている気がする。 そういう意味では「無投票」というのは「選挙」ではない、 比較しないのだから。 「政治が駆け引きではなく、取引になった」という言葉と 20歳から80歳までの60年間、選挙は約100回。(重なっても80回程) と数字を示したあと、力強く言い切った。 「政治を変えるチャンスは選挙しかありませんよ」 今の生活に不平・不満を口にし、政治に不安・不信を感じるのなら、 「選挙」を大事にしなければ・・そう思った。 「選挙教育」って、学校でも大人になっても教えてないけど、 一番大切なことかもしれないな。
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| 2012年09月15日(土) ■ |
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| お世話になった人に肉体をあげたいのです |
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書籍「日本人の知らない日本語2」 (蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・159頁)から。 さらっと読み終えて、笑えるメモを読み返したら、 読者に紹介したくなったので、少しお付き合いを。(汗) 「お世話になった人に肉体をあげたいのです」と言うので驚いたら、 「ニクタイではなく、ネクタイでした」という話。 玄関に出てきた娘さんに「お父さんはいますか?」を丁寧語で 「おじょうさんのおちちはございますか?」と訊ねた話。 「クリスマス、あいていますか」と訊かれ「相手いません」と返事、 相手は「空いていますか?」と訊ねたらしい。 生徒の一人が「先生をキライだと言ってました」と教えてくれて、 落ち込んでいたら、それは「キレイ」の間違いだ、と知って嬉しかった。 おでんの屋台で、コンニャクを頼んだつもりが 「コニャックください」と言い「置いてないんですよ」と言われた話。 まだまだいろいろあるけど、飲んだ時のネタにでも、お使い下さい。
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| 2012年09月14日(金) ■ |
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| 命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない |
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「夏の蝉の鳴き声」から「秋の虫の鳴き声」へ変わりつつあるので 映画「八日目の蝉」(成島出監督)から。 何年も何年もの長い間、地中で生活するのに比べ、 地上に出てから七日しか生きられない蝉に対して、 もし、八日目を生きる蝉がいたとしたら、 それは悲しいことなのか、素晴らしいことなのか。 角田光代さん原作「八日目の蝉」も同じことを問いかけている。 今回の一言は、親子の絆が育まれる大切な期間、 生まれてから4歳までの間、わが子を誘拐された母親の叫び。 体は戻ってきたが、心は奪われたままで、なついてくれない。 母親にとって、こんな辛いことはないのだろう。 「命を奪ったら死刑なのに、心を奪っても死刑にはならない」 こんな台詞が心に響いた。 しかし、どうしてあの時、あんなちっちゃな乳児を置いたまま ご主人と車で出かけたんだろう?、私の疑問も残ったままだ。 心配ではなかったのだろうか、その謎が解けない。
P.S. 実はこの気になる一言、恋愛でも使えそうだ。(笑) 「命を奪ったら死刑なのに、心を奪われても死刑にはならない、 君は罪深い」・・なんちゃって。
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| 2012年09月13日(木) ■ |
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| ○○○○様のお電話で間違いないでしょうか |
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私の知人の携帯電話に残された、午前8時36分の留守録。 『おはようございます。○○市役所、市民窓口課の○○と申します。 ○○○○様(男性の名前)のお電話で間違いないでしょうか。 9月3日に提出されました婚姻届につきまして ご確認したいことがあります。 申し訳ありませんが○○までご連絡お待ちしております』 とても丁寧に対応しているようだけど、 この留守録、重大なミスがあると思うが、気付いただろうか。 笑ってしまったのは、留守録に伝言を残すのに 「間違いないでしょうか」と訊ねてどうするの?ってこと。(汗) 一番の問題は「間違って掛けていること」に気付かず、 個人情報を話していること。 相手の電話が留守録だったら、自分の名前を名乗り、 「またのちほど掛け直させていだきます」と伝言を残して欲しい。 私なんて、プライベートの場合なんか、 相手が留守録だと用件も言わず、切っちゃうくらいなのに。 わが課のスタッフにも、この話、聞かせなくちゃな。 時には、個人情報流失で、訴えられることだってあるのだから。
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| 2012年09月12日(水) ■ |
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| どんなふうに、歴史に残りたいんですか? |
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映画「宮廷画家ゴヤは見た」(ミロス・フォアマン監督)から。 「画家ゴヤの自伝」と思って観始めたのがいけなかった。 ゴヤは主人公ではなく、あくまで客観的な立ち場で、 歴史の渦に翻弄される人々を「見た」という意味である。 そんなことを考えていたら、面白いシーンを目にした。 宮廷画家のゴアが、王妃に肖像画を依頼されて、 描き始める前に、王妃に訊ねる。 「どんなふうに、歴史に残りたいんですか?」 王妃は答える。「あるがままに、若く美しい姿で」 何気ない画家とモデルの会話であるで、 なぜか気になってメモをしておいたら、 肖像画完成披露のシーンで、こんな会話に出会う。 「王妃に近づいたことはないんですが、こんなに醜いんですか?」 「なぜだ? 美しい絵だよ」「絵は美しくても、王妃は違います」 ゴヤにしてみれば、王妃が望む「あるがまま」に描いたら、 やや疲れた笑みを浮かべた王妃になってしまった、ということらしい。 権力は人間を大きく変えることを、この映画は教えてくれた。 「本当の真実はどこにあるのか教えてください」 この映画のテーマとなる叫びかもしれないな。
P.S ラストシーン、言葉や文字で表現できない映像の力を痛感した。
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| 2012年09月11日(火) ■ |
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| アメリカでも「4 8 15 16 23 42」 |
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先日紹介した、3等より2等の方が購入者が多かったロト6の謎。 知人の情報提供で、意外と簡単に解けました。(笑) 答えは、世界中のファンに惜しまれつつ終了したモンスター級のTVシリーズ 「LOST」の中で、登場した宝くじの番号。「4 8 15 16 23 42」 劇中、この番号で1億5600万ドル(約130億円)を手に入れた設定らしい。 それにあやかって、同じ番号を買っていた人がアメリカでは9,078人。 当選金は、なんと150ドル(約1万2500円)だった。 日本も同じようなことを考えた人たちがいて、先日の結果となった。(ようだ) ナンバーズ3、ナンバーズ4、ミニロト、ロト6・・ みんな何気なく選んでいるようだけれど、それなりの理由がある。 先日、宝くじを「ロット違いで同じ組、同じ番号」を購入している人を知った。 売り場の女性にとっては、たいそう迷惑なお客であるが、 彼、曰く「もし当たったら、3億円が6億円になる」と言い切った。 いろいろな人が、いろいろな買い方をする宝くじ。 また買い始めようかな、あの6つの数字。(汗)
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| 2012年09月10日(月) ■ |
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| 日本は身分による標準語がある |
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書籍「日本人の知らない日本語」 (蛇蔵&海野凪子著・メディアファクトリー刊・141頁)から。 最近、日本と他国との摩擦が気になっているが、 この書籍にも、驚くような外国文化との違いが掲載されている。 例えば、試験の答案用紙の採点方法。 日本は、正解が○。間違いが×。 しかし、中国・アメリカ・フランスなどは、 ○が付いていたら「ここが間違っています」の印、 正解にチェックをつける国が多いようだ。 まさか・・と思ったのは、ゲーム機の決定ボタン。 日本は○が決定、×がキャンセル、米国版は、逆(らしい)。 面白かったのは、外国人がわからないという身分による標準語。 「武士・・でござる」「商人・・でございます」 「庶民・・だ」「芸者・・です、ます」「花魁・・そうざます」 ははは、なるほど。これは外国語より、よっぽど難しいや。(笑) 男性名詞、女性名詞なんて、悩むんじゃなかったなぁ。
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