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しもさんの「気になる一言」
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2012年07月21日(土)
女将は、包み込む力、癒す力

遅くなりましたが・・
日大市民公開講座(平成24年度上期)
講師(日本大学国際関係学部長・佐藤三武朗氏)
演題(「伊豆再発見」(伊豆から日本の近現代史は始まる))から。
「伊豆の歴史の旅を楽しみたい」という本人の弁どおり、
約1時間半、伊豆の魅力・伊豆の豊かさに触れられた。
多くのメモから私が選んだのは「女将は、包み込む力、癒す力」
「伊豆」が国民に愛される理由は、なんと言っても、
「歴史・文化・景色」が揃っているからだろう。
しかし、多くの文学者が伊豆を好んだのは、
三つの魅力のほかに「ロマンの世界」が存在したから。
言い換えると、日本にしか存在しない「女将」が、
彼らを「包み込み、癒した」からではないか、と想像できる。
岡本綺堂(新井旅館)・川端康成(湯本館・福田館)・
太宰治(安田旅館)など、作家と温泉宿との関連は深いのは、
そんなわけがありそうだ。(汗)
学部長は、最後にこうまとめた。「伊豆は、観光地として、
高齢者の憩いの場所、伊豆は世界に誇れる場所である。
日本人ばかりか、世界の人々が魂を癒すのに相応しい
魅力に溢れた場所である」と。
震災や台風などの自然災害や仕事のストレスで、
体も心も疲れ果てた人々を癒す場所として、
他の観光地と差別化をすることが大切だな、と思う。



2012年07月20日(金)
毎日が縁足! ワクワク眠ってワクワク起きる

めちゃくちゃに明るい、沼津商業高校吹奏楽部、
音楽監督・川口三郎さんのプロフィールから。
渡された名刺の表には、
「吹奏楽界の異端児、ぬまづのさぶちゃん」と書かれ、
裏には「あの鐘を鳴らすのはあなた」の一節、
「あなたに逢えて良かった・・
つまづいて、傷ついて、泣き叫んでも、
あなたには希望の匂いがする!」と記されている。
今回の気になる一言は、第11回フレッシュコンサートの
冊子に書かれていた、川口監督の「最近の好きな言葉」。
「俺より出来る奴は沢山いるけど、
俺を出来る奴はオレしかいない!」
「毎日が縁足! ワクワク眠ってワクワク起きる」
「逃げずに頑張ります!って言う人は、
基本、その場にいてくれる事が多いことに気づいた」・・
「毎日が縁足!」という言葉で、縁の大切さを表現し、
「ワクワク眠ってワクワク起きる」という感覚を、
いつまでも持ち続けたい、という彼の想いが感じられた。
こんな彼らに指導されている部員は、幸せだろう。
「座右の銘」なんてシャレたものでなくても、
自分の生き方を支えるフレーズがあると、生き方が楽になる。



2012年07月19日(木)
何があっても叱らないでください

映画「クィール」(崔洋一監督)から。
「盲導犬の本質は血統ですよ」と言われるくらい、
普通の犬から、盲導犬を育てるのは難しいらしい。
そんな苦難を乗り越え、最後は立派な盲導犬に成長した
「クィール」の一生を描いた作品である。
私が注目してたのは、最初の1年目の育て方。
生まれて数十日目から1歳までを育てる役割を受け持つ
「パピーウォーカー」という存在があることは、
その後の人生に大きな影響を与えることを教えてもらった。
その基本になる育て方は「何があっても叱らないでください」
「パピーウォーカーの役割は、子犬に人間の優しさを教え、
人間に対する親しみや信頼感を持たせること」らしい。
叱るのは、それを過ぎてから・・そんな風にも解釈できた。
人間の子育てのヒントもここにある気がしてならない。
最初は、親バカと言われようが「何があっても叱らず」、
1年間、愛情いっぱいに育てるから、子どもは親を信頼する、
それを我慢出来ずに、叱る(時には、感情にまかせて怒る)から、
子どもが情緒不安定になり、人間に親しみや信頼感を持てぬまま、
成長してしまうのではないか。
「1歳までは何があっても叱らない」、大切なことだよなぁ。
犯罪を犯す人やいじめをする人たちの1歳までの成育歴、
調べてみる必要があるかも・・。



2012年07月18日(水)
「愛」とは「関心」を示し「理解」すること

先日「人権」についての講演を聴いていて、メモした単語。
愛の反対は「憎しみ」ではなく「無関心」
これはマザー・テレサの言葉として、書籍や講演で
何度か耳にしていたのでわかっていた。
今、テレビや新聞をはじめとしたマスコミが、
「小沢一郎代議士」を目の敵にしているように見えるが、
これは「いじめ」にならないのかなぁ。
彼がどんな動きをしても「無関心」でいればいいのに、
ほんのチョットした動きでも、敏感に反応する様子は、
「もしかしたら愛があるの?」と思いたくなるのは私だけか。
ところで「愛の別名は?」と訊かれて、わからなかった。
答えは「理解」だという。
これは、なるほど〜と考えさせられた。
「愛」とは「関心」を示し「理解」すること。
そう定義すると、意外と判りやすい「単語」かもしれない。
夫婦や親子をもとより、友人・知人でも、
もしかしたらネットで知り合った人たちでも、使える定義。
人間だけでなく、動物への愛、郷土愛、祖国愛・・
基本は「関心」を示し「理解」することなんだな、きっと。



2012年07月17日(火)
こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください

映画「僕と妻の1778の物語」(星護監督)から。
原作は、SF作家・眉村卓さん。
がんで死去した夫人の実話をもとに描かれたようだ。
主演は、草彅剛さんと竹内結子さんの夫婦役だが、
そうなると、気になるのは、奥さんが銀行員だったかどうか。
メモした台詞の中で、ストーリーとは関係ないが、
面白かった会話があったからだ。
銀行員で窓口担当をしている彼女が、呟くシーンがある。
夫役の草彅さんが3万円を出金しようとした時、
「こちら3万円、今月のお小遣いです、お確かめください」
まだ物語冒頭で、ふたりの関係が夫婦と知らないまま観たので、
違和感があったのだろう。
この銀行の窓口担当は、シャレなのか、冗談なのか、
それとも、出金するお金の使い道とか、記入する欄でもあるのか、
そんなことを考えながら、なかなか面白いな、とメモをした。
その後、2人が夫婦がだとわかり、ナゾは解けたが・・・。
日常の会話ではないフレーズがメモの対象となってしまった。
他にメモしたフレーズより、インパクトがあったということ。
せっかくの感動作なのに、誠に申し訳ない。

P.S
普段あまり口にしない会話を、もう1つご紹介。
「先生、女運はいいんですね」「そうなんだ」
「男運」の話はするけど「女運」ってなかなか口にしないもの。



2012年07月16日(月)
1945年(昭和20年)7月17日未明・沼津大空襲

映画上映会があるというので、真夏日の中、汗だくになりながら、
隣市の沼津市民文化センターへ脚を運んだ。
映画は「一枚のハガキ」(新藤兼人監督)。
「撮影当時98歳という日本最高齢監督の新藤兼人が、
自らの実体験をもとに引退作として製作した戦争ドラマ」
そんな知識しかなかったが、なぜ今、この作品を?という疑問に
3つの答えが待っていた。
もちろん、戦争体験をした監督が作った戦争ドラマであり、
「戦争と平和を考える市民のつどい」らしい選択である。
もう1つは「明日の未明」いや「今晩7月16日の夜が明ける前」に
沼津市が空襲を受けたという事実。
「1945年(昭和20年)7月17日未明・沼津大空襲」
終戦記念日も大切だが、空襲を受けた地方都市は、その日は特別な日、
そう位置づけ、1年に一度、戦争を思い出すイベントとしたのだろう。
さらに驚いたことは、映画のエンドロールで確認したけれど、
この映画のロケ地の1つに「沼津市内浦・沼津市我入道」などが
選ばれていたこと。
これは、沼津にとって、とても大切なことだと思う。
伊豆や沼津を舞台にした映画「わが母の記」の宣伝もいいけれど、
こういった作品も同様に支援し、ロケ誘致だけでなく、
ロケした作品を上映していく施設整備の必要性を感じた。
夜はまた、隣市の三島市・白滝公園・桜川で、灯籠流し。
これまた多くの市民が集って、先祖に感謝するひとときを味わった。
どちらも「死」に関連したイベントであったが、
日本人らしい、歳時記だったと評価したい。
こういう文化は、次世代の人たちに伝えていかなくちゃなぁ。



2012年07月15日(日)
誰が殺してなぞやるもんか

NHK大河ドラマ「平清盛」から。
「平治の乱」で源平の戦いにも決着がつき、
友と感じていた、源義朝の子であっても、処罰する。
「新しき国づくりを邪魔するものは友の子であっても許さぬ」に
その意気込みが伝わってきた。
さらに、清盛の育ての母である池禅尼が頼朝の助命を進言しても、
「平氏の棟梁として、情に流されるわけには参りませぬ」と
やはり、意志は変わらず、断固処刑をするつもりだったに違いない。
にもかかわらず「早う、殺してくださいませ」とすがる頼朝に対して
誠の武士の姿を遠くで見ておれと、伊豆へ流罪を言い渡した。
その心変わりが顕著に表れた台詞が「誰が殺してなぞやるもんか」。
殺さないでくれ、と哀願する相手には「許さぬ」と言い、
「殺してくれ」という相手には「殺してなんかやるものか」と言う。
いろいろな想いが交錯しての判断なのであろうが、
「その場で殺さず、伊豆へ流した」ことが、その後どうなったか、
日本人なら誰でも知っている歴史へとつながっていく。
そう言う意味で今回の判断は、日本の歴史を左右する、と言っても
過言ではない判断だった、と言える気がしてならない。
この判断基準、ドラマなのか、史実に基づくのか、はたまた・・
歴史に詳しい読者様、どうかご教授を。

P.S
もう1つ、くだらない疑問かもしれませんが・・
私の記憶では「平家」「源氏」と区別しているが、
ドラマでは「平氏」「源氏」という言い方が多用されている気がする。
正式な呼び方が、あるのだろうか。(う〜ん、眠れそうもない)



2012年07月14日(土)
一騎打ちだ、英雄さん

映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」
(ジャスティン・リン監督)から。
ストーリーを追って考えれば、相手を見下しながら
ちょっぴり、相手をバカにしたような表現として
「一騎打ちだ、英雄(えいゆう)さん」と読めるのに、
一瞬の字幕に「一騎打ちだ、英雄(ひでお)さん」と
読んでしまった自分が可笑しくて、気になる一言。
「英雄」とは、非凡な事業を成し遂げる人に対して、
尊敬の意味で使われる言葉であるのだが、
「英雄」に「さん」という敬称がついてしまったから、
私の脳は咄嗟に人の名前と判断し「ひでおさん」と訳した。
別に和訳が間違っているとまでは言わないが、
1度、鑑賞し直せば気付くのでは・・とも思った。
もう1つ気になった字幕は、エンドロールのひとコマ。
「危険なカーアクションです。撮影は閉鎖された道路で、
すべてプロが行っています。絶対、マネをしないでください」
こう書かずにはいられないほど、手に汗握るカーアクション。
ちょっとハンドル捌きに自信のある若者は、
真似したがるだろうな〜と思った矢先のテロップだから、
メモしてしまった。
原題の「FAST FIVE」だけが、意味がわからず。



2012年07月13日(金)
夏休みの目的は「子ども自身によるスケジュール管理」

先日「夏休み」の意味、というか、夏休みの過ごし方について
ある会議で話があった。
「中身のある夏休みのくらしをつくるために」と題された資料に
「子ども自身によるスケジュール管理の徹底」とあった。
夏休みは、単に「暑いから勉強にならない」とか
「普段出来ない事に挑戦する」などの理由では、なさそうだ。
「学習や遊びや地域参加など、1日の暮らしの内容と方法などを
自身で決め、自身で実行する」(自らの暮らしを自らが創造する)
「基本的な生活習慣・生活のリズムを確保する」(決まりよい体内時計)
「家庭で安心安全対策の確認・・自らの手で安心・安全を確保する」
そうか、自分自身で計画を立てることが、長期休暇の意味であり、
その訓練をする期間でもあるのか、と納得した。
まぁ、計画好きの私だから、当然、夏休み前にびっしり立てるのだが、
なぜか毎年、8月31日に慌てて宿題をしていたことが思い出される。
その頃の教訓があるのかなぁ、計画は立てるだけでなく、
実行して成果を残す事が大切って、やっとわかってきた気がする。
オリンピックの選考方法と同じく、自分で計画を立てて、
それに向かって調整していく・・小さい頃から大切なんだなぁ。



2012年07月12日(木)
(誰が)これまでに経験したことがないの?

九州の記録的な大雨をテレビやラジオで確認しながら、
九州住む友人にメールしたり、熊本に住む知人に電話したり、
心が落ち着かない1日だった。
しかし、こんな時にでも、私には「気になる一言」が。(汗)
テレビを始めとしたマスコミ各社が、口を揃えたように
「経験したことのない大雨」という単語を使っていたこと。
気象庁のホームページで確認したら、
「見出しのみの短文で伝える気象情報の発表について」と題して
大雨・洪水警報や土砂災害警戒情報等で警戒を呼びかける中で、
重大な災害が差し迫っている場合に一層の警戒を呼びかける目的で
「○○豪雨に匹敵」とか「これまでに経験したことのないような大雨」と
表現することはわかったが、そんな前提知識がないまま耳にすると、
ひねくれ者の私はつい「えっ、主語は?」と訊きたくなってしまう、
単文とはいえ、主語・述語は必要ではないだろうか、と。
だから敢えて「(誰が)これまでに経験したことがないの?」を残したい。
最近、ネットや新聞の見出しも省略し過ぎて意味がわからない、と
ぼやいたばかりにのに。

P.S.
夕刊のトップ記事「ヤマダ、ベスト電気買収」の見出しだって、
「ヤマダ(電気を)、ベスト電気(が)買収」とも読めるからなぁ。
へそ曲がりですみません。(笑)